この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

「埋没法は何回までできますか?」
カウンセリングでよくいただく質問の一つです。
結論から申し上げると、
「何回まで」と一律に決められるものではありません。
まぶたの状態やこれまでの手術歴によって異なりますが、私は埋没法を何度も繰り返すことは積極的にはおすすめしていません。
その理由を解説します。
埋没法は何度でもできるわけではありません
埋没法は皮膚を切らずに二重を作る方法ですが、糸を留める際には、
- 瞼板
- 挙筋腱膜
- 瞼板前組織
などを通過させます。
そのため、埋没法を繰り返すことで、これらの組織に徐々に負担が蓄積する可能性があります。
もちろん、1回の埋没法で大きな問題が生じることは多くありません。
しかし、何度も同じ部位に糸をかけ直すことで、組織の癒着や瘢痕形成が起こり、将来の修正手術や切開法が難しくなることがあります[1]。
参考文献
1. Wang Y, et al. Cause and Management of Suture-related Ocular Complications After Buried-suture Double-eyelid Blepharoplasty. Aesthetic Plastic Surgery. 2021.
そのため、私は「取れたら何度でも埋没法を繰り返す」という考え方には慎重であるべきだと考えています。
埋没法が取れる原因はさまざまです
埋没法が緩む原因には、
- まぶたの皮膚が厚い
- 眼窩脂肪が多く腫れぼったい瞼
- 希望する二重幅が広すぎる
- 皮膚のたるみがある
- 強く目をこする習慣がある
- 加齢性変化
などが考えられます。
「糸が弱かったから、糸の締め方が不十分だったから」という単純な手術手技上の問題ではなく、「まぶたの構造に関係する適応上の問題がなかったか」が重要です。
症例紹介
こちらの患者様は、他院で3回にわたって埋没法を受けられましたが。二重ラインが安定せずに当院を受診されました。診察時、明らかな眼瞼下垂を併発しており、患者様の主訴は「瞼が重く開けにくい」「三重瞼になって見た目が変」で、「安定した二重になりたい」と希望されました。そのため、二重切開法と同時に眼瞼下垂手術を施行しました。結果的に安定した二重瞼が作成でき、ご満足いただくことができました。



料金の目安:40万円〜80万円
主なリスク・起こり得る合併症:痛み、腫れ、内出血、血腫、創離開、感染、予定外重瞼線、左右差、浮腫みの遷延、ドライアイ症状、将来的な加齢性変化など
※自由診療(保険適用外)
※医師の診察により適応を判断します
※効果・仕上がりには個人差があります
埋没法を繰り返すより、眼瞼下垂が隠れていないか確認することも大切です
埋没法が何度も取れる方の中には、
眼瞼下垂を合併しているケースがあります。
眼瞼下垂では、まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋腱膜)の機能が低下しているため、糸だけで二重ラインを維持しようとしても安定しないことがあります。
このような場合、再び埋没法を行っても十分な改善が得られない可能性があります。
私は、眼瞼下垂が原因と判断した場合には、埋没法ではなく、切開法による眼瞼下垂手術(挙筋腱膜修復)を行うことが根本的な治療につながると考えています。
まぶたの開きを改善しながら二重ラインを形成することで、より安定した結果が期待できます。
将来のことまで考えるなら、切開法が適している場合があります
患者様の中には、
「何度でも埋没法で対応したい」
と希望される方もいらっしゃいます。
一方で、ダウンタイムをある程度確保できるのであれば、私は将来的な変化まで見据えた治療をご提案することがあります。
年齢とともに、
- 皮膚のたるみ
- 皮膚の弛緩
- 二重ラインの変化
は誰にでも起こります。
そのような変化を考慮すると、適応のある方では切開法によって皮膚や眼窩脂肪などを適切に処理でき、比較的長期的に安定する二重切開法を選択することが、長期的にはメリットが大きい場合があります。
もちろん、すべての方に切開法を勧めるわけではありません。
大切なのは、現在のまぶたの状態だけでなく、数年後、10年後の見た目と眼瞼機能まで見据えて、方法(術式)を選択することです。

切開法ができない非専門医が埋没法だけを量産しているクリニックにはご注意を
実は、埋没法の適応ではない患者様に、切開法ができない未習熟な非専門医が、全ての患者に二重埋没法を適応し、外れてもまた埋没法を適応しているクリニックが存在します。しかも、美容クリニックに入職したての医師が担当し、高額で行われているケースがあるようです。当院の切開法以上に高額の金額で埋没法を提供していたりします。そのようなクリニックには皆様、お気をつけください。一応患者様の方でも、埋没法の平均的な相場感(10万円〜30万円前後)を把握していただき、美容医療サービスを選択する側の知識を養っていただくほうが、ご自身を守るために必要と思われます。換えのきかない、大切な瞼ですから、お気をつけください。
パールスキンクリニック天神の考え方
当院では、
- 埋没法を何回受けているか
- 現在の二重ライン
- まぶたの厚み
- 皮膚のたるみ
- 眼瞼下垂の有無
- 将来的な加齢変化
まで総合的に評価したうえで術式をご提案しています。
「埋没法をもう一度受けるべきか、それとも切開法へ移行すべきか」
その判断は、単純に回数だけで決まるものではありません。
患者様一人ひとりのまぶたの状態を診察し、長期的な視点から適切な治療をご提案しています。
よくあるご質問
Q. 埋没法は3回、4回と繰り返しても大丈夫ですか?
回数だけで判断することはできません。しかし、複数回の埋没法は組織への負担が蓄積する可能性があるため、慎重に適応を判断する必要があります。
Q. 埋没法が何度も取れる場合はどうすればよいですか?
まぶたの構造や眼瞼下垂の有無を評価することが重要です。原因によっては、切開法や眼瞼下垂手術が適している場合があります。
Q. 切開法の方が長持ちしますか?
一般的に、切開法が最も二重ラインが安定しやすい術式です。ただし、術式の選択はまぶたの状態やご希望、ライフスタイルなど総合的に勘案して適応判断する必要があります。ご希望に応じてご提案できますので、カウンセリングでお気軽にご相談ください。
まとめ
「埋没法は何回までできるか」という問いに、画一的な回数の答えはありません。
しかし、埋没法を何度も繰り返すことには、組織への負担や将来の老化や修正手術への影響を考慮する必要があります。
また、埋没法が繰り返し取れる背景には眼瞼下垂が隠れていることもあり、その場合は切開法による眼瞼下垂手術が根本的な解決につながることがあります。
パールスキンクリニック天神では、お一人おひとりの瞼の状態を診察し、開瞼度などの機能や将来的な加齢性変化まで見据えながら、患者様それぞれに適した術式をご提案しています。
眼瞼下垂手術の専門性について
当院院長・山道光作は、眼瞼下垂に関する研究により医学博士号を取得しており、形成外科・美容外科・眼科領域にまたがる眼瞼手術を専門としてきました。
また、眼科・形成外科領域の専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)において、「眼瞼下垂/偽眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」の項を執筆しています。解剖学的知見に基づき、視機能の改善と審美的バランスの双方を考慮した眼瞼下垂手術を行っています。

<二重整形のリスク・注意点>
二重整形は医療行為であり、以下のようなリスクや注意点があります。
・腫れ・内出血が一定期間生じることがあります
・出血・血腫を生じるリスクがあります
・左右差や二重ラインの変化が生じる可能性があります
・埋没法では糸が緩んだり、二重が取れることがあります
・感染や糸のアレルギーが生じる可能性があります
・予想した結果と若干異なる可能性があります
これらのリスクについては、診察時にまぶたの状態を十分に確認したうえで、術式ごとの特徴や回復経過を含め、丁寧にご説明しています。ご不明な点がございましたら、カウンセリング時に遠慮なくご質問ください。
執刀医
🏥 パールスキンクリニック天神
院長 山道光作(KOSAKU YAMAMICHI) MD, PhD
【資格・専門性】
・日本形成外科学会認定 形成外科専門医
・日本形成外科学会認定 形成外科領域指導医
・日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
・皮膚腫瘍外科指導専門医
・日本創傷外科学会認定専門医
・厚生労働省臨床研修指導医
・医学博士

形成外科専門医とJSAPS美容外科専門医の双方を取得しています。
形成外科の解剖学的知識と再建技術を基盤としながら、美容外科専門のトレーニングを
受けた資格構成は、高難度症例や他院修正症例において大きな強みとなっています。

所属している学術・専門団体
・米国形成外科学会(ASPS)国際会員
・日本頭蓋顎顔面外科学会会員
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会会員
・日本抗加齢医学会会員
山道院長の経歴
・ラ・サール高等学校卒業
・福岡大学医学部卒業
・福岡大学病院形成外科 入局
・麻酔科・救急救命センター・外科・整形外科・皮膚科で研修
・横浜・銀座の美容外科クリニックおよび関連病院形成外科に勤務
・2014〜2020年 福岡山王病院形成外科 医長
・2017〜2020年 福岡大学医学部 臨床准教授
・2020年4月 パールスキンクリニック天神 開院
当院の二重整形が選ばれる理由
パールスキンクリニック天神(福岡)の院長・山道光作は、日本形成外科学会認定 形成外科専門医および 日本美容外科学会認定 美容外科専門医(JSAPS) のダブルライセンスを有しています。
また、院長は顔貌評価や術後結果に関する研究を、国際的英文医学誌 Aesthetic Surgery Journal(Oxford University Press)に発表しており、美容医療を「感覚」ではなく「学術的に検証すべき美容医療」と捉えています。
その考え方を二重整形にも応用し、解剖学的評価・長期安定性・将来の修正リスクまで見据えた手術プラン・デザインを行っています。

よくある質問
Q : どの術式を選べばいいかわかりません
A : 診察で適応を評価し、形成外科的見地から最適な施術をご提案します。
Q : 埋没と切開で迷っています
A : 瞼の形態、ご希望の二重の形などを丁寧に診察し、最適な施術をご提案します。
Q : 眼瞼下垂があっても埋没法はできますか?
A : 眼瞼下垂またはその傾向がある患者様には二重埋没法はおすすめしておりません。埋没法で眼瞼下垂が悪化する可能性があるからです。眼瞼下垂の予備軍の患者様についても、埋没法の適応は慎重に判断する必要があります。
Q : 他院修正でも相談できますか?
A : 当院では数多くの他院修正を担当し、実績も豊富です。複数回の修正では、修正手術の難易度が高くなるため、一度、カウンセリングにご来院ください。
カウンセリング予約はこちら
当院は完全予約制となっております。
WEB予約フォーム、LINE、お電話よりご予約が可能です。
(1) WEBから予約
(2) LINEから予約
パールスキンクリニック天神の公式LINE
(3) 電話予約
092-401-0082
※料金は全て税込です。















