下顎角形成術(エラ削り)

エラが張っていると、顔の下半分の横幅が大きく見え、男性的で強い印象になります。エラを削ることで、下顎からフェイスラインが細っそりし、優しくすっきりとした印象のお顔立ちになることができます。エラ削りとともにオトガイ骨切りを行うV-line形成では、アゴの先からエラまでのフェイスライン全体を形成することも可能です。

こんな症状でお悩みの方に

  • エラが張っているため、輪郭(フェイスライン)が四角く大きい。
  • 柔らかい印象の輪郭(フェイスライン)にしたい。
  • エラのせいで顔が大きく見えるため、小顔にしたい。
  • バランスのとれた顔の輪郭に整えたい。

術前にCT検査を行い、患者様本人の3次元立体モデル(模型)を作成します。患者様のご希望に沿って、この模型に骨切り線を手術前に設定しておきます。これにより、オトガイ神経の損傷を回避し、安全に手際よく骨切りを行うことが可能となります。
エラ削りでは、エラ(下顎角部)の形態に応じて手術方法を決定します。下アゴ全体のバランスを整形しますので、同時にオトガイ形成術も行うこともあります。

手術方法

下顎角形成術(エラ削り)


全身麻酔下に手術を行います。口腔内の左右外側を3~4cm程切開し、下顎角部を露出します。皮膚切開で外から骨切りを行う場合もあります。手術前に計画していた骨切り線を目安に骨切りを行います。段差が生じないよう下顎の縁のラインを丁寧に仕上げます。骨膜を吸収性の糸で縫合し、口の粘膜を縫合して終了します。

施術の詳細

圧迫固定 術後7日間前後はフェイスバンドで圧迫し腫れを予防します。
ドレーンチューブ
(血抜きの管)
広範囲の骨切りでは、血腫予防のためドレーンチューブを留置します。
ドレーンチューブの抜去、傷のチェックで、術後の来院が必要です。
痛み 術後の痛みは軽い鈍痛で、2~3日目がピークで徐々に軽減します。
鎮痛薬を内服していただきます。
術後3〜4日はクーリング(冷却)を行っていただきます。
腫れ 1週間をピークに2週間程度で引きます。
術後3〜4日はクーリング(冷却)を行っていただきます。
術後のケア
生活上の注意点
術後は約2〜3週間、うがいを行って頂きます。
食後の歯磨きを行い、口腔内を清潔に保ってください。
手術前後の1ヶ月間は、飲酒・禁煙をお控えください。
術後1ヶ月程は、硬い食べ物をお控えください。
抜糸 口腔内は吸収性の糸で縫合しますが、当院では抜糸を行っております。
通院 翌日、2週間後、1か月後、6か月後
翌日〜術後2日頃にドレーンチューブを抜去します。
シャワー・入浴 シャワーは翌日から、入浴は3日後から可能です。

リスク・合併症

痛み、腫れ、赤み、内出血(1〜2週間)、術後出血、血腫、創感染、創離開、糸の感染、蜂窩織炎、骨髄炎、輪郭不整(骨の段差を触れる)、左右差、皮膚のたるみ、浮腫み、形態の変化、アゴの違和感、一時的な開口障害、下唇・顎周囲の感覚麻痺*、口唇の擦過傷・熱傷など
*オトガイ神経麻痺による下唇・顎周囲の感覚麻痺が、程度の差はありますが、一時的または永続的に発生する可能性があります。感覚麻痺は、通常、術後3〜6ヶ月程度で徐々に回復しますが、症状によっては内服薬を処方します。

料金

下顎角形成術(エラ削り) 980,000円〜1,100,000円
Vライン形成(エラ〜オトガイ部削り) 1,360,000円〜1,480,000円

※他院修正は20%加算

※料金は全て税込です。

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