近年、非吸収性素材を用いた鼻尖形成・隆鼻術後の修正相談が時折あります。
今回ご紹介するのは、
オステオポールおよび非吸収性糸による鼻形成術後に、
異物反応と変形を生じた症例です。
患者様は、
・鼻背の膨らみ
・鼻先が高くならず逆に低下
・鼻先のみ低く不自然なバランス
を主訴にご来院されました。
診察では、
異物肉芽種による炎症性変化が疑われ、
修正手術を行いました。
■ 術中所見
実際の術中では、
強い炎症性癒着・瘢痕形成を認めました。
オステオポールおよびメッシュ状の糸を丁寧に除去し、
瘢痕化した組織を慎重に剥離。
そのうえで、
耳介軟骨移植による鼻尖形成、
シリコンプロテーゼによる隆鼻術を行い、
再建的要素を含めた修正を施行しました。
単純な“入れ替え”ではなく、
炎症後変化を伴う組織再建が必要となるため、
難易度の高い修正鼻手術でした。
■ 非吸収性異物による鼻形成の注意点
非吸収性素材を用いた鼻形成は、
適応を誤ると、
・異物反応
・肉芽形成
・瘢痕拘縮
・変形
などを引き起こす可能性があります。
特に鼻尖は皮膚が薄く、
長期的な組織反応や支持性低下によって、
形態バランスが崩れることがあります。
そのため、
「簡単に高くする」
「切らずに変化を出す」
という目的のみで安易に適応されるべき治療ではありません。
■ 修正鼻形成で重要なこと
修正鼻形成では、
単に形を整えるだけではなく、
瘢痕・炎症・支持構造の破綻を理解したうえで、
再建的視点を持った手術戦略が必要です。
美容外科手術でありながら、
形成外科的再建技術が求められる領域でもあります。
鼻修正は、
初回手術よりも難易度が高くなることが多く、
術式選択と適応判断が非常に重要です。
【福岡・天神の鼻整形/鼻修正】
パールスキンクリニック天神では、
他院鼻整形後の修正手術や、
瘢痕・拘縮・異物反応を伴う難症例にも対応しています。
鼻尖形成、耳介軟骨移植、肋軟骨移植、プロテーゼ修正など、
状態に応じた治療をご提案しています。