輪郭形成術後の過ごし方|腫れ・冷却・圧迫・食事・洗顔などを解説

輪郭形成術を受けたあと、

「腫れはいつまで続く?」
「冷やした方がいい?」
「圧迫バンドはいつまで必要?」
「食事や歯磨きはどうすればいい?」
「洗顔やシャワー、メイクはいつから?」

といったご質問をよくいただきます。

頬骨形成術、下顎角形成術(エラ削り)、オトガイ形成術、Vライン形成術などの輪郭形成では、骨や周囲の軟部組織に手術操作を加えるため、術後には一定期間の腫れや内出血が生じます。

ダウンタイムの程度や経過には個人差がありますが、術後早期の過ごし方を理解しておくことは、安全に回復期間を過ごすうえで重要です。

今回は、輪郭形成術後の一般的な経過と、ご自宅での過ごし方のポイントについて解説します。

輪郭形成術後の腫れ・内出血

輪郭形成術後は、手術部位を中心に腫れや内出血が生じます。

特に術後早期は腫れが目立ちやすく、その後、時間の経過とともに徐々に落ち着いていきます。

また、腫れの程度は手術内容によっても異なります。

頬骨形成術では、頬部から上顎を中心に、下顎角形成術(エラ削り)では、下顎角部から下顎体部を中心に腫れが生じます。

オトガイ形成術では、顎先〜フェイスライン、下唇を中心に腫れがでて、Vライン形成術では、オトガイから下顎にかけて腫れがみられます。

口腔内を切開するため、唇や口腔粘膜にも、2週間〜1ヶ月程度は腫れがでます。腫れは経過とともに、徐々に引いていきますが、術式の違いなどにより経過には個人がでます。

腫れが残っている時期に輪郭の仕上がりを判断することはできません。骨格の変化だけでなく、皮膚や皮下組織などの軟部組織が落ち着いていく経過を見る必要があります。

術後早期は無理をせず安静に

手術直後から数日は、できるだけ安静に過ごし、身体を休めることが大切です。

長時間の入浴、温泉、サウナ、激しい運動、飲酒、喫煙などは、創部の治癒や回復を遅らせる可能性があるため、術後1ヶ月程度は控えていただきます。シャワーや洗髪などは、ガーゼやテープ、フェイスバンドが濡れないようにすれば翌日から可能です。

また、横になる際には頭部をやや高くして休むことで、術後の腫れを軽減するための一助となります。

具体的な安静度、活動制限、入浴の可否などについては、手術内容や術後経過によっても異なってくるため、担当医の指示に従ってください。

冷却について

術後早期には、適切な冷却を行うことがあります。

ただし、強く押し付けたり、氷などを直接皮膚に長時間当てたりすることは避けてください。

冷却の方法や期間についても、手術内容によって異なります。当院では手術内容と術後の状態に応じて具体的にご説明しています。

圧迫バンドについて

輪郭形成術後には、腫れや術後の組織の安定を目的として、フェイスバンドによる圧迫を行う場合があります。

ただし、「強く締めれば締めるほどよい」というものではありません。

過度な圧迫は皮膚への負担となる可能性があるため、指定された方法・時間・強さを守って装着することが重要です。

食事と水分補給

輪郭形成術後は腫れや口腔内の違和感によって、普段より食事をとりにくくなることがあります。

特に口腔内からアプローチする手術では、術後早期には硬いものや刺激の強い食べ物を避け、無理なく摂取できる食事から開始します。

食事量が少なくなる場合でも、水分は適切に補給するようにしてください。

食事内容や食事制限については、術式に応じた指示を守ることが重要です。

口腔内を清潔に保つ

下顎角形成術やオトガイ形成術など、口腔内を切開する手術では、術後の口腔ケアも重要です。

歯磨きやうがいについては、創部を傷つけないよう注意しながら行います。

術後早期は通常の歯磨きが難しい部分もあるため、当院から説明された方法に従って口腔内を清潔に保ってください。

洗顔・シャワー・メイクについて

洗顔、シャワー、洗髪は基本的には手術の翌日または翌々日より許可することが多いです。メイクの再開時期は、術式や創部の状態によって異なりますが、おおよそ1週間頃からが一般的です。

当院では術式ごとに術後の生活についてご説明しています。

ダウンタイムには個人差があります

輪郭形成術後の腫れや内出血には個人差があります。

また、目立つ腫れが改善したあとも、細かなむくみや組織の硬さなどが残ることがあります。

そのため、術後早期の状態だけを見て「左右差がある」「思っていた輪郭と違う」と判断するのではなく、時間をかけて経過を見ることが必要です。

美容外科手術では、ダウンタイムが終わる時期と、最終的な仕上がりを評価できる時期は同じではありません。

こんな症状がある場合はクリニックへご連絡ください

術後には通常の腫れや痛みが生じますが、経過によっては診察が必要となる場合があります。

たとえば、急速に増大する腫れ、強い出血、増悪する強い痛み、発熱や感染を疑う症状、呼吸や嚥下に関する異常などがある場合には、自己判断で様子を見ず、手術を受けた医療機関へ連絡してください。

術後に「これは通常の経過なのか」と判断に迷った場合も、確認することをおすすめします。

輪郭形成術は術後の経過も含めて考えることが大切です

輪郭形成術では、骨格を整える手術そのものだけでなく、術後の腫れや軟部組織が落ち着いていくまでの経過も重要です。

パールスキンクリニック天神では、頬骨形成術、下顎角形成術、オトガイ形成術、Vライン形成術などについて、骨格・軟部組織・顔全体のバランスを診察したうえで手術方法をご提案しています。

術後についても、手術内容に応じて冷却、圧迫、食事、口腔ケア、洗顔・入浴などの注意点をご説明し、経過を確認していきます。

輪郭形成をご検討中の方は、カウンセリングでご相談ください。


監修
パールスキンクリニック天神
院長 山道光作
日本形成外科学会認定 形成外科専門医・指導医
日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
医学博士

輪郭形成術の主なリスク・副作用
痛み、腫れ、浮腫み、内出血、術後出血、血腫、創離開、感染、プレート感染、左右差、感覚麻痺、骨段差、骨癒合に関する問題など。手術内容により異なります。

※自由診療(保険適用外)です。
※術後経過・ダウンタイムには個人差があります。
※実際の術後管理については、手術内容および診察時の指示を優先してください。