監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)
今回は、頬の陥没変形に対して脂肪注入を行い、術後12か月まで経過を確認した症例をご紹介します。

頬の陥没変形に対する脂肪注入
頬の陥没は、単純に皮下脂肪が少ないだけとは限りません。
外傷や手術後では、骨格の変化に加えて、皮下脂肪や筋肉、瘢痕など複数の組織が関与し、顔の輪郭に左右差が生じることがあります。
このような症例では、陥没している部分を単純に膨らませるのではなく、顔全体の輪郭や反対側とのバランスを見ながら、必要な部位に脂肪を少量ずつ注入することが重要です。
脂肪注入のメリット
脂肪注入では、ご自身の腹部や大腿などから採取した脂肪を使用します。
ヒアルロン酸などの注入治療とは異なり、移植した脂肪の一部が生着すれば、長期的なボリューム改善が期待できます。
一方で、注入した脂肪がすべて生着するわけではありません。術後早期には腫れも加わるため、最終的な輪郭を判断するには一定期間の経過観察が必要です。
そのため当院では、「たくさん入れて膨らませる」のではなく、自然な輪郭を目指して適切な量を適切な層に注入することを重視しています。
術後12か月の経過
今回の症例では、頬の陥没部を中心に脂肪注入を行いました。
術後12か月では、頬のボリュームが保たれ、側面から見た陥没が改善しています。
特に脂肪注入では、術直後の変化だけではなく、腫れが落ち着き、脂肪の生着が安定した長期経過を確認することが重要です。
過度に膨らませることなく、顔の輪郭に自然になじむ仕上がりを目指しています。
加齢による頬のこけにも
脂肪注入は、外傷後の陥没だけを対象とした治療ではありません。
加齢に伴って生じる、
- 頬のこけ
- こめかみの陥凹
- 中顔面のボリューム減少
- 顔全体のやせた印象
- 左右差
などに対しても適応を検討できます。
顔の若返りでは、皮膚のたるみだけでなく、加齢に伴う顔面のボリューム変化を評価することも重要です。
フェイスリフトなどによる「引き上げ」が適しているのか、脂肪注入による「ボリューム補正」が必要なのか、あるいは両者を組み合わせるべきなのかは、顔の状態によって異なります。
自然な仕上がりを目指した脂肪注入
顔の脂肪注入では、注入量が多ければよいというものではありません。
骨格、皮下組織の厚み、陥没の位置、左右差、加齢変化などを総合的に評価し、その方の顔立ちに合った自然な立体感をつくることが大切です。
当院では、さまざま角度から顔全体の輪郭、その方の印象などを評価し、必要に応じて脂肪注入、フェイスリフト、輪郭形成など複数の選択肢から治療方法をご提案できます。
頬のこけや顔の左右差、外傷・手術後の陥没などでお悩みの方はご相談ください。
施術名: 顔面脂肪注入(頬)
料金:頬 352,000円(税込)
主なリスク・副作用: 腫れ、内出血、疼痛、感染、左右差、しこり、石灰化、脂肪の吸収、過矯正・低矯正、脂肪の吸収など
経過: 術後12か月
治療回数: 3回
※治療効果や脂肪の生着の程度、必要回数には個人差があります。
【執刀医・解説医師】
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D
【山道医師の主な学術業績】
🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。
📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆
🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得
⚠️ 【注意事項・リスク】
※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。
🏥 【クリニック情報・ご予約】
📍 住所:福岡県福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F
📞 電話:092-401-0082
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