美容形成外科医による傷跡修正|頬の目立つ傷跡をW形成術(W-plasty)で修正した症例

顔の傷跡は、傷そのものの大きさだけではなく、傷跡の方向、幅、へこみ、周囲との段差、光の当たり方などによって目立ち方が大きく変わります。

特に頬のような広く平坦な部位では、線状の傷跡が周囲の皮膚になじまず、見る方向や照明によって強調されることがあります。

今回は、頬の目立つ傷跡に対して、W形成術(W-plasty)を用いた傷跡修正を行った症例をご紹介します。

W形成術(W-plasty)とは?

W形成術は、目立つ傷跡を切除したうえで、創縁を小さな三角形が連続するW型にデザインし、互いにかみ合わせるように縫合する傷跡修正術です。

通常の傷跡切除では、もともとの傷跡を切除しても、新しい傷跡が再び一本の直線として残ります。

一方、W形成術では、一本の直線を細かなジグザグ状の線に分断します。

これにより、傷跡を視覚的に追いにくくするとともに、光が一直線に反射することを抑え、周囲の皮膚になじませることを目的とします。

頬の傷跡とW形成術

W形成術はすべての傷跡に適しているわけではありません。

傷跡の位置や方向、長さ、皮膚の緊張方向などを評価し、適応を判断する必要があります。

特に頬はW形成術の適応となることがある部位です。

顔には皮膚が自然に伸び縮みしやすい方向があり、傷跡修正ではこうした皮膚の緊張方向も考慮してデザインします。

単純に規則正しいW型を作ればよいわけではなく、傷跡の走行と周囲の皮膚の状態に合わせて、一つひとつの三角形の方向や大きさを設計することが重要です。

今回の症例

今回の症例では、頬に弧状の目立つ傷跡を認めました。

傷跡には陥凹と周囲との段差もあり、光の当たり方によって影が生じることで、さらに目立ちやすい状態となっていました。

そこで、既存の瘢痕を切除するとともに、直線的な傷跡として縫い直すのではなく、W形成術を用いて傷跡の走行を細かく分断するようにデザインしました。

傷跡修正では皮膚表面のデザインだけでなく、創部に過度な緊張がかからないよう、深部組織を適切に処理しながら丁寧に縫合することも重要です。

術後の変化

術後は、術前に認めていた頬の陥凹と目立つ弧状の傷跡が改善しています。

傷跡そのものが完全になくなるわけではありませんが、一本の目立つ瘢痕を周囲になじみやすい形態へ変えることで、全体として傷跡を目立ちにくくすることを目指します。

傷跡修正では、単に「傷を細くする」だけではなく、周囲の皮膚との連続性や立体的な形態まで考えて治療することが重要です。

美容形成外科医が行う傷跡修正

傷跡修正は、単に傷跡を切除して縫い直すだけの治療ではありません。

特に顔の傷跡では、傷跡の幅や深さだけでなく、皮膚の緊張方向、表情による動き、周囲組織との段差や陥凹、顔全体の中でどの程度目立っているかまで評価することが重要です。

美容形成外科では、形成外科の基本である創傷治癒や瘢痕形成、皮膚・皮下組織の解剖に基づいた治療に加えて、傷跡を周囲の顔貌にいかになじませ、整容的に目立ちにくくするかという視点も重視します。

そのため、傷跡の状態に応じて、単純な瘢痕切除・縫合だけでなく、W形成術(W-plasty)やZ形成術(Z-plasty)などの形成外科の技術を使い分けます。また、陥凹や癒着を伴う場合には、皮膚表面だけではなく深部組織の状態も考慮して治療計画を立てます。

今回の症例でも、一本の線として傷跡を縫い直すのではなく、頬という部位と傷跡の形態を考慮してW形成術を選択しました。

傷跡を完全になくすことはできません。しかし、形成外科的な手技と美容外科的な整容性の視点を組み合わせることで、より自然で周囲になじむ傷跡を目指すことができます。

当院では、傷跡そのものだけを見るのではなく、顔全体の中での見え方まで考えた傷跡修正を行っています。

傷跡修正は「傷を完全に消す手術」ではありません

傷跡修正を行っても、傷跡を完全に消すことはできません。

新しい手術創も最終的には傷跡として残ります。

そのため傷跡修正の目的は、現在の目立つ傷跡を、より目立ちにくい傷跡へ置き換えることにあります。

また、W形成術、単純切除縫合、Z形成術、レーザー治療など、適した治療方法は傷跡によって異なります。

顔の傷跡でお悩みの方へ

外傷後の傷跡や手術後の傷跡は、「一度できたから治せない」とは限りません。

傷跡の幅、深さ、陥凹、方向、部位などを診察し、適切な方法を選択することで、より目立ちにくい状態を目指せる場合があります。

パールスキンクリニック天神では、傷跡の状態を形成外科的に評価し、W形成術を含め、それぞれの傷跡に適した治療方法をご提案しています。

福岡で顔の傷跡、頬の傷跡、外傷後や手術後の傷跡修正をご検討されている方は、ご相談ください。

診察の上、ご提案させていただきます。

☪️ご予約・ご相談はプロフィールのリンクから📩
公式LINE・WEB・お電話から📱
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【施術内容】
傷跡修正(W形成術)

【リスク・副作用】
痛み、腫れ、内出血、創離開、感染、赤み、傷跡は完全には消せないなど

【料金】
1cm 55,000円(税込)

※自由診療(保険適用外)。適応は医師の診察により判断します。術後経過には個人差があります。

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【執刀医】
パールスキンクリニック天神
院長 山道 光作

【資格・専門性】
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🏅日本創傷外科学会認定専門医
🏅皮膚腫瘍外科指導専門医
🎖️米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️医学博士

元福岡山王病院 形成外科医長
元福岡大学医学部 臨床准教授

【山道医師の学術業績】
🎓当院院長・山道光作は、眼瞼下垂・眉下切開に関する研研究で医学博士号を取得。形成外科・美容外科・眼科領域にまたがる眼瞼手術を専門としてきました。

📘眼科・形成外科領域の専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)において、「眼瞼下垂/偽眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」の項を執筆した実績があります。解剖学的知見に基づき、視機能の改善と審美的バランスの双方を考慮した二重形成・眼瞼下垂手術を行っています。

🌏 鼻整形に関する研究成果が、オックスフォード大学出版の国際美容外科学誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載されました。

🏆 本研究はスイスCrisalix社の公式Publicationsにも収載され、3Dシミュレーションの技術貢献に対してクリスタルトロフィーが授与されました。
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✨「自然に洗練する」美容形成外科
✨ 緻密にデザインする傷跡修正
✨ 国際的な美容外科医学誌にも掲載された実績
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