ハムラ法、裏ハムラ法

目の下のクマの原因

目の下のクマ、凹み、溝、ふくらみ(目袋)が目立つと、疲れた印象になり年齢を感じさせます。
これは女性にも男性にも起きる変化で、若い方にもクマはみられます。
海外では、30歳以上の女性の約50%が目の下のクマで悩んでいるとの調査もあります。

目の下にクマ(影クマ)ができる理由は、
♢下眼瞼皮膚の加齢性変化で皮膚や靭帯、眼輪筋がゆるみ、眼窩脂肪が突出してくるため
♢解剖学的に、眼窩下縁内側から中央は皮膚浅層の脂肪が薄く、通称tear troughと呼ばれる溝ができる構造になっているため
♢下眼瞼と頬上部は、老化現象により徐々に脂肪が減っていくため
♢眼窩および頬骨の骨が加齢と共に吸収されていくため、眼窩脂肪が余って出てくるため
などです。

軽度のクマであれば、脂肪注入やヒアルロン酸、スネコス注射、PRP注入などの選択肢がありますが、凹みやたるみが高度の場合には、手術適応となります。

施術の詳細

ハムラ法

眼窩脂肪再配置と下眼瞼皮膚切除(たるみ取り)

裏ハムラ法

経結膜眼窩脂肪再配置

手術には、下まぶたの表側を切開するハムラ法と、下瞼の裏を切開する裏ハムラ法があります。下瞼にたるみがある場合や小ジワが目立つ方にはハムラ法を、たるみがない方では裏ハムラ法を適応します。

手術方法

ハムラ法

ハムラ法は、下まぶたの睫毛のすぐ下を切開します。「ふくらみ」の原因となっている眼窩脂肪を頬骨骨膜上に移動させ、凹んでいる頬瞼溝の下にボリュームをもたせるようにして、凹凸を改善します。外反を起こさないように、皮膚は適量のみを切除します。下瞼の水平方向に弾力(ハリ)をもたせるため、眼輪筋を眼窩の骨膜に固定します。若い方や、皮膚のたるみがない方では、下まぶたの裏側の結膜を切開する裏ハムラ法を適応することもあります。

  • 下まぶたの睫毛のすぐ下を切開します
  • 眼窩脂肪を頬瞼溝(ティアトラフ)の溝に移動し骨膜に固定します(眼窩脂肪再配置)
  • 表ハムラ法の断面図
  • 眼輪筋を眼窩外側に固定し下眼瞼水平方向の弾力(ハリ)を持たせます
  • 最後に適量の皮膚を切除し、精密に縫合を行って終了です

裏ハムラ法

  • 下まぶたの裏を1.5cm程切開します
  • 眼窩脂肪を頬瞼溝(ティアトラフ)の溝に移動し骨膜に固定します(眼窩脂肪再配置)
  • 裏ハムラ法の断面図

合わせて行うおすすめの施術

  • 脂肪注入(ナノコンデンスファット)
  • 糸リフト

施術の詳細

手術時間 1.5〜2時間程度
麻酔 局所麻酔・静脈麻酔
(局所麻酔だけでも可能ですが、静脈麻酔をおすすめしております)
ダウンタイム 当日はお休みいただき、冷却を行っていただきます。
術後2〜3日目より、軽めのお仕事には復帰できます。
7日程度は腫れや内出血が出ることがありますが、時間とともに引いていきます。
通院 手術の翌日にキズのチェック、術後6〜7日目に抜糸
(裏ハムラ法では抜糸は不要です)
メイク アイメイクは、術後7日目頃から可能です。
洗顔・シャワー シャワーは手術の翌日から可能です。
洗顔は2日目から可能です。
温泉、サウナ、長時間の入浴、運動などは1週間ほど控えていただく必要があります。

料金

ハムラ法 両眼 550,000円
裏ハムラ法 両眼 550,000円

※ 他院修正では治療内容の複雑さや難易度により10〜20%の料金加算あり

リスク・合併症

腫れ、内出血、出血、血腫、感染、結膜浮腫、下まぶたの外反、つっぱり感、目の乾燥感、左右差、膨らみの改善不足、わずかな凹凸の残存、外反など

注意点

一時的に外反などの合併症をきたすことがあります。

※料金は全て税込です。

ページ上部へ