顔が大きく見える原因とは?原因別の改善方法を形成外科専門医が解説

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

「顔が大きく見えるのが気になる」
「小顔になりたいけれど、どの施術が必要かわからない」
「エラの骨が原因なのか、筋肉(咬筋)なのか、脂肪なのか判断できない」

このようなお悩みでご相談いただくことは少なくありません。

実際には、「顔が大きく見える原因」は一つではなく、骨格・筋肉・脂肪・皮膚のたるみなど、さまざまな要因が関係しています。

原因によって適した治療法は異なるため、まずはどこに原因があるのかを正しく診断することが大切です。

この記事では、形成外科専門医・美容外科専門医の立場から、顔が大きく見える主な原因と改善方法について解説します。


顔が大きく見える原因は大きく5つあります

① 骨格(エラ・頬骨・顎)

骨格は顔の大きさや輪郭を決める土台です。

例えば

  • エラ(下顎角)が張っている
  • 頬骨が外側へ張り出している
  • 顎が大きく出ている

といった場合は、骨格そのものが顔を大きく見せている可能性があります。

このような場合には

  • エラ削り
  • 頬骨縮小術
  • オトガイ形成(顎形成術)

などの骨そのものを縮小する輪郭形成が選択肢となります。


② 咬筋(エラの筋肉)が発達している

歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方では、咬筋が発達し、エラが張って見えることがあります。エラが張っていると、顔の余白が大きくなり、四角顔に見えてしまいます。

このタイプでは、骨を削らなくてもボツリヌストキシン注射で改善が期待できる場合があります。

一方で、下顎骨の張り出しが主体の場合には、ボツリヌストキシン注射だけでは十分な改善が得られないことが多く、エラ削り(下顎角形成術)を行います。


③ 脂肪が多い

体重増加や体質により、頬やフェイスラインに脂肪がつくと顔が大きく見えます。

この場合には

  • ダイエット
  • 脂肪吸引
  • 脂肪溶解注射

などが適応となることがあります。

ただし、脂肪を取りすぎると将来的にこけた印象になることもあるため、適切な診断が重要です。


④ 加齢による皮膚のたるみ

年齢とともに

  • SMAS(表在性筋膜)
  • 皮膚
  • リガメント

がゆるむことで、フェイスラインがぼやけ、顔が大きく見えることがあります。

特に40代以降では、「骨格が変わった」のではなく、「たるみによる下垂」が原因であるケースも少なくありません。

このような場合には

  • フェイスリフト
  • ネックリフト
  • 必要に応じて脂肪吸引

などが選択肢となります。


⑤ むくみ

睡眠不足や塩分摂取、生活習慣などによる一時的なむくみで、顔が大きく見えることもあります。

この場合には美容外科手術ではなく、生活習慣の見直しが有効なこともあります。


原因は一つとは限りません

実際には

  • 骨格
  • 咬筋
  • 脂肪
  • たるみ

が複数重なっていることも多くあります。

例えば

「エラ削りだけ」

では十分な改善が得られず、

フェイスリフトやオトガイ形成を組み合わせることで、より自然なフェイスラインになるケースもあります。

そのため、原因を一つだけと決めつけず、顔全体を総合的に評価することが重要です。


当院で大切にしている診断

当院では「小顔にすること」を目的とするのではなく、

顔全体のバランスを整え、自然な輪郭を目指すことを大切にしています。

診察では

  • 骨格
  • 筋肉
  • 脂肪
  • 皮膚
  • 年齢変化

を総合的に評価し、一人ひとりに適した治療をご提案しています。

必要以上に骨を削ったり、脂肪を取りすぎたりするのではなく、患者様のお顔立ちに合わせて、本当に必要な施術をご提案します。


FAQ(よくある質問)

①エラ削りとボトックスはどう違いますか?

ボトックスは筋肉が原因の場合に効果が期待できます。一方、骨格の張り出しが原因の場合は、エラ削りが適していることがあります。

②顔が大きい原因は自分でわかりますか?

骨格・筋肉・脂肪・たるみは見た目だけでは判断が難しいこともあります。適切な治療を選ぶためには、輪郭形成を行っている専門医の診察で原因を評価することが重要です。

③輪郭形成をすれば必ず小顔になりますか?

輪郭形成は骨格を整える手術ですが、顔が大きく見える原因が脂肪やたるみの場合は、他の治療を組み合わせた方が良いケースもあります。


まとめ

「顔が大きく見える」と感じる原因は、骨格だけではありません。

骨格・筋肉・脂肪・たるみなど、複数の要因が関係していることが多く、原因に応じて適切な治療法は異なります。

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医としての知識・経験・技術をもとに、お顔全体のバランスを評価し、一人ひとりに適した治療をご提案しています。

小顔治療や輪郭形成をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。

※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。効果・経過には個人差があります。

🏥 パールスキンクリニック天神
美容外科・美容皮膚科 院長 山道 光作

🏅 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️ 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️ 医学博士

👨‍⚕️ 【執刀・解説医師】 パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

🎓 【山道医師の主な学術業績】 

🌏 オックスフォード大学出版局発刊の国際美容外科誌『Aesthetic Surgery Journal Open Forum』に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。

📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得

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斜鼻矯正術とは? ― 美容鼻形成の中でも「できる医師が限られる」専門領域

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

鼻を整える手術というと、「鼻先を高くする」「鼻筋を通す」といった一般的な美容鼻形成をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、斜鼻(鼻が左右どちらかに曲がっている状態)の矯正は、その中でもひときわ専門性の高い分野です。

なぜなら、斜鼻矯正は単に「鼻を高くする」手術ではなく、骨・軟骨・鼻中隔という鼻の構造そのものを立体的に適切な形態へ組み替える手術だからです。美容外科クリニックの中には、ヒアルロン酸注入や鼻尖形成までは扱っていても、骨切りを伴う斜鼻の複合手術には対応できないところも少なくありません。

Plastic surgery can make patients smile and feel happy after surgery. Rhinoplasty is a surgical procedure that involves altering the shape of the nose. Before rhinoplasty, the doctor examines the patient’s nose.

斜鼻はなぜ「曲がって」しまうのか

斜鼻には、大きく分けて次のようなタイプがあります。

  • 骨性斜鼻:鼻骨そのものが左右非対称に成長・変形している
  • 軟骨性斜鼻:鼻中隔軟骨や上外側鼻軟骨の後天性弯曲によるもの
  • 外傷性斜鼻:過去の鼻骨骨折の治癒過程で生じたもの
  • 複合型:骨と軟骨の両方に変形がまたがるC字型・S字型の斜鼻

特に複合型は、骨と軟骨それぞれに対して異なるアプローチが必要になるため、術前診断、評価の精度と、複数の術式を組み合わせて再構築するための専門技術の両方が求められます。

斜鼻矯正に用いられる主な術式

斜鼻を根本から矯正するためには、以下のような技術を、症例に応じて組み合わせて用います。

鼻骨骨切り

左右に偏位した鼻骨を、内側・外側からの骨切りによって正中に戻す基本術式です。骨切りのパターンも複数あり、症例によって骨切りデザインを使い分ける必要があります。骨切りによって、鼻骨の可動性を作り出したうえで、正確な位置に固定する必要があります。

鼻中隔矯正術

斜鼻の多くは、実は鼻の内部にある鼻中隔(軟骨・骨の板)の弯曲が原因になっています。弯曲した部分を切除・修正し、鼻の「土台」を正中に整える、機能面(鼻づまり改善)にも直結する術式です。

SMR(粘膜下鼻中隔切除術)

鼻中隔弯曲が強い場合に、粘膜を温存しながら弯曲した軟骨・骨部分を切除する術式です。呼吸機能の改善と、後述するグラフト材料の採取を兼ねることもあります。

スプレッダーグラフト

鼻中隔と上外側鼻軟骨の間に自分の軟骨を移植し、鼻背のラインを整えつつ、鼻腔の内腔(鼻弁)を広げて機能面も補強する術式です。斜鼻矯正後の鼻背の直線性を保つうえで重要な役割を果たします。

鼻尖形成術

鼻中隔や骨格の矯正に伴って歪みが生じやすい鼻尖部を、軟骨の形成・縫合によって左右対称に整えます。

肋軟骨移植

鼻中隔軟骨だけでは矯正に必要な支持力や量が不足する場合、自家組織である肋軟骨を採取し、鼻の支柱(L-strut)や移植材料として用います。特に重度の斜鼻や修正手術で検討する選択肢となります。

なぜ「複合手術」としての技術力が問われるのか

これらの術式は、単独で行っても斜鼻は治りません。骨切りだけ行えば軟骨の弯曲が残り、軟骨だけ矯正しても骨格のズレが残ります。つまり斜鼻矯正とは、骨・鼻中隔・軟骨移植を一つの手術デザインとして統合し、機能(呼吸)と整容(見た目の直線性)を同時に成立させる再構築手術です。

これは、美容鼻形成の技術だけでなく、形成外科領域における鼻形成で培われる構造的な診断・再建の視点があってはじめて成立します。

斜鼻矯正術の主なリスク

斜鼻矯正術は、構造的な鼻の曲がりを土台から修正し、外鼻形態も美的に整える手術ですが、骨の変形には後戻りというリスクが一定の確率で種々の程度でみられます。後戻りはまったくないこともありますが、若干の曲がりの後戻りの可能性があることをご理解・ご認識いただく必要があります。
その後戻りリスクを最低限に留めるために、スプレッダーグラフトや鼻尖形成術をあわせて行い、曲がりの再発を抑えます。
当院では、斜鼻矯正、鼻骨骨切り術のエキスパートである院長が、少なめのダウンタイムで、後戻りを最低限に抑え、美的な仕上がりにこだわった斜鼻矯正複合手術を行っております。

形成外科と美容外科、両方の専門性が求められる理由

パールスキンクリニック天神 院長・山道光作は、日本形成外科学会認定 形成外科専門医・指導医と、日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医の両方を取得しています。

斜鼻矯正のように、骨切り・鼻中隔操作・軟骨移植という再建外科的な技術と、仕上がりの繊細な美的判断の両方が問われる手術では、この二つの専門性を併せ持つことが、手術デザインの精度に直結します。米国形成外科学会(ASPS)国際会員でもあり、鼻整形に関する研究論文を国際誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum(Oxford University Press)に発表するなど、学術面での裏付けも継続的に積み重ねています。

症例紹介:斜鼻の複合手術

今回ご紹介する症例は、鼻骨・鼻中隔の複合的な弯曲による斜鼻に対し、骨切り・鼻中隔矯正・グラフトを組み合わせた複合手術を行ったケースです。術後、鼻筋のラインが正中に整い、左右対称性が大きく改善しています。術後は鼻閉感もすっかり改善し、経過にご満足いただけました。

【施術内容】斜鼻矯正複合手術
【料金の目安】150万円〜250万円(税込)
【主なリスク・副作用】痛み・赤み・腫れ・内出血・鼻血・創離開・感染・後戻り・鼻閉・傷跡・一時的な感覚鈍麻など
※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。効果の感じ方・経過には個人差があります。Before/After写真は、同意の元、個人が特定されないよう配慮のうえ掲載しています。

斜鼻矯正術のダウンタイム目安

骨切り・鼻中隔矯正・軟骨移植を組み合わせる複合手術のため、鼻尖形成のみの手術と比べるとダウンタイムはやや長めです。あくまで目安であり、術式の組み合わせや個人差によって前後します。

時期状態の目安
手術当日〜3日目鼻内にパッキング・シーネ(外固定)を装着。鼻づまり・圧迫感あり。クーリング継続し、頭部の安静が必要。
4日目〜1週間腫れ・内出血が目立ちやすく、患部の安静が必要。眼鏡がかけられません。
1〜2週間1週間後ごろ、外固定(ギプス)を除去。内出血は徐々に軽快。マスクでの外出は可能なレベルまで改善。患部の安静が必要。
2〜3週間強い腫れは落ち着き、日常生活・お仕事への支障は少なくなります。夜間のみギプス固定。
1〜3ヶ月浮腫み・腫れ・違和感などが残ることがあります。うつ伏せ、鼻かみ、鼻への刺激があるようなスポーツ(ボクシング・空手・レスリング)などは3ヶ月禁止。エクササイズ、ジョギングなどはOK。
3ヶ月〜1年骨・軟骨が安定し、最終的な仕上がりに近づきます。
  • 洗髪・シャワー:翌日以降、患部に水がかからなければ可能
  • 激しい運動・サウナ・飲酒:腫れ・内出血の悪化を避けるため1ヶ月程度は控えていただきます
  • 抜糸:1週間後頃、抜糸を行います。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 斜鼻矯正術は保険適用になりますか? 鼻中隔の弯曲によって鼻づまりなど機能的な問題(睡眠時無呼吸、慢性的な鼻閉など)が診断された場合、鼻中隔矯正術(弯曲矯正)自体は保険診療の対象となることがあります。ただし、美容目的の外鼻形成術を併用する場合は自由診療となるのが一般的です。当院では、美容的な仕上がりを重視した美容鼻形成を基準としており、自由診療で行っています。

Q2. 手術時間は、どれくらいかかりますか? 弯曲の程度や組み合わせる術式(骨切り・スプレッダーグラフト・肋軟骨移植の有無など)によって異なりますが、複合手術の場合は2〜4時間程度を要することが多いです。

Q3. 術後の痛みはどの程度ですか? 鼻の内部の圧迫感・鼻づまり感が中心で、強い痛みを訴える方は比較的少ない傾向にあります。鎮痛剤で対応可能な範囲であることがほとんどです。

Q4. 完全に左右対称にはなりますか? 斜鼻矯正術によって多くの方が大きな改善を実感されますが、人の顔は元々、生理的な非対称もあるため、100%の左右対称を保証するものではありません。また、骨・軟骨の治癒過程では若干の後戻りもあります。当院では、最終的な結果が極力(ほぼ)まっすぐになるよう、またダウンタイムを最小限にできるようにエキスパート鼻外科医が工夫を加えて手術を担当しております。骨格・軟骨の状態を踏まえた「美的バランスの取れた直線性」を目標に手術デザインを行っています。

Q5. 肋軟骨移植は必ず必要ですか? 必須ではありません。鼻中隔軟骨で十分な支持力が確保できる場合は、鼻中隔軟骨や耳介軟骨を利用します。弯曲が強い症例や修正手術など、軟骨の量・強度が不足するケースで肋軟骨移植を検討します。

Q6. 呼吸のしやすさも改善しますか? 斜鼻の原因が鼻中隔弯曲にある場合、SMRや鼻中隔矯正術によって鼻腔の通気性が改善し、鼻づまりの軽減が期待できます。見た目の直線性と機能の両方を同時に検討できる点が、この手術の特徴です。

Q7. 他院で受けた鼻整形の修正も可能ですか? 可能です。むしろ修正手術こそ、骨・軟骨・鼻中隔を含めた立体的な再構築の知識が必要となるため、複合手術の経験が生きる領域です。過去の手術内容によって難易度は異なるため、まずはご相談ください。

まとめ

斜鼻矯正術は、美容鼻形成の中でも「対応できる医師が限られる」専門領域です。鼻骨骨切り・鼻中隔矯正術・SMR・スプレッダーグラフト・鼻尖形成術・肋軟骨移植といった複数の技術を、患者様一人ひとりの骨格・軟骨の状態に合わせて組み合わせる設計力が求められます。

鼻の曲がりでお悩みの方は、機能面(呼吸のしやすさ)と整容面(見た目の直線性)の両方を診断できる、形成外科・美容外科双方の専門性を持つ医師への相談をおすすめします。


【執刀・解説医師】
美容外科・美容皮膚科・形成外科 
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️米国形成外科学会 国際会員
🎖️医学博士

【山道医師の鼻整形における学術業績】
🌏 オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が発刊する国際美容外科誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479

🏆 山道院長の鼻整形における研究は、スイスCrisalix社の公式Publicationsに収載され、同社の3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献を評価され、クリスタルトロフィー(Crisalix 3D Expert Certificate)が授与されました。

https://www.crisalix.com/en/publications

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「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得

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こめかみリフトとは?効果・持続期間・こめかみのくぼみ改善の仕組みを解説

この記事の監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師
(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

はじめに

「なんだか最近、目尻が下がって見える」「こめかみがくぼんで、疲れた印象になった」——そんな変化を感じたことはありませんか。

こめかみの老化は、頬や顎のたるみに比べて見落とされがちですが、実は顔全体の印象を大きく左右するポイントです。こめかみがくぼむと、まゆ尻や目尻が下がり、実年齢より老けた印象や疲れた印象につながるとされています。

この記事では、こめかみのたるみ・くぼみが起こる仕組みから、こめかみリフトの施術内容、効果の持続期間、糸リフトとの違いまで、パールスキンクリニック天神院長・山道光作医師の知見をもとに詳しく解説します。


1. こめかみのたるみ・くぼみが老けて見える理由

こめかみ部分が老けて見える主な原因は、以下の3つが組み合わさって生じると考えられています。

① 脂肪・軟部組織の減少
加齢とともにこめかみ周辺の皮下脂肪や側頭部の軟部組織が減少し、骨格が浮き出るようにくぼんでいきます。

② 皮膚のたるみ
皮膚の弾力低下により、こめかみから頬にかけての皮膚が重力の影響で下垂します。この下垂が、まゆ尻や目尻を引き下げる方向に働くため、目元の印象にも影響するとされています。

③ 側頭筋・骨格の変化
側頭筋の萎縮や骨吸収も、こめかみのボリューム減少に関与すると考えられています。

④生まれつきの骨格
うまれつきの骨格の影響で、側頭骨や側頭筋の凹みが目立つタイプの場合、加齢性変化ではなく、もとよりこめかみの凹みが目立つ方がいます。

これらは単独で起こるというより、複合的に進行するため、表面的なハリだけでなく、たるみの「引き上げ」自体にアプローチする施術が有効とされる場合があります。


2. こめかみリフトの施術内容

こめかみリフトは、こめかみ部分を切開し、たるんだ皮膚や皮下組織を引き上げて固定する施術です。

施術の流れ(一般的な例)

  • 生え際の中に沿って切開を行うため、傷跡が目立ちにくいよう配慮されます
  • 皮下のたるみを引き上げ、側頭筋膜などにしっかりと固定
  • 余剰皮膚を切除し、縫合

麻酔
局所麻酔または静脈麻酔で対応するのが一般的です。全身麻酔が必要なケースでは、パールスキンクリニック天神では麻酔科専門医が担当する体制を取っています。

ダウンタイム
腫れや内出血は個人差がありますが、多くの場合1〜2週間程度で落ち着いていくとされています。抜糸のタイミングや洗髪・メイクの再開時期については、カウンセリング時に個別にご案内します。


3. こめかみリフトの効果と持続期間

こめかみリフトによって期待できる主な変化は以下の通りです。

  • こめかみのくぼみ改善による若々しい印象
  • まゆ尻・目尻の引き上げによる、目元全体の印象改善
  • 頬のたるみ改善への波及効果

効果の持続期間には個人差がありますが、皮膚や組織を切開・固定する施術のため、糸リフトなど非切開の施術と比較して、比較的長期間効果が持続する傾向があるとされています。ただし、加齢による組織の変化は施術後も継続するため、永続的な効果を保証するものではない点にご留意ください。


4. 糸リフトとの違いは?併用はできる?

「こめかみのたるみが気になるけれど、こめかみリフトと糸リフトどちらが良いか分からない」というご相談も多くいただきます。

こめかみリフト糸リフト
方法切開して組織を引き上げ固定特殊な糸を挿入して引き上げ
ダウンタイム1~2週間1週間前後
持続期間の傾向5〜10年1〜2年(糸の種類により異なる)
適した方しっかりとした引き上げを希望する方ダウンタイムを抑えたい方・軽度のたるみの方

たるみの程度や希望するダウンタイムによって適した施術は異なるため、カウンセリングでの見極めが重要です。


5. こめかみ〜首まで一体的にリフトアップする「フルフェイスリフト」

こめかみリフト単独での施術も可能ですが、顔面の皮膚や表在性筋膜、表情筋は首まで一体となって連続し、繋がっています。こめかみだけのリフトアップ手術を行なっても、他の部位のタルミが改善しないと不自然な印象に仕上がる可能性もあります。

そのため、患者様の状態によっては、こめかみからお顔全体、首元まで含めたフルフェイスリフトを行う方が良いケースもあります。

適応のおすすめは、切開フェイスリフトを日常的に行なっている、美容外科専門医がカウンセリングの際に、ご提案します。

こめかみリフトも併用した、フルフェイスリフトの症例紹介

こめかみ〜首元までのフルフェイスリフトの症例①
【施術内容】フルフェイスリフト【料金の目安】154万円〜198万円
【主なリスク】痛み、腫れ、内出血、血腫、創離開、皮膚壊死、感染、傷跡など
※自由診療(保険適用外)
※医師の診察により適応を判断します
※効果・仕上がりには個人差があります
こめかみ〜首元までのフルフェイスリフトの症例②
【施術内容】フルフェイスリフト【料金の目安】154万円〜198万円
【主なリスク】痛み、腫れ、内出血、血腫、創離開、皮膚壊死、感染、傷跡など
※自由診療(保険適用外)
※医師の診察により適応を判断します
※効果・仕上がりには個人差があります

6. 料金

こめかみリフト:660,000円(税込)

※料金は変更となる場合がございますので、最新情報は公式サイトまたはカウンセリングにてご確認ください。
※初診料3,300円・再診料1,100円(対面・オンライン共通)

【主なリスク・副作用】痛み・腫れ・内出血・血腫・創離開・感染・傷跡・生え際の脱毛・時間が経つとたるみが再発するなど


7. よくある質問

Q. こめかみリフトの効果はいつから実感できますか?
A. 通常、腫れが落ち着いてくる術後1〜2週間ほどで効果を感じることができますが、個人差があります。

Q. こめかみリフトは痛いですか?
A.局所麻酔・静脈麻酔・全身麻酔を使用して施術を行うため、通常は施術中に痛みを感じることは、ほとんどありません。術後は多少の痛みや突っ張り感を感じる場合がありますが、内服薬などでコントロール可能です。

Q. 傷跡は目立ちますか?
A. 生え際の中に沿って切開するため、傷跡が目立ちにくいよう配慮されています。ただし、術後1ヶ月ほどは生え際の脱毛などで、傷跡が見えやすい時期となります。傷跡の目立ち方には個人差があります。

Q. 他院でこめかみリフトを受けたが仕上がりが気になる場合、修正は可能ですか?
A. 他院での施術後の修正についてもご相談を承っております。まずはカウンセリングで現在の状態を確認させていただきます。

Q. こめかみリフトだけでなく、フェイスリフトも同時に受けられますか?
A. 部位や範囲によっては同時に施術を行うケースがあります。特に、顔全体の老化でたるみのある場合は、フルフェイスリフトをおすすめしております。適応については個々の状態を診察のうえ判断いたしますので、カウンセリングでご相談ください。


8. パールスキンクリニック天神について

院長の山道光作医師は、形成外科専門医・形成外科領域指導医、JSAPS美容外科専門医の資格を持ち、福岡大学医学部卒業後、福岡山王病院形成外科医長、福岡大学医学部臨床准教授を歴任。眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究で医学博士号を取得しています。

また、鼻整形における3Dシミュレーションの精度と患者満足度に関する研究論文が、Oxford University Press発刊の国際学術誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載され、この研究はスイスCrisalix社の公式Publicationsにも収載、Crisalix 3D Expert Certificateを授与されています(DOI: 10.1093/asjof/ojaf110)。

パールスキンクリニック天神では、フェイスリフト・輪郭形成領域において都内有数の美容外科医を招聘し、専門医2名体制で施術にあたっています。全身麻酔が必要な場合は麻酔科専門医が担当し、安全面にも配慮した体制を整えています。

【執刀医・解説医師】

パールスキンクリニック天神 
院長 山道 光作

🏅 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅 日本形成外科学会認定 形成外科専門医・指導医
🎖️ 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️ 医学博士

【山道医師の学術実績】
📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得

🌏 Oxford University Pressが発刊する国際美容外科誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。
https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479

🏆 本研究はスイス Crisalix 社の公式 Publications に収載され、3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献が評価され、Crisalix 3D Expert Certificate が授与されました。
https://www.crisalix.com/en/publications

9. ご予約・お問い合わせ

こめかみのたるみ・くぼみでお悩みの方は、まずはカウンセリングでご相談ください。
オンライン診療にも対応しております。

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https://www.pearl-skin.jp

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当院の輪郭形成|美しい結果と安全性の両立

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師
(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

美容外科の中でも難易度の高い輪郭形成術では、美しい結果と安全性の両立が重要となります。

「骨を扱う骨切り術は、一旦削るあるいは骨切りを行うと簡単には修正が効かない」という点が、その難易度の高さの理由です。

患者様一人ひとりの輪郭、咬合、軟部組織のバランス、そして顔全体の調和を総合的に評価し、機能と審美性の両立を目指す高度な美容外科手術の一つです。

パールスキンクリニック天神では、院長の山道光作が手術を担当します。美的デザインにこだわり、美しい結果と安全性にこだわって手術を行なっております。
両顎手術など、必要に応じて口腔外科専門医と連携した共同手術も行っています。


美容外科医がデザインし、執刀します

当院の輪郭形成では、美容外科医である院長が術前の診断・デザイン・手術を担当します。

輪郭形成で重要なのは、「どれだけ骨を削るか」だけではありません。

  • 顔全体とのバランス
  • あらゆる角度から見た輪郭
  • フェイスラインの美しさ、滑らかさ
  • ご本人の希望

これらを総合的に考慮し、自然で洗練された変化を目指します。

過度な変化ではなく、「元々この輪郭だったかのような自然さ」を大切にしています。


必要に応じて口腔外科専門医と共同手術

輪郭形成では、上顎骨、下顎骨、頬骨、オトガイ部周囲を扱いますが、その周辺には重要な神経や血管が存在します。

そのため当院では、安全性を高める目的で、症例に応じて口腔外科専門医と連携した手術体制を整えています。

それぞれの専門分野の知識と経験を活かすことで、

  • 解剖学的安全性
  • 骨切りの正確性
  • 万一への対応力

を高いレベルで確保しています。


骨切りの技術を洗練し、手術時間の短縮にもこだわっています。

例えば、オトガイ形成(Sliding Genioplasty)は、輪郭形成の中では比較的短時間で行える手術ですが、約60〜90分程度で手術を完了します。

輪郭2点、3点など手術の内容が複雑になれば、時間が増えるのは必然ですが、効率よく丁寧に手術を行うことで、手術時間を短縮し、患者様のご負担を最小限に抑えるように努めています。


全身麻酔で安全に手術を行います

輪郭形成は全身麻酔で行います。

当院では麻酔科専門医による全身麻酔管理を行い、

  • 全身状態の管理
  • 呼吸・循環管理
  • 術中の安全管理
  • 術後の疼痛コントロール

まで一貫して対応しています。

美容外科手術だからこそ、安全な麻酔体制は非常に重要であると考えています。


緻密な術前デザインが結果を左右します

手術の成功は、術前評価でほぼ決まると言っても過言ではありません。

当院では、

  • 正面・側面・斜位からの評価
  • 顔全体の黄金比
  • 下顔面のバランス
  • オトガイの突出量
  • 左右差
  • オトガイ筋や軟部組織の厚み
  • 首・フェイスラインとの連続性

まで詳細に分析し、手術計画を立てています。

「何mm動かすか」だけではなく、「術後にどのような印象になるか」を重視しています。


解剖学的評価を徹底しています

骨切り手術では、術前の解剖評価が極めて重要です。

CT画像を用いて、

  • オトガイ孔の位置
  • 下歯槽神経の走行
  • 骨の厚み
  • 歯根との距離
  • 左右差
  • 骨形態

などを詳細に確認します。

これにより、安全な骨切りラインや固定方法を術前にシミュレーションし、神経損傷などのリスク低減に努めています。


「短時間」よりも「無駄のない正確な手術」

「手術時間が短い=良い手術」ではありません。

一方で、経験に基づいた効率的な手術は、

  • 麻酔時間の短縮
  • 出血量の軽減
  • 腫れや身体への負担軽減

につながる可能性があります。

当院では、安全性を最優先としながら、無駄のない正確な手術を心がけています。


当院が大切にしていること

輪郭形成は、患者様の一生に関わる大きな手術です。

そのため当院では、

  • 美容外科医による美的デザイン
  • 必要に応じた口腔外科専門医との連携
  • 麻酔科専門医による全身麻酔管理
  • CTを用いた詳細な解剖学的評価
  • 顔全体のバランスを重視した手術計画
  • 美容外科エキスパートによるシミュレーション

という万全の体制で、患者様が安心して手術を受けられる環境づくりに努めています。

自然で美しいフェイスラインを目指すだけでなく、安全性にも十分配慮した輪郭形成をご提供いたします。


よくあるご質問

Q. 手術時間はどのくらいですか?

オトガイ形成単独の場合は約60分〜90分前後が目安です。骨切り範囲や併用手術によって異なります。

Q. 麻酔は何ですか?

全身麻酔で行います。当院では麻酔科専門医が麻酔管理を担当し、安全性を重視した体制を整えています。

Q. CT検査は必要ですか?

輪郭形成ではCTが必須となります。神経や歯根、骨形態を正確に分析し、安全で理想的な手術計画を立てるため、CTによる術前評価を重視しています。

輪郭形成術では、患者様一人ひとりの骨格、咬み合わせ、軟部組織のバランス、そして顔全体の調和を総合的に評価し、機能と審美性の両立を目指す高度な手術です。

パールスキンクリニック天神では、美容外科医による美的デザインを中心に、必要に応じて口腔外科専門医と連携した共同手術を行います。

※ 本記事で紹介した治療はいずれも自由診療であり、公的医療保険は適用されません。効果には個人差があります。また、いずれの施術にも出血・感染・神経損傷・左右差・腫れなどのリスク・副作用が伴う可能性があります。治療をご検討の際は、必ず医師による診察・カウンセリングを受けた上でご判断ください。

山道光作院長について

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医・形成外科領域指導医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
  • 医学博士(眼瞼下垂の研究で学位取得)
  • 元福岡山王病院 形成外科医長/元福岡大学医学部 臨床准教授

形成外科と美容外科、2つの専門医資格を併せ持ち、国際英文医学誌への論文掲載実績がある、日本でも数少ない美容外科医の一人です。


カウンセリングでCrisalix 3Dシミュレーションを体験

鼻整形をはじめ、当院では数多くの施術でCrisalixの3Dシミュレーションをご利用いただけます。

「鼻先をもう少し整えたい」「鼻筋のバランスを見てみたい」——そんなご相談も、3Dの実物大シミュレーションを見ながら、専門医と一緒にイメージをすり合わせていくことができます。

科学的な裏付けのある技術と、形成外科専門医としての確かな技術。その両方を兼ね備えたカウンセリングを、ぜひ一度体験してください。


福岡・天神からアクセス良好

〒810-0001 福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 地下鉄空港線「天神駅」徒歩約5分 TEL:092-401-0082 診療時間:10:00〜19:00(水・日・祝 休診)/完全予約制


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※施術内容・効果には個人差があります。詳細はカウンセリングにてご確認ください。

この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

福岡の鼻整形で名医を選ぶ基準とは?

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師
(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

鼻整形を検討する際、多くの方がクリニックのウェブサイトやSNSで「症例数◯千件」「県内No.1」といった訴求を目にすると思います。しかし実際にカウンセリングを重ねた末に「思っていた仕上がりと違った」「他院で手術を受けたが左右差が気になる」というご相談で来院される方は少なくありません。

鼻は顔の中心にあり、わずか1mm単位のバランスの崩れが印象を大きく左右する部位です。だからこそ、クリニック選びで失敗すると修正が難しく、時間的にも心理的にも大きな負担になります。この記事では、実際に鼻整形を専門とする形成外科専門医の立場から、症例数やランキングだけに頼らないクリニック選びの基準を解説します。

1. 「美容外科専門医」の土台に形成外科があるか

美容外科は独立した診療科ではなく、本来は形成外科で培われる皮膚・軟骨・血流に関する解剖学的知識と手術手技の応用として成り立っています。日本には美容外科医としての資格要件が明確に整備されていない時期に開業した医師も多く存在する一方、形成外科の専門医資格(形成外科専門医)を取得したうえで美容外科専門医(JSAPS認定)を取得する医師もいます。

この違いは、通常の手術では表面化しにくいものの、軟骨移植を伴う隆鼻術や、皮膚・軟部組織のダメージが大きい修正手術が必要になった際の対応力に明確な差として現れます。カウンセリングの際は、「どの学会のどの専門医資格を、どういう順序で取得したか」を確認することをおすすめします。

2. 症例を科学的に「検証」しているか

症例数の多さは経験の目安にはなりますが、それだけでは「本当に良い結果を安定して再現できているか」は分かりません。学会発表や論文投稿は、自身の術式や術後経過を第三者の査読・質疑にさらす行為であり、技術を客観的に検証し続けているかどうかの指標になります。

当院では眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究で医学博士号を取得し、鼻整形領域でも研究活動を継続しています。学会発表歴や論文の有無は、クリニックのウェブサイトやドクター紹介ページで確認できることが多いので、参考にしてみてください。

3. 技術と国際的な評価

近年は3Dシミュレーションなど、術前に仕上がりイメージを共有できる技術が広がっています。当院が発表した鼻整形における3Dシミュレーション技術に関する研究は、Oxford University Pressが発刊する国際美容外科誌Aesthetic Surgery Journal Open Forumに掲載され、開発元であるスイスCrisalix社の公式Publicationsページにも収載されました。

こうした査読のある国際的な一流学術誌への掲載実績をもつ美容外科クリニックは、実は、日本国内にはほとんどないのが現状です。これは、手術経験を科学的に検証し、世界レベルの鼻形成外科医、研究者によって厳正かつ公正な評価を受けて掲載されるため、技術に対する裏付けを確認できる材料になります。

4. 執刀医が自らメスを握っているか

クリニックによっては、カウンセリングを担当する医師と実際に執刀する医師が異なる場合があります。鼻整形はカウンセリング時の評価がそのまま手術デザインに直結するため、診断から執刀まで一貫して同じ医師が担当することが望ましいのは当然です。カウンセリング時に「実際に手術するのはどなたですか」と確認することは、決して失礼な質問ではありません。

5. 修正(リビジョン)症例に対応できるか

他院での手術後に形が崩れた、左右差が出た、といった修正相談に対応できるかどうかも、技術力を判断する材料になります。修正手術は初回手術よりも組織の状態把握が難しく、特化した経験・技術が必要となります。瘢痕化した組織や変形した軟骨を正確に見極め処理する力が求められるため、対応実績の有無はクリニックの技術力を測る一つの目安になります。

よくあるご質問

Q. カウンセリングだけ受けて、他院で手術を受けても大丈夫ですか?
A. もちろん問題ありません。複数のクリニックでカウンセリングを受け、説明の分かりやすさや医師の資格・実績を比較検討することをおすすめします。

Q. 修正手術はどのクリニックでも対応してもらえますか?
A. 修正手術は初回手術よりも難易度が高く、対応できないクリニックもあります。事前に修正症例の実績があるかを確認すると安心です。

ご予約はプロフィールのリンクから☪️

_________________
👨‍⚕️ パールスキンクリニック天神について

当院では、日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会(JSAPS)認定専門医が、カウンセリングから施術まで一貫して担当いたします。解剖学的知見に基づき、個々の鼻の構造に応じた対応方針を医師がご説明します。

3Dシミュレーションを活用し、術前に仕上がりのイメージを共有したうえで、患者様ご自身が納得して治療方針をお選びいただける環境を整えています。他院・海外での施術後のご相談も承っております。まずはカウンセリングにてお気軽にご相談ください。

【執刀・解説医師】
美容外科・美容皮膚科 
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️米国形成外科学会 国際会員
🎖️医学博士

【山道医師の鼻整形における学術業績】
🌏 オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が発刊する国際美容外科誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479

🏆 本研究はスイスCrisalix社公式Publicationsに収載され、同社の3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献を評価され、クリスタルトロフィー(Crisalix 3D Expert Certificate)が授与されました。

https://www.crisalix.com/en/publications

📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得

 🏥クリニック情報・カウンセリングのご予約
パールスキンクリニック天神
住所:福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F
電話:092-401-0082
診療時間:10:00〜19:00
休診日:水日祝

ご予約・お問い合わせ:https://www.pearl-skin.jp/contact
公式サイト:https://www.pearl-skin.jp
Instagram:https://www.instagram.com/pearlskinclinic_yamamichi

#鼻整形 #美容整形 #美容クリニック #形成外科専門医 #美容外科専門医 #福岡美容外科 #天神美容外科 #パールスキンクリニック天神

原因から判断する正しいクマ取り治療|経結膜脱脂・裏ハムラ法・ハムラ法・フェイスリフト

クマ治療で大切なのは「どの手術が優れているか」ではなく適応判断です

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師
(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

近年、目の下の若返り治療を受けたいが、自分にはどの施術が合っているのかわからない。経結膜脱脂、裏ハムラ、表ハムラのどれがいいのかわからない。という方が増えています。そこで今回は、目の下のクマの原因、解剖(構造)、クマ取りの施術を受ける上で知っておくべき知識などについて、解説したいと思います。

目の下の老化の原因

目の下の老化は眼窩脂肪の突出だけで起こるわけではありません。

患者様によって、

・眼窩脂肪の突出
・tear trough(目の下の溝)
・皮膚のたるみ
・眼輪筋や支持靱帯の変化
・下眼瞼から連続する頬・フェイスライン、首までの下垂

など、原因は患者様によって異なります。

そのため「脱脂が良い」「裏ハムラが良い」という単純な比較ではなく、顔全体の加齢変化を診断することが重要です。


目の下のクマ取り:さまざまな手術方法

経結膜脱脂

経結膜脱脂は、下まぶたの裏側(結膜側)から眼窩脂肪を取り除く方法です。
基本的に当院では、若年層以外の患者様にこの方法を適用することはありません。この方法は結膜を数mm切開して、眼窩脂肪を取り出し切除する治療法であり、効果は限られています。それと同時に皮膚のたるみには効果がなく、取りすぎると年をとった時に凹んでしまうリスクがあります。当院では20〜30代前半の一部の患者様に適応することがあります。しかし、一部のクリニックでは、この方法が単純で難易度が低いため、患者様の年齢に関係なく、すべてのこの脱脂で行っているクリニックがあります。当院ではそのような患者様の修正を担当することも多いです。

経結膜脱脂術では、皮膚表面に傷を作らず、結膜側を切開して、眼窩脂肪の突出による膨らみを改善します。皮膚や眼輪筋に緩みがなく、突出の程度が比較的軽度の方では適応となります。

特に、

・若い年代
・皮膚のたるみが少ない
・脂肪突出が主な原因

の場合には適応となります。

一方で、脂肪を取り除く手術であるため、

・皮膚の余り
・頬との境界のくぼみ
・中顔面の下垂

そのものを改善する手術ではありません。

年齢による変化が進んだ場合には、別のアプローチが必要になることがあります。


裏ハムラ法とは?

裏ハムラ法は、目の裏を切開し(経結膜アプローチ)、突出した眼窩脂肪を単純に除去するのではなく、くぼみの部分へ移動させ下眼瞼の凹凸を改善する手術です。

眼窩脂肪を再配置することで、

・目袋の膨らみ
・tear troughの凹み
・下眼瞼〜頬の段差

をなだらかに整えることを目的とします。

脂肪を「減らす」よりも「配置を整える」という考え方です。
皮膚切除は行わないため、下眼瞼皮膚や筋肉の緩みのない方に適応となります。
経結膜脱脂術とは異なり、眼窩脂肪を配置しなおすことで凹みを是正するため、皮膚のたるみが出てくる年代までのつなぎとしてこの方法はよいと考えています。具体的には30歳〜50歳前半までは適応可能なケースがあります。ただ、皮膚のたるみ、目の下のシワが出ている症例では、慎重に適応を選ぶ必要があり、次に説明する皮膚切除を行う表ハムラ法を優先して適応すべきです。


ハムラ法(表ハムラ)が必要になる場合

加齢変化が進むと、問題は脂肪だけではありません。

下まぶたでは、

・皮膚のたるみ・下垂
・眼輪筋のゆるみ
・支持組織のゆるみ

が生じます。

このような場合、皮膚側からアプローチするハムラ法を選択することがあります。

皮膚・筋肉・脂肪を総合的に調整できるため、より進行した下眼瞼の加齢変化に対応できます。


さらに進むとフェイスリフトが必要になる理由

目元だけを治療しても改善に限界があるケースがあります。

顔の老化は連続して起こります。

下眼瞼



フェイスライン

というように、皮膚やSMAS(表在性筋膜)、広頚筋は、それぞれ別個でなく、連続しています。
また、深部には骨と脂肪、皮膚をつなげる支持組織(リガメント)も存在し、このリガメントにも加齢性変化による緩みが生じます。

下眼瞼のたるみ・膨らみを解消する前に、フェイスリフトで顔全体の支持構造を整えることを、先に優先した方がいいケースがあります。


当院では、日常的に切開SMASフェイスリフトを行っており、顔全体の老化現象の一部として下眼瞼の加齢性変化を診断し、トータルで土台からの若返りを目指すことが可能です。ハムラ法は形成外科医でありフェイスリフトのエキスパートであるハムラ医師によって開発された手術方法です。ハムラ法をご検討中の方は、フェイスリフトも行っているかを一つの判断としていただくのが良いと思います。


まとめ:クマ取り治療に大切なのは正しい適応判断

経結膜脱脂、裏ハムラ法、ハムラ法、フェイスリフト。それぞれ優劣があるのではなく、改善できる原因が異なります。大切なのは「何の手術をするか」ではなく、「なぜその変化が起きているのか」を、診断することです。

パールスキンクリニック天神では、形成外科・美容外科のダブル専門医としての解剖学的知識をもとに、目元だけでなく顔全体のバランスを考えた治療をご提案しています。

ダウンタイム・主なリスク

施術後は、個人差はありますが腫れや内出血を生じることが一般的です。また、結膜浮腫が生じることがあります。腫れのピークや消退の時期には個人差があるため、目安となる期間についてはカウンセリング時に詳しくご説明しています。

まれに、外反、左右差、感染、ドライアイ、老化現象による凹みの再発などのリスクも考えられます。当院では、丁寧な診察とアフターケアを通じて、リスクの説明と経過観察に努めています。気になる症状がある場合は、遠慮なく医師にご相談ください。

経験を積んだ形成外科・美容外科のダブル専門医による手術

当院院長の山道光作は、形成外科専門医・形成外科領域指導医であり、眼瞼下垂や二重まぶたの手術を中心に、これまで2,000例以上の眼瞼領域の診療に携わってきました。目の下の解剖学的な構造を理解した上での施術プランをご提案することを大切にしています。

下眼瞼だけでなく、上眼瞼の眼瞼下垂治療などと合わせて総合的にご提案することも可能です。

パールスキンクリニック天神について

当院では、日本形成外科学会認定専門医・日本美容外科学会(JSAPS)認定専門医が、カウンセリングから施術まで一貫して担当いたします。解剖学的知見に基づき、個々の鼻の構造に応じた対応方針を医師がご説明します。

3Dシミュレーションを活用し、術前に仕上がりのイメージを共有したうえで、患者様ご自身が納得して治療方針をお選びいただける環境を整えています。他院・海外での施術後のご相談も承っております。まずはカウンセリングにてお気軽にご相談ください。

執刀医 
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

【専門性・資格】

🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️米国形成外科学会 国際会員
🎖️医学博士(眼瞼手術の研究で博士号を取得しています)

【山道医師の学術業績】

📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得

🌏 オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が発刊する国際美容外科誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479

🏆 本研究はスイスCrisalix社公式Publicationsに収載され、同社の3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献を評価され、クリスタルトロフィー(Crisalix 3D Expert Certificate)が授与されました。

https://www.crisalix.com/en/publications

料金

施術料金(税込)
ハムラ法/裏ハムラ法550,000円→440,000円(モニタープラン)
下眼瞼脱脂(クマ取り)両目330,000円
下眼瞼脱脂(クマ取り)片目198,000円
初診料3,300円

※料金は症状や術式の組み合わせにより変動する場合があります。詳細な料金はカウンセリング時にご確認ください。
※モニター条件:術前後の写真掲載が可能な方
※自由診療(保険適用外)。医師が適応判断します。経過には個人差があります。

カウンセリング予約はこちら

目の下のクマ治療の正しい施術の選択や適応は、お一人おひとりの状態によって異なります。
「自分にはどの方法が合っているのか」「裏ハムラと表ハムラで迷っている」
といった段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。無理に施術をおすすめすることはありません。診察のうえで、施術が適さない場合には正直にお伝えしています。

当院は完全予約制となっております。
WEB予約フォーム、LINE、お電話よりご予約が可能です。

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目の下のクマ・たるみに「ハムラ法」という選択肢

鏡を見るたびに気になる、目の下の影やふくらみ。しっかり寝ても消えない「クマ」の正体は、実は色素沈着ではなく、加齢によって生じる脂肪のふくらみとその下の凹みが作る「影」であるケースが少なくありません。

このような目の下のたるみ・クマに対する治療法として、「ハムラ法」「裏ハムラ法」という選択肢があります。当院(パールスキンクリニック天神)でも、単純な脂肪除去では改善が難しいケースを中心にご相談をいただく施術です。今回は、その特徴や下眼瞼脱脂との違いについてご説明します。

※効果や経過には個人差があります。

そのクマ、脂肪除去だけでは解決しないとされるケースも

目の下のクマ・たるみは、主に次のような要因が組み合わさって生じると考えられています。

  • 眼窩脂肪(眼球を支えるクッションのような脂肪)が前方に突出することでできる「ふくらみ」
  • ふくらみの下にできる、脂肪が少なく凹んだ部分の「影」
  • 皮膚のハリの低下によるたるみ

このうち、ふくらみの原因である脂肪を取り除くだけの施術(下眼瞼脱脂)では、もともとあった凹みがより目立ってしまったり、頬との境目に段差が残ったりする可能性があるとされています。特に、ふくらみと凹みが両方存在するタイプの方では、脂肪を「取る」だけでなく「移動させる」アプローチが検討されることがあります。

ハムラ法とは

ハムラ法は、眼窩脂肪を除去するのではなく、凹んでいる部分(涙袋の下からゴルゴラインにかけて)に移動・固定することで、ふくらみと凹みを同時に整えることを目指す施術です。下眼瞼の睫毛のすぐ下を切開し、眼窩脂肪を移動・固定し、余った皮膚も切除し下眼瞼の皮膚にハリを取り戻します。

自身の脂肪を活かすため、フィラー(ヒアルロン酸)注入とは異なるアプローチであり、皮膚のたるみを伴うケースにも対応しやすいとされています。

裏ハムラ法との違い

「裏ハムラ法」は、まぶたの裏側(結膜)からアプローチする経結膜的な術式で、皮膚の切開を行わないことが特徴です。外側から見える傷跡が残りにくいという点で、皮膚のたるみが比較的軽度な方に選択されることが多い術式です。

一方で、皮膚のたるみが強い場合には、皮膚のアプローチを併用する術式が検討されることもあります。どちらが適しているかは、皮膚の状態や脂肪の量、凹みの深さによって異なるため、カウンセリングでの診断が重要になります。

下眼瞼脱脂(クマ取り)との違い

下眼瞼脱脂とハムラ法は、どちらも「目の下」を扱う施術ですが、目的とアプローチが異なります。

項目下眼瞼脱脂ハムラ法・裏ハムラ法
脂肪の扱い除去する移動・固定する
主な適応ふくらみが主体で、凹みが少ないタイプふくらみと凹みの両方があるタイプ
皮膚のたるみへの対応単独では対応しにくい皮膚アプローチの併用が可能な場合がある

ご自身がどちらのタイプに近いかは判断が難しいことも多いため、無理に自己判断せず、診察の上でご相談いただくことをおすすめしています。

当院では脂肪注入の併用も可能です

下眼瞼の状態によっては、脂肪注入の併用が有効となるケースがあります。
negative vectorという、下眼瞼〜頬が凹んでいるタイプでは、脂肪注入を併用し、ボリュームを増加させると、輪郭改善による若返り効果が増強されます。

こんなお悩みをお持ちの方に検討されることがあります

  • 下眼瞼脱脂を検討したが、脱脂だけでは凹みが残ると言われた方
  • 目の下のふくらみと影の両方が気になる方
  • 皮膚のたるみも併せて気になっている方
  • 他院で脱脂を受けたが、凹みが目立つようになった方(修正のご相談も承っております)

施術の流れ

  1. カウンセリング:目の下の状態を診察し、脂肪の量・凹みの深さ・皮膚の状態を確認します
  2. 施術:局所麻酔(必要に応じて静脈麻酔を併用)のうえ、経結膜または皮膚からアプローチし、脂肪を移動・固定します
  3. アフターケア:術後の腫れや内出血の経過に応じて、通院でのフォローを行います

ダウンタイム・主なリスク

施術後は、個人差はありますが腫れや内出血を生じることが一般的です。また、結膜浮腫が生じることがあります。腫れのピークや消退の時期には個人差があるため、目安となる期間についてはカウンセリング時に詳しくご説明しています。

まれに、外反、左右差、感染、ドライアイ、老化現象による凹みの再発などのリスクも考えられます。当院では、丁寧な診察とアフターケアを通じて、リスクの説明と経過観察に努めています。気になる症状がある場合は、遠慮なく医師にご相談ください。

経験を積んだ医師による診療体制

当院院長の山道光作は、形成外科専門医・形成外科領域指導医であり、眼瞼下垂や二重まぶたの手術を中心に、これまで2,000例以上の眼瞼領域の診療に携わってきました。目の下の解剖学的な構造を理解した上での施術プランをご提案することを大切にしています。

下眼瞼だけでなく、上眼瞼の眼瞼下垂治療などと合わせて総合的にご提案することも可能です。

料金の目安

施術料金(税込)
ハムラ法/裏ハムラ法550,000円→440,000円(モニタープラン)
下眼瞼脱脂(クマ取り)両目330,000円
下眼瞼脱脂(クマ取り)片目198,000円
初診料3,300円

※料金は症状や術式の組み合わせにより変動する場合があります。詳細な料金はカウンセリング時にご確認ください。
※モニター条件:術前後の写真掲載が可能な方
※自由診療(保険適用外)。医師が適応判断します。経過には個人差があります。

よくあるご質問

Q. 保険は適用されますか?
A. ハムラ法・裏ハムラ法は、美容目的の施術として自由診療となります。まぶたの機能に影響するような症状(視野が狭くなる等)がある場合は、保険診療の適応となる可能性もありますので、気になる方は診察時にご相談ください。

Q. 下眼瞼脱脂とどちらが向いているかわかりません。
A. ふくらみと凹みのバランスは人によって異なるため、実際に診察をした上でご提案しています。無料カウンセリングも承っておりますので、まずはご相談ください。

Q. 他院で脱脂手術を受けましたが、凹みが気になります。修正は可能ですか?
A. 症例により対応が異なりますが、他院修正のご相談も承っております。まずは現在の状態を診察させてください。

まとめ

目の下のクマ・たるみは、原因やタイプによって適した施術が異なります。「脂肪を取る」下眼瞼脱脂と、「脂肪を活かす」ハムラ法・裏ハムラ法、それぞれに向き・不向きがあるため、まずは専門医による診察でご自身の状態を把握することが、後悔のない選択につながります。

パールスキンクリニック天神では、形成外科専門医による診察のもと、お一人おひとりの目元の状態に合わせた施術をご提案しています。目の下のお悩みがある方は、お気軽にカウンセリングにお越しください。


【パールスキンクリニック天神】
福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F(地下鉄天神駅徒歩5分)
TEL:092-401-0082
診療時間:10:00〜19:00(水・日・祝休診、完全予約制)
WEB予約:https://www.pearl-skin.jp/contact

解説医師・ 山道光作(やまみち こうさく) 
パールスキンクリニック天神 院長 / MD, PhD

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 医学博士(眼瞼下垂に関する臨床研究により福岡大学より取得)
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員

コンタクトレンズによる眼瞼下垂——長期使用者は要注意|医学博士が解説する発症メカニズムと治療

コンタクトレンズの長期使用は眼瞼下垂の主要な原因のひとつです。メタ解析ではハードコンタクト装用者の眼瞼下垂リスクは非装用者の約17倍と報告されています。眼瞼下垂研究で医学博士を取得した形成外科専門医が、PubMed収載論文に基づき発症メカニズム・治療法まで詳しく解説します。


「コンタクトレンズを長年使っているうちに、まぶたが重くなってきた」 「若い頃より目が小さくなった気がする」 「二重の幅が広がって、三重のようになってしまった」

こうしたお悩みで当院を受診される患者様が、近年増えています。実はこれらの症状の背景に、長期間のコンタクトレンズ使用による眼瞼下垂が隠れていることが少なくありません。

パールスキンクリニック天神では、眼瞼下垂の臨床研究により福岡大学から医学博士号を取得した院長・山道光作が、診察から手術・アフターケアまで一貫して担当しています。眼瞼手術は累計2,000眼瞼以上の経験があり、コンタクトレンズ長期使用による腱膜性眼瞼下垂の症例も数多く手がけてきました。

このコラムでは、なぜコンタクトレンズが眼瞼下垂を引き起こすのか、そのメカニズムから治療のタイミングまで、PubMed収載の一次論文に基づく医学的エビデンスに沿って詳しく解説します。


目次

  1. コンタクトレンズと眼瞼下垂——メタ解析が示す明確なリスク
  2. なぜコンタクトレンズで眼瞼下垂が起こるのか——組織学的エビデンス
  3. ハードとソフト、どちらがリスクが高いのか
  4. こんな症状は要注意——セルフチェックリスト
  5. 治療せずに放置するとどうなるか
  6. 治療は「挙筋腱膜前転術」が基本
  7. コンタクトレンズ性眼瞼下垂手術の症例
  8. よくある質問
  9. まとめ

1. コンタクトレンズと眼瞼下垂——メタ解析が示す明確なリスク

コンタクトレンズ使用と眼瞼下垂の関係については、複数の質の高い研究が国際的な医学誌に発表されています。

✅ メタ解析による定量的な評価

**Hwang(2015年)**が Journal of Craniofacial Surgery に発表したシステマティックレビュー・メタ解析では、PubMedで393編の論文をスクリーニングし、最終的に5編の質の高い研究(総症例数 n=7,426)を統合解析しました。その結果:

ハードコンタクトレンズ装用者の眼瞼下垂リスクは、非装用者と比較してオッズ比 17.38(95%信頼区間 3.71〜81.29、P<0.00001)

さらに、ソフトコンタクトレンズ装用者についても:

ソフトコンタクトレンズ装用者の眼瞼下垂リスクは、非装用者と比較してオッズ比 8.12(95%信頼区間 2.68〜24.87、P<0.0002)

と、両者ともに統計学的に明確なリスク上昇が示されました(Hwang K, Kim JH. The Risk of Blepharoptosis in Contact Lens Wearers. J Craniofac Surg. 2015;26(5):e373-4)。

✅ 若年〜中年層の眼瞼下垂で最多の原因

**Kersten ら(1995年)**が Ophthalmology 誌に発表した研究では、15〜50歳の後天性眼瞼下垂患者91名を調査したところ、**コンタクトレンズ使用が眼瞼下垂の唯一の原因であった症例が47%**にのぼり、この年代における最多の原因であることが示されました(Kersten RC et al. Acquired ptosis in the young and middle-aged adult population. Ophthalmology. 1995;102(6):924-8)。

外傷(19%)を大きく引き離してのトップであり、中年に達する前に眼瞼下垂を発症する場合、その半数近くはコンタクトレンズが原因であるという事実は、多くの患者様にとって驚きの数字ではないでしょうか。

✅ ソフトコンタクトも安全ではない

**Reddy ら(2007年)**が Ophthalmology 誌に報告した研究では、35歳未満の若年層においては、ソフトコンタクトレンズ使用が眼瞼下垂の原因として29%を占め、外傷(16%)や重症筋無力症(12%)を上回る最多の原因でした(Reddy AK et al. Ptosis in young soft contact lens wearers. Ophthalmology. 2007;114(12):2370)。

「ソフトだから大丈夫」というのは、医学的には正しくありません。


2. なぜコンタクトレンズで眼瞼下垂が起こるのか——組織学的エビデンス

コンタクトレンズが眼瞼下垂を引き起こすメカニズムは、単なる推測ではなく、手術時の組織サンプルを用いた病理学的研究でも裏付けられています。

メカニズム①:挙筋腱膜の離開(disinsertion)

**van den Bosch と Lemij(1992年)**が Ophthalmology 誌に発表した先駆的研究では、10年以上ハードコンタクトレンズを装用してきた46名の患者様の上まぶたの位置が、コンタクトレンズを使用していない対照群と比べて平均0.5mm低いことが統計学的に有意に示されました(van den Bosch WA, Lemij HG. Blepharoptosis induced by prolonged hard contact lens wear. Ophthalmology. 1992;99(12):1759-65)。

さらに、この論文では、コンタクトレンズによる眼瞼下垂は、加齢による腱膜性眼瞼下垂(involutional levator disinsertion)と臨床的に極めて類似していることが述べられており、その機序として挙筋腱膜の離開が提唱されました。

Kersten らの1995年論文でも、手術時の観察において「大多数の症例で挙筋腱膜の離開が確認された」と報告されています。つまり、コンタクトレンズ着脱時に上まぶたを繰り返し引っ張ることで、挙筋腱膜が瞼板から徐々に剥がれていくというのが、現在最も広く受け入れられているメカニズムです。

メカニズム②:ミュラー筋の線維化

日本人の研究者から、さらに興味深い病理学的発見が報告されています。

**Watanabe ら(2006年)**が American Journal of Ophthalmology 誌に発表した研究では、平均25.4年(範囲12〜40年)にわたりハードコンタクトレンズを装用してきた15名の患者様のミュラー筋を組織学的に解析しました。その結果:

15名全員のミュラー筋に線維化(fibrosis)が認められた

一方、加齢性眼瞼下垂の対照群では、ミュラー筋の線維化は軽度で、代わりに脂肪変性が主体でした(Watanabe A et al. Histopathology of blepharoptosis induced by prolonged hard contact lens wear. Am J Ophthalmol. 2006;141(6):1092-6)。

これは、コンタクトレンズ性眼瞼下垂は加齢性眼瞼下垂とは異なる組織学的特徴を持ち、ミュラー筋の線維化という独自の病理を有することを示す重要な発見です。ミュラー筋はまぶたの微細な位置調整を担う平滑筋であり、線維化するとまぶたの繊細な動きが失われます。

メカニズム③:コンタクトレンズの着脱動作時の物理的負荷

上記の組織変化を引き起こす直接的な原因は、日々の着脱動作です。ハードコンタクトレンズを外す際、多くの方は上まぶたを指で引き上げます。この動作を1日2回、10年、20年と繰り返すことで、挙筋腱膜と瞼板の接合部が少しずつ引き離されていくのです。

Kerstenらの論文でも、この機序は “recurrent traction on the aponeurosis during rigid contact lens removal”(ハードコンタクト着脱時の腱膜への繰り返す牽引)と明記されています。


3. ハードとソフト、どちらがリスクが高いのか

前述のメタ解析(Hwang 2015)の数値を整理すると、以下のようになります。

種類眼瞼下垂リスク(非装用者との比較)エビデンスの強さ
ハードコンタクトレンズオッズ比 17.38(95%CI 3.71-81.29)メタ解析(n=7,426)
ソフトコンタクトレンズオッズ比 8.12(95%CI 2.68-24.87)単一研究(n=90)

ハードの方がリスクは明確に高いものの、ソフトコンタクトレンズも「安全」ではありません。特にRreddy 2007の報告のように、35歳未満の若年層ではソフトコンタクトが眼瞼下垂の最多原因となっているため、装用歴が長い方は年齢を問わず注意が必要です。

日本人はハードコンタクトレンズの使用率が海外と比較して高い傾向があり、特に近視矯正のために10代・20代からハードコンタクトを装用してきた40代・50代の患者様では、眼瞼下垂の発症率が顕著に高くなっています。


4. こんな症状は要注意——セルフチェックリスト

以下の項目のうち、3つ以上当てはまる方は、コンタクトレンズ性眼瞼下垂の可能性があります

  •  コンタクトレンズを10年以上使用している
  •  特にハードコンタクトレンズを使用している
  •  若い頃より目が小さくなった気がする
  •  二重の幅が広がった、または三重になった
  •  「眠そう」「疲れてる?」と言われることが増えた
  •  黒目が上まぶたに隠れるようになった
  •  夕方になるとまぶたが重い、目が開けにくい
  •  気づくと額に力を入れて目を開けている
  •  左右で目の開き方が違う
  •  慢性的な頭痛・肩こりがある

特に「二重幅の変化」は、コンタクトレンズ性眼瞼下垂の代表的な初期サインです。挙筋腱膜が緩むと、上まぶたの折れ込む位置が変化するため、元々一重だった方が二重になったり、二重の幅が広がって深くなるという現象が起こります。

「二重が広くなって嬉しい」と感じる方もいらっしゃいますが、これはまぶたを持ち上げる力が弱くなっているサインです。放置すると、まぶたはさらに下がっていきます。


5. 治療せずに放置するとどうなるか

「まぶたが少し下がっただけ」と軽視されがちですが、コンタクトレンズ性眼瞼下垂を放置すると、以下のような影響が生じます。

見た目への影響

  • 目がどんどん小さく見える
  • 老けた印象、疲れた印象が定着する
  • 左右差が拡大する
  • 二重の幅が不自然に広がる

機能面への影響

  • 視野の上方が狭くなる
  • 額の筋肉(前頭筋)で無理に目を開けようとするため、慢性的な頭痛・肩こりを引き起こす
  • 集中力の低下、眼精疲労の悪化

特に重要なのは、額を使って目を開ける代償動作です。まぶたを持ち上げる力が弱くなると、無意識に眉を持ち上げて視野を確保しようとします。この動作が長期間続くと、前頭筋の過緊張が生じ、緊張型頭痛や首肩のこりの原因となります。

当院院長・山道が発表した論文でも、眼瞼下垂手術後に頭痛・肩こりが改善する可能性が示唆されています(Yamamichi K, Takagi S, Eto A, Ohjimi H. Infrabrow excision blepharoplasty for dermatochalasis patients can improve headache and stiff neck as well as ptosis repair for aponeurotic blepharoptosis patients. Fukuoka Med Bull. 2020)。

「まぶたの問題」と思っていた症状が、実は全身の不調につながっているケースは決して珍しくありません。


6. 治療は「挙筋腱膜前転術」が基本

コンタクトレンズ性眼瞼下垂の原因が「挙筋腱膜の離開・菲薄化」および「ミュラー筋の線維化」である以上、根本的な治療は挙筋腱膜を正しい位置に固定し直す手術となります。これを**「挙筋腱膜前転術」**と呼びます。

手術の流れ

  1. 切開線のデザイン——自然な二重ラインに沿って切開
  2. 皮膚・眼輪筋の切開——余剰皮膚がある場合は同時に切除
  3. 挙筋腱膜の同定——伸展した、あるいは離開した腱膜を確認
  4. 腱膜を前転して瞼板に縫合固定——適切な位置・張力で再固定
  5. 開閉テスト——実際にまぶたを開閉し、左右差がないか確認
  6. 自然な二重ラインの形成——縫合して終了

Watanabeら(2006)の組織学的知見を踏まえると、コンタクトレンズ性眼瞼下垂ではミュラー筋にも変化が生じているため、挙筋腱膜の前転量を1mm単位で慎重に調整することが、自然な仕上がりを実現する鍵となります。

なぜ埋没法(プチ整形)では治らないのか

「埋没法で眼瞼下垂も治せる」と謳うクリニックもありますが、当院では埋没法は推奨していません。理由は明確で、埋没法は皮膚を糸で縫い留めるだけで、離開してしまった挙筋腱膜そのものを修復する術式ではないからです。

コンタクトレンズ性眼瞼下垂の本質は「腱膜の構造的な離開」ですので、構造そのものを修復しない治療は、根本解決にはならず、時間とともに元に戻ってしまう可能性が高いのです。


7. コンタクト眼瞼下垂の手術症例

私が執刀した、コンタクトレンズ長期装用による腱膜性眼瞼下垂の代表的な症例をご紹介します。

術前:瞳孔中央まで覆われる高度の眼瞼下垂を認めます。
術後1年:瞳孔がしっかりと露出し、見やすさが改善しました。頭痛・肩こりも改善しています。

【患者背景】50代女性
【コンタクトレンズ装用歴】ハードコンタクト30年
【お悩み】目が小さくなった、両側の瞼が下がり見にくくなった、眠そうに見える
【施術内容】両眼 眼瞼下垂手術(挙筋前転術)
【施術のポイント】伸展して瞼板から外れた挙筋腱膜を確認・同定。適切な位置に前転固定しました。
【料金の目安】528,000円〜660,000円(税込)

※保険適応(重度の視野障害があり、明らかに生活に障害となっているため)
※医師の診察により適応を判断します。効果・仕上がりには個人差があります。


8. よくある質問

Q:手術後もコンタクトレンズは使用できますか? 
A:可能です。ただし、術後2〜3週間は装用をお控えいただき、腫れが落ち着いてから再開いただきます。また、術後はソフトコンタクトレンズへの切り替えや、メガネとの併用をご検討いただくことをお勧めしています。

Q:手術しても、またコンタクトを使い続けたら再発しますか? 
A:可能性はゼロではありません。挙筋腱膜を強固に固定しますので通常は長期的に安定しますが、ハードコンタクトの継続使用はリスク要因であることに変わりありません。診察時に、術後のコンタクト使用についてもご相談させていただきます。

Q:保険は適用されますか? 
A:視野障害など機能的な症状が明確で、保険適用基準を満たす場合は保険診療の対象となることがあります。ただし、二重ラインのデザインや美容的改善を希望される場合は自由診療となります。診察時に、最適な選択肢をご説明いたします。

Q:ダウンタイムはどのくらいですか? 
A:腫れのピークは術後2〜3日で、7日間程度で落ち着いてきます。抜糸は術後7日前後、アイメイクは抜糸翌日から可能です。コンタクトレンズは抜糸後1〜2週間から装用可能です。

Q:福岡以外からでもカウンセリングを受けられますか?
A:はい、全国からのオンラインカウンセリングにも対応しております。遠方の方の事前相談もお気軽にご利用ください。


9. まとめ——コンタクトレンズユーザーへのメッセージ

コンタクトレンズによる眼瞼下垂は、“いつか”ではなく”じわじわと”進行する疾患です(急に発症・自覚することもあります)。国際的なメタ解析でも、ハードコンタクト装用者では非装用者の約17倍、ソフトコンタクト装用者でも約8倍の眼瞼下垂リスクが示されています。

特に10年以上コンタクトレンズを使用されている方は、症状の有無にかかわらず一度専門医の診察を受けることをお勧めします

パールスキンクリニック天神では:

  • 眼瞼下垂の臨床研究で医学博士号を取得した形成外科・美容外科ダブル専門医
  • 眼瞼手術累計2,000例以上の経験
  • 診察から手術・アフターケアまで院長が一貫担当
  • 他院修正・眼科医からの紹介症例にも対応
  • オンラインカウンセリングで全国から相談可能

「まぶたが下がってきたかも」と感じたら、その違和感を放置せず、まずは診察でまぶたの状態を正確に評価することが、最適な治療への第一歩です。


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当院は完全予約制です。WEB予約フォーム、LINE、お電話よりご予約可能です。


参考文献

  1. van den Bosch WA, Lemij HG. Blepharoptosis induced by prolonged hard contact lens wear. Ophthalmology. 1992;99(12):1759-65. [PMID: 1480390]
  2. Kersten RC, de Conciliis C, Kulwin DR. Acquired ptosis in the young and middle-aged adult population. Ophthalmology. 1995;102(6):924-8. [PMID: 7777300]
  3. Watanabe A, Araki B, Noso K, Kahara N, Kakizaki H. Histopathology of blepharoptosis induced by prolonged hard contact lens wear. Am J Ophthalmol. 2006;141(6):1092-6. [PMID: 16765678]
  4. Reddy AK, Foroozan R, Arat YO, Edmond JC, Yen MT. Ptosis in young soft contact lens wearers. Ophthalmology. 2007;114(12):2370. [PMID: 18054661]
  5. Hwang K, Kim JH. The Risk of Blepharoptosis in Contact Lens Wearers. J Craniofac Surg. 2015;26(5):e373-4. [PMID: 26102541]
  6. Yamamichi K, Takagi S, Eto A, Ohjimi H. Infrabrow excision blepharoplasty for dermatochalasis patients can improve headache and stiff neck as well as ptosis repair for aponeurotic blepharoptosis patients. Fukuoka Med Bull. 2020.

解説医師・ 山道光作(やまみち こうさく) 
パールスキンクリニック天神 院長 / MD, PhD

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 医学博士(眼瞼下垂に関する臨床研究により福岡大学より取得)
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員

埋没法が取れた・緩んだ方へ|二重埋没法の修正のタイミングと方法

「埋没法をしたのに二重の幅が狭くなった」「片方だけ取れてしまった」「奥二重に戻ってきた」—— このようなお悩みでご来院される方が福岡でも増えています。 本記事では、埋没法が不安定化する原因と、修正が必要なサインの見分け方、 そして再埋没・全切開・眼瞼下垂手術のどれを選ぶべきかの判断基準を、 当院の症例とあわせて解説します。

なぜ埋没法の二重は取れる・緩むのか

埋没法は糸で皮膚と瞼板(けんばん)または挙筋腱膜を連結させることで二重のラインを作る方法です。 切開を伴わないため腫れや傷跡が少なく人気の高い施術ですが、 皮膚のたるみ、まぶたの厚み、まばたきの繰り返しによる物理的な負荷などにより、 時間の経過とともに糸のかかりが緩んだり、結び目が外れたりすることがあります。

特に、もともと瞼が厚い方、脂肪が多い方、皮膚の弾力が低下してきた方は、 糸にかかる張力が大きくなりやすく、他の方より緩みが早く出る傾向があります。 また、他院での埋没法を複数回受けている場合、まぶたの組織そのものに 瘢痕(はんこん)や癒着が生じていることがあり、これが不自然な二重ラインや 左右差の原因になることもあります。

埋没法後に眼瞼下垂へ移行するケースがある

注意していただきたいのは、単に「二重の幅が狭くなる」だけでなく、 まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋)に負担がかかり続けることで、 目の開きそのものが悪くなる「眼瞼下垂」の状態に移行するケースがあることです。

これは埋没法という施術自体が直接的な原因になるとは限りませんが、 もともと軽度の下垂傾向があった方が、糸による負荷や複数回の施術を経て 症状が顕在化することがあります。「二重が安定しない」「目が開けづらい」 「おでこの筋肉を使って目を開けるようになった」といった変化がある場合は、 単純な二重の修正ではなく、眼瞼下垂の評価が必要な段階に入っている可能性があります。

修正を検討すべきタイミング

  • 片方だけ、あるいは左右で二重の幅に明らかな差が出てきた
  • 二重のラインが薄くなり、奥二重や一重に戻りかけている
  • まぶたの一部にたるみやくぼみができ、ラインが不自然になった
  • 目を開けるときにおでこや眉に力が入る、疲れやすくなった
  • 過去に2回以上埋没法を受けているが、その都度短期間で緩む

これらに当てはまる場合、再度の埋没法で対応できるケースと、 全切開や眼瞼下垂手術への切り替えが望ましいケースに分かれます。 判断には診察でのまぶたの厚み・皮膚のたるみ具合・挙筋機能の評価が必要です。

再埋没・全切開・眼瞼下垂手術、何を選ぶべきか

再埋没法が向いているケース

まぶたの厚みが薄く、皮膚のたるみが少ない方で、 単純に糸が外れた・緩んだだけの場合は再度の埋没法で対応できることがあります。 ただし、同じ組織に繰り返し糸をかけることになるため、 過去の施術回数が多い方には推奨しないこともあります。

全切開が向いているケース

皮膚のたるみや脂肪が多く、埋没法では糸の負荷に耐えられないと判断される場合や、 過去に複数回の埋没法歴があり組織の癒着が疑われる場合は、 皮膚を切開して余剰皮膚・脂肪を適切に処理したうえで、 瞼板やその周囲組織に直接固定する全切開のほうが安定したラインを作りやすくなります。

眼瞼下垂手術(挙筋前転など)が必要なケース

診察の結果、まぶたを開ける力(挙筋機能)そのものが低下していると判断された場合は、 二重のライン形成だけでなく、挙筋腱膜を短縮・前転して 目の開きを改善する処置を同時に行う必要があります。 当院では全切開と眼瞼下垂手術を組み合わせて対応することが多く、 これにより二重の安定性と目の開きの両方を同時に改善します。

症例紹介:他院での複数回の埋没法後の修正

他院で複数回の埋没法を受けられたものの二重が安定せず、 眼瞼下垂の状態になってしまっていた患者様です。 診察の結果、既存の糸を除去したうえで二重全切開と眼瞼下垂手術(挙筋前転)を行い、 安定した二重ラインの形成と、目の開きの改善を同時に行いました。 術後1ヶ月の時点で、視界の広がりと二重ラインの安定が確認できています。

※効果には個人差があります。※施術内容の適応は医師の診察により判断します。

執筆医師について

パールスキンクリニック天神 院長 山道光作(やまみち こうさく)

形成外科専門医・指導医、日本美容外科学会(JSAPS)専門医。 眼瞼下垂に関する研究で医学博士号を取得し、先天性眼瞼下垂の筋膜移植など専門性の高い症例にも対応しています。 埋没法・全切開・眼瞼下垂手術いずれについても、 術前のシミュレーションだけでなく、実際の手術経験に基づいた 仕上がり予測を重視した診療を行っています。

よくあるご質問

Q. 埋没法の修正は何回でもできますか?

A. 回数に明確な上限はありませんが、繰り返すほどまぶたの組織に負担がかかり、 癒着や左右差のリスクが高まります。2回以上、糸が外れたり緩んだりした場合は、 全切開への切り替えをおすすめすることが多いです。

Q. 前回の埋没法の糸はどうなりますか?

A. 修正の際は、状態に応じて既存の糸を除去したうえで新たな施術を行います。 糸の位置や本数によって除去の難易度が異なるため、診察でご説明します。

Q. 眼瞼下垂かどうかは自分で判断できますか?

A. 目の開きにくさや疲れやすさは自覚しやすい一方、 軽度の下垂は本人が気づきにくいこともあります。 二重の修正を検討される際は、下垂の有無も含めて診察を受けることをおすすめします。

施術情報

【施術内容】二重埋没法修正/二重切開/眼瞼下垂手術(挙筋前転)

【料金の目安】40万円~88万円(税込)※施術内容により異なります

【主なリスク・副作用】痛み・腫れ・内出血・感染・左右差・過矯正/低矯正など

【治療期間の目安】1ヶ月程度でダウンタイムの経過を確認

※自由診療(保険適用外)です。※効果・経過には個人差があります。 ※施術の適応については医師の診察の上で判断します。

カウンセリングのご案内

埋没法の緩み・二重の左右差・眼瞼下垂が疑われる症状でお悩みの方は、 まずはカウンセリングで状態をご確認ください。 当院では診察の上で、再埋没・全切開・眼瞼下垂手術のいずれが適しているかを 個別にご説明いたします。

エラ・顎の輪郭整形|自分に合うのは骨切り?脂肪吸引?専門医が解説

この記事の監修・解説

山道 光作(やまみち こうさく)
パールスキンクリニック天神 院長
日本形成外科学会認定形成外科専門医・形成外科指導医
日本美容外科学会(JSAPS)認定専門医
医学博士(MD, PhD)
ASPS(米国形成外科学会)国際会員

骨切りを含む輪郭形成手術を自ら数多く執刀。眼瞼下垂症の研究で博士号を取得し、学会発表・論文執筆を通じて臨床知見を発信し続けている。


「エラが張って見える」「顎がもたついている」というお悩みは、実は原因が一つではありません。骨格そのものが大きい場合咬筋(噛む筋肉)が発達している場合脂肪やたるみが原因の場合では、適した治療がまったく異なります。原因を誤って判断すると、効果が出なかったり、必要のない外科手術を受けてしまうことにもなりかねません。

この記事では、形成外科専門医の視点から、エラ・顎の輪郭整形における代表的な3つのアプローチ——骨切り(下顎角形成術)、咬筋へのボツリヌストキシン注射、脂肪吸引——の違いと、どう見極めるべきかを解説します。

まず確認すべきこと:原因は骨・筋肉・脂肪のどれか

カウンセリングで最初に行うべきは、視診・触診による原因の切り分けです。

  • 骨格性:顎を強く噛みしめても輪郭の張りが変わらない場合、下顎角(エラの骨)そのものが大きい、あるいは外側に張り出している可能性があります。CT撮影で骨の形状・厚みを確認します。
  • 筋肉性(咬筋肥大):噛みしめたときに明らかに張りが増す、食いしばりや歯ぎしりの自覚がある場合は、咬筋の発達が主な原因であることが多いです。
  • 脂肪・皮膚のたるみ:骨格にも筋肉にも大きな問題がなく、フェイスラインにもたつきが見られる場合は、皮下脂肪の蓄積や皮膚のたるみが影響していることがあります。

これらは併存していることも多く、診察とCTによる画像診断が欠かせません。

ここで重要なのは、輪郭全体をトータルで診察することです。エラだけ、顎だけと部分的に診るのではなく、顔全体を俯瞰して手がけてきた医師だからこそ、「この骨をこのラインで削ったら、顔全体のバランスはどう変わるか」という完成形まで予測した上で治療方針を組み立てることができます。骨は一度削ると元に戻せないため、削る前にどんな輪郭に仕上がるかを見通せるかどうかが、満足度を大きく左右します。

骨切り(下顎角形成術)が適しているケース

骨格そのものにエラの張りの原因がある場合、根本的に輪郭を変えられるのは骨切りだけです。下顎角形成術は、エラの骨(下顎角部)を切除・削合して輪郭を内側に整える外科手術ですが、一口に「骨切り」といっても術式にはいくつかの選択肢があります。

代表的なのが、骨の外側だけを薄く削る外板削りと、エラの角そのものを切除する下顎角形成術です。前者は下顎角部の厚みが原因のケース、後者は下顎骨(エラ)の張り出し自体が大きいケースに適応し、両方を行うケースもあります。CT画像で骨の厚みと張り出しを立体的に確認しなければ判断できません。

術前には、CTデータをもとに下歯槽神経の走行位置を把握し、削合・切除のラインを事前に計画します。

この術式選択とフェイスラインのデザインの精度は、知識として術式を知っているだけでは身につきません。実際に下顎角形成術を数多く執刀し、骨の厚みや神経の走行を熟知しているからこそ、CT画像だけでは見えてこない「この骨ならどこまで削って安全か」を判断できます。

咬筋ボツリヌストキシン注射

噛みしめで張りが増す筋肉性のケースには、咬筋にボツリヌストキシンを注射し、筋肉の使用を抑えて自然な萎縮を促す方法があります。手術を伴わずダウンタイムも少なめですが、効果は一時的(数ヶ月程度)で、持続には定期的な注射が必要です。骨格そのものには作用しないため、骨格性の張りには向きません。

一見シンプルな施術に見えますが、「この張りは本当に筋肉なのか」「ボトックスで筋肉を萎縮させた場合、骨格とのバランスはどう見えるか」まで見立てられるかどうかで、提案の質は変わります。輪郭全体をトータルで診ているからこそ、ボトックスのような低侵襲の治療でも、その先にある顔全体の仕上がりまで踏まえた注射(施術)ができます。

脂肪吸引

フェイスラインのもたつきが脂肪やたるみによる場合は、フェイスライン脂肪吸引やバッカルファット除去などが選択肢になります。骨や筋肉には作用しないため骨格性・筋肉性の張りの改善にはなりませんが、骨切りに比べるとダウンタイムが短い施術となります。ただし皮膚の弾力が不足していると、脂肪除去後にかえってたるみが目立つことがあるため、皮膚の状態を含めた評価も必要です。

輪郭形成を執刀する専門医だからこそできる見極め

エラ・顎の輪郭の悩みは、骨・筋肉・脂肪のいずれが主因か、あるいは複合的に関わっているかによって、最適な治療がまったく異なります。この切り分けは、教科書的な知識だけでは難しく、輪郭形成を実際に執刀しているからこそ、ボトックスや脂肪吸引でどの程度改善を期待できるのか、さらに輪郭形成を行うとどのようなフェイスラインを目指すことができるのかを、見立てた上で判断できます。

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医であり、自ら輪郭形成手術を執刀する院長が、本当に必要な治療は何かを見極めた上でご提案しています。

外科手術だけでなく、複数の選択肢を比較した上でご自身に合った治療を選んでいただくことが、満足のいく結果への一番の近道です。


※ 本記事で紹介した治療はいずれも自由診療であり、公的医療保険は適用されません。効果には個人差があります。また、いずれの施術にも出血・感染・神経損傷・左右差・腫れなどのリスク・副作用が伴う可能性があります。治療をご検討の際は、必ず医師による診察・カウンセリングを受けた上でご判断ください。

山道光作院長について

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医・形成外科領域指導医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
  • 医学博士(眼瞼下垂の研究で学位取得)
  • 元福岡山王病院 形成外科医長/元福岡大学医学部 臨床准教授

形成外科と美容外科、2つの専門医資格を併せ持ち、国際英文医学誌への論文掲載実績がある、日本でも数少ない美容外科医の一人です。


カウンセリングでCrisalix 3Dシミュレーションを体験

鼻整形をはじめ、当院では数多くの施術でCrisalixの3Dシミュレーションをご利用いただけます。

「鼻先をもう少し整えたい」「鼻筋のバランスを見てみたい」——そんなご相談も、3Dの実物大シミュレーションを見ながら、専門医と一緒にイメージをすり合わせていくことができます。

科学的な裏付けのある技術と、形成外科専門医としての確かな技術。その両方を兼ね備えたカウンセリングを、ぜひ一度体験してください。


福岡・天神からアクセス良好

〒810-0001 福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 地下鉄空港線「天神駅」徒歩約5分 TEL:092-401-0082 診療時間:10:00〜19:00(水・日・祝 休診)/完全予約制


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「自分の鼻にはどんな仕上がりが合うのか、3Dで見てみたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/