なぜ私は英語論文を書くのか ―美容外科医として臨床を検証し、医学として残す意味―

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

私が英語論文を書く理由は、単に業績を増やしたいからではありません。

まず、自分の臨床から生まれた仮説と、それをどのように検証したのかについて、peer reviewを通じて、その領域を専門とする世界の医師から正当な評価を受けたいと考えています。

臨床を続けていると、「この方法は有効なのではないか」「こういう患者には、この術式が適しているのではないか」という仮説が生まれます。

しかし、自分がそう考えていることと、それが医学的に妥当であることは別です。

仮説の立て方は適切だったのか。
それを検証するための研究デザインは妥当だったのか。
評価項目や統計解析は適切だったのか。
得られた結果をどこまで解釈してよいのか。
そして、その結果から本当にその結論を導いてよいのか。

論文を書くということは、結果だけではなく、こうした検証のプロセスそのものを第三者の評価にさらすことでもあります。

そしてpeer reviewでは、その領域を専門とする査読者から、自分では気づかなかった問題点や別の解釈を指摘されることがあります。

厳しい指摘を受けることもあります。しかし、それを受けて解析を見直し、文献をさらに調べ、discussionを深めることで、論文がより良いものになることがあります。

私にとってpeer reviewは、単に論文の採否を決めてもらうための審査ではありません。

自分の臨床から生まれた仮説と、その検証方法、結果、そして議論まで含めて、国際的な専門家と医学的に議論し、その妥当性を確かめる機会だと考えています。

もう一つ、論文を書く大きな理由は、自分たちが経験し、検証したことを医学文献として残すためです。

論文としてpublishされれば、その知見は正式な医学文献としてアーカイブされます。

そして将来、同じような患者を治療する形成外科医がその論文を見つけ、治療方針や術式を考える際の一つの参考にすることができます。

特に稀な疾患では、大規模な研究を行うこと自体が難しい場合があります。

そのような領域では、たとえ一例のcase reportであっても、病態、手術手技、結果、そこから得られた考察を詳細に記録し、国際的な医学文献として残すことには意味があると考えています。

一人の患者様から得られた知見が、世界のどこかで、将来同じような患者様を治療する医師の参考になる。

それも一つの国際的な医学への貢献だと思っています。

また、論文を書き続けることは、自分自身の日々の臨床にも影響します。

文献を調べ、自分の結果を検証し、査読者と議論することを繰り返していると、

「現在の医学では、どこまで分かっているのか」

「どこまで安全性が示されているのか」

「どこまでなら行ってよいのか」

「どこから先は、まだエビデンスが十分ではなく、慎重であるべきなのか」

ということを常に考えるようになります。

特に美容外科では、新しい術式や技術を取り入れることも重要です。

しかし、技術的に「できる」ことと、医学的に「やってよい」ことは必ずしも同じではありません。

英語論文を書くことは、自分の治療を世界に発信するためだけではなく、自分自身の臨床を科学的に検証し、その検証自体が妥当なのかを問い続けるためのトレーニングでもあると考えています。

そして最後に、私は論文を書くこと自体が、治療を任せてくださった患者様への一つの敬意でもあると考えています。

美容外科手術は、外見を変える手術でもありますが、医療である以上、合併症のリスクも一定量存在します。もともとから存在する患者様自体の解剖学的条件には個人差がありますし、他院修正の場合では前医の手術操作による影響や瘢痕組織などの影響が結果にも関与します。その他、環境要因や心因性要因なども影響するため、経験が豊富な外科医といえど、再手術率(修正)は完全にゼロにするのは難しいものです。再手術率は、もちろん0にするのが理想的ですが、2%や3%など低く抑えられるように最善を尽くすべきが美容外科医、形成外科医の重要な任務だと思っています。

それこそ、人命にかかわるような重大な合併症が発生した話も他所より情報が入ってきますが、そのような事態は回避しなければなりません。患者様の安全性が第一、これはすべての領域に言えることです。

美容外科の施術は、患者様が長い時間をかけて考え、時には悩み、大きな決断をして受けるものであり、その経験や結果は、その方の人生において大切な一部となることもあります。

そのような施術を担当させていただいた以上、手術をして終わりではなく、その結果を可能な限り客観的に評価し、検証する。そこから得られた知見を医学として残し、将来の患者様の治療へとつなげていく。

一人ひとりの患者様から得られた大切な臨床経験を、自分だけの経験として終わらせず、医学として次の世代へつないでいくこと。

それもまた、その方の人生における大切な一部となる美容外科治療を担当させていただいた医師として、患者様への敬意の表し方の一つではないかと、私は考えています。

【執刀・解説医師】
美容外科・美容皮膚科・形成外科 
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️米国形成外科学会 国際会員
🎖️医学博士

【山道医師の鼻整形における学術業績】
🌏 オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が発刊する国際美容外科誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479

🏆 山道院長の鼻整形における研究は、スイスCrisalix社の公式Publicationsに収載され、同社の3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献を評価され、クリスタルトロフィー(Crisalix 3D Expert Certificate)が授与されました。

https://www.crisalix.com/en/publications

📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得

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下顎角形成術(エラ削り)のポイント|パールスキンクリニック天神(福岡)山道医師が解説

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

「エラが張って顔が四角く見える」
「正面から見た下顔面の横幅を小さくしたい」
「横顔のエラの張りを改善したい」

このようなお悩みに対して行われる輪郭形成手術の一つが、エラ削り(下顎角形成術:mandibular angle reduction)です。

エラ削りという名称から、「出っ張っている骨を削る手術」というイメージを持たれる方も多いと思います。

しかし、実際の手術では、単純に骨の表面を削るだけでは十分ではありません。

下顎角の張り出しが骨格的に強い場合には、適切に設定した骨切りラインに沿って、突出した下顎角を切除することが重要です。

そして美容的な輪郭形成では、単に「たくさん骨を切ればよい」というものでもありません。

どこから骨切りを開始し、どのようなカーブで下顎角を切除し、下顎体部へどう滑らかにつなげるか。

この骨切りラインの設計が、自然なフェイスラインを形成するうえで非常に重要になります。


エラが張って見える原因は人によって異なります

「エラ張り」と一言でいっても、その原因は一つではありません。

代表的なものとして、

  • 下顎角そのものの外側・後方への突出
  • 下顎体部の横方向への張り出し
  • 咬筋の発達
  • オトガイの幅や位置
  • 皮下脂肪などの軟部組織
  • 顔全体の縦横比

などが関係します。

咬筋の発達だけが主な原因であればボツリヌストキシン治療が適している場合もありますが、下顎骨自体、つまり骨の張り出しが大きい場合には、筋肉への治療だけでは不十分であり、下顎角形成術などの骨格に対する治療の適応となります。

重要なのは、まず「エラが張って見える原因」を診断することです。

close up of beauty woman tooth on the gray background

エラ削りは「どこを、どのラインで、どれだけ切るか」が重要

下顎角の突出が強い場合、骨の表面を少し削るだけでは、側面から見たエラの張りが十分に改善しないことがあります。

このようなケースでは、術前に骨切りラインを設定し、張り出した下顎角を適切な位置で切除する必要があります。

当院では、術前の診察やCT画像などをもとに、

「どこから骨切りを開始するか」
「どのようなカーブで下顎角を切除するか」
「下顎体部へどのようにつなげるか」

を検討します。

特に重要なのが、下顎角から下顎体部へ続くラインの連続性です。

下顎角だけを局所的に切除すると、切除した部分と残した下顎体部との間に段差が生じ、不自然な輪郭になる可能性があります。

そのため、下顎角の突出を適切に切除すると同時に、必要に応じて周囲の骨を整え、下顎下縁が滑らかにつながるように仕上げていくことが重要です。


「たくさん削る」だけが良い手術ではありません

エラ削りについて、「できるだけ小顔にしたいので、たくさん骨を削ってほしい」と希望されることがあります。

しかし、美容外科における輪郭形成では、骨の切除量が多ければ多いほど良いわけではありません。

過度に下顎角を切り上げてしまうと、本来存在する下顎角の形態が失われ、不自然な輪郭となる可能性があります。

また、骨格だけではなく、その上を覆っている咬筋、皮下組織、皮膚などの軟部組織とのバランスも考える必要があります。

私たちが重視しているのは、

「お一人おひとりのお顔の骨格に合うように、必要な骨を適切なラインで削ること」

です。

突出した部分は十分に切除する。一方で、必要のない部分までは過剰に切除しない。

このバランスが重要です。

症例紹介

術後1ヶ月:下顎角(エラ)の張りが解消されました。

【施術内容】下顎角形成術 110万円(税込)
【主なリスク・副作用】痛み、腫れ、赤み、内出血(1〜2週間)、術後出血、血腫、創感染、創離開、糸の感染、蜂窩織炎、骨髄炎、輪郭不整(骨の段差を触れる)、左右差、皮膚のたるみ、浮腫み、形態の変化、違和感、一時的な開口障害、下唇・顎周囲の感覚麻痺*、口唇の擦過傷・熱傷など
*オトガイ神経麻痺による下唇・顎周囲の感覚麻痺が、程度の差はありますが、一時的または永続的に発生する可能性があります。感覚麻痺は、通常、術後3〜6ヶ月程度で徐々に回復しますが、症状によっては内服薬を処方します。
※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。


正面と側面では、エラ張りの見え方が違います

エラ削りを検討するときに、もう一つ重要なのが正面と側面を分けて評価することです。

側面から見た下顎角の突出を改善することと、正面から見た下顔面の横幅を狭くすることは、必ずしも同じではありません。

例えば、下顎角が後下方へ強く突出している方では、適切な下顎角切除によって側面の輪郭が大きく変化する可能性があります。

一方、正面から見た横幅には、下顎角だけではなく、

下顎体部の幅、外側皮質骨の厚み、咬筋の厚み

なども影響します。

状態によって、外板切除やVライン形成など、必要な術式が変わります。


エラ削りだけでなく、下顎体部・オトガイ・頬骨まで考える

顔の輪郭は、下顎角だけで構成されているわけではありません。

下顎角 → 下顎体部 → オトガイ

という一連のラインによって、下顔面の輪郭は形成されています。

例えば、下顎角だけを小さくしても、オトガイの横幅が広かったり、オトガイが後退していたりすると、希望するフェイスラインにならない場合があります。

反対に、オトガイが小さい方に対して下顎角を過度に切除すると、顔全体としてのバランスが崩れる可能性があります。

そのため、必要に応じて下顎角形成術だけでなく、下顎体部のcontouringやオトガイ形成術頬骨縮小を組み合わせて検討します。

輪郭形成では一部分だけを見るのではなく、顔全体の骨格バランスを評価することが重要です。


CTで骨格と下歯槽神経の位置を確認します

エラ削りでは、美容的なデザインだけで骨切りラインを決定することはできません。

下顎骨の内部には、下唇やオトガイ周囲の知覚に関係する下歯槽神経(inferior alveolar nerve)が走行しています。

この神経が通る下顎管の位置には個人差があります。

そのため、術前CTなどを用いて、

  • 下顎角・下顎体部の形態
  • 左右差
  • 骨の厚み
  • 下顎管の走行
  • オトガイ孔の位置
  • 希望する骨切りラインとの位置関係

などを評価します。

「美容的にどこを切りたいか」と「解剖学的にどこまで安全に切除できるか」の両方を考えて骨切りラインを決定することが重要です。


エラ削りの手術方法

一般的には口腔内から下顎骨へアプローチするため、顔の表面に大きな切開創を作らずに手術を行うことが可能です。骨切線や必要に応じて、皮膚側を切開するケースもあります。

術前に計画した骨切りラインを確認しながら下顎角へアプローチし、骨切りを行います。

当院では症例に応じて、骨切り・骨削りに超音波骨切削機器(ピエゾサージェリー)などを使用します。

突出した下顎角を切除した後は、切除断端や下顎体部との移行部を確認し、必要に応じて骨表面を整えます。

ここでも重要なのは、単純に骨を切り取ることではなく、最終的な下顎下縁のラインを確認しながら仕上げることです。


エラ削りのリスク・合併症

下顎角形成術は、下顎骨を直接切除する手術です。

そのため、腫れや内出血だけではなく、骨切り手術特有のリスクについても理解したうえで手術を検討する必要があります。

主なリスク・合併症として、

  • 腫れ
  • 内出血
  • 疼痛
  • 血腫
  • 感染
  • 左右差
  • 知覚鈍麻・しびれ
  • 下歯槽神経障害
  • 過矯正・低矯正
  • 骨切り部の段差
  • 軟部組織のたるみ

などの可能性があります。

特に下歯槽神経の位置と骨切りラインとの関係は重要であり、術前画像による評価が必要です。

また、顔の形は骨だけで決まるわけではありません。

骨を切除した後に、その上を覆う咬筋や皮膚・皮下組織(脂肪・筋肉)がどのように収縮するかも術後の輪郭に影響します。


自然なエラ削りのために大切なこと

エラ削りは、「エラの骨をできるだけ大きく切り取る手術」ではありません。

大切なのは、

突出している下顎角部を、適切な骨切りラインで正確に切除する。

ことです。

そして、下顎角だけではなく、下顎体部からオトガイまで続くフェイスライン全体を一つの輪郭として設計することが重要です。

当院では、診察やCT画像などから骨格、左右差、下顎管の走行、軟部組織の状態を評価し、一人ひとりに適した骨切りラインを検討しています。


福岡でエラ削り・下顎角形成術をご検討の方へ

パールスキンクリニック天神では、エラ削り(下顎角形成術)をはじめ、オトガイ形成術、頬骨形成術などの顔面輪郭形成を行っています。

エラ張りの原因は患者様によって異なるため、すべての方に同じ骨切りライン、同じ切除量が適しているわけではありません。

「どの骨を、どのラインで切除することがその方の輪郭に適しているか」。

骨格と軟部組織の両方を評価し、下顎角からオトガイまでのバランスを考えながら手術計画を立てることが、自然な輪郭形成には重要だと考えています。

エラの張りや下顔面の輪郭でお悩みの方は、診察時にご相談ください。

🏥 パールスキンクリニック天神
美容外科・美容皮膚科・形成外科
院長 山道 光作

🏅 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️ 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️ 医学博士

元 福岡山王病院 形成外科 医長
元 福岡大学医学部 臨床准教授

👨‍⚕️ パールスキンクリニック天神について

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)の院長が、カウンセリングから施術・アフターケアまで一貫して担当いたします。

解剖学的知見に基づき、お一人おひとりのお顔の構造や状態、バランスに合わせた最適な治療方針をご提案いたします。形成外科・口腔外科・矯正歯科による輪郭専門チームが対応いたします。

まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。

【執刀医・解説医師】
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

【山道医師の主な学術業績】 

🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。

📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得

⚠️ 【注意事項・リスク】 

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オトガイ形成(顎形成術)とは?|適応・Eライン・顎が小さい/長い場合の治療を形成外科専門医が解説

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

「顎が小さい」「横顔のバランスが気になる」「口元が出て見える」「顔をもう少しすっきり見せたい」といったお悩みでは、鼻や口元だけでなく、オトガイ(あご先)の位置や形態が関係していることがあります。

オトガイは顔の最下部に位置し、正面から見た顔の長さや輪郭だけでなく、横顔のプロファイル、口唇との位置関係、フェイスラインなど、顔全体のバランスに影響する重要な解剖学的構造です。

オトガイ形成術(genioplasty)は、このオトガイ部の骨を骨切りし、前後・上下・左右などへ移動させることで、顔全体との調和を考えながら顎先の位置や形態を調整する手術です。

一般には「顎を前に出す手術」と認識されることが多いのですが、実際のオトガイ形成はそれだけではありません。

顎を前方へ移動する、短くする、長くする、後方へ移動する、左右差を調整する、幅を調整するなど、骨格に応じてさまざまなデザインが可能です。

そのため重要なのは、「何mm動かすか」だけではありません。

顔全体の骨格、咬合、下顎骨角部(エラ)を含めた下顎形態、軟部組織、下顎下縁との連続性まで含めて立体的に評価することが重要になります。

asymmetry chin before and after

オトガイ形成術(genioplasty)とは?

オトガイ形成術は、下顎骨の歯列より下方にあるオトガイ部を骨切りし、骨片を計画した位置へ移動させて固定する手術です。

代表的な術式がsliding genioplasty(スライディング・ジェニオプラスティ)です。

骨切りしたオトガイ骨片そのものを移動させるため、人工物を使用して顎先を形成する方法とは手術の考え方が異なります。

移動方向によって、主に以下のような調整が可能です。

顎の状態オトガイ形成で行う主な調整
顎が後退している前方移動(advancement)
顎が前に出ている後方移動(setback)
顎が長い垂直的短縮(vertical reduction)
顎が短い垂直的延長(vertical lengthening)
顎が左右にずれている左右方向への移動
顎先が広い幅・形態の調整
後退+長さなど複合的な問題前後・上下方向を組み合わせて調整
close up of surgery woman asymmetry chin before and after on the blue background

つまりオトガイ形成は、単純な「顎を出す手術」ではなく、下顔面の三次元的な骨格バランスを調整する手術と考えた方が正確です。


オトガイ形成が適しているのはどのような人?

1.顎が小さい・後退している

横顔を見たときに顎先が後方に位置している状態です。

医学的にはmicrogenia(小オトガイ症)やretrogenia(オトガイ後退)などと表現されます。

オトガイが後退すると、実際には上顎や口唇が著しく突出していなくても、相対的に口元が前に出て見えることがあります。

このような場合、鼻や口唇だけを見るのではなく、オトガイを含めて顔全体のプロファイルを評価することが重要です。

2.顎が長い

オトガイの垂直的な高さが大きい場合には、顔の下1/3が長く見えることがあります。

この場合、単純に顎先を削るだけではなく、骨切りによってオトガイの高さを短縮するreduction genioplasty / vertical reduction genioplastyが選択肢になります。

ただし、「顔が長い=オトガイが長い」とは限りません。

上顎の垂直的過成長、下顎骨全体の形態、咬合、下顔面軟部組織などによっても顔は長く見えます。

そのため、原因がオトガイ単独にあるのか、上下顎を含めた骨格にあるのかを区別する必要があります。上下顎の長いケースでは、2 jaw surgery(両顎手術)の適応になることもあります。

3.顎が短い

顎先の垂直的な高さが不足している場合には、顔の下1/3が短く見えることがあります。

必要に応じてオトガイ骨片を下方へ移動させ、垂直方向の長さを調整します。

ただし、垂直方向の移動では軟部組織の反応も考慮する必要があります。

骨を何mm動かしたら皮膚表面も同じだけ動く、という単純な関係ではありません。

4.顎先の左右差・顔面非対称

オトガイが顔面正中から左右に偏位している場合には、左右方向への骨片移動によって調整できることがあります。

ただし、顔面非対称ではオトガイだけが偏位しているとは限りません。

下顎骨全体の偏位、下顎角の左右差、咬合平面の傾斜、上顎の左右差などが関係していることもあります。

そのため、必要に応じて写真だけでなくCTなどを用いて、オトガイ単独の問題なのか、下顎骨あるいは上下顎全体の問題なのかを評価します。


Eラインだけでオトガイ形成の適応を決めるわけではありません

美容医療では横顔を評価する指標として、いわゆるE-line(esthetic line)がよく知られています。

Eラインは鼻尖とオトガイを結んだ線と口唇との位置関係を評価する方法で、横顔を考える際の一つの参考になります。

しかし、オトガイ形成のデザインをEラインだけで決定することは適切ではありません。

なぜなら顔貌には、鼻の高さ・長さ、上顎と下顎の位置、歯槽骨の突出、口唇の厚さ、オトガイの高さ、オトガイ軟部組織の厚さ、下顎下縁の形態など、多くの要素が関係するからです。

したがって、Eラインはあくまで評価項目の一つとして考え、顔全体のプロポーションの中でオトガイの位置を決定することが重要です。


オトガイ形成では「骨」と「軟部組織」の両方を考える

ここはオトガイ形成を理解するうえで非常に重要なポイントです。

私たちが実際に外から見ている「顎の形」は骨そのものではありません。

下顎骨の上には、骨膜、筋肉、皮下組織、脂肪、皮膚などの軟部組織が存在します。

したがって、

骨を5mm動かしたから、見た目も必ず5mm変化する

とは限りません。

オトガイ前方移動後の軟部組織反応については以前からセファロ分析が行われており、硬組織の移動量に対して軟部組織が一定割合で追従することが報告されています。

一方、その比率には研究間・患者間でばらつきがあり、特に垂直方向では予測性が低くなります。

つまり手術計画では、骨の移動量だけではなく、

「その骨移動に対して、軟部組織がどのように反応するか」

まで考える必要があります。


オトガイ形成と顎プロテーゼの違い

顎を前方へ出す方法には、大きく分けて、

① 骨を移動するオトガイ形成術
② シリコンなどのインプラントを挿入する方法

があります。

両者は同じ「顎を出す治療」でも、原理が異なります。

顎プロテーゼは骨を切らずにボリュームを追加できる一方、基本的には人工物によって前方へのprojectionを増加させる治療です。

これに対して骨切りによるオトガイ形成では、自分自身の下顎骨を移動させるため、前後方向だけでなく上下・左右方向を含めた三次元的な位置調整が可能です。

したがって、「どちらが絶対的に優れているか」ではなく、どの方向に、どの程度、どのような形態変化が必要なのかによって治療法を選択することが重要です。

また、顎プロテーゼは人工物であるため、感染のリスク、ずれるリスクなどがあるため、当院ではオトガイ形成術を第一選択としてご提案しています。


ヒアルロン酸とオトガイ形成はどう違う?

軽度のオトガイ後退であれば、ヒアルロン酸注入によって顎先のprojectionを補う方法もあります。

注入治療は骨切りを必要とせず、ダウンタイムが比較的短いという利点があります。

一方で、ヒアルロン酸はあくまで一時的な治療であり、1〜2年で吸収されてしまいます。さらに感染や血行障害などのリスクもゼロではありません。

軟部組織にvolumeを追加する治療であり、骨格そのものの位置を変えるわけではありません。

「下顎骨そのものの位置・高さ・左右差を修正したい」という場合では、オトガイ形成術(骨切り術)の適応となります。


オトガイ形成で重要なのは「顎先だけ」を見ないこと

オトガイ形成を行う際に重要なのが、下顎骨全体との連続性です。

オトガイ骨片を移動すると、移動量や方向によっては、骨片とその後方にある下顎体との間に段差(step)が生じます。

そのためオトガイ形成では、

「顎先が理想的な位置に来たか」

だけでは十分ではありません。

正面、斜位、側面から見たときに、オトガイから下顎体、さらに下顎角へ続く輪郭がどのようにつながるのかを評価する必要があります。


自然な仕上がりを重視した輪郭形成

輪郭形成では、単に骨を多く削るだけでは良い結果は得られません。
骨格だけでなく、その上に存在する筋肉・骨膜・皮下組織などの軟部組織も顔貌を構成しています。

したがって、骨格と軟部組織の双方を考慮し、適切な手術計画をたてる必要があります。


オトガイ形成でCT・セファロ分析が重要な理由

オトガイ形成では、正面・側面写真だけでは評価できない情報があります。

特に重要なのが、

  • オトガイの前後的位置
  • オトガイの垂直的高さ
  • 左右差
  • 下顎骨の幅
  • 下顎下縁の形態
  • 歯根との位置関係
  • mental foramen(オトガイ孔)の位置
  • 下顎管との位置関係
  • 上下顎骨の位置
  • 歯列・咬合
  • 口唇の状態

などです。

オトガイ神経は下顎骨内を走行する下歯槽神経から分岐し、オトガイ孔から出て下口唇・オトガイ周囲の知覚に関与します。

したがって、骨切り線を設定する際には、歯根やオトガイ孔などの重要な解剖学的構造との位置関係を確認する必要があります。

特に左右差を伴う症例や複雑な骨格形態では、三次元的なCT評価が有用です。


オトガイ形成だけでは治療できない場合もあります

ここも非常に重要です。

顎が小さく見える患者さんのすべてが、オトガイ形成の適応になるわけではありません。

例えば、下顎骨全体が後退しているmandibular retrognathiaでは、オトガイだけを前方へ移動しても、根本的な骨格・咬合の問題は改善しません。

反対咬合、上顎前突、下顎後退、顔面非対称など、上下顎骨と咬合に問題がある場合には、Le Fort I型骨切り術や下顎枝矢状分割術(SSRO)などの両顎手術(2 jaw surgery )・顎矯正手術(orthognathic surgery)を検討することがあります。

つまり、

オトガイ形成は「顎先」の位置を変える手術であり、「下顎骨全体」の位置を変える手術ではありません。

この適応判断は非常に重要です。


オトガイ形成の傷跡はどこにできますか?

一般的なオトガイ形成では、口腔内からアプローチします。

そのため、通常は顔の皮膚表面に大きな切開創を作る必要はありません。

口腔前庭部を切開して下顎骨へ到達し、計画した位置で骨切りを行います。

骨片を予定した位置へ移動した後、プレートやスクリューなどを用いて固定します。


オトガイ形成の主なリスク・合併症

オトガイ形成は確立された術式ですが、外科手術である以上、合併症の可能性があります。

代表的なものとして、

腫脹、疼痛、出血・血腫、感染、左右差、骨片の偏位、骨癒合不全、輪郭の不整、歯根損傷、知覚異常、オトガイ神経障害、プレート・スクリューに関連する問題、軟部組織の下垂

などが挙げられます。一般的には、感染や血腫、感染などは3~5%未満の比較的稀な合併症となります。

特に一時的な下口唇・オトガイ周囲の知覚変化は、人によっては半年〜1年ほど残ることがあり、内服薬での治療などで対処していきます。


Chin ptosis(顎先の軟部組織下垂)について

オトガイ形成では骨だけではなく、mentalis muscle(オトガイ筋)を含む軟部組織の扱いも重要です。

オトガイ部の軟部組織支持が不十分になると、骨格上の顎先に対して軟部組織が下垂する、いわゆるchin ptosisやwitch’s chin deformity(魔女顎)の原因となることがあります。

そのため、骨を理想的な位置へ移動させるだけでなく、軟部組織をどのように温存し、適切に再固定するかも手術結果を左右します。

オトガイ形成を「骨だけの手術」と考えないことが重要です。


オトガイ形成では何mm動かすのが正解ですか?

これは診察でよく聞かれる質問ですが、すべての患者さんに共通する「正解のmm数」はありません。

例えば同じ5mmの前方移動であっても、

鼻が高い人、鼻が低い人、口唇突出がある人、オトガイ軟部組織が厚い人、下顔面が長い人

では、術後の見え方が異なります。

さらに、前方移動量と軟部組織の変化量も完全な1:1ではありません。

したがって、単純に「○mm出せば美しい顎になる」と考えるのではなく、患者さんそれぞれの骨格と軟部組織に合わせて移動方向と移動量を設定することが重要です。


顎が小さい場合、オトガイだけを前に出せばよいとは限りません

オトガイ形成を検討する際には、「顎が小さい」という見た目だけから術式を決定しないことが重要です。

例えば、後退していて縦にも短い顎と、

後退しているが縦には長い顎では、同じ前方移動だけを行っても結果は異なります。

前者では前方+下方への調整が必要になる可能性がありますし、後者では前方移動と垂直的短縮を組み合わせた方が顔貌のバランスを整えやすいことがあります。

つまりオトガイ形成では、

「前に出すかどうか」ではなく、「三次元的にどこへ移動させるか」

を考えることが重要です。


オトガイ形成とVライン形成の違い

オトガイ形成とVライン形成は混同されることがありますが、同じ手術ではありません。

オトガイ形成は主として顎先の位置・高さ・幅・左右差を調整する手術です。

一方、いわゆるVライン形成では、オトガイだけでなく下顎体や下顎角を含めた下顔面全体の輪郭を調整することがあります。

重要なのは、すべての患者さんに広範囲な下顎骨切除が必要なわけではないという点です。

オトガイ形成単独で十分な場合もあれば、オトガイ周囲の限定的なcontouringを加えた方が自然な場合、さらに下顎角まで含めた輪郭形成が適している場合もあります。

必要な手術範囲は、患者さんの骨格によって異なります。

適応は医師が診察の上で判断し、治療プランをご提案させていただきます。


3Dシミュレーションを用いた術前イメージの共有

オトガイ形成では数mmの骨移動でも、横顔や下顔面の印象が変化します。

そのため、必要に応じてCT、レントゲン、顔貌写真、3Dシミュレーションなどを組み合わせて術前評価を行います。

3Dシミュレーションの重要な役割は、患者さんが希望する形態と、医師が医学的に実現可能と判断する形態を可視化し、術前に両者のイメージを共有することです。

「術後が完全にシミュレーション通りになる」と保証することではありません。

特にオトガイでは、前後方向だけでなく、垂直方向、正面から見た幅、鼻・口唇とのバランスを同時に確認することが重要です。


まとめ|オトガイ形成は「顎先だけを見る手術」ではありません

オトガイ形成術は、顎先の骨を移動させることで、顔の下1/3や横顔のバランスを調整する手術です。

前方移動だけでなく、短縮、延長、後方移動、左右差の調整など、骨格に応じた三次元的な治療が可能です。

一方で、美しいオトガイを形成するためには、顎先だけを見るのでは十分ではありません。

鼻・口唇・上下顎骨・咬合・下顎体・下顎角・軟部組織まで含め、顔全体との調和を評価することが重要です。

また、輪郭形成では「骨を多く削ること」が目的ではありません。

必要な部位を必要な量だけ調整し、下顎骨の自然な連続性と軟部組織の支持を可能な限り保ちながら、目的とする輪郭を形成することが重要です。

顎が小さい、長い、左右差がある、横顔のバランスが気になるといった場合には、まず原因がオトガイ単独にあるのか、それとも下顎骨・上下顎骨を含む骨格全体にあるのかを診断したうえで、オトガイ形成だけでよいのか、それとも両顎手術が必要なのか、適切な治療法を検討する必要があります。


参考文献

  1. Shaughnessy S, et al. Long-term skeletal and soft-tissue responses after advancement genioplasty. Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2006.
  2. San Miguel Moragas J, et al. A systematic review on soft-to-hard tissue ratios in orthognathic surgery. Part II: Chin procedures. J Craniomaxillofac Surg. 2015.
  3. Kauke-Navarro M, et al. Implant-Based Chin Augmentation Vs Osseous Genioplasty: A Systematic Review of Indications and Outcomes. Aesthet Surg J Open Forum. 2025.

🏥 パールスキンクリニック天神
美容外科・美容皮膚科・形成外科
院長 山道 光作

🏅 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️ 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️ 医学博士

元 福岡山王病院 形成外科 医長
元 福岡大学医学部 臨床准教授

👨‍⚕️ パールスキンクリニック天神について

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)の院長が、カウンセリングから施術・アフターケアまで一貫して担当いたします。

解剖学的知見に基づき、お一人おひとりのお顔の構造や状態、バランスに合わせた最適な治療方針をご提案いたします。形成外科・口腔外科・矯正歯科による輪郭専門チームが対応いたします。

まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。

【執刀医・解説医師】
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

【山道医師の主な学術業績】 

🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。

📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得

⚠️ 【注意事項・リスク】 

※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。

🏥 【クリニック情報・ご予約】

パールスキンクリニック天神 

📍 住所:福岡県福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 

📞 電話:092-401-0082 

⏰ 診療時間:10:00〜19:00

🗓 休診日:水・日・祝日

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📩 Web予約・お問い合わせ 

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ご予約はプロフィールのリンクから

当院の輪郭形成|美しい結果と安全性の両立

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師
(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

美容外科の中でも難易度の高い輪郭形成術では、美しい結果と安全性の両立が重要となります。

「骨を扱う骨切り術は、一旦削るあるいは骨切りを行うと簡単には修正が効かない」という点が、その難易度の高さの理由です。

患者様一人ひとりの輪郭、咬合、軟部組織のバランス、そして顔全体の調和を総合的に評価し、機能と審美性の両立を目指す高度な美容外科手術の一つです。

パールスキンクリニック天神では、院長の山道光作が手術を担当します。美的デザインにこだわり、美しい結果と安全性にこだわって手術を行なっております。
両顎手術など、必要に応じて口腔外科専門医と連携した共同手術も行っています。


美容外科医がデザインし、執刀します

当院の輪郭形成では、美容外科医である院長が術前の診断・デザイン・手術を担当します。

輪郭形成で重要なのは、「どれだけ骨を削るか」だけではありません。

  • 顔全体とのバランス
  • あらゆる角度から見た輪郭
  • フェイスラインの美しさ、滑らかさ
  • ご本人の希望

これらを総合的に考慮し、自然で洗練された変化を目指します。

過度な変化ではなく、「元々この輪郭だったかのような自然さ」を大切にしています。


必要に応じて口腔外科専門医と共同手術

輪郭形成では、上顎骨、下顎骨、頬骨、オトガイ部周囲を扱いますが、その周辺には重要な神経や血管が存在します。

そのため当院では、安全性を高める目的で、症例に応じて口腔外科専門医と連携した手術体制を整えています。

それぞれの専門分野の知識と経験を活かすことで、

  • 解剖学的安全性
  • 骨切りの正確性
  • 万一への対応力

を高いレベルで確保しています。


骨切りの技術を洗練し、手術時間の短縮にもこだわっています。

例えば、オトガイ形成(Sliding Genioplasty)は、輪郭形成の中では比較的短時間で行える手術ですが、約60〜90分程度で手術を完了します。

輪郭2点、3点など手術の内容が複雑になれば、時間が増えるのは必然ですが、効率よく丁寧に手術を行うことで、手術時間を短縮し、患者様のご負担を最小限に抑えるように努めています。


全身麻酔で安全に手術を行います

輪郭形成は全身麻酔で行います。

当院では麻酔科専門医による全身麻酔管理を行い、

  • 全身状態の管理
  • 呼吸・循環管理
  • 術中の安全管理
  • 術後の疼痛コントロール

まで一貫して対応しています。

美容外科手術だからこそ、安全な麻酔体制は非常に重要であると考えています。


緻密な術前デザインが結果を左右します

手術の成功は、術前評価でほぼ決まると言っても過言ではありません。

当院では、

  • 正面・側面・斜位からの評価
  • 顔全体の黄金比
  • 下顔面のバランス
  • オトガイの突出量
  • 左右差
  • オトガイ筋や軟部組織の厚み
  • 首・フェイスラインとの連続性

まで詳細に分析し、手術計画を立てています。

「何mm動かすか」だけではなく、「術後にどのような印象になるか」を重視しています。


解剖学的評価を徹底しています

骨切り手術では、術前の解剖評価が極めて重要です。

CT画像を用いて、

  • オトガイ孔の位置
  • 下歯槽神経の走行
  • 骨の厚み
  • 歯根との距離
  • 左右差
  • 骨形態

などを詳細に確認します。

これにより、安全な骨切りラインや固定方法を術前にシミュレーションし、神経損傷などのリスク低減に努めています。


「短時間」よりも「無駄のない正確な手術」

「手術時間が短い=良い手術」ではありません。

一方で、経験に基づいた効率的な手術は、

  • 麻酔時間の短縮
  • 出血量の軽減
  • 腫れや身体への負担軽減

につながる可能性があります。

当院では、安全性を最優先としながら、無駄のない正確な手術を心がけています。


当院が大切にしていること

輪郭形成は、患者様の一生に関わる大きな手術です。

そのため当院では、

  • 美容外科医による美的デザイン
  • 必要に応じた口腔外科専門医との連携
  • 麻酔科専門医による全身麻酔管理
  • CTを用いた詳細な解剖学的評価
  • 顔全体のバランスを重視した手術計画
  • 美容外科エキスパートによるシミュレーション

という万全の体制で、患者様が安心して手術を受けられる環境づくりに努めています。

自然で美しいフェイスラインを目指すだけでなく、安全性にも十分配慮した輪郭形成をご提供いたします。


よくあるご質問

Q. 手術時間はどのくらいですか?

オトガイ形成単独の場合は約60分〜90分前後が目安です。骨切り範囲や併用手術によって異なります。

Q. 麻酔は何ですか?

全身麻酔で行います。当院では麻酔科専門医が麻酔管理を担当し、安全性を重視した体制を整えています。

Q. CT検査は必要ですか?

輪郭形成ではCTが必須となります。神経や歯根、骨形態を正確に分析し、安全で理想的な手術計画を立てるため、CTによる術前評価を重視しています。

輪郭形成術では、患者様一人ひとりの骨格、咬み合わせ、軟部組織のバランス、そして顔全体の調和を総合的に評価し、機能と審美性の両立を目指す高度な手術です。

パールスキンクリニック天神では、美容外科医による美的デザインを中心に、必要に応じて口腔外科専門医と連携した共同手術を行います。

※ 本記事で紹介した治療はいずれも自由診療であり、公的医療保険は適用されません。効果には個人差があります。また、いずれの施術にも出血・感染・神経損傷・左右差・腫れなどのリスク・副作用が伴う可能性があります。治療をご検討の際は、必ず医師による診察・カウンセリングを受けた上でご判断ください。

山道光作院長について

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医・形成外科領域指導医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
  • 医学博士(眼瞼下垂の研究で学位取得)
  • 元福岡山王病院 形成外科医長/元福岡大学医学部 臨床准教授

形成外科と美容外科、2つの専門医資格を併せ持ち、国際英文医学誌への論文掲載実績がある、日本でも数少ない美容外科医の一人です。


カウンセリングでCrisalix 3Dシミュレーションを体験

鼻整形をはじめ、当院では数多くの施術でCrisalixの3Dシミュレーションをご利用いただけます。

「鼻先をもう少し整えたい」「鼻筋のバランスを見てみたい」——そんなご相談も、3Dの実物大シミュレーションを見ながら、専門医と一緒にイメージをすり合わせていくことができます。

科学的な裏付けのある技術と、形成外科専門医としての確かな技術。その両方を兼ね備えたカウンセリングを、ぜひ一度体験してください。


福岡・天神からアクセス良好

〒810-0001 福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 地下鉄空港線「天神駅」徒歩約5分 TEL:092-401-0082 診療時間:10:00〜19:00(水・日・祝 休診)/完全予約制


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当院は完全予約制となっております。
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※施術内容・効果には個人差があります。詳細はカウンセリングにてご確認ください。

この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

エラ・顎の輪郭整形|自分に合うのは骨切り?脂肪吸引?専門医が解説

この記事の監修・解説

山道 光作(やまみち こうさく)
パールスキンクリニック天神 院長
日本形成外科学会認定形成外科専門医・形成外科指導医
日本美容外科学会(JSAPS)認定専門医
医学博士(MD, PhD)
ASPS(米国形成外科学会)国際会員

骨切りを含む輪郭形成手術を自ら数多く執刀。眼瞼下垂症の研究で博士号を取得し、学会発表・論文執筆を通じて臨床知見を発信し続けている。


「エラが張って見える」「顎がもたついている」というお悩みは、実は原因が一つではありません。骨格そのものが大きい場合咬筋(噛む筋肉)が発達している場合脂肪やたるみが原因の場合では、適した治療がまったく異なります。原因を誤って判断すると、効果が出なかったり、必要のない外科手術を受けてしまうことにもなりかねません。

この記事では、形成外科専門医の視点から、エラ・顎の輪郭整形における代表的な3つのアプローチ——骨切り(下顎角形成術)、咬筋へのボツリヌストキシン注射、脂肪吸引——の違いと、どう見極めるべきかを解説します。

まず確認すべきこと:原因は骨・筋肉・脂肪のどれか

カウンセリングで最初に行うべきは、視診・触診による原因の切り分けです。

  • 骨格性:顎を強く噛みしめても輪郭の張りが変わらない場合、下顎角(エラの骨)そのものが大きい、あるいは外側に張り出している可能性があります。CT撮影で骨の形状・厚みを確認します。
  • 筋肉性(咬筋肥大):噛みしめたときに明らかに張りが増す、食いしばりや歯ぎしりの自覚がある場合は、咬筋の発達が主な原因であることが多いです。
  • 脂肪・皮膚のたるみ:骨格にも筋肉にも大きな問題がなく、フェイスラインにもたつきが見られる場合は、皮下脂肪の蓄積や皮膚のたるみが影響していることがあります。

これらは併存していることも多く、診察とCTによる画像診断が欠かせません。

ここで重要なのは、輪郭全体をトータルで診察することです。エラだけ、顎だけと部分的に診るのではなく、顔全体を俯瞰して手がけてきた医師だからこそ、「この骨をこのラインで削ったら、顔全体のバランスはどう変わるか」という完成形まで予測した上で治療方針を組み立てることができます。骨は一度削ると元に戻せないため、削る前にどんな輪郭に仕上がるかを見通せるかどうかが、満足度を大きく左右します。

骨切り(下顎角形成術)が適しているケース

骨格そのものにエラの張りの原因がある場合、根本的に輪郭を変えられるのは骨切りだけです。下顎角形成術は、エラの骨(下顎角部)を切除・削合して輪郭を内側に整える外科手術ですが、一口に「骨切り」といっても術式にはいくつかの選択肢があります。

代表的なのが、骨の外側だけを薄く削る外板削りと、エラの角そのものを切除する下顎角形成術です。前者は下顎角部の厚みが原因のケース、後者は下顎骨(エラ)の張り出し自体が大きいケースに適応し、両方を行うケースもあります。CT画像で骨の厚みと張り出しを立体的に確認しなければ判断できません。

術前には、CTデータをもとに下歯槽神経の走行位置を把握し、削合・切除のラインを事前に計画します。

この術式選択とフェイスラインのデザインの精度は、知識として術式を知っているだけでは身につきません。実際に下顎角形成術を数多く執刀し、骨の厚みや神経の走行を熟知しているからこそ、CT画像だけでは見えてこない「この骨ならどこまで削って安全か」を判断できます。

咬筋ボツリヌストキシン注射

噛みしめで張りが増す筋肉性のケースには、咬筋にボツリヌストキシンを注射し、筋肉の使用を抑えて自然な萎縮を促す方法があります。手術を伴わずダウンタイムも少なめですが、効果は一時的(数ヶ月程度)で、持続には定期的な注射が必要です。骨格そのものには作用しないため、骨格性の張りには向きません。

一見シンプルな施術に見えますが、「この張りは本当に筋肉なのか」「ボトックスで筋肉を萎縮させた場合、骨格とのバランスはどう見えるか」まで見立てられるかどうかで、提案の質は変わります。輪郭全体をトータルで診ているからこそ、ボトックスのような低侵襲の治療でも、その先にある顔全体の仕上がりまで踏まえた注射(施術)ができます。

脂肪吸引

フェイスラインのもたつきが脂肪やたるみによる場合は、フェイスライン脂肪吸引やバッカルファット除去などが選択肢になります。骨や筋肉には作用しないため骨格性・筋肉性の張りの改善にはなりませんが、骨切りに比べるとダウンタイムが短い施術となります。ただし皮膚の弾力が不足していると、脂肪除去後にかえってたるみが目立つことがあるため、皮膚の状態を含めた評価も必要です。

輪郭形成を執刀する専門医だからこそできる見極め

エラ・顎の輪郭の悩みは、骨・筋肉・脂肪のいずれが主因か、あるいは複合的に関わっているかによって、最適な治療がまったく異なります。この切り分けは、教科書的な知識だけでは難しく、輪郭形成を実際に執刀しているからこそ、ボトックスや脂肪吸引でどの程度改善を期待できるのか、さらに輪郭形成を行うとどのようなフェイスラインを目指すことができるのかを、見立てた上で判断できます。

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医であり、自ら輪郭形成手術を執刀する院長が、本当に必要な治療は何かを見極めた上でご提案しています。

外科手術だけでなく、複数の選択肢を比較した上でご自身に合った治療を選んでいただくことが、満足のいく結果への一番の近道です。


※ 本記事で紹介した治療はいずれも自由診療であり、公的医療保険は適用されません。効果には個人差があります。また、いずれの施術にも出血・感染・神経損傷・左右差・腫れなどのリスク・副作用が伴う可能性があります。治療をご検討の際は、必ず医師による診察・カウンセリングを受けた上でご判断ください。

山道光作院長について

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医・形成外科領域指導医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
  • 医学博士(眼瞼下垂の研究で学位取得)
  • 元福岡山王病院 形成外科医長/元福岡大学医学部 臨床准教授

形成外科と美容外科、2つの専門医資格を併せ持ち、国際英文医学誌への論文掲載実績がある、日本でも数少ない美容外科医の一人です。


カウンセリングでCrisalix 3Dシミュレーションを体験

鼻整形をはじめ、当院では数多くの施術でCrisalixの3Dシミュレーションをご利用いただけます。

「鼻先をもう少し整えたい」「鼻筋のバランスを見てみたい」——そんなご相談も、3Dの実物大シミュレーションを見ながら、専門医と一緒にイメージをすり合わせていくことができます。

科学的な裏付けのある技術と、形成外科専門医としての確かな技術。その両方を兼ね備えたカウンセリングを、ぜひ一度体験してください。


福岡・天神からアクセス良好

〒810-0001 福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 地下鉄空港線「天神駅」徒歩約5分 TEL:092-401-0082 診療時間:10:00〜19:00(水・日・祝 休診)/完全予約制


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「自分の鼻にはどんな仕上がりが合うのか、3Dで見てみたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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※施術内容・効果には個人差があります。詳細はカウンセリングにてご確認ください。

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自然な美しさを、医学的な視点から|パールスキンクリニック天神院長 山道光作

私は以前から、
美容外科を受けたのに、

✔️ その人本来の自然な印象が失われていたり
✔️ なんとなく整形感がある
✔️ 傷跡が目立つ

など、一部の美容整形のあり方に疑問を感じていました。

そこで私は、『自然な美しさ』をテーマに、
2020年にパールスキンクリニック天神を、福岡に開院しました。

自然な美しさを引き出し
皆様が本来持つ、その魅力を
より自然に引き出す美容医療、美容外科を目指してきました。

当院では年齢やライフスタイルによって変化する
さまざまな個別のお悩みに対し

肌質や骨格、表情のバランスまで
医師が丁寧に診察し、医学的根拠に基づいた
適正な美容医療をご提案します✨

目指すのは、その方が、その方らしく美しく輝けること🕊️

安心してご相談いただける環境と雰囲気。誠実で温かいサポート。
そして、形成外科・美容外科を基盤とする確かな技術を、
より高みへと昇華させ、それを国際誌へ発表しています。

丁寧なカウンセリングを通して、
患者様それぞれに寄り添う美容医療で

皆様の美しさをサポートしてまいります。

美容医療が初めての方もお気軽にお問い合わせください😊
ここ福岡・天神で、皆様とお会いできることを、楽しみにしております。

ご予約はプロフィールのリンクから📩

目覚めよ、私本来の美 🐚
Wake up, my beauty ☪️
_________________

🏥パールスキンクリニック天神
院長 山道 光作

【資格・専門性】
日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
日本形成外科学会認定 形成外科専門医・指導医
米国形成外科学会(ASPS)国際会員
医学博士

【山道医師の学術業績】
🌏 鼻整形に関する研究成果が、オックスフォード大学出版の国際美容外科学誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載されました。

🏆 本研究はスイスCrisalix社の公式Publicationsにも収載され、3Dシミュレーションの技術貢献に対してクリスタルトロフィーが授与されました。

📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得
_________________

ご予約の際は、下記をお知らせください(可能な範囲で構いません。)
①ご希望の施術
②ご希望の日時
③お名前(フルネーム)
④ご連絡先
⑤ご年齢
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🏥パールスキンクリニック天神
📍福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3階
⏰営業時間:10:00-19:00 休診日:水日祝
☎️ 092-401-0082
📩WEB予約24時間受付中
📱公式LINE https://lin.ee/9Ig6Gjl
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※自由診療(保険適応外)。医師が診察の上で適応を判断します。経過には個人差があります。

#美容
#美容医療
#美容外科
#パールスキンクリニック

両顎手術・輪郭3点・サージャリーファースト|美容外科×歯科の輪郭専門チームが福岡で叶える輪郭形成

この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

はじめに

「顔立ちを変えたい」と思ったとき、誰に相談しますか?

輪郭形成を希望する方の多くは、美容クリニックと歯科医院を別々に受診し、治療計画がバラバラになってしまうという課題を抱えています。美容外科だけでは噛み合わせの問題が見落とされ、逆に歯科だけでは見た目の改善が不十分になることも少なくありません。

パールスキンクリニック天神と山道歯科医院が組む輪郭専門チームは、この問題を解決するために生まれました。美容形成外科の専門医と歯科医が密に連携し、「見た目」と「機能」を同時に高める治療を、ワンストップで提供しています。


輪郭形成専門チームの3つの核心治療

両顎手術

上下の顎骨を同時に移動・再配置。口ごぼ・受け口・出っ歯・顎の非対称など骨格レベルの問題を根本から改善します。

輪郭3点

エラ・頬骨・オトガイ(顎先)の3点を組み合わせて施術し、フェイスラインを立体的に整えます。それぞれのお顔立ち・輪郭に合わせてお顔全体のバランスをとるようにデザインします。

サージャリーファースト

従来の術前矯正を省略し手術を先に行い、まず顔立ちを変えます。結果が見えるまでの期間を大幅に短縮できる最新の治療アプローチです。手術の後に歯列矯正を行うと、矯正も早く進むというメリットがあります。


両顎手術について

両顎手術とは?骨格から顔を変える外科治療

両顎手術(Le Fort I型骨切り術+下顎矢状分割術)は、上顎・下顎の骨格そのものを再設計する外科手術です。受け口(下顎前突)、上顎前突(出っ歯)、開咬、顎の非対称など、矯正治療のみでは対応しきれない上下顎の骨格的問題に適応します。

上下顎骨切術(両顎手術)の適応となる主な症状
受け口(骨格性の下顎前突)/上顎前突(出っ歯)/開咬(前歯が噛み合わない)/顔の非対称・左右差/短い顎・後退した顎先(小顎症)

パールスキンクリニック天神と山道歯科医院の連携では、手術計画の立案から術後の噛み合わせ管理まで一貫して同チームが担当します。患者様が複数施設を往復する手間なく、スムーズに治療を進めることができます。


サージャリーファーストとは

待たなくていい。サージャリーファーストが変える治療の常識

従来の外科的矯正治療は「術前矯正(1〜2年)→ 手術 → 術後矯正」という流れが一般的でした。しかしサージャリーファースト(Surgery First)は、術前矯正を省略・短縮して先に手術を行うアプローチです。

  • 1 精密な術前検査・シミュレーション CT・歯列模型・顔面写真をもとに手術計画を立案。ペーパーサージャリー、モデルサージャリーで細かく手術プランを計画します。
  • 2 手術を先行実施(パールスキンクリニック天神 美容外科・口腔外科が担当) 骨格の問題を最初の段階で解決します。見た目の変化を短期間で実感できるため、モチベーションを維持しやすい点も大きなメリットです。
  • 3 術後の矯正・噛み合わせ調整(山道歯科医院が担当) 骨格が整った状態で歯列を微調整するため、矯正期間も従来より短縮されます。

サージャリーファーストを選ぶメリット 治療全体の期間が1〜2年短縮できるケースもある/手術後すぐに見た目の改善を実感できる/骨格が安定した状態で矯正を行うため精度が高い


輪郭3点

輪郭3点:エラ・頬骨・オトガイ(顎先)を同時に整える

輪郭3点とは、エラ(下顎角)削り・頬骨削り・顎先(オトガイ)形成の3つを組み合わせた骨切り手術の3点セットです。1か所だけでなく3か所を同時に改善することで、フェイスラインのバランスが飛躍的に向上します。

エラ削り(下顎角形成)

張り出したエラを削って小顔・面長効果。四角形顔、台形顔を改善。エラ張りが強い方や顔の横幅を細くしたい方に適応します。

頬骨縮小

正面・斜めからの頬の張り出しを改善。滑らかで立体的なOGカーブは維持したまま、顔の横幅を縮小し、小顔輪郭へ整えます。男性的なごつごつした凹凸感を改善し、滑らかな印象、フェイスラインを目指します。

顎先形成(オトガイ形成)

短い・後退した顎先を前方または下方に移動。横顔のEラインや正面からの顔のバランスを整えます。


よくある質問

輪郭形成に関するよくある質問

両顎手術とサージャリーファーストは何が違うのですか?

両顎手術は「何を行うか(術式)」で、サージャリーファーストは「いつ手術を行うか(治療の順序)」の概念です。「サージャリーファーストで両顎手術を行う」という組み合わせが可能です。

輪郭3点と両顎手術を同時に行うことはできますか?

可能なケースもありますが、手術侵襲が大きくなるため、患者様の状態・希望・優先度を踏まえた上で治療計画を立てます。まずは無料カウンセリングでご相談ください。

福岡以外の方でも受診できますか?

はい、遠方からいらっしゃる方も多数おります。術前検査やカウンセリングのスケジュール調整など、できる限り対応しておりますのでお問い合わせください。

手術後の腫れや回復期間はどのくらいですか?

両顎手術の場合、大きな腫れは術後2〜3週間でおおむね落ち着きます。社会復帰の目安は術後2週間前後ですが、個人差があります。詳細は診察時にご説明します。

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#日本形成外科学会認定形成外科専門医 #日本美容外科学会認定美容外科専門医(JSAPS)

美容外科における「科学的検証」の重要性|経験を医療の質へつなげるために

― 臨床・研究・国際誌掲載を続ける形成外科・美容外科専門医が考える、美容医療の本質 ―

この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

はじめに:「症例数が多い=良いクリニック」は本当でしょうか?

「症例数◯万件」「年間◯千件の実績」――美容外科のホームページでよく目にするこのフレーズ。しかし、その数字だけでクリニックの本当の質を判断できるのでしょうか?

確かに、症例数は重要な指標です。しかし、症例数だけでクリニックの質を判断することはできません。

本当に重要なのは、積み重ねた経験を客観的に検証し、改善し続けているかどうか

です。

美容医療は日々進歩しており、新しい知見や技術も次々と報告されています。一度確立した術式であっても、その結果を継続的に振り返り、必要に応じて改善していく姿勢が、安全性や患者満足度の向上につながると考えています。


症例数が重要なのは「検証するため」

症例数が重要なのは、「たくさん手術を経験している」という事実だけではありません。

一定数以上の症例が蓄積されることで、初めて客観的な検証が可能になります。

例えば、

  • どのような患者様にどの術式が適しているのか
  • 合併症や修正手術にはどのような傾向があるのか
  • 患者満足度に影響する要因は何か
  • それぞれの術式にはどのような限界があるのか

これは、十分な症例数がないと、分析すらできないことを意味します。

  • 骨格
  • 皮膚の厚み
  • 加齢性変化
  • 患者様の嗜好・ご希望のデザイン

などが患者様ごとに繊細なまでに異なります。

そのため、「経験がある」というだけでは十分ではなく、経験を客観的な知見へと昇華させることが重要です。


また、症例数があっても「研究」ができなければ検証ができません

逆に、症例数が増えても、研究ができなければ、科学的に結果の検証ができません。

本来、美容外科は医療であり、症例数つまり経験と科学的研究の両面をすすめる必要があると、私は考えています。

  • 術後経過を継続的に評価する
  • 適応や術式を再検証する
  • 新しい知見を取り入れながら改善を続ける
  • 全症例を分析し、他施設のデータと比較する

というサイクルが重要です。

美容医療・美容外科は常に進歩しています。

これまでの経験を大切にしながらも、新しいエビデンスや結果を踏まえて手術の精度・質を評価し、患者満足度をさらに高める努力が、美容外科の安全性や再現性の向上につながると考えています。


十分な症例数と科学的検証

このような「検証と改善」の積み重ねは、

症例を経験するだけでなく、「その経験を術式の選択・アレンジと応用へ反映できるかどうか」が、美容外科医として重要だと考えています。


患者満足度を高める努力

美容医療の目的は、単に見た目を変えることではありません。

大切なのは、

  • 患者様自身が本当に満足されているか
  • 悩みが解消されたか
  • 日常生活に前向きな変化があったか

という点です。

術者の評価だけではなく、患者様自身がどのように感じているか、まで含めて検証することが重要です。


鼻整形における3Dシミュレーション精度と患者満足度に関する研究

当院では、術後写真だけではなく、

患者満足度や3Dシミュレーション精度についても研究・検証を行っています。

院長は、

鼻整形における3Dシミュレーション精度と患者満足度に関する研究を英文医学誌に発表しており、

日々の診療で得られた経験を、客観的なデータとして解析・検証しています。


なぜ論文執筆・学会発表を続けるのでしょうか

論文執筆や学会発表には、多くの時間と労力が必要です。

それでも続けている理由は、経験を医学として検証するためです。

美容外科は経験が重要な分野ですが、

その経験を

  • 客観的なデータとして解析し、
  • その領域の真のエキスパートドクター達による査読を受け、
  • 学会や医学論文で検証・共有する

ことで、初めて再現性のある医学的知見になります。そして、それが患者様側の利益につながります。

また、論文化の過程では、

  • なぜこの結果になったのか
  • 適応は適切だったか
  • 術式に改善点はないか

を改めて見直すことになります。

この過程そのものが、日々の診療レベル向上につながります。


パールスキンクリニック天神が大切にしていること

当院では、

形成外科専門医・美容外科専門医として培った解剖学的知識や技術と、

美容外科に求められるセンス、デザイン性の両立を大切にしています。

それに経験と質を高めるための学術的な検証です。

目指しているのは、

  • 安全性
  • 再現性
  • 長期的な安定性
  • 患者満足度

を総合的に高める美容外科・美容医療です。

症例数は大切ですが、しかし、それだけでは不十分です。症例数はゴールではなく、あくまで出発点です。

症例を積み重ね

その結果を検証し、

改善を目指す。

この循環こそが、美容外科・美容医療の質を高め、患者様により良い医療を提供することにつながると考えています。

パールスキンクリニック天神では、これからも診療・研究を通じて、安全で質の高い美容医療を提供できるよう努めてまいります。

パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 (Kosaku Yamamichi, MD, PhD )

パールスキンクリニック天神 院長 山道光作

執筆・監修

山道 光作(Kosaku Yamamichi, MD, PhD)

日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)
日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医
医学博士

福岡市天神にて鼻整形・眼瞼形成・輪郭形成・フェイスリフトを中心に診療。

国際誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum をはじめ英文医学論文を発表。

研究成果はスイス Crisalix社 Publications に掲載され、研究・技術貢献により表彰。

院長プロフィール・論文業績はこちら
カウンセリングのご予約はこちら

矯正だけ?両顎手術も必要?|顎・歯並び・輪郭治療で正しい治療を受けるいただくために

この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

「矯正だけで良いのか」
「両顎手術+矯正まで必要なのか」

これは、
患者様自身で判断するのが非常に難しい領域です。

そして実際には、
専門医であっても、
顎顔面・輪郭領域を日常的に扱うエキスパートでなければ、
適切な判断が難しいことも少なくありません。

歯並びだけの問題なのか。
骨格の位置関係まで含めた問題なのか。

口元
E-line
中顔面
フェイスライン
咬合
左右差
気道

どこに本質的な原因があるかで、
適切な治療は大きく変わります。

美容外科だけの視点でも、
歯科だけの視点でも不十分なことがある。

形成外科的な骨格評価、
美容外科的な審美バランス、
歯科・矯正的な咬合評価。

それぞれを総合して、
“本当にその人に必要な治療”を考える必要があります。

無理な抜歯矯正で口元が下がりすぎるケース。
逆に、本来は骨格治療が必要なのに、
矯正だけで限界を迎えているケース。

実際に少なくありません。

顎・輪郭治療は、
単純な「歯並び」や「小顔」の話ではなく、
骨格・機能・審美のバランスをどう設計するか。

そこに難しさがあります。

パールスキンクリニック天神では、美容外科・形成外科、歯科口腔外科・矯正歯科の専門チームで、顎・噛み合わせ、輪郭の治療をワンストップで行っています。検討中の方から他院治療後に解決できなかった顎・口元のお悩みまで、カウンセリングでご相談ください。

上下顎骨切り術(両顎手術)はこちら👇

https://www.pearl-skin.jp/ope/lefort-ssro/

当院の下顎下縁削り(Vライン形成)のこだわり

この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

当院では、自然な仕上がりを最も重視したデザインを行っています。

輪郭形成においては、単に骨を削るのではなく、
顔全体のバランス・曲線・立体感を考慮した設計が重要です。

そのため、
一時期問題となったようないわゆる「犬顎(過度に尖った不自然な顎)」になるデザインは行いません。

あくまで目指すのは、
✔ 横顔・正面ともに調和の取れた輪郭
✔ 過度な変化ではない“洗練された自然さ”
です。

症例紹介


施術内容:Vライン形成(下顎下縁削り)
主なリスク・副作用:痛み・腫れ・内出血・血腫・創離開・知覚鈍麻・骨段差など
費用の目安:175万円

※自由診療(保険適用外)
※医師の診察により適応を判断します
※効果・仕上がりには個人差があります

口腔外科との連携による適切な治療選択

また当院では、口腔外科との連携体制を整えた輪郭形成チームで診療を行っています。

輪郭のお悩みは、必ずしも下顎下縁削り単独で解決するとは限りません。

例えば👇

  • 骨格全体のバランスが関与する場合
  • 咬合や上下顎の位置関係が影響している場合

このようなケースでは、
両顎手術(orthognathic surgery)など他の術式が適していることもあります。

そのため当院では、
✔ 単独手術だけでなく
✔ 他の手術との併用
✔ より適した術式への提案

も含め、医学的に最適な選択肢をご提示しています。


まとめ

  • 自然な仕上がりを最優先
  • 不自然な犬顎デザインは行わない
  • 輪郭・口腔外科チームによる診療
  • 両顎など他術式も含めた包括的提案


    福岡・天神のパールスキンクリニックでは、
    日本形成外科学会認定形成外科専門医
    日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医
    である院長が、解剖学に基づいたデザインで施術を行います。
    輪郭形成は患者様お一人お一人によって、治療法・デザインが変わってまいりますため、
    適切な治療効果を目指した施術を選択する必要があります。




輪郭3点はこちら👇

https://www.pearl-skin.jp/ope/faceline3/#vline

https://www.pearl-skin.jp/ope/faceline3/