顔の脂肪注入は、加齢によるボリュームロスだけでなく、外傷や手術後に生じた頬の陥没・左右差の修正にも有効な治療法です。

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

今回は、頬の陥没変形に対して脂肪注入を行い、術後12か月まで経過を確認した症例をご紹介します。

頬の陥没変形に対する脂肪注入

頬の陥没は、単純に皮下脂肪が少ないだけとは限りません。

外傷や手術後では、骨格の変化に加えて、皮下脂肪や筋肉、瘢痕など複数の組織が関与し、顔の輪郭に左右差が生じることがあります。

このような症例では、陥没している部分を単純に膨らませるのではなく、顔全体の輪郭や反対側とのバランスを見ながら、必要な部位に脂肪を少量ずつ注入することが重要です。

脂肪注入のメリット

脂肪注入では、ご自身の腹部や大腿などから採取した脂肪を使用します。

ヒアルロン酸などの注入治療とは異なり、移植した脂肪の一部が生着すれば、長期的なボリューム改善が期待できます。

一方で、注入した脂肪がすべて生着するわけではありません。術後早期には腫れも加わるため、最終的な輪郭を判断するには一定期間の経過観察が必要です。

そのため当院では、「たくさん入れて膨らませる」のではなく、自然な輪郭を目指して適切な量を適切な層に注入することを重視しています。

術後12か月の経過

今回の症例では、頬の陥没部を中心に脂肪注入を行いました。

術後12か月では、頬のボリュームが保たれ、側面から見た陥没が改善しています。

特に脂肪注入では、術直後の変化だけではなく、腫れが落ち着き、脂肪の生着が安定した長期経過を確認することが重要です。

過度に膨らませることなく、顔の輪郭に自然になじむ仕上がりを目指しています。

加齢による頬のこけにも

脂肪注入は、外傷後の陥没だけを対象とした治療ではありません。

加齢に伴って生じる、

  • 頬のこけ
  • こめかみの陥凹
  • 中顔面のボリューム減少
  • 顔全体のやせた印象
  • 左右差

などに対しても適応を検討できます。

顔の若返りでは、皮膚のたるみだけでなく、加齢に伴う顔面のボリューム変化を評価することも重要です。

フェイスリフトなどによる「引き上げ」が適しているのか、脂肪注入による「ボリューム補正」が必要なのか、あるいは両者を組み合わせるべきなのかは、顔の状態によって異なります。

自然な仕上がりを目指した脂肪注入

顔の脂肪注入では、注入量が多ければよいというものではありません。

骨格、皮下組織の厚み、陥没の位置、左右差、加齢変化などを総合的に評価し、その方の顔立ちに合った自然な立体感をつくることが大切です。

当院では、さまざま角度から顔全体の輪郭、その方の印象などを評価し、必要に応じて脂肪注入、フェイスリフト、輪郭形成など複数の選択肢から治療方法をご提案できます。

頬のこけや顔の左右差、外傷・手術後の陥没などでお悩みの方はご相談ください。


施術名: 顔面脂肪注入(頬)
料金:頬 352,000円(税込)
主なリスク・副作用: 腫れ、内出血、疼痛、感染、左右差、しこり、石灰化、脂肪の吸収、過矯正・低矯正、脂肪の吸収など
経過: 術後12か月
治療回数: 3回
※治療効果や脂肪の生着の程度、必要回数には個人差があります。

【執刀医・解説医師】
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

【山道医師の主な学術業績】 

🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。

📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得

⚠️ 【注意事項・リスク】 

※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。

🏥 【クリニック情報・ご予約】

パールスキンクリニック天神 

📍 住所:福岡県福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 

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⏰ 診療時間:10:00〜19:00

🗓 休診日:水・日・祝日

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下顎角形成術(エラ削り)のポイント|パールスキンクリニック天神(福岡)山道医師が解説

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

「エラが張って顔が四角く見える」
「正面から見た下顔面の横幅を小さくしたい」
「横顔のエラの張りを改善したい」

このようなお悩みに対して行われる輪郭形成手術の一つが、エラ削り(下顎角形成術:mandibular angle reduction)です。

エラ削りという名称から、「出っ張っている骨を削る手術」というイメージを持たれる方も多いと思います。

しかし、実際の手術では、単純に骨の表面を削るだけでは十分ではありません。

下顎角の張り出しが骨格的に強い場合には、適切に設定した骨切りラインに沿って、突出した下顎角を切除することが重要です。

そして美容的な輪郭形成では、単に「たくさん骨を切ればよい」というものでもありません。

どこから骨切りを開始し、どのようなカーブで下顎角を切除し、下顎体部へどう滑らかにつなげるか。

この骨切りラインの設計が、自然なフェイスラインを形成するうえで非常に重要になります。


エラが張って見える原因は人によって異なります

「エラ張り」と一言でいっても、その原因は一つではありません。

代表的なものとして、

  • 下顎角そのものの外側・後方への突出
  • 下顎体部の横方向への張り出し
  • 咬筋の発達
  • オトガイの幅や位置
  • 皮下脂肪などの軟部組織
  • 顔全体の縦横比

などが関係します。

咬筋の発達だけが主な原因であればボツリヌストキシン治療が適している場合もありますが、下顎骨自体、つまり骨の張り出しが大きい場合には、筋肉への治療だけでは不十分であり、下顎角形成術などの骨格に対する治療の適応となります。

重要なのは、まず「エラが張って見える原因」を診断することです。

close up of beauty woman tooth on the gray background

エラ削りは「どこを、どのラインで、どれだけ切るか」が重要

下顎角の突出が強い場合、骨の表面を少し削るだけでは、側面から見たエラの張りが十分に改善しないことがあります。

このようなケースでは、術前に骨切りラインを設定し、張り出した下顎角を適切な位置で切除する必要があります。

当院では、術前の診察やCT画像などをもとに、

「どこから骨切りを開始するか」
「どのようなカーブで下顎角を切除するか」
「下顎体部へどのようにつなげるか」

を検討します。

特に重要なのが、下顎角から下顎体部へ続くラインの連続性です。

下顎角だけを局所的に切除すると、切除した部分と残した下顎体部との間に段差が生じ、不自然な輪郭になる可能性があります。

そのため、下顎角の突出を適切に切除すると同時に、必要に応じて周囲の骨を整え、下顎下縁が滑らかにつながるように仕上げていくことが重要です。


「たくさん削る」だけが良い手術ではありません

エラ削りについて、「できるだけ小顔にしたいので、たくさん骨を削ってほしい」と希望されることがあります。

しかし、美容外科における輪郭形成では、骨の切除量が多ければ多いほど良いわけではありません。

過度に下顎角を切り上げてしまうと、本来存在する下顎角の形態が失われ、不自然な輪郭となる可能性があります。

また、骨格だけではなく、その上を覆っている咬筋、皮下組織、皮膚などの軟部組織とのバランスも考える必要があります。

私たちが重視しているのは、

「お一人おひとりのお顔の骨格に合うように、必要な骨を適切なラインで削ること」

です。

突出した部分は十分に切除する。一方で、必要のない部分までは過剰に切除しない。

このバランスが重要です。

症例紹介

術後1ヶ月:下顎角(エラ)の張りが解消されました。

【施術内容】下顎角形成術 110万円(税込)
【主なリスク・副作用】痛み、腫れ、赤み、内出血(1〜2週間)、術後出血、血腫、創感染、創離開、糸の感染、蜂窩織炎、骨髄炎、輪郭不整(骨の段差を触れる)、左右差、皮膚のたるみ、浮腫み、形態の変化、違和感、一時的な開口障害、下唇・顎周囲の感覚麻痺*、口唇の擦過傷・熱傷など
*オトガイ神経麻痺による下唇・顎周囲の感覚麻痺が、程度の差はありますが、一時的または永続的に発生する可能性があります。感覚麻痺は、通常、術後3〜6ヶ月程度で徐々に回復しますが、症状によっては内服薬を処方します。
※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。


正面と側面では、エラ張りの見え方が違います

エラ削りを検討するときに、もう一つ重要なのが正面と側面を分けて評価することです。

側面から見た下顎角の突出を改善することと、正面から見た下顔面の横幅を狭くすることは、必ずしも同じではありません。

例えば、下顎角が後下方へ強く突出している方では、適切な下顎角切除によって側面の輪郭が大きく変化する可能性があります。

一方、正面から見た横幅には、下顎角だけではなく、

下顎体部の幅、外側皮質骨の厚み、咬筋の厚み

なども影響します。

状態によって、外板切除やVライン形成など、必要な術式が変わります。


エラ削りだけでなく、下顎体部・オトガイ・頬骨まで考える

顔の輪郭は、下顎角だけで構成されているわけではありません。

下顎角 → 下顎体部 → オトガイ

という一連のラインによって、下顔面の輪郭は形成されています。

例えば、下顎角だけを小さくしても、オトガイの横幅が広かったり、オトガイが後退していたりすると、希望するフェイスラインにならない場合があります。

反対に、オトガイが小さい方に対して下顎角を過度に切除すると、顔全体としてのバランスが崩れる可能性があります。

そのため、必要に応じて下顎角形成術だけでなく、下顎体部のcontouringやオトガイ形成術頬骨縮小を組み合わせて検討します。

輪郭形成では一部分だけを見るのではなく、顔全体の骨格バランスを評価することが重要です。


CTで骨格と下歯槽神経の位置を確認します

エラ削りでは、美容的なデザインだけで骨切りラインを決定することはできません。

下顎骨の内部には、下唇やオトガイ周囲の知覚に関係する下歯槽神経(inferior alveolar nerve)が走行しています。

この神経が通る下顎管の位置には個人差があります。

そのため、術前CTなどを用いて、

  • 下顎角・下顎体部の形態
  • 左右差
  • 骨の厚み
  • 下顎管の走行
  • オトガイ孔の位置
  • 希望する骨切りラインとの位置関係

などを評価します。

「美容的にどこを切りたいか」と「解剖学的にどこまで安全に切除できるか」の両方を考えて骨切りラインを決定することが重要です。


エラ削りの手術方法

一般的には口腔内から下顎骨へアプローチするため、顔の表面に大きな切開創を作らずに手術を行うことが可能です。骨切線や必要に応じて、皮膚側を切開するケースもあります。

術前に計画した骨切りラインを確認しながら下顎角へアプローチし、骨切りを行います。

当院では症例に応じて、骨切り・骨削りに超音波骨切削機器(ピエゾサージェリー)などを使用します。

突出した下顎角を切除した後は、切除断端や下顎体部との移行部を確認し、必要に応じて骨表面を整えます。

ここでも重要なのは、単純に骨を切り取ることではなく、最終的な下顎下縁のラインを確認しながら仕上げることです。


エラ削りのリスク・合併症

下顎角形成術は、下顎骨を直接切除する手術です。

そのため、腫れや内出血だけではなく、骨切り手術特有のリスクについても理解したうえで手術を検討する必要があります。

主なリスク・合併症として、

  • 腫れ
  • 内出血
  • 疼痛
  • 血腫
  • 感染
  • 左右差
  • 知覚鈍麻・しびれ
  • 下歯槽神経障害
  • 過矯正・低矯正
  • 骨切り部の段差
  • 軟部組織のたるみ

などの可能性があります。

特に下歯槽神経の位置と骨切りラインとの関係は重要であり、術前画像による評価が必要です。

また、顔の形は骨だけで決まるわけではありません。

骨を切除した後に、その上を覆う咬筋や皮膚・皮下組織(脂肪・筋肉)がどのように収縮するかも術後の輪郭に影響します。


自然なエラ削りのために大切なこと

エラ削りは、「エラの骨をできるだけ大きく切り取る手術」ではありません。

大切なのは、

突出している下顎角部を、適切な骨切りラインで正確に切除する。

ことです。

そして、下顎角だけではなく、下顎体部からオトガイまで続くフェイスライン全体を一つの輪郭として設計することが重要です。

当院では、診察やCT画像などから骨格、左右差、下顎管の走行、軟部組織の状態を評価し、一人ひとりに適した骨切りラインを検討しています。


福岡でエラ削り・下顎角形成術をご検討の方へ

パールスキンクリニック天神では、エラ削り(下顎角形成術)をはじめ、オトガイ形成術、頬骨形成術などの顔面輪郭形成を行っています。

エラ張りの原因は患者様によって異なるため、すべての方に同じ骨切りライン、同じ切除量が適しているわけではありません。

「どの骨を、どのラインで切除することがその方の輪郭に適しているか」。

骨格と軟部組織の両方を評価し、下顎角からオトガイまでのバランスを考えながら手術計画を立てることが、自然な輪郭形成には重要だと考えています。

エラの張りや下顔面の輪郭でお悩みの方は、診察時にご相談ください。

🏥 パールスキンクリニック天神
美容外科・美容皮膚科・形成外科
院長 山道 光作

🏅 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️ 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️ 医学博士

元 福岡山王病院 形成外科 医長
元 福岡大学医学部 臨床准教授

👨‍⚕️ パールスキンクリニック天神について

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)の院長が、カウンセリングから施術・アフターケアまで一貫して担当いたします。

解剖学的知見に基づき、お一人おひとりのお顔の構造や状態、バランスに合わせた最適な治療方針をご提案いたします。形成外科・口腔外科・矯正歯科による輪郭専門チームが対応いたします。

まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。

【執刀医・解説医師】
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

【山道医師の主な学術業績】 

🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。

📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得

⚠️ 【注意事項・リスク】 

※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。

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オトガイ形成(顎形成術)とは?|適応・Eライン・顎が小さい/長い場合の治療を形成外科専門医が解説

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

「顎が小さい」「横顔のバランスが気になる」「口元が出て見える」「顔をもう少しすっきり見せたい」といったお悩みでは、鼻や口元だけでなく、オトガイ(あご先)の位置や形態が関係していることがあります。

オトガイは顔の最下部に位置し、正面から見た顔の長さや輪郭だけでなく、横顔のプロファイル、口唇との位置関係、フェイスラインなど、顔全体のバランスに影響する重要な解剖学的構造です。

オトガイ形成術(genioplasty)は、このオトガイ部の骨を骨切りし、前後・上下・左右などへ移動させることで、顔全体との調和を考えながら顎先の位置や形態を調整する手術です。

一般には「顎を前に出す手術」と認識されることが多いのですが、実際のオトガイ形成はそれだけではありません。

顎を前方へ移動する、短くする、長くする、後方へ移動する、左右差を調整する、幅を調整するなど、骨格に応じてさまざまなデザインが可能です。

そのため重要なのは、「何mm動かすか」だけではありません。

顔全体の骨格、咬合、下顎骨角部(エラ)を含めた下顎形態、軟部組織、下顎下縁との連続性まで含めて立体的に評価することが重要になります。

asymmetry chin before and after

オトガイ形成術(genioplasty)とは?

オトガイ形成術は、下顎骨の歯列より下方にあるオトガイ部を骨切りし、骨片を計画した位置へ移動させて固定する手術です。

代表的な術式がsliding genioplasty(スライディング・ジェニオプラスティ)です。

骨切りしたオトガイ骨片そのものを移動させるため、人工物を使用して顎先を形成する方法とは手術の考え方が異なります。

移動方向によって、主に以下のような調整が可能です。

顎の状態オトガイ形成で行う主な調整
顎が後退している前方移動(advancement)
顎が前に出ている後方移動(setback)
顎が長い垂直的短縮(vertical reduction)
顎が短い垂直的延長(vertical lengthening)
顎が左右にずれている左右方向への移動
顎先が広い幅・形態の調整
後退+長さなど複合的な問題前後・上下方向を組み合わせて調整
close up of surgery woman asymmetry chin before and after on the blue background

つまりオトガイ形成は、単純な「顎を出す手術」ではなく、下顔面の三次元的な骨格バランスを調整する手術と考えた方が正確です。


オトガイ形成が適しているのはどのような人?

1.顎が小さい・後退している

横顔を見たときに顎先が後方に位置している状態です。

医学的にはmicrogenia(小オトガイ症)やretrogenia(オトガイ後退)などと表現されます。

オトガイが後退すると、実際には上顎や口唇が著しく突出していなくても、相対的に口元が前に出て見えることがあります。

このような場合、鼻や口唇だけを見るのではなく、オトガイを含めて顔全体のプロファイルを評価することが重要です。

2.顎が長い

オトガイの垂直的な高さが大きい場合には、顔の下1/3が長く見えることがあります。

この場合、単純に顎先を削るだけではなく、骨切りによってオトガイの高さを短縮するreduction genioplasty / vertical reduction genioplastyが選択肢になります。

ただし、「顔が長い=オトガイが長い」とは限りません。

上顎の垂直的過成長、下顎骨全体の形態、咬合、下顔面軟部組織などによっても顔は長く見えます。

そのため、原因がオトガイ単独にあるのか、上下顎を含めた骨格にあるのかを区別する必要があります。上下顎の長いケースでは、2 jaw surgery(両顎手術)の適応になることもあります。

3.顎が短い

顎先の垂直的な高さが不足している場合には、顔の下1/3が短く見えることがあります。

必要に応じてオトガイ骨片を下方へ移動させ、垂直方向の長さを調整します。

ただし、垂直方向の移動では軟部組織の反応も考慮する必要があります。

骨を何mm動かしたら皮膚表面も同じだけ動く、という単純な関係ではありません。

4.顎先の左右差・顔面非対称

オトガイが顔面正中から左右に偏位している場合には、左右方向への骨片移動によって調整できることがあります。

ただし、顔面非対称ではオトガイだけが偏位しているとは限りません。

下顎骨全体の偏位、下顎角の左右差、咬合平面の傾斜、上顎の左右差などが関係していることもあります。

そのため、必要に応じて写真だけでなくCTなどを用いて、オトガイ単独の問題なのか、下顎骨あるいは上下顎全体の問題なのかを評価します。


Eラインだけでオトガイ形成の適応を決めるわけではありません

美容医療では横顔を評価する指標として、いわゆるE-line(esthetic line)がよく知られています。

Eラインは鼻尖とオトガイを結んだ線と口唇との位置関係を評価する方法で、横顔を考える際の一つの参考になります。

しかし、オトガイ形成のデザインをEラインだけで決定することは適切ではありません。

なぜなら顔貌には、鼻の高さ・長さ、上顎と下顎の位置、歯槽骨の突出、口唇の厚さ、オトガイの高さ、オトガイ軟部組織の厚さ、下顎下縁の形態など、多くの要素が関係するからです。

したがって、Eラインはあくまで評価項目の一つとして考え、顔全体のプロポーションの中でオトガイの位置を決定することが重要です。


オトガイ形成では「骨」と「軟部組織」の両方を考える

ここはオトガイ形成を理解するうえで非常に重要なポイントです。

私たちが実際に外から見ている「顎の形」は骨そのものではありません。

下顎骨の上には、骨膜、筋肉、皮下組織、脂肪、皮膚などの軟部組織が存在します。

したがって、

骨を5mm動かしたから、見た目も必ず5mm変化する

とは限りません。

オトガイ前方移動後の軟部組織反応については以前からセファロ分析が行われており、硬組織の移動量に対して軟部組織が一定割合で追従することが報告されています。

一方、その比率には研究間・患者間でばらつきがあり、特に垂直方向では予測性が低くなります。

つまり手術計画では、骨の移動量だけではなく、

「その骨移動に対して、軟部組織がどのように反応するか」

まで考える必要があります。


オトガイ形成と顎プロテーゼの違い

顎を前方へ出す方法には、大きく分けて、

① 骨を移動するオトガイ形成術
② シリコンなどのインプラントを挿入する方法

があります。

両者は同じ「顎を出す治療」でも、原理が異なります。

顎プロテーゼは骨を切らずにボリュームを追加できる一方、基本的には人工物によって前方へのprojectionを増加させる治療です。

これに対して骨切りによるオトガイ形成では、自分自身の下顎骨を移動させるため、前後方向だけでなく上下・左右方向を含めた三次元的な位置調整が可能です。

したがって、「どちらが絶対的に優れているか」ではなく、どの方向に、どの程度、どのような形態変化が必要なのかによって治療法を選択することが重要です。

また、顎プロテーゼは人工物であるため、感染のリスク、ずれるリスクなどがあるため、当院ではオトガイ形成術を第一選択としてご提案しています。


ヒアルロン酸とオトガイ形成はどう違う?

軽度のオトガイ後退であれば、ヒアルロン酸注入によって顎先のprojectionを補う方法もあります。

注入治療は骨切りを必要とせず、ダウンタイムが比較的短いという利点があります。

一方で、ヒアルロン酸はあくまで一時的な治療であり、1〜2年で吸収されてしまいます。さらに感染や血行障害などのリスクもゼロではありません。

軟部組織にvolumeを追加する治療であり、骨格そのものの位置を変えるわけではありません。

「下顎骨そのものの位置・高さ・左右差を修正したい」という場合では、オトガイ形成術(骨切り術)の適応となります。


オトガイ形成で重要なのは「顎先だけ」を見ないこと

オトガイ形成を行う際に重要なのが、下顎骨全体との連続性です。

オトガイ骨片を移動すると、移動量や方向によっては、骨片とその後方にある下顎体との間に段差(step)が生じます。

そのためオトガイ形成では、

「顎先が理想的な位置に来たか」

だけでは十分ではありません。

正面、斜位、側面から見たときに、オトガイから下顎体、さらに下顎角へ続く輪郭がどのようにつながるのかを評価する必要があります。


自然な仕上がりを重視した輪郭形成

輪郭形成では、単に骨を多く削るだけでは良い結果は得られません。
骨格だけでなく、その上に存在する筋肉・骨膜・皮下組織などの軟部組織も顔貌を構成しています。

したがって、骨格と軟部組織の双方を考慮し、適切な手術計画をたてる必要があります。


オトガイ形成でCT・セファロ分析が重要な理由

オトガイ形成では、正面・側面写真だけでは評価できない情報があります。

特に重要なのが、

  • オトガイの前後的位置
  • オトガイの垂直的高さ
  • 左右差
  • 下顎骨の幅
  • 下顎下縁の形態
  • 歯根との位置関係
  • mental foramen(オトガイ孔)の位置
  • 下顎管との位置関係
  • 上下顎骨の位置
  • 歯列・咬合
  • 口唇の状態

などです。

オトガイ神経は下顎骨内を走行する下歯槽神経から分岐し、オトガイ孔から出て下口唇・オトガイ周囲の知覚に関与します。

したがって、骨切り線を設定する際には、歯根やオトガイ孔などの重要な解剖学的構造との位置関係を確認する必要があります。

特に左右差を伴う症例や複雑な骨格形態では、三次元的なCT評価が有用です。


オトガイ形成だけでは治療できない場合もあります

ここも非常に重要です。

顎が小さく見える患者さんのすべてが、オトガイ形成の適応になるわけではありません。

例えば、下顎骨全体が後退しているmandibular retrognathiaでは、オトガイだけを前方へ移動しても、根本的な骨格・咬合の問題は改善しません。

反対咬合、上顎前突、下顎後退、顔面非対称など、上下顎骨と咬合に問題がある場合には、Le Fort I型骨切り術や下顎枝矢状分割術(SSRO)などの両顎手術(2 jaw surgery )・顎矯正手術(orthognathic surgery)を検討することがあります。

つまり、

オトガイ形成は「顎先」の位置を変える手術であり、「下顎骨全体」の位置を変える手術ではありません。

この適応判断は非常に重要です。


オトガイ形成の傷跡はどこにできますか?

一般的なオトガイ形成では、口腔内からアプローチします。

そのため、通常は顔の皮膚表面に大きな切開創を作る必要はありません。

口腔前庭部を切開して下顎骨へ到達し、計画した位置で骨切りを行います。

骨片を予定した位置へ移動した後、プレートやスクリューなどを用いて固定します。


オトガイ形成の主なリスク・合併症

オトガイ形成は確立された術式ですが、外科手術である以上、合併症の可能性があります。

代表的なものとして、

腫脹、疼痛、出血・血腫、感染、左右差、骨片の偏位、骨癒合不全、輪郭の不整、歯根損傷、知覚異常、オトガイ神経障害、プレート・スクリューに関連する問題、軟部組織の下垂

などが挙げられます。一般的には、感染や血腫、感染などは3~5%未満の比較的稀な合併症となります。

特に一時的な下口唇・オトガイ周囲の知覚変化は、人によっては半年〜1年ほど残ることがあり、内服薬での治療などで対処していきます。


Chin ptosis(顎先の軟部組織下垂)について

オトガイ形成では骨だけではなく、mentalis muscle(オトガイ筋)を含む軟部組織の扱いも重要です。

オトガイ部の軟部組織支持が不十分になると、骨格上の顎先に対して軟部組織が下垂する、いわゆるchin ptosisやwitch’s chin deformity(魔女顎)の原因となることがあります。

そのため、骨を理想的な位置へ移動させるだけでなく、軟部組織をどのように温存し、適切に再固定するかも手術結果を左右します。

オトガイ形成を「骨だけの手術」と考えないことが重要です。


オトガイ形成では何mm動かすのが正解ですか?

これは診察でよく聞かれる質問ですが、すべての患者さんに共通する「正解のmm数」はありません。

例えば同じ5mmの前方移動であっても、

鼻が高い人、鼻が低い人、口唇突出がある人、オトガイ軟部組織が厚い人、下顔面が長い人

では、術後の見え方が異なります。

さらに、前方移動量と軟部組織の変化量も完全な1:1ではありません。

したがって、単純に「○mm出せば美しい顎になる」と考えるのではなく、患者さんそれぞれの骨格と軟部組織に合わせて移動方向と移動量を設定することが重要です。


顎が小さい場合、オトガイだけを前に出せばよいとは限りません

オトガイ形成を検討する際には、「顎が小さい」という見た目だけから術式を決定しないことが重要です。

例えば、後退していて縦にも短い顎と、

後退しているが縦には長い顎では、同じ前方移動だけを行っても結果は異なります。

前者では前方+下方への調整が必要になる可能性がありますし、後者では前方移動と垂直的短縮を組み合わせた方が顔貌のバランスを整えやすいことがあります。

つまりオトガイ形成では、

「前に出すかどうか」ではなく、「三次元的にどこへ移動させるか」

を考えることが重要です。


オトガイ形成とVライン形成の違い

オトガイ形成とVライン形成は混同されることがありますが、同じ手術ではありません。

オトガイ形成は主として顎先の位置・高さ・幅・左右差を調整する手術です。

一方、いわゆるVライン形成では、オトガイだけでなく下顎体や下顎角を含めた下顔面全体の輪郭を調整することがあります。

重要なのは、すべての患者さんに広範囲な下顎骨切除が必要なわけではないという点です。

オトガイ形成単独で十分な場合もあれば、オトガイ周囲の限定的なcontouringを加えた方が自然な場合、さらに下顎角まで含めた輪郭形成が適している場合もあります。

必要な手術範囲は、患者さんの骨格によって異なります。

適応は医師が診察の上で判断し、治療プランをご提案させていただきます。


3Dシミュレーションを用いた術前イメージの共有

オトガイ形成では数mmの骨移動でも、横顔や下顔面の印象が変化します。

そのため、必要に応じてCT、レントゲン、顔貌写真、3Dシミュレーションなどを組み合わせて術前評価を行います。

3Dシミュレーションの重要な役割は、患者さんが希望する形態と、医師が医学的に実現可能と判断する形態を可視化し、術前に両者のイメージを共有することです。

「術後が完全にシミュレーション通りになる」と保証することではありません。

特にオトガイでは、前後方向だけでなく、垂直方向、正面から見た幅、鼻・口唇とのバランスを同時に確認することが重要です。


まとめ|オトガイ形成は「顎先だけを見る手術」ではありません

オトガイ形成術は、顎先の骨を移動させることで、顔の下1/3や横顔のバランスを調整する手術です。

前方移動だけでなく、短縮、延長、後方移動、左右差の調整など、骨格に応じた三次元的な治療が可能です。

一方で、美しいオトガイを形成するためには、顎先だけを見るのでは十分ではありません。

鼻・口唇・上下顎骨・咬合・下顎体・下顎角・軟部組織まで含め、顔全体との調和を評価することが重要です。

また、輪郭形成では「骨を多く削ること」が目的ではありません。

必要な部位を必要な量だけ調整し、下顎骨の自然な連続性と軟部組織の支持を可能な限り保ちながら、目的とする輪郭を形成することが重要です。

顎が小さい、長い、左右差がある、横顔のバランスが気になるといった場合には、まず原因がオトガイ単独にあるのか、それとも下顎骨・上下顎骨を含む骨格全体にあるのかを診断したうえで、オトガイ形成だけでよいのか、それとも両顎手術が必要なのか、適切な治療法を検討する必要があります。


参考文献

  1. Shaughnessy S, et al. Long-term skeletal and soft-tissue responses after advancement genioplasty. Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2006.
  2. San Miguel Moragas J, et al. A systematic review on soft-to-hard tissue ratios in orthognathic surgery. Part II: Chin procedures. J Craniomaxillofac Surg. 2015.
  3. Kauke-Navarro M, et al. Implant-Based Chin Augmentation Vs Osseous Genioplasty: A Systematic Review of Indications and Outcomes. Aesthet Surg J Open Forum. 2025.

🏥 パールスキンクリニック天神
美容外科・美容皮膚科・形成外科
院長 山道 光作

🏅 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️ 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️ 医学博士

元 福岡山王病院 形成外科 医長
元 福岡大学医学部 臨床准教授

👨‍⚕️ パールスキンクリニック天神について

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)の院長が、カウンセリングから施術・アフターケアまで一貫して担当いたします。

解剖学的知見に基づき、お一人おひとりのお顔の構造や状態、バランスに合わせた最適な治療方針をご提案いたします。形成外科・口腔外科・矯正歯科による輪郭専門チームが対応いたします。

まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。

【執刀医・解説医師】
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

【山道医師の主な学術業績】 

🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。

📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得

⚠️ 【注意事項・リスク】 

※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。

🏥 【クリニック情報・ご予約】

パールスキンクリニック天神 

📍 住所:福岡県福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 

📞 電話:092-401-0082 

⏰ 診療時間:10:00〜19:00

🗓 休診日:水・日・祝日

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ガミースマイルの治療は、なぜ美容形成外科で受けるべきなのか

―「歯ぐきを見えなくする」だけではなく、原因を診断することが重要です―

笑ったときに歯ぐきが大きく見える「ガミースマイル」。

「ボトックスだけで治ります」
「歯の治療だけで治ります」

そのような説明を見かけることもありますが、実際にはガミースマイルには複数の原因があり、原因によって適切な治療法は異なります。

ガミースマイルの原因は一つではありません

代表的な原因には、

  • 上唇を持ち上げる筋肉(上唇挙筋群)の過剰な働き
  • 上唇が短い
  • 上顎骨が前方・下方へ発達している(Vertical Maxillary Excess:VME)
  • 歯肉や歯の形態的な問題

などがあります。

つまり、「歯ぐきが見える」という同じ症状でも、原因は患者さんごとに異なります。


骨格が原因の場合、軟部組織だけを治療しても限界があります

例えば、

上顎骨が過度に発達しているVMEでは、筋肉や上唇だけを治療しても根本的な改善は難しいことがあります。

このような症例では、

上顎骨の位置を修正する両顎手術(Le Fort I型骨切り術など)

が根本治療となる場合があります。

もちろん、すべての患者さんが両顎手術の適応ではありません。

しかし、その可能性を最初に診断できることは非常に重要です。


美容形成外科では「手術をする」だけではなく、「適応を診断する」ことが重要な役割です

形成外科・美容外科では、

  • 顔面骨格
  • 軟部組織
  • 表情筋
  • 唇の形態
  • 瘢痕や将来の変化

まで含めて評価します。

その結果、

「ガミースマイル手術が適している」のか、

「ボトックスが適している」のか、

「矯正治療を優先すべき」なのか、

あるいは

「両顎手術(顎矯正手術)を検討すべき」

のかを判断します。


当院では、美容形成外科医が、必要に応じて口腔外科・矯正歯科と連携してガミースマイルを治療しています

当院では形成外科専門医が診察を行い、

必要に応じて

  • 口腔外科
  • 矯正歯科

とも連携しながら治療方針をご提案しています。

美容外科の役割は、

無理に手術を行うことではなく、その患者さんにとって最も適切な治療法を選択することだと考えています。


まとめ

ガミースマイルの原因・程度は、患者様によって、さまざまです。

原因によっては軟部組織の手術だけで十分改善することもあれば、骨格の評価や両顎手術(顎矯正手術)まで視野に入れるべきケースもあります。

そのため、治療法ありきではなく、トータルで総合的な治療を行っているクリニックで、正確に診断・治療することが大切です。

形成外科・美容外科では、顔全体のバランスや骨格・軟部組織を総合的に評価したうえで、一人ひとりに適した治療をご提案しています。


🏥 パールスキンクリニック天神
美容外科・美容皮膚科・形成外科
院長 山道 光作

🏅 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️ 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️ 医学博士

元 福岡山王病院 形成外科 医長
元 福岡大学医学部 臨床准教授

👨‍⚕️ パールスキンクリニック天神について

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)の院長が、カウンセリングから施術・アフターケアまで一貫して担当いたします。

解剖学的知見に基づき、お一人おひとりのお顔の構造や状態、バランスに合わせた最適な治療方針をご提案いたします。形成外科・口腔外科・矯正歯科による輪郭専門チームが対応いたします。

まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。

【執刀医・解説医師】
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

【山道医師の主な学術業績】 

🌏 オックスフォード大学出版局発刊の国際美容外科誌『Aesthetic Surgery Journal Open Forum』に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。

📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得

⚠️ 【注意事項・リスク】 

※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。

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パールスキンクリニック天神 

📍 住所:福岡県福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 

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鼻中隔延長術とは?|適応・デメリット・後悔しないためのポイントを形成外科専門医が解説

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

鼻先の印象を変えたい方へ

「もう少し鼻先を高くしたい」
「鼻先を少し下向きにして大人っぽい印象にしたい」
「アップノーズを改善したい」
「横顔のバランスを整えたい」

このようなお悩みに対して行われる代表的な手術が鼻中隔延長術です。

一方で、インターネットやSNSでは、

  • 鼻先が硬くなる
  • 将来曲がることがある
  • 不自然になる
  • 修正手術が必要になる

といった情報も多く、不安を感じている方も少なくありません。

鼻中隔延長術は、鼻整形の中でも高度な手術テクニックと経験が求められる術式です。しかし、適応を正しく判断し、適切な支持構造を作ることで、自然で安定した鼻先を目指すことができます。

この記事では、形成外科専門医・美容外科専門医の立場から、鼻中隔延長の適応やメリット・デメリット、修正手術について詳しく解説します。


鼻中隔延長術とは?

鼻中隔延長とは、鼻の中心にある鼻中隔軟骨へ自家軟骨を移植し、鼻先を支える土台(支持構造)を延長する手術です。

鼻整形というと、「鼻先へ軟骨を乗せるだけ」と思われる方もいらっしゃいますが、鼻中隔延長はそれとは異なります。

鼻先だけを前へ押し出そうとしても、支えとなる土台が短ければ十分な変化は得られず、時間の経過とともに後戻りすることもあります。

家を建てる際に屋根だけを前へ伸ばしても柱がなければ支えられないように、鼻も土台となる支持構造が重要です。

鼻中隔延長では、この支柱を強化・延長することで、

  • 鼻先を前へ出す
  • 鼻先を下向きにする
  • 鼻柱を下げる
  • 鼻先を安定させる
  • 左右差を改善する

といった鼻の根本的な形態変化をデザインすることが可能になります。


鼻中隔延長術が適している方

次のような方は鼻中隔延長術が適応となることがあります。

  • 低い鼻を劇的に高くしたい
  • 鼻先をもう少し前へ出したい
  • シャープな鼻先にしたい
  • アップノーズ(短鼻)を改善したい
  • 鼻柱を下げたい
  • 鼻翼とのバランスを整えたい
  • 横顔(Eライン)を改善したい
  • 他院鼻整形の修正を希望している
  • 唇裂鼻や外傷後変形など複雑な鼻変形がある

特に修正手術では、鼻先を支える構造自体が弱くなっていることが多く、鼻中隔延長が必要になるケースがあります。


鼻中隔延長が必要ではないケースもあります

鼻中隔延長は万能な手術ではありません。

例えば、

  • 少しだけ鼻先を細くしたい
  • 鼻先を1〜2mm整えたい
  • 鼻先の高さは十分ある
  • 鼻尖形成だけで改善できる

このような場合には、鼻尖形成や軟骨移植のみで十分改善できることもあります。

当院では、「鼻中隔延長ありき」で手術を考えるのではなく、患者さんのお顔全体のバランスやご希望を踏まえ、本当に必要な手術のみをご提案しています。

侵襲が大きい手術を必要以上におすすめすることはありません。


使用する軟骨について

鼻中隔延長では、自分自身の軟骨(自家軟骨)を使用します。

耳介軟骨

耳のくぼみ(耳介)から採取します。

メリット

  • 傷跡が目立ちにくい
  • 自然な弾力がある
  • 身体への負担が比較的少ない
  • 軽度から中等度の延長に適している

デメリット

  • 採取できる量に限りがある
  • 強い支持力が必要な場合には不足することがある

肋軟骨

胸部から採取します。

メリット

  • 十分な量を採取できる
  • 強い支持力が得られる
  • 大きな変化が必要な症例
  • 修正手術
  • 唇裂鼻
  • 高度な変形

などにも対応しやすくなります。

デメリット

  • 胸部に傷跡(2cm程度)が残る(傷跡は最小限に縫合することで、できるだけ目立たないように対応しています)
  • ダウンタイムが少し長めになる(痛みなど。これも和らげるための対応をしています。)
  • 稀に軟骨が反る(Warping)ことがある

患者さんの鼻の状態や支持力を考慮し、適切かつ必要な軟骨を選択しています。


鼻中隔延長術で改善できること

鼻中隔延長では単に鼻を高くするだけではありません。

改善できるポイントとして

  • 鼻先を前へ出す
  • 鼻先を下向きにする
  • 鼻柱を下げる
  • 鼻先を細く見せる
  • 鼻孔の左右差改善
  • 鼻翼とのバランス改善
  • 横顔のEライン改善

などがあります。

患者さん一人ひとりで必要な変化は異なるため、顔全体との調和を考慮したデザインが重要になります。


鼻中隔延長と鼻尖形成の違い

混同されやすい手術ですが、目的は異なります。

鼻尖形成鼻中隔延長
鼻先を細く整える鼻先の位置を変える
軽度変化に向く大きな変化が可能
支持力は限定的支持構造を再建できる
ダウンタイムは比較的短いやや長い

鼻尖形成だけで十分改善できる場合も多く、すべての患者さんに鼻中隔延長が必要というわけではありません。


鼻整形で重要なのは「顔全体とのバランス」

鼻だけを高くしても、美しい鼻になるとは限りません。

重要なのは

  • 額とのつながり
  • 鼻額角
  • 鼻唇角
  • 鼻柱
  • 人中
  • 口元
  • オトガイ(顎)
  • Eライン

など、お顔全体との調和です。

そのため当院では、鼻だけではなく横顔や正面からのバランスも評価しながらデザインを行っています。


鼻中隔延長のメリット

  • 鼻先の位置を自由に調整しやすい
  • 長期的な安定性が期待できる
  • 鼻柱を下げられる
  • シャープな鼻先を形成しやすい
  • 修正手術にも応用できる

主なリスク・副作用

鼻中隔延長術における主なリスクです。

腫れ、内出血、血腫、感染、創離開、鼻閉感、違和感、鼻先の硬さ、軟骨の偏位、軟骨の反り(Warping)、後戻り、傷跡、修正手術が必要となる可能性

などがあります。

必要以上に鼻先を長く延長するデザインは、不自然に尖った印象や鼻先の硬さにつながる可能性があると考えられています。そのため当院では、流行だけではなく、将来的に安定し、自然に洗練されるデザインを重視しています。


他院修正にも対応しています

鼻中隔延長後に修正を希望される理由として

  • 鼻先が曲がった
  • 長くなり過ぎた、尖りすぎた
  • 鼻先が硬い
  • 左右差が気になる
  • 鼻先が下がってきた
  • 他院手術に満足できなかった

などがあります。

修正手術では、瘢痕や残存軟骨の状態を十分評価したうえで、必要に応じて耳介軟骨や肋軟骨を用いて支持構造を再建します。

初回手術以上に難易度が高くなることも少なくありません。


当院の鼻中隔延長の特徴

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医として、単に鼻先を延長するだけではなく、お顔全体との調和を重視した鼻整形を行っています。

また、

  • 鼻中隔延長
  • 鼻尖形成
  • 鼻骨骨切り術
  • ハンプ削り
  • 耳介軟骨移植
  • 鼻翼縮小
  • 鼻翼挙上
  • 鼻柱下降
  • 鼻尖挙上
  • 他院修正手術

まで幅、バランスのとれた鼻を目指すためのトータルデザインに対応しています。

さらに、必要に応じて3Dシミュレーション(Crisalix)を活用し、患者さんと完成イメージを共有しています。

※3Dシミュレーションは術後イメージを共有するための参考であり、実際の手術結果を保証するものではありません。


よくある質問

Q. 鼻中隔延長をすると鼻先は硬くなりますか?

術後は一定期間(3〜6ヶ月)、硬さを感じることがありますが、時間の経過とともに馴染むことが多いです。ただし、手術方法や移植軟骨の種類、延長量、個人差などにより、経過・程度は異なります。

Q. 耳介軟骨と肋軟骨はどちらが良いですか?

どちらが優れているというものではなく、お一人お一人の目指す鼻の形によって、必要な支持力や変化量、修正手術の有無などを総合的に判断して選択します。

Q. 鼻中隔延長をすれば理想の鼻になりますか?

鼻中隔延長は鼻先の位置や向きを調整する有効な手術ですが、それだけで理想の鼻になるとは限りません。鼻尖形成術や隆鼻術、鼻翼縮小術などとの組み合わせ(併用)で、理想とする形態へ近づけることが可能となります。また、皮膚の伸び・厚さ・骨格、軟部組織の状態には個人差があり、実現できる変化には限界もあります。当院では、お顔全体が洗練される鼻の形と同時に、長期的な安定性まで重視して、無理のない適切なデザインをご提案しています。


※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。

福岡で鼻整形・鼻修正を検討している方へ

パールスキンクリニック天神は、国内外の鼻の他院修正を高いレベルで専門的に行っている数少ないクリニックの一つです。また、学術的な論文発表も行なっており、世界最高峰の美容外科医学誌から認められ掲載されています。

当院では福岡・九州近県のみならず、大阪・東京・沖縄など遠方からもご相談をいただいております。オンラインカウンセリングも可能ですので、カウンセリングをご希望の方は、LINE、WEB、お電話でご相談ください。

国内外の他院での鼻整形後の修正相談にも、積極的に対応しています。
鼻でお悩みの方はお気軽にご相談ください。


鼻整形における3Dシミュレーションと患者満足度の英語論文:2025年 世界最高峰の美容外科医学誌ASJ Open Forum(オックスフォード大学が発刊)に掲載されました。

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顔が大きく見える原因とは?原因別の改善方法を形成外科専門医が解説

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

「顔が大きく見えるのが気になる」
「小顔になりたいけれど、どの施術が必要かわからない」
「エラの骨が原因なのか、筋肉(咬筋)なのか、脂肪なのか判断できない」

このようなお悩みでご相談いただくことは少なくありません。

実際には、「顔が大きく見える原因」は一つではなく、骨格・筋肉・脂肪・皮膚のたるみなど、さまざまな要因が関係しています。

原因によって適した治療法は異なるため、まずはどこに原因があるのかを正しく診断することが大切です。

この記事では、形成外科専門医・美容外科専門医の立場から、顔が大きく見える主な原因と改善方法について解説します。


顔が大きく見える原因は大きく5つあります

① 骨格(エラ・頬骨・顎)

骨格は顔の大きさや輪郭を決める土台です。

例えば

  • エラ(下顎角)が張っている
  • 頬骨が外側へ張り出している
  • 顎が大きく出ている

といった場合は、骨格そのものが顔を大きく見せている可能性があります。

このような場合には

  • エラ削り
  • 頬骨縮小術
  • オトガイ形成(顎形成術)

などの骨そのものを縮小する輪郭形成が選択肢となります。


② 咬筋(エラの筋肉)が発達している

歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方では、咬筋が発達し、エラが張って見えることがあります。エラが張っていると、顔の余白が大きくなり、四角顔に見えてしまいます。

このタイプでは、骨を削らなくてもボツリヌストキシン注射で改善が期待できる場合があります。

一方で、下顎骨の張り出しが主体の場合には、ボツリヌストキシン注射だけでは十分な改善が得られないことが多く、エラ削り(下顎角形成術)を行います。


③ 脂肪が多い

体重増加や体質により、頬やフェイスラインに脂肪がつくと顔が大きく見えます。

この場合には

  • ダイエット
  • 脂肪吸引
  • 脂肪溶解注射

などが適応となることがあります。

ただし、脂肪を取りすぎると将来的にこけた印象になることもあるため、適切な診断が重要です。


④ 加齢による皮膚のたるみ

年齢とともに

  • SMAS(表在性筋膜)
  • 皮膚
  • リガメント

がゆるむことで、フェイスラインがぼやけ、顔が大きく見えることがあります。

特に40代以降では、「骨格が変わった」のではなく、「たるみによる下垂」が原因であるケースも少なくありません。

このような場合には

  • フェイスリフト
  • ネックリフト
  • 必要に応じて脂肪吸引

などが選択肢となります。


⑤ むくみ

睡眠不足や塩分摂取、生活習慣などによる一時的なむくみで、顔が大きく見えることもあります。

この場合には美容外科手術ではなく、生活習慣の見直しが有効なこともあります。


原因は一つとは限りません

実際には

  • 骨格
  • 咬筋
  • 脂肪
  • たるみ

が複数重なっていることも多くあります。

例えば

「エラ削りだけ」

では十分な改善が得られず、

フェイスリフトやオトガイ形成を組み合わせることで、より自然なフェイスラインになるケースもあります。

そのため、原因を一つだけと決めつけず、顔全体を総合的に評価することが重要です。


当院で大切にしている診断

当院では「小顔にすること」を目的とするのではなく、

顔全体のバランスを整え、自然な輪郭を目指すことを大切にしています。

診察では

  • 骨格
  • 筋肉
  • 脂肪
  • 皮膚
  • 年齢変化

を総合的に評価し、一人ひとりに適した治療をご提案しています。

必要以上に骨を削ったり、脂肪を取りすぎたりするのではなく、患者様のお顔立ちに合わせて、本当に必要な施術をご提案します。


FAQ(よくある質問)

①エラ削りとボトックスはどう違いますか?

ボトックスは筋肉が原因の場合に効果が期待できます。一方、骨格の張り出しが原因の場合は、エラ削りが適していることがあります。

②顔が大きい原因は自分でわかりますか?

骨格・筋肉・脂肪・たるみは見た目だけでは判断が難しいこともあります。適切な治療を選ぶためには、輪郭形成を行っている専門医の診察で原因を評価することが重要です。

③輪郭形成をすれば必ず小顔になりますか?

輪郭形成は骨格を整える手術ですが、顔が大きく見える原因が脂肪やたるみの場合は、他の治療を組み合わせた方が良いケースもあります。


まとめ

「顔が大きく見える」と感じる原因は、骨格だけではありません。

骨格・筋肉・脂肪・たるみなど、複数の要因が関係していることが多く、原因に応じて適切な治療法は異なります。

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医としての知識・経験・技術をもとに、お顔全体のバランスを評価し、一人ひとりに適した治療をご提案しています。

小顔治療や輪郭形成をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。

※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。効果・経過には個人差があります。

🏥 パールスキンクリニック天神
美容外科・美容皮膚科 院長 山道 光作

🏅 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️ 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️ 医学博士

👨‍⚕️ 【執刀・解説医師】 パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

🎓 【山道医師の主な学術業績】 

🌏 オックスフォード大学出版局発刊の国際美容外科誌『Aesthetic Surgery Journal Open Forum』に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。

📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得

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斜鼻矯正術とは? ― 美容鼻形成の中でも「できる医師が限られる」専門領域

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

鼻を整える手術というと、「鼻先を高くする」「鼻筋を通す」といった一般的な美容鼻形成をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、斜鼻(鼻が左右どちらかに曲がっている状態)の矯正は、その中でもひときわ専門性の高い分野です。

なぜなら、斜鼻矯正は単に「鼻を高くする」手術ではなく、骨・軟骨・鼻中隔という鼻の構造そのものを立体的に適切な形態へ組み替える手術だからです。美容外科クリニックの中には、ヒアルロン酸注入や鼻尖形成までは扱っていても、骨切りを伴う斜鼻の複合手術には対応できないところも少なくありません。

Plastic surgery can make patients smile and feel happy after surgery. Rhinoplasty is a surgical procedure that involves altering the shape of the nose. Before rhinoplasty, the doctor examines the patient’s nose.

斜鼻はなぜ「曲がって」しまうのか

斜鼻には、大きく分けて次のようなタイプがあります。

  • 骨性斜鼻:鼻骨そのものが左右非対称に成長・変形している
  • 軟骨性斜鼻:鼻中隔軟骨や上外側鼻軟骨の後天性弯曲によるもの
  • 外傷性斜鼻:過去の鼻骨骨折の治癒過程で生じたもの
  • 複合型:骨と軟骨の両方に変形がまたがるC字型・S字型の斜鼻

特に複合型は、骨と軟骨それぞれに対して異なるアプローチが必要になるため、術前診断、評価の精度と、複数の術式を組み合わせて再構築するための専門技術の両方が求められます。

斜鼻矯正に用いられる主な術式

斜鼻を根本から矯正するためには、以下のような技術を、症例に応じて組み合わせて用います。

鼻骨骨切り

左右に偏位した鼻骨を、内側・外側からの骨切りによって正中に戻す基本術式です。骨切りのパターンも複数あり、症例によって骨切りデザインを使い分ける必要があります。骨切りによって、鼻骨の可動性を作り出したうえで、正確な位置に固定する必要があります。

鼻中隔矯正術

斜鼻の多くは、実は鼻の内部にある鼻中隔(軟骨・骨の板)の弯曲が原因になっています。弯曲した部分を切除・修正し、鼻の「土台」を正中に整える、機能面(鼻づまり改善)にも直結する術式です。

SMR(粘膜下鼻中隔切除術)

鼻中隔弯曲が強い場合に、粘膜を温存しながら弯曲した軟骨・骨部分を切除する術式です。呼吸機能の改善と、後述するグラフト材料の採取を兼ねることもあります。

スプレッダーグラフト

鼻中隔と上外側鼻軟骨の間に自分の軟骨を移植し、鼻背のラインを整えつつ、鼻腔の内腔(鼻弁)を広げて機能面も補強する術式です。斜鼻矯正後の鼻背の直線性を保つうえで重要な役割を果たします。

鼻尖形成術

鼻中隔や骨格の矯正に伴って歪みが生じやすい鼻尖部を、軟骨の形成・縫合によって左右対称に整えます。

肋軟骨移植

鼻中隔軟骨だけでは矯正に必要な支持力や量が不足する場合、自家組織である肋軟骨を採取し、鼻の支柱(L-strut)や移植材料として用います。特に重度の斜鼻や修正手術で検討する選択肢となります。

なぜ「複合手術」としての技術力が問われるのか

これらの術式は、単独で行っても斜鼻は治りません。骨切りだけ行えば軟骨の弯曲が残り、軟骨だけ矯正しても骨格のズレが残ります。つまり斜鼻矯正とは、骨・鼻中隔・軟骨移植を一つの手術デザインとして統合し、機能(呼吸)と整容(見た目の直線性)を同時に成立させる再構築手術です。

これは、美容鼻形成の技術だけでなく、形成外科領域における鼻形成で培われる構造的な診断・再建の視点があってはじめて成立します。

斜鼻矯正術の主なリスク

斜鼻矯正術は、構造的な鼻の曲がりを土台から修正し、外鼻形態も美的に整える手術ですが、骨の変形には後戻りというリスクが一定の確率で種々の程度でみられます。後戻りはまったくないこともありますが、若干の曲がりの後戻りの可能性があることをご理解・ご認識いただく必要があります。
その後戻りリスクを最低限に留めるために、スプレッダーグラフトや鼻尖形成術をあわせて行い、曲がりの再発を抑えます。
当院では、斜鼻矯正、鼻骨骨切り術のエキスパートである院長が、少なめのダウンタイムで、後戻りを最低限に抑え、美的な仕上がりにこだわった斜鼻矯正複合手術を行っております。

形成外科と美容外科、両方の専門性が求められる理由

パールスキンクリニック天神 院長・山道光作は、日本形成外科学会認定 形成外科専門医・指導医と、日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医の両方を取得しています。

斜鼻矯正のように、骨切り・鼻中隔操作・軟骨移植という再建外科的な技術と、仕上がりの繊細な美的判断の両方が問われる手術では、この二つの専門性を併せ持つことが、手術デザインの精度に直結します。米国形成外科学会(ASPS)国際会員でもあり、鼻整形に関する研究論文を国際誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum(Oxford University Press)に発表するなど、学術面での裏付けも継続的に積み重ねています。

症例紹介:斜鼻の複合手術

今回ご紹介する症例は、鼻骨・鼻中隔の複合的な弯曲による斜鼻に対し、骨切り・鼻中隔矯正・グラフトを組み合わせた複合手術を行ったケースです。術後、鼻筋のラインが正中に整い、左右対称性が大きく改善しています。術後は鼻閉感もすっかり改善し、経過にご満足いただけました。

【施術内容】斜鼻矯正複合手術
【料金の目安】150万円〜250万円(税込)
【主なリスク・副作用】痛み・赤み・腫れ・内出血・鼻血・創離開・感染・後戻り・鼻閉・傷跡・一時的な感覚鈍麻など
※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。効果の感じ方・経過には個人差があります。Before/After写真は、同意の元、個人が特定されないよう配慮のうえ掲載しています。

斜鼻矯正術のダウンタイム目安

骨切り・鼻中隔矯正・軟骨移植を組み合わせる複合手術のため、鼻尖形成のみの手術と比べるとダウンタイムはやや長めです。あくまで目安であり、術式の組み合わせや個人差によって前後します。

時期状態の目安
手術当日〜3日目鼻内にパッキング・シーネ(外固定)を装着。鼻づまり・圧迫感あり。クーリング継続し、頭部の安静が必要。
4日目〜1週間腫れ・内出血が目立ちやすく、患部の安静が必要。眼鏡がかけられません。
1〜2週間1週間後ごろ、外固定(ギプス)を除去。内出血は徐々に軽快。マスクでの外出は可能なレベルまで改善。患部の安静が必要。
2〜3週間強い腫れは落ち着き、日常生活・お仕事への支障は少なくなります。夜間のみギプス固定。
1〜3ヶ月浮腫み・腫れ・違和感などが残ることがあります。うつ伏せ、鼻かみ、鼻への刺激があるようなスポーツ(ボクシング・空手・レスリング)などは3ヶ月禁止。エクササイズ、ジョギングなどはOK。
3ヶ月〜1年骨・軟骨が安定し、最終的な仕上がりに近づきます。
  • 洗髪・シャワー:翌日以降、患部に水がかからなければ可能
  • 激しい運動・サウナ・飲酒:腫れ・内出血の悪化を避けるため1ヶ月程度は控えていただきます
  • 抜糸:1週間後頃、抜糸を行います。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 斜鼻矯正術は保険適用になりますか? 鼻中隔の弯曲によって鼻づまりなど機能的な問題(睡眠時無呼吸、慢性的な鼻閉など)が診断された場合、鼻中隔矯正術(弯曲矯正)自体は保険診療の対象となることがあります。ただし、美容目的の外鼻形成術を併用する場合は自由診療となるのが一般的です。当院では、美容的な仕上がりを重視した美容鼻形成を基準としており、自由診療で行っています。

Q2. 手術時間は、どれくらいかかりますか? 弯曲の程度や組み合わせる術式(骨切り・スプレッダーグラフト・肋軟骨移植の有無など)によって異なりますが、複合手術の場合は2〜4時間程度を要することが多いです。

Q3. 術後の痛みはどの程度ですか? 鼻の内部の圧迫感・鼻づまり感が中心で、強い痛みを訴える方は比較的少ない傾向にあります。鎮痛剤で対応可能な範囲であることがほとんどです。

Q4. 完全に左右対称にはなりますか? 斜鼻矯正術によって多くの方が大きな改善を実感されますが、人の顔は元々、生理的な非対称もあるため、100%の左右対称を保証するものではありません。また、骨・軟骨の治癒過程では若干の後戻りもあります。当院では、最終的な結果が極力(ほぼ)まっすぐになるよう、またダウンタイムを最小限にできるようにエキスパート鼻外科医が工夫を加えて手術を担当しております。骨格・軟骨の状態を踏まえた「美的バランスの取れた直線性」を目標に手術デザインを行っています。

Q5. 肋軟骨移植は必ず必要ですか? 必須ではありません。鼻中隔軟骨で十分な支持力が確保できる場合は、鼻中隔軟骨や耳介軟骨を利用します。弯曲が強い症例や修正手術など、軟骨の量・強度が不足するケースで肋軟骨移植を検討します。

Q6. 呼吸のしやすさも改善しますか? 斜鼻の原因が鼻中隔弯曲にある場合、SMRや鼻中隔矯正術によって鼻腔の通気性が改善し、鼻づまりの軽減が期待できます。見た目の直線性と機能の両方を同時に検討できる点が、この手術の特徴です。

Q7. 他院で受けた鼻整形の修正も可能ですか? 可能です。むしろ修正手術こそ、骨・軟骨・鼻中隔を含めた立体的な再構築の知識が必要となるため、複合手術の経験が生きる領域です。過去の手術内容によって難易度は異なるため、まずはご相談ください。

まとめ

斜鼻矯正術は、美容鼻形成の中でも「対応できる医師が限られる」専門領域です。鼻骨骨切り・鼻中隔矯正術・SMR・スプレッダーグラフト・鼻尖形成術・肋軟骨移植といった複数の技術を、患者様一人ひとりの骨格・軟骨の状態に合わせて組み合わせる設計力が求められます。

鼻の曲がりでお悩みの方は、機能面(呼吸のしやすさ)と整容面(見た目の直線性)の両方を診断できる、形成外科・美容外科双方の専門性を持つ医師への相談をおすすめします。


【執刀・解説医師】
美容外科・美容皮膚科・形成外科 
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️米国形成外科学会 国際会員
🎖️医学博士

【山道医師の鼻整形における学術業績】
🌏 オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が発刊する国際美容外科誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479

🏆 山道院長の鼻整形における研究は、スイスCrisalix社の公式Publicationsに収載され、同社の3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献を評価され、クリスタルトロフィー(Crisalix 3D Expert Certificate)が授与されました。

https://www.crisalix.com/en/publications

📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得

 🏥クリニック情報・カウンセリングのご予約
パールスキンクリニック天神
住所:福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F
電話:092-401-0082
診療時間:10:00〜19:00
休診日:水日祝

ご予約・お問い合わせ:https://www.pearl-skin.jp/contact


公式サイト:https://www.pearl-skin.jp


Instagram:https://www.instagram.com/pearlskinclinic_yamamichi

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こめかみリフトとは?効果・持続期間・こめかみのくぼみ改善の仕組みを解説

この記事の監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師
(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

はじめに

「なんだか最近、目尻が下がって見える」「こめかみがくぼんで、疲れた印象になった」——そんな変化を感じたことはありませんか。

こめかみの老化は、頬や顎のたるみに比べて見落とされがちですが、実は顔全体の印象を大きく左右するポイントです。こめかみがくぼむと、まゆ尻や目尻が下がり、実年齢より老けた印象や疲れた印象につながるとされています。

この記事では、こめかみのたるみ・くぼみが起こる仕組みから、こめかみリフトの施術内容、効果の持続期間、糸リフトとの違いまで、パールスキンクリニック天神院長・山道光作医師の知見をもとに詳しく解説します。


1. こめかみのたるみ・くぼみが老けて見える理由

こめかみ部分が老けて見える主な原因は、以下の3つが組み合わさって生じると考えられています。

① 脂肪・軟部組織の減少
加齢とともにこめかみ周辺の皮下脂肪や側頭部の軟部組織が減少し、骨格が浮き出るようにくぼんでいきます。

② 皮膚のたるみ
皮膚の弾力低下により、こめかみから頬にかけての皮膚が重力の影響で下垂します。この下垂が、まゆ尻や目尻を引き下げる方向に働くため、目元の印象にも影響するとされています。

③ 側頭筋・骨格の変化
側頭筋の萎縮や骨吸収も、こめかみのボリューム減少に関与すると考えられています。

④生まれつきの骨格
うまれつきの骨格の影響で、側頭骨や側頭筋の凹みが目立つタイプの場合、加齢性変化ではなく、もとよりこめかみの凹みが目立つ方がいます。

これらは単独で起こるというより、複合的に進行するため、表面的なハリだけでなく、たるみの「引き上げ」自体にアプローチする施術が有効とされる場合があります。


2. こめかみリフトの施術内容

こめかみリフトは、こめかみ部分を切開し、たるんだ皮膚や皮下組織を引き上げて固定する施術です。

施術の流れ(一般的な例)

  • 生え際の中に沿って切開を行うため、傷跡が目立ちにくいよう配慮されます
  • 皮下のたるみを引き上げ、側頭筋膜などにしっかりと固定
  • 余剰皮膚を切除し、縫合

麻酔
局所麻酔または静脈麻酔で対応するのが一般的です。全身麻酔が必要なケースでは、パールスキンクリニック天神では麻酔科専門医が担当する体制を取っています。

ダウンタイム
腫れや内出血は個人差がありますが、多くの場合1〜2週間程度で落ち着いていくとされています。抜糸のタイミングや洗髪・メイクの再開時期については、カウンセリング時に個別にご案内します。


3. こめかみリフトの効果と持続期間

こめかみリフトによって期待できる主な変化は以下の通りです。

  • こめかみのくぼみ改善による若々しい印象
  • まゆ尻・目尻の引き上げによる、目元全体の印象改善
  • 頬のたるみ改善への波及効果

効果の持続期間には個人差がありますが、皮膚や組織を切開・固定する施術のため、糸リフトなど非切開の施術と比較して、比較的長期間効果が持続する傾向があるとされています。ただし、加齢による組織の変化は施術後も継続するため、永続的な効果を保証するものではない点にご留意ください。


4. 糸リフトとの違いは?併用はできる?

「こめかみのたるみが気になるけれど、こめかみリフトと糸リフトどちらが良いか分からない」というご相談も多くいただきます。

こめかみリフト糸リフト
方法切開して組織を引き上げ固定特殊な糸を挿入して引き上げ
ダウンタイム1~2週間1週間前後
持続期間の傾向5〜10年1〜2年(糸の種類により異なる)
適した方しっかりとした引き上げを希望する方ダウンタイムを抑えたい方・軽度のたるみの方

たるみの程度や希望するダウンタイムによって適した施術は異なるため、カウンセリングでの見極めが重要です。


5. こめかみ〜首まで一体的にリフトアップする「フルフェイスリフト」

こめかみリフト単独での施術も可能ですが、顔面の皮膚や表在性筋膜、表情筋は首まで一体となって連続し、繋がっています。こめかみだけのリフトアップ手術を行なっても、他の部位のタルミが改善しないと不自然な印象に仕上がる可能性もあります。

そのため、患者様の状態によっては、こめかみからお顔全体、首元まで含めたフルフェイスリフトを行う方が良いケースもあります。

適応のおすすめは、切開フェイスリフトを日常的に行なっている、美容外科専門医がカウンセリングの際に、ご提案します。

こめかみリフトも併用した、フルフェイスリフトの症例紹介

こめかみ〜首元までのフルフェイスリフトの症例①
【施術内容】フルフェイスリフト【料金の目安】154万円〜198万円
【主なリスク】痛み、腫れ、内出血、血腫、創離開、皮膚壊死、感染、傷跡など
※自由診療(保険適用外)
※医師の診察により適応を判断します
※効果・仕上がりには個人差があります
こめかみ〜首元までのフルフェイスリフトの症例②
【施術内容】フルフェイスリフト【料金の目安】154万円〜198万円
【主なリスク】痛み、腫れ、内出血、血腫、創離開、皮膚壊死、感染、傷跡など
※自由診療(保険適用外)
※医師の診察により適応を判断します
※効果・仕上がりには個人差があります

6. 料金

こめかみリフト:660,000円(税込)

※料金は変更となる場合がございますので、最新情報は公式サイトまたはカウンセリングにてご確認ください。
※初診料3,300円・再診料1,100円(対面・オンライン共通)

【主なリスク・副作用】痛み・腫れ・内出血・血腫・創離開・感染・傷跡・生え際の脱毛・時間が経つとたるみが再発するなど


7. よくある質問

Q. こめかみリフトの効果はいつから実感できますか?
A. 通常、腫れが落ち着いてくる術後1〜2週間ほどで効果を感じることができますが、個人差があります。

Q. こめかみリフトは痛いですか?
A.局所麻酔・静脈麻酔・全身麻酔を使用して施術を行うため、通常は施術中に痛みを感じることは、ほとんどありません。術後は多少の痛みや突っ張り感を感じる場合がありますが、内服薬などでコントロール可能です。

Q. 傷跡は目立ちますか?
A. 生え際の中に沿って切開するため、傷跡が目立ちにくいよう配慮されています。ただし、術後1ヶ月ほどは生え際の脱毛などで、傷跡が見えやすい時期となります。傷跡の目立ち方には個人差があります。

Q. 他院でこめかみリフトを受けたが仕上がりが気になる場合、修正は可能ですか?
A. 他院での施術後の修正についてもご相談を承っております。まずはカウンセリングで現在の状態を確認させていただきます。

Q. こめかみリフトだけでなく、フェイスリフトも同時に受けられますか?
A. 部位や範囲によっては同時に施術を行うケースがあります。特に、顔全体の老化でたるみのある場合は、フルフェイスリフトをおすすめしております。適応については個々の状態を診察のうえ判断いたしますので、カウンセリングでご相談ください。


8. パールスキンクリニック天神について

院長の山道光作医師は、形成外科専門医・形成外科領域指導医、JSAPS美容外科専門医の資格を持ち、福岡大学医学部卒業後、福岡山王病院形成外科医長、福岡大学医学部臨床准教授を歴任。眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究で医学博士号を取得しています。

また、鼻整形における3Dシミュレーションの精度と患者満足度に関する研究論文が、Oxford University Press発刊の国際学術誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載され、この研究はスイスCrisalix社の公式Publicationsにも収載、Crisalix 3D Expert Certificateを授与されています(DOI: 10.1093/asjof/ojaf110)。

パールスキンクリニック天神では、フェイスリフト・輪郭形成領域において都内有数の美容外科医を招聘し、専門医2名体制で施術にあたっています。全身麻酔が必要な場合は麻酔科専門医が担当し、安全面にも配慮した体制を整えています。

【執刀医・解説医師】

パールスキンクリニック天神 
院長 山道 光作

🏅 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅 日本形成外科学会認定 形成外科専門医・指導医
🎖️ 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️ 医学博士

【山道医師の学術実績】
📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得

🌏 Oxford University Pressが発刊する国際美容外科誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。
https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479

🏆 本研究はスイス Crisalix 社の公式 Publications に収載され、3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献が評価され、Crisalix 3D Expert Certificate が授与されました。
https://www.crisalix.com/en/publications

9. ご予約・お問い合わせ

こめかみのたるみ・くぼみでお悩みの方は、まずはカウンセリングでご相談ください。
オンライン診療にも対応しております。

【 クリニック詳細・ご予約】
パールスキンクリニック天神
福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F
☎️ 092-401-0082
診療時間:10:00〜19:00
休診日:水・日・祝

【WEB予約📩】

【公式サイト】
https://www.pearl-skin.jp

【Instagram】
https://www.instagram.com/pearlskinclinic_yamamichi


当院の輪郭形成|美しい結果と安全性の両立

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師
(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

美容外科の中でも難易度の高い輪郭形成術では、美しい結果と安全性の両立が重要となります。

「骨を扱う骨切り術は、一旦削るあるいは骨切りを行うと簡単には修正が効かない」という点が、その難易度の高さの理由です。

患者様一人ひとりの輪郭、咬合、軟部組織のバランス、そして顔全体の調和を総合的に評価し、機能と審美性の両立を目指す高度な美容外科手術の一つです。

パールスキンクリニック天神では、院長の山道光作が手術を担当します。美的デザインにこだわり、美しい結果と安全性にこだわって手術を行なっております。
両顎手術など、必要に応じて口腔外科専門医と連携した共同手術も行っています。


美容外科医がデザインし、執刀します

当院の輪郭形成では、美容外科医である院長が術前の診断・デザイン・手術を担当します。

輪郭形成で重要なのは、「どれだけ骨を削るか」だけではありません。

  • 顔全体とのバランス
  • あらゆる角度から見た輪郭
  • フェイスラインの美しさ、滑らかさ
  • ご本人の希望

これらを総合的に考慮し、自然で洗練された変化を目指します。

過度な変化ではなく、「元々この輪郭だったかのような自然さ」を大切にしています。


必要に応じて口腔外科専門医と共同手術

輪郭形成では、上顎骨、下顎骨、頬骨、オトガイ部周囲を扱いますが、その周辺には重要な神経や血管が存在します。

そのため当院では、安全性を高める目的で、症例に応じて口腔外科専門医と連携した手術体制を整えています。

それぞれの専門分野の知識と経験を活かすことで、

  • 解剖学的安全性
  • 骨切りの正確性
  • 万一への対応力

を高いレベルで確保しています。


骨切りの技術を洗練し、手術時間の短縮にもこだわっています。

例えば、オトガイ形成(Sliding Genioplasty)は、輪郭形成の中では比較的短時間で行える手術ですが、約60〜90分程度で手術を完了します。

輪郭2点、3点など手術の内容が複雑になれば、時間が増えるのは必然ですが、効率よく丁寧に手術を行うことで、手術時間を短縮し、患者様のご負担を最小限に抑えるように努めています。


全身麻酔で安全に手術を行います

輪郭形成は全身麻酔で行います。

当院では麻酔科専門医による全身麻酔管理を行い、

  • 全身状態の管理
  • 呼吸・循環管理
  • 術中の安全管理
  • 術後の疼痛コントロール

まで一貫して対応しています。

美容外科手術だからこそ、安全な麻酔体制は非常に重要であると考えています。


緻密な術前デザインが結果を左右します

手術の成功は、術前評価でほぼ決まると言っても過言ではありません。

当院では、

  • 正面・側面・斜位からの評価
  • 顔全体の黄金比
  • 下顔面のバランス
  • オトガイの突出量
  • 左右差
  • オトガイ筋や軟部組織の厚み
  • 首・フェイスラインとの連続性

まで詳細に分析し、手術計画を立てています。

「何mm動かすか」だけではなく、「術後にどのような印象になるか」を重視しています。


解剖学的評価を徹底しています

骨切り手術では、術前の解剖評価が極めて重要です。

CT画像を用いて、

  • オトガイ孔の位置
  • 下歯槽神経の走行
  • 骨の厚み
  • 歯根との距離
  • 左右差
  • 骨形態

などを詳細に確認します。

これにより、安全な骨切りラインや固定方法を術前にシミュレーションし、神経損傷などのリスク低減に努めています。


「短時間」よりも「無駄のない正確な手術」

「手術時間が短い=良い手術」ではありません。

一方で、経験に基づいた効率的な手術は、

  • 麻酔時間の短縮
  • 出血量の軽減
  • 腫れや身体への負担軽減

につながる可能性があります。

当院では、安全性を最優先としながら、無駄のない正確な手術を心がけています。


当院が大切にしていること

輪郭形成は、患者様の一生に関わる大きな手術です。

そのため当院では、

  • 美容外科医による美的デザイン
  • 必要に応じた口腔外科専門医との連携
  • 麻酔科専門医による全身麻酔管理
  • CTを用いた詳細な解剖学的評価
  • 顔全体のバランスを重視した手術計画
  • 美容外科エキスパートによるシミュレーション

という万全の体制で、患者様が安心して手術を受けられる環境づくりに努めています。

自然で美しいフェイスラインを目指すだけでなく、安全性にも十分配慮した輪郭形成をご提供いたします。


よくあるご質問

Q. 手術時間はどのくらいですか?

オトガイ形成単独の場合は約60分〜90分前後が目安です。骨切り範囲や併用手術によって異なります。

Q. 麻酔は何ですか?

全身麻酔で行います。当院では麻酔科専門医が麻酔管理を担当し、安全性を重視した体制を整えています。

Q. CT検査は必要ですか?

輪郭形成ではCTが必須となります。神経や歯根、骨形態を正確に分析し、安全で理想的な手術計画を立てるため、CTによる術前評価を重視しています。

輪郭形成術では、患者様一人ひとりの骨格、咬み合わせ、軟部組織のバランス、そして顔全体の調和を総合的に評価し、機能と審美性の両立を目指す高度な手術です。

パールスキンクリニック天神では、美容外科医による美的デザインを中心に、必要に応じて口腔外科専門医と連携した共同手術を行います。

※ 本記事で紹介した治療はいずれも自由診療であり、公的医療保険は適用されません。効果には個人差があります。また、いずれの施術にも出血・感染・神経損傷・左右差・腫れなどのリスク・副作用が伴う可能性があります。治療をご検討の際は、必ず医師による診察・カウンセリングを受けた上でご判断ください。

山道光作院長について

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医・形成外科領域指導医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
  • 医学博士(眼瞼下垂の研究で学位取得)
  • 元福岡山王病院 形成外科医長/元福岡大学医学部 臨床准教授

形成外科と美容外科、2つの専門医資格を併せ持ち、国際英文医学誌への論文掲載実績がある、日本でも数少ない美容外科医の一人です。


カウンセリングでCrisalix 3Dシミュレーションを体験

鼻整形をはじめ、当院では数多くの施術でCrisalixの3Dシミュレーションをご利用いただけます。

「鼻先をもう少し整えたい」「鼻筋のバランスを見てみたい」——そんなご相談も、3Dの実物大シミュレーションを見ながら、専門医と一緒にイメージをすり合わせていくことができます。

科学的な裏付けのある技術と、形成外科専門医としての確かな技術。その両方を兼ね備えたカウンセリングを、ぜひ一度体験してください。


福岡・天神からアクセス良好

〒810-0001 福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 地下鉄空港線「天神駅」徒歩約5分 TEL:092-401-0082 診療時間:10:00〜19:00(水・日・祝 休診)/完全予約制


カウンセリング予約はこちら

当院は完全予約制となっております。
WEB予約フォーム、LINE、お電話よりご予約が可能です。

(1) WEBから予約

https://www.pearl-skin.jp/contact/

(2) LINEから予約

パールスキンクリニック天神の公式LINE
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(3) 電話予約

092-401-0082


※施術内容・効果には個人差があります。詳細はカウンセリングにてご確認ください。

この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

福岡の鼻整形で名医を選ぶ基準とは?

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師
(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

鼻整形を検討する際、多くの方がクリニックのウェブサイトやSNSで「症例数◯千件」「県内No.1」といった訴求を目にすると思います。しかし実際にカウンセリングを重ねた末に「思っていた仕上がりと違った」「他院で手術を受けたが左右差が気になる」というご相談で来院される方は少なくありません。

鼻は顔の中心にあり、わずか1mm単位のバランスの崩れが印象を大きく左右する部位です。だからこそ、クリニック選びで失敗すると修正が難しく、時間的にも心理的にも大きな負担になります。この記事では、実際に鼻整形を専門とする形成外科専門医の立場から、症例数やランキングだけに頼らないクリニック選びの基準を解説します。

1. 「美容外科専門医」の土台に形成外科があるか

美容外科は独立した診療科ではなく、本来は形成外科で培われる皮膚・軟骨・血流に関する解剖学的知識と手術手技の応用として成り立っています。日本には美容外科医としての資格要件が明確に整備されていない時期に開業した医師も多く存在する一方、形成外科の専門医資格(形成外科専門医)を取得したうえで美容外科専門医(JSAPS認定)を取得する医師もいます。

この違いは、通常の手術では表面化しにくいものの、軟骨移植を伴う隆鼻術や、皮膚・軟部組織のダメージが大きい修正手術が必要になった際の対応力に明確な差として現れます。カウンセリングの際は、「どの学会のどの専門医資格を、どういう順序で取得したか」を確認することをおすすめします。

2. 症例を科学的に「検証」しているか

症例数の多さは経験の目安にはなりますが、それだけでは「本当に良い結果を安定して再現できているか」は分かりません。学会発表や論文投稿は、自身の術式や術後経過を第三者の査読・質疑にさらす行為であり、技術を客観的に検証し続けているかどうかの指標になります。

当院では眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究で医学博士号を取得し、鼻整形領域でも研究活動を継続しています。学会発表歴や論文の有無は、クリニックのウェブサイトやドクター紹介ページで確認できることが多いので、参考にしてみてください。

3. 技術と国際的な評価

近年は3Dシミュレーションなど、術前に仕上がりイメージを共有できる技術が広がっています。当院が発表した鼻整形における3Dシミュレーション技術に関する研究は、Oxford University Pressが発刊する国際美容外科誌Aesthetic Surgery Journal Open Forumに掲載され、開発元であるスイスCrisalix社の公式Publicationsページにも収載されました。

こうした査読のある国際的な一流学術誌への掲載実績をもつ美容外科クリニックは、実は、日本国内にはほとんどないのが現状です。これは、手術経験を科学的に検証し、世界レベルの鼻形成外科医、研究者によって厳正かつ公正な評価を受けて掲載されるため、技術に対する裏付けを確認できる材料になります。

4. 執刀医が自らメスを握っているか

クリニックによっては、カウンセリングを担当する医師と実際に執刀する医師が異なる場合があります。鼻整形はカウンセリング時の評価がそのまま手術デザインに直結するため、診断から執刀まで一貫して同じ医師が担当することが望ましいのは当然です。カウンセリング時に「実際に手術するのはどなたですか」と確認することは、決して失礼な質問ではありません。

5. 修正(リビジョン)症例に対応できるか

他院での手術後に形が崩れた、左右差が出た、といった修正相談に対応できるかどうかも、技術力を判断する材料になります。修正手術は初回手術よりも組織の状態把握が難しく、特化した経験・技術が必要となります。瘢痕化した組織や変形した軟骨を正確に見極め処理する力が求められるため、対応実績の有無はクリニックの技術力を測る一つの目安になります。

よくあるご質問

Q. カウンセリングだけ受けて、他院で手術を受けても大丈夫ですか?
A. もちろん問題ありません。複数のクリニックでカウンセリングを受け、説明の分かりやすさや医師の資格・実績を比較検討することをおすすめします。

Q. 修正手術はどのクリニックでも対応してもらえますか?
A. 修正手術は初回手術よりも難易度が高く、対応できないクリニックもあります。事前に修正症例の実績があるかを確認すると安心です。

ご予約はプロフィールのリンクから☪️

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👨‍⚕️ パールスキンクリニック天神について

当院では、日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会(JSAPS)認定専門医が、カウンセリングから施術まで一貫して担当いたします。解剖学的知見に基づき、個々の鼻の構造に応じた対応方針を医師がご説明します。

3Dシミュレーションを活用し、術前に仕上がりのイメージを共有したうえで、患者様ご自身が納得して治療方針をお選びいただける環境を整えています。他院・海外での施術後のご相談も承っております。まずはカウンセリングにてお気軽にご相談ください。

【執刀・解説医師】
美容外科・美容皮膚科 
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️米国形成外科学会 国際会員
🎖️医学博士

【山道医師の鼻整形における学術業績】
🌏 オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が発刊する国際美容外科誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479

🏆 本研究はスイスCrisalix社公式Publicationsに収載され、同社の3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献を評価され、クリスタルトロフィー(Crisalix 3D Expert Certificate)が授与されました。

https://www.crisalix.com/en/publications

📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得

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パールスキンクリニック天神
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