傷跡まで考えたフェイスリフト|術後6か月の経過

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

今回は、顔のたるみに対して切開フェイスリフトを行い、術後6か月が経過した症例をご紹介します。

加齢とともに、頬の組織は徐々に下垂し、フェイスラインのもたつきや顎下のたるみが目立つようになります。HIFUや高周波などの美容医療で改善を目指す方法もありますが、たるみが進行している場合には、切開フェイスリフトが選択肢となります。

今回の症例では、術前にみられた頬からフェイスラインにかけての下垂やもたつきに対して切開フェイスリフトを行いました。

術後6か月では、フェイスラインから顎下にかけての輪郭がすっきりし、横顔でも自然な改善が確認できます。

切開フェイスリフトとは?

切開フェイスリフトは、耳の前後などを切開し、加齢によって下垂した顔面組織を外科的に引き上げる手術です。

フェイスリフトでは、単純に余った皮膚を切除して強く引っ張ればよいわけではありません。

顔面には皮膚だけでなく、皮下脂肪やSMAS(表在性筋膜系)など複数の組織層があります。そのため当院では、皮膚の余剰量、皮下組織の下垂、SMASの状態、フェイスラインや顎下の形態などを総合的に評価し、それぞれの患者様に適した手術を計画します。

皮膚だけに過度な緊張をかけるのではなく、深部組織を適切に処理したうえで皮膚を自然に整えることが、フェイスリフトでは重要です。

「引っ張った顔」にしないために

フェイスリフトを検討される患者様から、「不自然に引っ張られた顔にならないでしょうか」とご相談を受けることがあります。

私がフェイスリフトで重視しているのは、単に皮膚を強く引き上げることではなく、加齢によって変化した組織を解剖学的に適切な位置へ整え、顔全体のバランスを改善することです。

目指すのは、「フェイスリフトを受けたことが分かる顔」ではなく、その方自身の顔立ちを保ちながら、自然に若々しい印象へ近づけることです。

今回の術後6か月の横顔でも、フェイスラインは改善していますが、顔貌そのものを大きく変えるような不自然な引き上がりにはなっていません。

フェイスリフトの傷跡について

切開フェイスリフトでは、傷跡への配慮も非常に重要です。

耳の前から耳周囲に切開を行うため、切開線のデザインや縫合が適切でなければ、術後に傷跡が目立つことがあります。

当院では、できるだけ傷跡が自然な皺や耳周囲の境界になじむよう切開線をデザインし、皮膚に過度な緊張が集中しないよう配慮しながら、形成外科的に丁寧な縫合を行います。

傷跡は手術直後に完成するものではありません。術後しばらくは赤みや硬さがみられることがありますが、一般的には時間の経過とともに成熟していきます。

今回の症例も術後6か月であり、フェイスラインだけでなく、こうした術後経過を長期的に確認していくことが大切です。

切開フェイスリフトが適している方

フェイスリフトの適応は、年齢だけで決まるものではありません。

頬の下垂、フェイスラインのもたつき、顎下のたるみ、皮膚の余剰などを診察し、どの組織がどの程度加齢変化を起こしているのかを評価して治療方法を選択します。

軽度のたるみであれば、必ずしも手術が第一選択になるわけではありません。一方、たるみが進行している場合には、非切開治療を繰り返すよりも、切開フェイスリフトの方が治療目的に適していることがあります。

当院では、手術ありきではなく、現在の顔面の状態と患者様が希望される変化を確認したうえで、治療適応を判断しています。

術後6か月という時点

フェイスリフトは、術後すぐの状態だけで評価する手術ではありません。

術後早期には腫れ、内出血、組織の硬さなどがみられます。その後、時間の経過とともに腫れが落ち着き、組織がなじんで、より自然な輪郭へ変化していきます。

そのため当院では、短期的な変化だけではなく、術後6か月以降を含めた長期経過を確認することを大切にしています。

今回の症例では、術後6か月の時点で、フェイスラインから顎下にかけて自然な改善が維持されています。

福岡でフェイスリフトをご検討の方へ

フェイスリフトは、皮膚を切除するだけの手術ではありません。

顔面解剖を理解したうえで、どの層をどの程度剥離し、どの方向へ組織を移動させ、どの程度皮膚を切除するかを症例ごとに判断する必要があります。

また、仕上がりだけでなく、傷跡、ダウンタイム、顔面神経をはじめとする重要な解剖学的構造への配慮も必要です。

パールスキンクリニック天神では、患者様一人ひとりの顔面の加齢性変化を診察し、自然で調和のとれた変化を目指してフェイスリフトの手術計画を立てています。

フェイスラインのたるみや頬の下垂、顎下のもたつきなどが気になり、切開フェイスリフトをご検討されている方は、診察時にご相談ください。

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【施術内容】
フェイスリフト

【主なリスク・副作用】
腫れ、内出血、血腫、創離開、感染、傷跡、左右差、知覚異常、顔面神経麻痺、たるみの再発など

【料金】
132万円〜198万円(税込)

※自由診療(保険適用外)。適応は医師の診察により判断します。術後経過には個人差があります。

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【執刀医】
パールスキンクリニック天神
院長 山道 光作

【資格・専門性】
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🏅日本創傷外科学会認定専門医
🏅皮膚腫瘍外科指導専門医
🎖️米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️医学博士

元福岡山王病院 形成外科医長
元福岡大学医学部 臨床准教授

【山道医師の学術業績】
🎓当院院長・山道光作は、眼瞼下垂・眉下切開に関する研研究で医学博士号を取得しています。

📘眼科・形成外科領域の専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)において、「眼瞼下垂/偽眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」の項を執筆した実績があります。

🌏 鼻整形に関する研究成果が、オックスフォード大学出版の国際美容外科学誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載されました。

🏆 本研究はスイスCrisalix社の公式Publicationsにも収載され、3Dシミュレーションの技術貢献に対してクリスタルトロフィーが授与されました。
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✨「自然に洗練する」フェイスリフト
✨ 傷跡に配慮したフェイスリフト
✨ 国際的な美容外科医学誌にも掲載された実績
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