オトガイ形成術(顎骨切り)

輪郭形成術は、美容外科手術の中でも最も難易度の高い専門分野で、高度な技術と経験が要求されます。また、形成外科学を基盤とした頭蓋顎顔面の解剖学的知識と、歯科口腔外科領域に及ぶ幅広い知識が要求されます。術前のセファロ分析、3D-CT検査による診断及び顔貌変化のシミュレーションが必要となります。当院は同ビル内に歯科医院を併設しているため、ワンストップでの輪郭形成手術、矯正治療が可能となります。
当院の輪郭形成チームは、輪郭形成術を専門としているエキスパートの口腔外科医、美容外科医、麻酔科専門医、矯正歯科医による専門チームです。安全で質の高い輪郭形成術をご提供させていただきますので、お顔の輪郭でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。他院修正にも対応いたします。

施術の詳細

オトガイ形成術は、顎先の形を整える手術です。顎先を様々な方向へ動かし、短縮、後退、細く、前進、延長させることができます。これにより、横顔のプロファイルが整い、美的バランスの取れた顔貌に近づけることができます。

こんな症状でお悩みの方に

  • 顎先が突出しすぎている、長い(いわゆる“しゃくれ”の状態)
  • 顎先が短い(顎の後退、小顎)
  • 顎先が曲がっている
  • 顎先が大きい
  • 顎先が割れている(割れ顎)

オトガイ形成術では、術前にCT検査を行い、患者様本人の顎の3次元立体モデル(模型)を作成します。手術前にあらかじめ、この模型に骨切り線を設定しておき、オトガイ神経の損傷を避け、安全に手際よく骨切りを行います。
手術法は、顎の形にあわせて手術方法を決定します。顎先の幅が広い場合には、正中部を切除する中抜きやT字型骨切りを行います。エラが張っている患者様では、同時にエラ削りも行うことが多くなります。 しかし、顎の形の症状は患者様によって様々ですので、同じ症状でも手術法が異なってくる場合があります。

手術方法

オトガイ水平骨切り(中抜き短縮)

オトガイ短縮

オトガイ水平骨切り(前進)

全身麻酔下に手術を行います。口の中の下唇の裏側に5cm程の切開を入れます。骨膜下に剥離し、下顎骨オトガイ部を露出します。術前に計画していた骨切り線を目安に骨切りし、移動させ、チタン性のプレートで固定します。外側に生じた段差からエラにかけての骨のラインを削り、スムースな輪郭を形成します。吸収性の糸で創部を縫合し終了します。

施術の詳細

麻酔 全身麻酔
手術時間 2〜3時間
【術後】  
圧迫固定 術後3〜4日間はフェイスバンドで圧迫し腫れを予防します。
ドレーンチューブ
(血抜きの管)
広範囲の骨切りでは、血腫予防のためドレーンチューブを留置します。
ドレーンチューブの抜去、傷のチェックで、術後の来院が必要です。
痛み 術後の痛みは軽い鈍痛で、2~3日目がピークで徐々に軽減します。
鎮痛薬を内服していただきます。
術後3〜4日はクーリング(冷却)を行っていただきます。
腫れ 1週間目をピークに2週間程度で引きます。
術後3〜4日はクーリング(冷却)を行っていただきます。
術後のケア
生活上の注意点
術後は約2〜3週間、うがいを行って頂きます。
食後の歯磨きを行い、口腔内を清潔に保ってください。
手術前後の1ヶ月間は、飲酒・禁煙をお控えください。
術後1ヶ月程は、硬い食べ物をお控えください。
抜糸 吸収性の糸で縫合しますが、当院では抜糸を行っております。
通院 翌日、2週間後、1か月後、6か月後
翌日にドレーンチューブを抜去します。
シャワー・入浴 シャワーは翌日から、入浴は3日後から可能です。

リスク・合併症

痛み、1〜2週間程の内出血、腫れ、血腫、創感染、創離開、プレート感染、糸の感染、骨髄炎、蜂窩織炎、プレート周囲の仮骨形成、骨の段差を触れる、プレートの脱落、皮膚のたるみ、浮腫み、形態の変化、アゴの違和感、下唇・顎周囲の感覚麻痺*、唇の擦り傷、固定した金属プレートがレントゲンやCTに写るなど
*オトガイ神経麻痺による下唇・顎周囲の感覚麻痺が、程度の差はありますが、一時的または永続的に発生する可能性があります。感覚麻痺は、通常、術後3〜6ヶ月程度で徐々に回復しますが、症状によっては内服薬を処方します。

料金

オトガイ骨切り術(アゴ削り) 880,000円
オトガイ骨切り術(中抜き) 1,100,000円
オトガイ骨切り術(T字抜き) 1,320,000円

※他院修正は20%加算

※料金は全て税込です。

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