監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

頬骨形成、下顎角形成(エラ削り)、オトガイ形成、Vライン形成などの輪郭形成は、顔面骨の形態を変えることで、顔貌全体のバランスを整える手術です。
しかし、輪郭形成に必要なのは、単に「骨を切る・削る技術」だけではありません。
安全かつ適切な輪郭形成を行うためには、形成外科、顎顔面外科・口腔外科、歯科・歯列矯正、顎矯正手術(両顎手術)、美容外科、そして全身麻酔・周術期管理まで含めた幅広い知識・経験・技術を備えていることが望ましいと考えています。
① 形成外科としての知識と技術
顔面には、顔面神経、三叉神経、顔面動静脈などの重要な神経・血管が存在し、骨の周囲には様々な顔面表情筋、脂肪などの軟部組織があります。
輪郭形成では骨だけを見るのではなく、骨格を変化させた結果、皮膚や脂肪、筋肉などの軟部組織がどのように変化するのかまで考える必要があります。
また、術後の腫れ、血腫、感染、神経障害、創傷治癒、瘢痕などへの対応も含め、形成外科の知識と経験が重要です。
② 顎顔面外科・口腔外科の知識と経験

下顎角形成やオトガイ形成では、下顎管、オトガイ神経、歯根などの位置を正確に把握しながら手術を計画する必要があります。
CTなどの画像をもとに、
- 顔面骨の三次元的な形態
- 下顎管・オトガイ孔の位置
- 歯根と骨切り線との位置関係
- 上下顎骨の位置関係
- 左右差
- 咬合との関係
などを評価します。
顔面骨を扱う手術である以上、顎顔面外科・口腔外科領域の解剖、画像診断、骨切り術に対する十分な理解と経験が重要になります。
③ 歯科・歯列矯正・咬合に対する理解
輪郭形成では、「顔を正面や横から見てどう見えるか」だけを評価すればよいわけではありません。
上下顎骨の位置、歯列、咬合、口元の突出感などは、顔貌と密接に関係しています。
たとえば患者様が、
「顎が小さい」
「口元が出ている」
「顔が長い」
「左右差がある」
と感じていても、その原因がオトガイ単独の形態なのか、歯槽性の問題なのか、上下顎骨そのものの位置関係なのかによって、適切な治療方法は異なります。
したがって、歯列・咬合まで含めて顔面骨格を評価する視点が必要です。

④ 輪郭形成ではなく「両顎手術」が望ましいケースもあります
ここは非常に重要です。
患者様が希望される変化によっては、下顎角形成やオトガイ形成などの美容的な輪郭形成だけでは、根本的な骨格の問題を十分に改善できないことがあります。
上下顎骨の位置関係や咬合に問題がある場合には、Le Fort I型骨切り術や下顎枝矢状分割術(SSRO)などを組み合わせた顎矯正手術、いわゆる両顎手術を検討した方が望ましいケースがあります。
反対に、咬合や上下顎骨の位置関係に大きな問題がなく、顔面輪郭そのものを整えることが目的であれば、頬骨形成、下顎角形成、オトガイ形成などが適している場合があります。
つまり重要なのは、単に患者様の希望する手術を行うことではなく、
「この患者様に本当に必要なのは輪郭形成なのか、それとも両顎手術を含む顎矯正手術なのか」
を適切に判断することです。
その判断を行うためにも、美容的な輪郭形成だけでなく、両顎手術を含む顎矯正手術についても十分な知識と経験を有していることが望ましいと考えています。
⑤ 美容外科特有の「輪郭をデザインする経験と骨切りテクニック」
一方で、顎顔面外科・口腔外科や顎矯正手術の知識だけでも、美容目的の輪郭形成として十分とはいえません。
美容外科では、
「どこを、どの程度骨切りすれば、その患者様にとって自然で美しい輪郭になるのか」
という審美的な判断が求められます。
頬骨、下顎角、下顎体部、オトガイは、それぞれ独立した構造ではありません。
正面、斜位、側面から顔全体を評価し、顔幅、フェイスライン、オトガイの幅・長さ・前後的位置、左右差などを総合的に考えながら手術を設計する必要があります。
そのため、美容外科として輪郭形成を継続的に行ってきた経験と、顔全体をデザインする技術・センスも重要なのです。
⑥ 全身麻酔と周術期管理

本格的な輪郭形成や両顎手術は全身麻酔下で行われるため、手術手技だけではなく周術期管理も極めて重要です。
術前の全身状態の評価に加え、術中には麻酔管理、気道管理、出血管理などが必要となります。
さらに術後も、出血、血腫、腫脹、気道への影響、疼痛、悪心・嘔吐などに注意して経過をみる必要があります。
特に顎顔面領域の手術では、高い術後管理能力が求められます。
当院では、全身麻酔を伴う輪郭形成では麻酔科専門医と連携し、手術だけではなく周術期の安全管理を高いレベルで行なっています。
輪郭形成には、複数領域を横断する総合力が求められます

輪郭形成に必要なのは、骨を削る技術だけではありません。
形成外科としての顔面解剖・軟部組織・創傷治癒への理解。
顎顔面外科・口腔外科としての顔面骨手術の知識と経験。
歯科・歯列矯正・咬合に対する理解。
両顎手術を含む顎矯正手術の知識と経験。
美容外科として顔全体の輪郭をデザインする経験と技術。
そして、全身麻酔を含めた周術期管理。
これらは別々のものではなく、互いに密接に関係しています。
そして何より重要なのは、「どの手術を行うか」だけではなく、「その患者様にはどの治療が適しているのか」を正しく判断できることです。
そのためには、ひとつの領域だけに偏るのではなく、これらすべての領域について十分な知識・経験・技術を備えたうえで、総合的に診断・治療計画を立てることが望ましいと私たちは考えています。
パールスキンクリニック天神では、形成外科・美容外科だけで完結させるのではなく、必要に応じて口腔外科・歯科・歯列矯正・麻酔科とも連携し、骨格、歯列・咬合、軟部組織、顔全体の審美性、そして安全性まで含めて考える輪郭形成を大切にしています。
輪郭形成をご検討中の方は、まずはカウンセリンングでご相談ください。
輪郭形成術
費用の目安:110万円〜275万円(術式により異なります。)
※麻酔代別途
【主なリスク・副作用】
痛み、腫れ、浮腫み、内出血、術後出血、血腫、創離開、感染、プレート感染、左右差、感覚麻痺、骨段差、骨癒合に関する問題など。手術内容により異なります。
※自由診療(保険適用外)です。
※術後経過・ダウンタイムには個人差があります。
※実際の術後管理については、手術内容および診察時の指示を優先してください。
福岡天神で、
目・鼻・輪郭・フェイスリフト・他院修正・脂肪吸引・脂肪注入・豊胸・バストなど本格的な美容外科なら
パールスキンクリニック天神
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【クリニック情報・アクセス】
- 所在地: 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神3丁目5-13 山道歯科医院ビル3階(親不孝通り沿い)
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福岡・天神で鼻整形、小顔・輪郭形成、フェイスリフト、二重整形、眼瞼下垂、クマ治療や肌治療をご検討中の方は、どうぞお気軽にご相談ください。
【輪郭形成担当医(院長)】
美容外科・美容皮膚科・形成外科
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️米国形成外科学会 国際会員
🎖️医学博士
🎖️Crisalix 鼻・輪郭エキスパート認定(スイス3DシミュレーションのCrisalix社の公式出版に論文掲載)

【山道医師の鼻整形における学術業績】
🌏 オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が発刊する世界最高峰の美容外科国際学術誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されています。
https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479
🏆 山道院長の鼻整形における研究は、スイスCrisalix社の公式Publicationsに収載され、同社の3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献を評価され、クリスタルトロフィー(Crisalix 3D Expert Certificate)が授与されました。
https://www.crisalix.com/en/publications
📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆
🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得
眼瞼下垂に時にみられる症状(頭痛・肩こり)が、手術後にどのように改善(変化)するかを検討した医学系臨床研究で課程博士(医学博士号)を取得しています。
🏥クリニック情報・カウンセリングのご予約
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