眉下切開とは?自然な目元を保ちながら上まぶたのたるみを改善するために

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

年齢とともに、

「以前より上まぶたが重くなってきた」
「二重の幅が狭くなった」
「目尻側の皮膚がかぶさってきた」
「無意識に眉毛を上げて目を開けている」

と感じる方は少なくありません。

このような上まぶたのたるみに対する手術の一つが眉下切開(眉毛下皮膚切除術)です。

眉下切開は、眉毛のすぐ下に沿って余剰皮膚を切除し、上まぶたのたるみを改善する手術です。

眉下切開の大きなメリットは「今の目元を大きく変えない」こと

眉下切開の特徴の一つは、重瞼線そのものに切開を加えず、眉毛の下から余剰皮膚を切除できることです。

そのため、もともとの二重の形を大きく変えずに、上からかぶさっている皮膚を減らすことができます。

特に、

  • 目尻側の皮膚のかぶさりが強い
  • 二重そのものは気に入っている
  • 目元の印象を大きく変えたくない
  • 年齢とともに二重幅が狭くなってきた

という方では、良い適応となることがあります。

いくつかのアジア人を対象とした研究でも、眉下切開は上眼瞼のたるみ、とくに外側のlateral hoodingを改善しながら、自然な上眼瞼形態を維持するための選択肢として報告されています。眉下切開後に自然な二重が明瞭になり、上眼瞼位置にも改善が認められています。

眉下切開だけでは解決できない「目の重さ」もあります

ここが非常に重要です。

「まぶたが重い」という症状があっても、その原因がすべて皮膚のたるみにあるとは限りません。

たとえば、

皮膚弛緩が主体なのか
眉毛下垂を伴っているのか
眼瞼下垂を伴っているのか
眼窩脂肪やROOFによる厚みが強いのか
重瞼線そのものを修正した方がよいのか

によって、適切な手術は変わります。

場合によっては眉下切開よりも、二重ラインから行う上眼瞼形成術や眼瞼下垂手術、あるいは前額・眉毛の位置に対する治療の方が適していることもあります。

つまり、「眉下切開をするかどうか」より先に、上眼瞼全体を診断することが重要なのです。

私が眉下切開で大切にしていること

私は美容形成外科医として美容外科診療を行っていますが、眼瞼形成については大学院時代から継続して取り組んできた研究分野の一つでもあります。

大学院では眼瞼下垂を含む眼瞼疾患・眼瞼手術について研究し、眼瞼下垂手術と頭痛・肩こりなどの症状との関連について臨床研究を行い、医学論文として報告しました。

また、眼瞼・外眼部手術に関する眼科医学書の正に眉下切開に関する内容の執筆にも携わってきました。

こうした経験から、眉下切開の診察でも「皮膚が何mm余っているか」だけを見ることはありません。

目の開き(MRD1)、挙筋機能、眉毛位置、重瞼線、皮膚の厚み、眼輪筋や脂肪組織、左右差などを総合的に評価します。

そして、患者様が現在持っている目元の良さをできるだけ残しながら、どこを改善すれば自然に若々しく見えるのかを考えます。

「たくさん切れば若返る」わけではありません

眉下切開では、皮膚を多く切除すれば効果が高くなる、という単純なものではありません。

切除量やデザインが適切でなければ、

目元がつっぱって見える、眉毛が不自然になる、左右差が目立つ、傷跡が目立つ、といった問題につながる可能性があります。

特に外側の皮膚弛緩が強い方では、どこまで切除範囲を延長するかというデザインも重要です。眉下切開がlateral hoodingの改善に有効であることは複数の臨床研究でも報告されています。

私は、術後に自然な上眼瞼の形態になることを重視し、美的に優れた結果を目指して眉下切開をデザインしています。

眉下切開の傷跡について

眉下切開を検討される患者様が最も心配されることの一つが傷跡です。

切開を伴う以上、傷跡を完全になくすことはできません。

一方で、眉毛下縁に沿って適切にデザインし、組織への負担を抑えて丁寧に縫合することで、時間経過とともに目立ちにくくなることが期待できます。

実際、眉下切開に関する複数の臨床報告でも、長期的には瘢痕が目立ちにくかったことが報告されています。

ただし、傷の治り方には個人差があります。術後早期には赤みや硬さがみられることもあり、完成までには一定の期間が必要です。
私は、眉下切開の傷跡を最小限にするため、緻密な縫合技術で仕上げます。

眉下切開か、二重切開か、眼瞼下垂手術か

これはカウンセリングで非常によく問題になる点です。

同じ「上まぶたが重い」という悩みでも、最適な手術は一人ひとり異なります。

現在の二重をできるだけ変えず、主に皮膚のたるみを改善したい方には眉下切開が適することがあります。

一方で、二重そのものを整えたい場合や、挙筋腱膜の状態・開瞼機能に問題がある場合には、重瞼線からの切開や挙筋腱膜への操作が必要になることがあります。

私は、眉下切開、切開式二重形成、眼瞼下垂手術を別々の手術として考えるだけではなく、「その患者様の上眼瞼をどの方法で治療するのが最も自然か」という視点から術式を選択することを大切にしています。

症例紹介

眉下切開をご検討の方へ

上まぶたのたるみは、皮膚だけを見ても正確な治療方針を決めることはできません。

眉毛の位置、目の開き、二重の形、皮膚・脂肪の厚み、左右差などを診察したうえで、

眉下切開がよいのか、二重ラインから治療した方がよいのか、眼瞼下垂に対する治療が必要なのか。

そこから判断することが重要です。

「昔の目元に近づけたい」
「二重は変えずに、上まぶたのたるみだけ改善したい」
「眉下切開と眼瞼下垂手術のどちらが自分に合っているかわからない」

眉下切開がよいのか、二重切開・眼瞼下垂手術など別の方法がよいのかは、まぶたの状態によっても異なります。

カウンセリングでは、目元全体を診察したうえで適した方法をご提案します。

☪️ご予約・ご相談はプロフィールのリンクから📩
公式LINE・WEB・お電話から📱

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【施術内容】
眉下切開

【主なリスク・副作用】
痛み、赤み、腫れ、浮腫み、内出血、血腫、感染、創離開、左右差、傷跡、一時的な違和感など

【料金の目安】
308,000円〜440,000円(税込)

※自由診療(保険適用外)。適応は医師の診察により判断します。術後経過には個人差があります。

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【執刀医】
パールスキンクリニック天神
院長 山道 光作

【資格・専門性】
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️医学博士

元福岡山王病院 形成外科医長
元福岡大学医学部 臨床准教授

【山道医師の学術業績】
🎓当院院長・山道光作は、眼瞼下垂・眉下切開に関する研究で医学博士号を取得。
形成外科・美容外科・眼科領域にまたがる眼瞼手術を専門としてきました。

📘眼科・形成外科領域の専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)において、「眼瞼下垂/偽眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」の項を執筆した実績があります。解剖学的知見に基づき、視機能の改善と審美的バランスの双方を考慮した二重形成・眼瞼下垂手術を行っています。

🌏 鼻整形に関する研究成果が、オックスフォード大学出版の国際美容外科学誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載されました。

🏆 本研究はスイスCrisalix社の公式Publicationsにも収載され、3Dシミュレーションの技術貢献に対してクリスタルトロフィーが授与されました。
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✨「自然に洗練する」眉下切開
✨ 緻密にデザインするオーダーメイドの目元形成
✨ 国際的な美容外科医学誌に掲載された実績
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🏥 パールスキンクリニック天神
📍福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科ビル3階
⏰10:00–19:00(水・日・祝休診)
☎️0924010082
📩WEB予約24時間受付中
📱公式LINE:https://lin.ee/qZhwsZe
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【山道光作院長が掲載された国際的な英語論文】
Yamamichi K, Kosaka M. A Novel Reconstructive Procedure for the Divided Nevus of the Eyelids Using a Tissue Expander. Plast Reconstr Surg Glob Open. 2016 Dec 13;4(12):e1160. doi: 10.1097/GOX.0000000000001160. PMID: 28293512; PMCID: PMC5222657.

Yamamichi K, Nakanishi Y, Chen CY. Three-Dimensional Simulation Accuracy and Patient Satisfaction With Rhinoplasty. Aesthet Surg J Open Forum. 2025 Sep 9;7:ojaf110. doi: 10.1093/asjof/ojaf110. PMID: 41048375; PMCID: PMC12493035.

Yamamichi K, Manabe T, Uekihara T. Caudal Regression Syndrome with Pressure Ulcers of the Foot: A Case Report. J Clin Diagn Res. 2017 Jul;11(7):PD19-PD20. doi: 10.7860/JCDR/2017/25980.10291. Epub 2017 Jul 1. PMID: 28892975; PMCID: PMC5583925.

カウンセリング予約

二重整形の術式選択や適応は、まぶたの状態によって大きく異なります。
「自分にはどの方法が合っているのか」「埋没と切開で迷っている」
といった段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。無理に施術をおすすめすることはありません。診察のうえで、施術が適さない場合には正直にお伝えしています。

当院は完全予約制となっております。
WEB予約フォーム、LINE、お電話よりご予約が可能です。

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※本記事は医師監修のもと作成した医療情報であり、個別の診断・治療方針はカウンセリングにてご確認ください。

という方も、まずはカウンセリングでご相談ください。

【執刀医】山道光作(やまみち こうさく)院長|パールスキンクリニック天神

二重全切開+脱脂|厚みのあるまぶたをすっきり自然な目元へ【術後6か月】

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

二重整形というと、「二重の幅を何mmにするか」「平行型か末広型か」といった二重ラインそのものに目が向きがちです。

しかし、自然で洗練された目元をつくるためには、二重のラインだけでなく、まぶたの厚みや脂肪量、目の開き、左右差などを総合的に評価することが大切です。

今回は、二重全切開法と上眼瞼脱脂を組み合わせた症例をご紹介します。

術前|まぶたの厚みを考慮した二重形成

術前は、まぶたにやや厚みがあり、目元全体として重さを感じる印象がありました。

このような場合、単純に二重のラインを深く固定すればよいわけではありません。

まぶたの厚みを構成している組織や眼窩脂肪の状態を診察したうえで、二重切開と同時に脱脂を行うかどうかを判断します。

今回の症例では、二重全切開に上眼瞼脱脂を併用しました。

目標としたのは、二重を強調することではなく、まぶたの厚みを適切に整えながら、その方の目元になじむ自然な二重ラインを形成することです。

術後6か月|すっきりしながら自然な二重へ

術後6か月では、二重ラインがまぶたになじみ、術前と比較してすっきりとした目元になっています。

正面から見た二重幅だけでなく、斜め方向から見ても、ラインとまぶた全体の立体的なバランスが自然になるよう意識しています。

切開式二重形成術では、術後早期には腫れやむくみ、傷跡の赤みや硬さなどがみられます。

これらは時間の経過とともに変化していくため、術後6か月はかなり落ち着いた時期ではありますが、瘢痕の成熟や浮腫の改善を含めた最終的な評価は術後1年程度を目安にしています。

二重切開では「二重幅」だけを見ているわけではありません

当院では、二重形成を検討する際に、希望される二重幅だけで術式を決めるのではなく、

  • 皮膚の厚みや余剰
  • 眼窩脂肪などのボリューム
  • 現在の二重ラインの状態
  • 目の開き
  • 左右差
  • 希望する二重の形や幅
  • 埋没法や切開法など過去の二重整形歴

などを診察します。

同じ「二重にしたい」という希望でも、適した治療方法は患者様によって異なります。

特に、まぶたに厚みがあるからといって、すべての方に脱脂が必要なわけではありません。脂肪を除去しすぎると、将来的なくぼみなどにつながる可能性もあるため、脱脂は必要な症例に適切な範囲で行うことが重要です。

埋没法と全切開、どちらがよい?

「二重にしたいけれど、埋没法と切開法のどちらが自分に合っているのかわからない」というご相談も少なくありません。

必ずしも最初から切開法を選ぶ必要はありません。

希望する二重の形、まぶたの組織、過去の埋没歴、二重ラインの安定性などを確認したうえで、埋没法で対応可能なのか、全切開法が適しているのかを検討します。

また、過去に埋没法を受けたもののラインが薄くなった、何度か埋没法を繰り返している、左右差が気になる、といった場合も診察しています。

「自然な二重」をつくるために

私が二重形成で大切にしているのは、単にくっきりした二重をつくることではありません。

二重ラインと目の開き、まぶたの厚み、そして顔全体とのバランスが自然に調和することを重視しています。

二重幅を広くしたり、目の開きを大きくしたりすれば、必ず美しくなるというものではありません。

一人ひとり異なる上眼瞼の解剖学的特徴を診察し、必要な操作を選択しながら、自然で上品な目元、洗練された印象を目指して手術を行っています。

福岡で二重整形・二重切開をご検討の方へ

パールスキンクリニック天神では、

二重埋没法/二重全切開法/上眼瞼脱脂/眼瞼下垂手術/他院二重整形後の修正

など、患者様のまぶたの状態に応じた治療をご提案しています。

「埋没と切開のどちらがいいかわからない」
「まぶたの厚みが気になる」
「自然な二重にしたい」
「以前の埋没法が取れてきた」
「左右差を相談したい」

といった段階でも構いません。

まずは診察で現在のまぶたの状態を確認し、ご希望を伺ったうえで治療方法を検討します。

福岡で二重整形・二重切開をご検討の方は、パールスキンクリニック天神へご相談ください。


症例情報

施術内容
二重切開(全切開法)、上眼瞼脱脂

経過
術後6か月

主なリスク・副作用
腫れ、浮腫、内出血、血腫、感染、創離開、左右差、傷跡の赤み、ドライアイ症状、一時的な違和感など。

料金の目安
363,000円〜528,000円(税込)

※自由診療(保険適用外)です。
※治療の適応は診察のうえ判断します。
※術後経過および治療結果には個人差があります。

執刀医
パールスキンクリニック天神
院長 山道 光作
医学博士/形成外科専門医・指導医/美容外科専門医

唇裂鼻形成|肋軟骨を用いて鼻筋・鼻尖・鼻柱を再構築した症例

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

唇裂(口唇裂)に伴う鼻変形では、鼻尖・鼻翼・鼻孔・鼻柱などに左右差や変形を認めることがあります。

一般的な美容目的の鼻整形とは異なり、先天的な骨格や軟骨、皮膚・粘膜などの左右差に加えて、幼少期からの手術による瘢痕や組織の変化が存在することも多いため、鼻全体の構造を評価した上で修正・再建することが重要です。

今回は、幼少期から口唇裂の治療歴がある患者様の唇裂鼻変形に対して、自家肋軟骨を主体として鼻全体の再構築を行った症例をご紹介します。

唇裂鼻形成では「鼻全体のバランス」を考える

唇裂鼻形成の難しいところは、一つのパーツだけを整えても、鼻全体のバランスが必ずしも改善するわけではないことです。

鼻尖や鼻翼、鼻孔、鼻柱だけでなく、鼻背から鼻尖へ続くライン、鼻中隔の形態、鼻翼基部などを総合的に評価する必要があります。

また、既往手術による瘢痕や軟骨・軟部組織の状態も患者様ごとに異なります。

そのため当院では、必要に応じてCTなどによる画像評価や3Dシミュレーションも活用しながら、一人ひとりの鼻の構造に応じた手術計画を立てています。

今回の症例で行った唇裂鼻形成

今回の症例では、自家肋軟骨を用いて、

  • 隆鼻術
  • 鼻中隔延長術
  • 鼻中隔矯正術
  • 鼻尖形成術
  • 鼻柱修正
  • 細片化肋軟骨移植

などを組み合わせました。

鼻先を安定して支持できる構造をつくりながら、鼻筋から鼻尖まで自然につながるラインと、鼻柱・鼻孔を含めた鼻全体のバランスを整えています。

また、上顎骨の劣成長に伴って認められた鼻翼基部の陥凹に対しては、細片化した自家肋軟骨を移植し、ボリュームを補っています。

さらに、鼻だけを独立して考えるのではなく、症例に応じて口唇形成や真皮脂肪移植なども組み合わせ、鼻・口唇を含めた顔貌全体の調和を目指します。

「高くする」だけではない唇裂鼻形成

唇裂鼻の修正では、単純に鼻を高くしたり、鼻先を細くしたりするだけでは十分ではありません。

左右で異なる骨格・軟骨・軟部組織・瘢痕の状態を一つずつ評価し、不足している部分を補い、必要な部分を支持し、本来あるべき位置へ近づけていくことが重要です。

また、形態だけでなく、鼻中隔や鼻腔を含めた機能面への配慮も必要になります。

先天的な組織条件や過去の手術による影響があるため、完全な左右対称をつくることには限界があります。

その条件の中で、できる限り左右差を整え、形態と機能の両方に配慮しながら、顔全体に調和する自然な鼻へ近づけていく。

これが、私が唇裂鼻形成で大切にしていることです。

術前 → 術後9か月

術後9か月では、鼻筋から鼻尖へ続くライン、鼻尖・鼻柱の形態などを含め、鼻全体のバランスの改善がみられています。

唇裂鼻形成では長期的な経過観察も重要であり、移植軟骨や瘢痕の変化を含めて慎重に経過をみていきます。


施術内容

肋軟骨を用いた唇裂鼻修正術

隆鼻術、鼻中隔延長術、鼻中隔矯正術、鼻尖形成術、鼻柱修正、細片化肋軟骨移植、口唇形成、真皮脂肪移植など

料金の目安:150万円~250万円(税込)

※必要となる術式によって費用は異なります。

主なリスク・起こり得る合併症

痛み、腫れ、内出血、血腫、創離開、感染、鼻閉感、左右差、鼻柱偏位の残存、違和感、傷跡、知覚鈍麻、移植軟骨の湾曲など。

※術後経過・仕上がりには個人差があります。
※症例写真は患者様の同意を得て掲載しています。
※自費診療です。


唇裂鼻形成をご検討の方へ

唇裂鼻は、患者様によって骨格・軟骨・軟部組織・瘢痕の状態や、これまで受けてきた手術が大きく異なります。

パールスキンクリニック天神では、鼻形成を専門領域の一つとして、必要な検査・診察を行った上で、それぞれの状態に応じた治療方法をご提案しています。

福岡県外からのご相談も承っております。唇裂鼻の形態や過去の手術後の変形でお悩みの方は、まずはカウンセリングでご相談ください。

執刀医

パールスキンクリニック天神
院長 山道 光作

日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
日本形成外科学会認定 形成外科専門医・指導医
米国形成外科学会(ASPS)国際会員
医学博士
Crisalix Expert

鼻形成に関する学術活動

鼻形成における3Dシミュレーション精度と患者報告アウトカムに関する研究を行い、その成果が国際美容外科学誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に掲載されています。

また、本研究はCrisalix社のPublicationsにも収載され、3Dシミュレーションに関する取り組みに対してCrystal Trophyを受賞しました。

「自然に、洗練する」鼻形成。
患者様一人ひとりの骨格・軟骨・軟部組織を評価し、顔全体との調和を考えた鼻形成を行っています。

なぜ私は英語論文を書くのか ―美容外科医として臨床を検証し、医学として残す意味―

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

私が英語論文を書く理由は、単に業績を増やしたいからではありません。

まず、自分の臨床から生まれた仮説と、それをどのように検証したのかについて、peer reviewを通じて、その領域を専門とする世界の医師から正当な評価を受けたいと考えています。

臨床を続けていると、「この方法は有効なのではないか」「こういう患者には、この術式が適しているのではないか」という仮説が生まれます。

しかし、自分がそう考えていることと、それが医学的に妥当であることは別です。

仮説の立て方は適切だったのか。
それを検証するための研究デザインは妥当だったのか。
評価項目や統計解析は適切だったのか。
得られた結果をどこまで解釈してよいのか。
そして、その結果から本当にその結論を導いてよいのか。

論文を書くということは、結果だけではなく、こうした検証のプロセスそのものを第三者の評価にさらすことでもあります。

そしてpeer reviewでは、その領域を専門とする査読者から、自分では気づかなかった問題点や別の解釈を指摘されることがあります。

厳しい指摘を受けることもあります。しかし、それを受けて解析を見直し、文献をさらに調べ、discussionを深めることで、論文がより良いものになることがあります。

私にとってpeer reviewは、単に論文の採否を決めてもらうための審査ではありません。

自分の臨床から生まれた仮説と、その検証方法、結果、そして議論まで含めて、国際的な専門家と医学的に議論し、その妥当性を確かめる機会だと考えています。

もう一つ、論文を書く大きな理由は、自分たちが経験し、検証したことを医学文献として残すためです。

論文としてpublishされれば、その知見は正式な医学文献としてアーカイブされます。

そして将来、同じような患者を治療する形成外科医がその論文を見つけ、治療方針や術式を考える際の一つの参考にすることができます。

特に稀な疾患では、大規模な研究を行うこと自体が難しい場合があります。

そのような領域では、たとえ一例のcase reportであっても、病態、手術手技、結果、そこから得られた考察を詳細に記録し、国際的な医学文献として残すことには意味があると考えています。

一人の患者様から得られた知見が、世界のどこかで、将来同じような患者様を治療する医師の参考になる。

それも一つの国際的な医学への貢献だと思っています。

また、論文を書き続けることは、自分自身の日々の臨床にも影響します。

文献を調べ、自分の結果を検証し、査読者と議論することを繰り返していると、

「現在の医学では、どこまで分かっているのか」

「どこまで安全性が示されているのか」

「どこまでなら行ってよいのか」

「どこから先は、まだエビデンスが十分ではなく、慎重であるべきなのか」

ということを常に考えるようになります。

特に美容外科では、新しい術式や技術を取り入れることも重要です。

しかし、技術的に「できる」ことと、医学的に「やってよい」ことは必ずしも同じではありません。

英語論文を書くことは、自分の治療を世界に発信するためだけではなく、自分自身の臨床を科学的に検証し、その検証自体が妥当なのかを問い続けるためのトレーニングでもあると考えています。

そして最後に、私は論文を書くこと自体が、治療を任せてくださった患者様への一つの敬意でもあると考えています。

美容外科手術は、外見を変える手術でもありますが、医療である以上、合併症のリスクも一定量存在します。もともとから存在する患者様自体の解剖学的条件には個人差がありますし、他院修正の場合では前医の手術操作による影響や瘢痕組織などの影響が結果にも関与します。その他、環境要因や心因性要因なども影響するため、経験が豊富な外科医といえど、再手術率(修正)は完全にゼロにするのは難しいものです。再手術率は、もちろん0にするのが理想的ですが、2%や3%など低く抑えられるように最善を尽くすべきが美容外科医、形成外科医の重要な任務だと思っています。

それこそ、人命にかかわるような重大な合併症が発生した話も他所より情報が入ってきますが、そのような事態は回避しなければなりません。患者様の安全性が第一、これはすべての領域に言えることです。

美容外科の施術は、患者様が長い時間をかけて考え、時には悩み、大きな決断をして受けるものであり、その経験や結果は、その方の人生において大切な一部となることもあります。

そのような施術を担当させていただいた以上、手術をして終わりではなく、その結果を可能な限り客観的に評価し、検証する。そこから得られた知見を医学として残し、将来の患者様の治療へとつなげていく。

一人ひとりの患者様から得られた大切な臨床経験を、自分だけの経験として終わらせず、医学として次の世代へつないでいくこと。

それもまた、その方の人生における大切な一部となる美容外科治療を担当させていただいた医師として、患者様への敬意の表し方の一つではないかと、私は考えています。

【執刀・解説医師】
美容外科・美容皮膚科・形成外科 
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️米国形成外科学会 国際会員
🎖️医学博士

【山道医師の鼻整形における学術業績】
🌏 オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が発刊する国際美容外科誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479

🏆 山道院長の鼻整形における研究は、スイスCrisalix社の公式Publicationsに収載され、同社の3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献を評価され、クリスタルトロフィー(Crisalix 3D Expert Certificate)が授与されました。

https://www.crisalix.com/en/publications

📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得

 🏥クリニック情報・カウンセリングのご予約
パールスキンクリニック天神
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ナチュラルな鼻整形とは?自然に見える鼻形成のポイント

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

鼻整形というと、「鼻を高くする」「鼻先を細くする」といった変化をイメージされる方が多いと思います。

しかし、当院が鼻形成で大切にしているのは、単に各パーツを大きく変えることではなく、もともとの鼻の特徴を活かしながら、顔全体に自然になじむ形に整えることです。

今回ご紹介する症例は、鼻整形の術前と術後2か月の経過です。

鼻先は「細ければ細いほど良い」わけではありません

正面から見た鼻の印象を左右するポイントの一つが鼻尖、いわゆる鼻先です。

鼻尖形成では鼻先をすっきりさせることができますが、過度に細くしたり尖らせたりすると、かえって「整形した鼻」という印象が強くなることがあります。

この症例では、鼻先に必要な立体感をつくりながらも、もともとの組織に合った自然な丸みを残すことを意識しています。

術後は鼻先がすっきりとまとまり、正面から見た鼻全体のバランスも整っています。

鼻孔・小鼻とのバランスも重要です

自然な鼻をつくるためには、鼻先だけを見て手術を考えることはできません。

正面や下方から見たときの、

鼻尖の幅、鼻翼(小鼻)の広がり、鼻柱、鼻孔の形や見え方

などを総合的に評価する必要があります。

鼻先だけを極端に細くすると、小鼻とのバランスが崩れたり、鼻孔の形が不自然に見えたりすることもあります。

そのため当院では、一部分だけを大きく変えるのではなく、鼻筋から鼻先、小鼻までの連続性を考えてデザインすることを重視しています。

「変わったけれど、不自然ではない」を目指す

ナチュラルな鼻整形で重要なのは、変化を小さくすることではありません。

必要な部分にはしっかり変化を出しながら、顔全体を見たときに鼻だけが目立たないことが大切だと考えています。

そのためには、

  • 鼻を必要以上に高くしない
  • 鼻先を細く・尖らせすぎない
  • 正面だけでなく、斜め・側面からの形も確認する
  • 鼻尖と小鼻、鼻孔のバランスを考える
  • 皮膚の厚みや軟骨の形など、患者様ごとの解剖学的特徴に合わせる

といった点が重要になります。

同じ「鼻尖形成」という手術であっても、適切なデザインや術式は一人ひとり異なります。

3Dシミュレーションも活用して術後イメージを共有

当院では、鼻整形のカウンセリングに3Dシミュレーションも活用しています。

「もう少し鼻先を出したい」「高くしすぎたくない」「正面から見たときは自然にしたい」など、患者様がイメージしている理想の鼻を言葉だけで完全に共有することは簡単ではありません。

シミュレーション画像を一緒に確認することで、希望する変化の方向性や程度を視覚的に共有し、手術計画を検討していきます。

術後2か月はまだ完成ではありません

今回の写真は術後2か月です。

鼻形成では、術後早期の腫れが引いた後も、鼻先を中心にむくみや硬さが残ります。時間の経過とともに組織がなじみ、鼻先の輪郭も徐々に自然になっていきます。

そのため当院では、短期的な変化だけでなく、術後数か月から長期的に自然に見える鼻を意識して手術を行っています。

鼻整形は「どれだけ変えるか」だけではなく、どこを変え、どこを残すかも非常に重要です。

パールスキンクリニック天神では、患者様それぞれの顔立ちや鼻の解剖学的特徴、ご希望を確認したうえで、自然で洗練された鼻形成を目指しています。

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【施術内容】
耳介軟骨による鼻尖形成術
プロテーゼによる隆鼻術

【主なリスク・副作用】
疼痛、腫脹、内出血、感染、創離開、偏位、傷跡、違和感など

【費用の目安】
86万円〜132万円(税込)

※自由診療(保険適用外)
※医師が診察の上で適応を判断します。
※経過には個人差があります。
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【執刀医】
パールスキンクリニック天神
院長 山道 光作

【資格・専門性】
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医・指導医
🎖️米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️医学博士

【山道医師の鼻整形における学術業績】
🌏 鼻整形に関する研究成果が、オックスフォード大学出版の国際美容外科学誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載されました。

🏆 本研究はスイスCrisalix社の公式Publicationsにも収載され、3Dシミュレーションの技術貢献に対してクリスタルトロフィーが授与されました。
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✨「自然に洗練する」鼻形成
✨ 国際的な美容外科医学誌に掲載された実績
✨ 緻密にデザインするフルオーダーメイド鼻形成
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🏥 パールスキンクリニック天神
📍福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科ビル3階
⏰10:00–19:00(水・日・祝休診)
☎️0924010082
📩WEB予約24時間受付中
📱公式LINE予約:https://lin.ee/qZhwsZe
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傷跡まで考えたフェイスリフト|術後6か月の経過

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

今回は、顔のたるみに対して切開フェイスリフトを行い、術後6か月が経過した症例をご紹介します。

加齢とともに、頬の組織は徐々に下垂し、フェイスラインのもたつきや顎下のたるみが目立つようになります。HIFUや高周波などの美容医療で改善を目指す方法もありますが、たるみが進行している場合には、切開フェイスリフトが選択肢となります。

今回の症例では、術前にみられた頬からフェイスラインにかけての下垂やもたつきに対して切開フェイスリフトを行いました。

術後6か月では、フェイスラインから顎下にかけての輪郭がすっきりし、横顔でも自然な改善が確認できます。

切開フェイスリフトとは?

切開フェイスリフトは、耳の前後などを切開し、加齢によって下垂した顔面組織を外科的に引き上げる手術です。

フェイスリフトでは、単純に余った皮膚を切除して強く引っ張ればよいわけではありません。

顔面には皮膚だけでなく、皮下脂肪やSMAS(表在性筋膜系)など複数の組織層があります。そのため当院では、皮膚の余剰量、皮下組織の下垂、SMASの状態、フェイスラインや顎下の形態などを総合的に評価し、それぞれの患者様に適した手術を計画します。

皮膚だけに過度な緊張をかけるのではなく、深部組織を適切に処理したうえで皮膚を自然に整えることが、フェイスリフトでは重要です。

「引っ張った顔」にしないために

フェイスリフトを検討される患者様から、「不自然に引っ張られた顔にならないでしょうか」とご相談を受けることがあります。

私がフェイスリフトで重視しているのは、単に皮膚を強く引き上げることではなく、加齢によって変化した組織を解剖学的に適切な位置へ整え、顔全体のバランスを改善することです。

目指すのは、「フェイスリフトを受けたことが分かる顔」ではなく、その方自身の顔立ちを保ちながら、自然に若々しい印象へ近づけることです。

今回の術後6か月の横顔でも、フェイスラインは改善していますが、顔貌そのものを大きく変えるような不自然な引き上がりにはなっていません。

フェイスリフトの傷跡について

切開フェイスリフトでは、傷跡への配慮も非常に重要です。

耳の前から耳周囲に切開を行うため、切開線のデザインや縫合が適切でなければ、術後に傷跡が目立つことがあります。

当院では、できるだけ傷跡が自然な皺や耳周囲の境界になじむよう切開線をデザインし、皮膚に過度な緊張が集中しないよう配慮しながら、形成外科的に丁寧な縫合を行います。

傷跡は手術直後に完成するものではありません。術後しばらくは赤みや硬さがみられることがありますが、一般的には時間の経過とともに成熟していきます。

今回の症例も術後6か月であり、フェイスラインだけでなく、こうした術後経過を長期的に確認していくことが大切です。

切開フェイスリフトが適している方

フェイスリフトの適応は、年齢だけで決まるものではありません。

頬の下垂、フェイスラインのもたつき、顎下のたるみ、皮膚の余剰などを診察し、どの組織がどの程度加齢変化を起こしているのかを評価して治療方法を選択します。

軽度のたるみであれば、必ずしも手術が第一選択になるわけではありません。一方、たるみが進行している場合には、非切開治療を繰り返すよりも、切開フェイスリフトの方が治療目的に適していることがあります。

当院では、手術ありきではなく、現在の顔面の状態と患者様が希望される変化を確認したうえで、治療適応を判断しています。

術後6か月という時点

フェイスリフトは、術後すぐの状態だけで評価する手術ではありません。

術後早期には腫れ、内出血、組織の硬さなどがみられます。その後、時間の経過とともに腫れが落ち着き、組織がなじんで、より自然な輪郭へ変化していきます。

そのため当院では、短期的な変化だけではなく、術後6か月以降を含めた長期経過を確認することを大切にしています。

今回の症例では、術後6か月の時点で、フェイスラインから顎下にかけて自然な改善が維持されています。

福岡でフェイスリフトをご検討の方へ

フェイスリフトは、皮膚を切除するだけの手術ではありません。

顔面解剖を理解したうえで、どの層をどの程度剥離し、どの方向へ組織を移動させ、どの程度皮膚を切除するかを症例ごとに判断する必要があります。

また、仕上がりだけでなく、傷跡、ダウンタイム、顔面神経をはじめとする重要な解剖学的構造への配慮も必要です。

パールスキンクリニック天神では、患者様一人ひとりの顔面の加齢性変化を診察し、自然で調和のとれた変化を目指してフェイスリフトの手術計画を立てています。

フェイスラインのたるみや頬の下垂、顎下のもたつきなどが気になり、切開フェイスリフトをご検討されている方は、診察時にご相談ください。

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【施術内容】
フェイスリフト

【主なリスク・副作用】
腫れ、内出血、血腫、創離開、感染、傷跡、左右差、知覚異常、顔面神経麻痺、たるみの再発など

【料金】
132万円〜198万円(税込)

※自由診療(保険適用外)。適応は医師の診察により判断します。術後経過には個人差があります。

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【執刀医】
パールスキンクリニック天神
院長 山道 光作

【資格・専門性】
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🏅日本創傷外科学会認定専門医
🏅皮膚腫瘍外科指導専門医
🎖️米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️医学博士

元福岡山王病院 形成外科医長
元福岡大学医学部 臨床准教授

【山道医師の学術業績】
🎓当院院長・山道光作は、眼瞼下垂・眉下切開に関する研研究で医学博士号を取得しています。

📘眼科・形成外科領域の専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)において、「眼瞼下垂/偽眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」の項を執筆した実績があります。

🌏 鼻整形に関する研究成果が、オックスフォード大学出版の国際美容外科学誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載されました。

🏆 本研究はスイスCrisalix社の公式Publicationsにも収載され、3Dシミュレーションの技術貢献に対してクリスタルトロフィーが授与されました。
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✨「自然に洗練する」フェイスリフト
✨ 傷跡に配慮したフェイスリフト
✨ 国際的な美容外科医学誌にも掲載された実績
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🏥 パールスキンクリニック天神
📍福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科ビル3階
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美容形成外科医による傷跡修正|頬の目立つ傷跡をW形成術(W-plasty)で修正した症例

顔の傷跡は、傷そのものの大きさだけではなく、傷跡の方向、幅、へこみ、周囲との段差、光の当たり方などによって目立ち方が大きく変わります。

特に頬のような広く平坦な部位では、線状の傷跡が周囲の皮膚になじまず、見る方向や照明によって強調されることがあります。

今回は、頬の目立つ傷跡に対して、W形成術(W-plasty)を用いた傷跡修正を行った症例をご紹介します。

W形成術(W-plasty)とは?

W形成術は、目立つ傷跡を切除したうえで、創縁を小さな三角形が連続するW型にデザインし、互いにかみ合わせるように縫合する傷跡修正術です。

通常の傷跡切除では、もともとの傷跡を切除しても、新しい傷跡が再び一本の直線として残ります。

一方、W形成術では、一本の直線を細かなジグザグ状の線に分断します。

これにより、傷跡を視覚的に追いにくくするとともに、光が一直線に反射することを抑え、周囲の皮膚になじませることを目的とします。

頬の傷跡とW形成術

W形成術はすべての傷跡に適しているわけではありません。

傷跡の位置や方向、長さ、皮膚の緊張方向などを評価し、適応を判断する必要があります。

特に頬はW形成術の適応となることがある部位です。

顔には皮膚が自然に伸び縮みしやすい方向があり、傷跡修正ではこうした皮膚の緊張方向も考慮してデザインします。

単純に規則正しいW型を作ればよいわけではなく、傷跡の走行と周囲の皮膚の状態に合わせて、一つひとつの三角形の方向や大きさを設計することが重要です。

今回の症例

今回の症例では、頬に弧状の目立つ傷跡を認めました。

傷跡には陥凹と周囲との段差もあり、光の当たり方によって影が生じることで、さらに目立ちやすい状態となっていました。

そこで、既存の瘢痕を切除するとともに、直線的な傷跡として縫い直すのではなく、W形成術を用いて傷跡の走行を細かく分断するようにデザインしました。

傷跡修正では皮膚表面のデザインだけでなく、創部に過度な緊張がかからないよう、深部組織を適切に処理しながら丁寧に縫合することも重要です。

術後の変化

術後は、術前に認めていた頬の陥凹と目立つ弧状の傷跡が改善しています。

傷跡そのものが完全になくなるわけではありませんが、一本の目立つ瘢痕を周囲になじみやすい形態へ変えることで、全体として傷跡を目立ちにくくすることを目指します。

傷跡修正では、単に「傷を細くする」だけではなく、周囲の皮膚との連続性や立体的な形態まで考えて治療することが重要です。

美容形成外科医が行う傷跡修正

傷跡修正は、単に傷跡を切除して縫い直すだけの治療ではありません。

特に顔の傷跡では、傷跡の幅や深さだけでなく、皮膚の緊張方向、表情による動き、周囲組織との段差や陥凹、顔全体の中でどの程度目立っているかまで評価することが重要です。

美容形成外科では、形成外科の基本である創傷治癒や瘢痕形成、皮膚・皮下組織の解剖に基づいた治療に加えて、傷跡を周囲の顔貌にいかになじませ、整容的に目立ちにくくするかという視点も重視します。

そのため、傷跡の状態に応じて、単純な瘢痕切除・縫合だけでなく、W形成術(W-plasty)やZ形成術(Z-plasty)などの形成外科の技術を使い分けます。また、陥凹や癒着を伴う場合には、皮膚表面だけではなく深部組織の状態も考慮して治療計画を立てます。

今回の症例でも、一本の線として傷跡を縫い直すのではなく、頬という部位と傷跡の形態を考慮してW形成術を選択しました。

傷跡を完全になくすことはできません。しかし、形成外科的な手技と美容外科的な整容性の視点を組み合わせることで、より自然で周囲になじむ傷跡を目指すことができます。

当院では、傷跡そのものだけを見るのではなく、顔全体の中での見え方まで考えた傷跡修正を行っています。

傷跡修正は「傷を完全に消す手術」ではありません

傷跡修正を行っても、傷跡を完全に消すことはできません。

新しい手術創も最終的には傷跡として残ります。

そのため傷跡修正の目的は、現在の目立つ傷跡を、より目立ちにくい傷跡へ置き換えることにあります。

また、W形成術、単純切除縫合、Z形成術、レーザー治療など、適した治療方法は傷跡によって異なります。

顔の傷跡でお悩みの方へ

外傷後の傷跡や手術後の傷跡は、「一度できたから治せない」とは限りません。

傷跡の幅、深さ、陥凹、方向、部位などを診察し、適切な方法を選択することで、より目立ちにくい状態を目指せる場合があります。

パールスキンクリニック天神では、傷跡の状態を形成外科的に評価し、W形成術を含め、それぞれの傷跡に適した治療方法をご提案しています。

福岡で顔の傷跡、頬の傷跡、外傷後や手術後の傷跡修正をご検討されている方は、ご相談ください。

診察の上、ご提案させていただきます。

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【施術内容】
傷跡修正(W形成術)

【リスク・副作用】
痛み、腫れ、内出血、創離開、感染、赤み、傷跡は完全には消せないなど

【料金】
1cm 55,000円(税込)

※自由診療(保険適用外)。適応は医師の診察により判断します。術後経過には個人差があります。

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【執刀医】
パールスキンクリニック天神
院長 山道 光作

【資格・専門性】
🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🏅日本創傷外科学会認定専門医
🏅皮膚腫瘍外科指導専門医
🎖️米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️医学博士

元福岡山王病院 形成外科医長
元福岡大学医学部 臨床准教授

【山道医師の学術業績】
🎓当院院長・山道光作は、眼瞼下垂・眉下切開に関する研研究で医学博士号を取得。形成外科・美容外科・眼科領域にまたがる眼瞼手術を専門としてきました。

📘眼科・形成外科領域の専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)において、「眼瞼下垂/偽眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」の項を執筆した実績があります。解剖学的知見に基づき、視機能の改善と審美的バランスの双方を考慮した二重形成・眼瞼下垂手術を行っています。

🌏 鼻整形に関する研究成果が、オックスフォード大学出版の国際美容外科学誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載されました。

🏆 本研究はスイスCrisalix社の公式Publicationsにも収載され、3Dシミュレーションの技術貢献に対してクリスタルトロフィーが授与されました。
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✨「自然に洗練する」美容形成外科
✨ 緻密にデザインする傷跡修正
✨ 国際的な美容外科医学誌にも掲載された実績
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顔の脂肪注入は、加齢によるボリュームロスだけでなく、外傷や手術後に生じた頬の陥没・左右差の修正にも有効な治療法です。

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

今回は、頬の陥没変形に対して脂肪注入を行い、術後12か月まで経過を確認した症例をご紹介します。

頬の陥没変形に対する脂肪注入

頬の陥没は、単純に皮下脂肪が少ないだけとは限りません。

外傷や手術後では、骨格の変化に加えて、皮下脂肪や筋肉、瘢痕など複数の組織が関与し、顔の輪郭に左右差が生じることがあります。

このような症例では、陥没している部分を単純に膨らませるのではなく、顔全体の輪郭や反対側とのバランスを見ながら、必要な部位に脂肪を少量ずつ注入することが重要です。

脂肪注入のメリット

脂肪注入では、ご自身の腹部や大腿などから採取した脂肪を使用します。

ヒアルロン酸などの注入治療とは異なり、移植した脂肪の一部が生着すれば、長期的なボリューム改善が期待できます。

一方で、注入した脂肪がすべて生着するわけではありません。術後早期には腫れも加わるため、最終的な輪郭を判断するには一定期間の経過観察が必要です。

そのため当院では、「たくさん入れて膨らませる」のではなく、自然な輪郭を目指して適切な量を適切な層に注入することを重視しています。

術後12か月の経過

今回の症例では、頬の陥没部を中心に脂肪注入を行いました。

術後12か月では、頬のボリュームが保たれ、側面から見た陥没が改善しています。

特に脂肪注入では、術直後の変化だけではなく、腫れが落ち着き、脂肪の生着が安定した長期経過を確認することが重要です。

過度に膨らませることなく、顔の輪郭に自然になじむ仕上がりを目指しています。

加齢による頬のこけにも

脂肪注入は、外傷後の陥没だけを対象とした治療ではありません。

加齢に伴って生じる、

  • 頬のこけ
  • こめかみの陥凹
  • 中顔面のボリューム減少
  • 顔全体のやせた印象
  • 左右差

などに対しても適応を検討できます。

顔の若返りでは、皮膚のたるみだけでなく、加齢に伴う顔面のボリューム変化を評価することも重要です。

フェイスリフトなどによる「引き上げ」が適しているのか、脂肪注入による「ボリューム補正」が必要なのか、あるいは両者を組み合わせるべきなのかは、顔の状態によって異なります。

自然な仕上がりを目指した脂肪注入

顔の脂肪注入では、注入量が多ければよいというものではありません。

骨格、皮下組織の厚み、陥没の位置、左右差、加齢変化などを総合的に評価し、その方の顔立ちに合った自然な立体感をつくることが大切です。

当院では、さまざま角度から顔全体の輪郭、その方の印象などを評価し、必要に応じて脂肪注入、フェイスリフト、輪郭形成など複数の選択肢から治療方法をご提案できます。

頬のこけや顔の左右差、外傷・手術後の陥没などでお悩みの方はご相談ください。


施術名: 顔面脂肪注入(頬)
料金:頬 352,000円(税込)
主なリスク・副作用: 腫れ、内出血、疼痛、感染、左右差、しこり、石灰化、脂肪の吸収、過矯正・低矯正、脂肪の吸収など
経過: 術後12か月
治療回数: 3回
※治療効果や脂肪の生着の程度、必要回数には個人差があります。

【執刀医・解説医師】
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

【山道医師の主な学術業績】 

🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。

📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得

⚠️ 【注意事項・リスク】 

※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。

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下顎角形成術(エラ削り)のポイント|パールスキンクリニック天神(福岡)山道医師が解説

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

「エラが張って顔が四角く見える」
「正面から見た下顔面の横幅を小さくしたい」
「横顔のエラの張りを改善したい」

このようなお悩みに対して行われる輪郭形成手術の一つが、エラ削り(下顎角形成術:mandibular angle reduction)です。

エラ削りという名称から、「出っ張っている骨を削る手術」というイメージを持たれる方も多いと思います。

しかし、実際の手術では、単純に骨の表面を削るだけでは十分ではありません。

下顎角の張り出しが骨格的に強い場合には、適切に設定した骨切りラインに沿って、突出した下顎角を切除することが重要です。

そして美容的な輪郭形成では、単に「たくさん骨を切ればよい」というものでもありません。

どこから骨切りを開始し、どのようなカーブで下顎角を切除し、下顎体部へどう滑らかにつなげるか。

この骨切りラインの設計が、自然なフェイスラインを形成するうえで非常に重要になります。


エラが張って見える原因は人によって異なります

「エラ張り」と一言でいっても、その原因は一つではありません。

代表的なものとして、

  • 下顎角そのものの外側・後方への突出
  • 下顎体部の横方向への張り出し
  • 咬筋の発達
  • オトガイの幅や位置
  • 皮下脂肪などの軟部組織
  • 顔全体の縦横比

などが関係します。

咬筋の発達だけが主な原因であればボツリヌストキシン治療が適している場合もありますが、下顎骨自体、つまり骨の張り出しが大きい場合には、筋肉への治療だけでは不十分であり、下顎角形成術などの骨格に対する治療の適応となります。

重要なのは、まず「エラが張って見える原因」を診断することです。

close up of beauty woman tooth on the gray background

エラ削りは「どこを、どのラインで、どれだけ切るか」が重要

下顎角の突出が強い場合、骨の表面を少し削るだけでは、側面から見たエラの張りが十分に改善しないことがあります。

このようなケースでは、術前に骨切りラインを設定し、張り出した下顎角を適切な位置で切除する必要があります。

当院では、術前の診察やCT画像などをもとに、

「どこから骨切りを開始するか」
「どのようなカーブで下顎角を切除するか」
「下顎体部へどのようにつなげるか」

を検討します。

特に重要なのが、下顎角から下顎体部へ続くラインの連続性です。

下顎角だけを局所的に切除すると、切除した部分と残した下顎体部との間に段差が生じ、不自然な輪郭になる可能性があります。

そのため、下顎角の突出を適切に切除すると同時に、必要に応じて周囲の骨を整え、下顎下縁が滑らかにつながるように仕上げていくことが重要です。


「たくさん削る」だけが良い手術ではありません

エラ削りについて、「できるだけ小顔にしたいので、たくさん骨を削ってほしい」と希望されることがあります。

しかし、美容外科における輪郭形成では、骨の切除量が多ければ多いほど良いわけではありません。

過度に下顎角を切り上げてしまうと、本来存在する下顎角の形態が失われ、不自然な輪郭となる可能性があります。

また、骨格だけではなく、その上を覆っている咬筋、皮下組織、皮膚などの軟部組織とのバランスも考える必要があります。

私たちが重視しているのは、

「お一人おひとりのお顔の骨格に合うように、必要な骨を適切なラインで削ること」

です。

突出した部分は十分に切除する。一方で、必要のない部分までは過剰に切除しない。

このバランスが重要です。

症例紹介

術後1ヶ月:下顎角(エラ)の張りが解消されました。

【施術内容】下顎角形成術 110万円(税込)
【主なリスク・副作用】痛み、腫れ、赤み、内出血(1〜2週間)、術後出血、血腫、創感染、創離開、糸の感染、蜂窩織炎、骨髄炎、輪郭不整(骨の段差を触れる)、左右差、皮膚のたるみ、浮腫み、形態の変化、違和感、一時的な開口障害、下唇・顎周囲の感覚麻痺*、口唇の擦過傷・熱傷など
*オトガイ神経麻痺による下唇・顎周囲の感覚麻痺が、程度の差はありますが、一時的または永続的に発生する可能性があります。感覚麻痺は、通常、術後3〜6ヶ月程度で徐々に回復しますが、症状によっては内服薬を処方します。
※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。


正面と側面では、エラ張りの見え方が違います

エラ削りを検討するときに、もう一つ重要なのが正面と側面を分けて評価することです。

側面から見た下顎角の突出を改善することと、正面から見た下顔面の横幅を狭くすることは、必ずしも同じではありません。

例えば、下顎角が後下方へ強く突出している方では、適切な下顎角切除によって側面の輪郭が大きく変化する可能性があります。

一方、正面から見た横幅には、下顎角だけではなく、

下顎体部の幅、外側皮質骨の厚み、咬筋の厚み

なども影響します。

状態によって、外板切除やVライン形成など、必要な術式が変わります。


エラ削りだけでなく、下顎体部・オトガイ・頬骨まで考える

顔の輪郭は、下顎角だけで構成されているわけではありません。

下顎角 → 下顎体部 → オトガイ

という一連のラインによって、下顔面の輪郭は形成されています。

例えば、下顎角だけを小さくしても、オトガイの横幅が広かったり、オトガイが後退していたりすると、希望するフェイスラインにならない場合があります。

反対に、オトガイが小さい方に対して下顎角を過度に切除すると、顔全体としてのバランスが崩れる可能性があります。

そのため、必要に応じて下顎角形成術だけでなく、下顎体部のcontouringやオトガイ形成術頬骨縮小を組み合わせて検討します。

輪郭形成では一部分だけを見るのではなく、顔全体の骨格バランスを評価することが重要です。


CTで骨格と下歯槽神経の位置を確認します

エラ削りでは、美容的なデザインだけで骨切りラインを決定することはできません。

下顎骨の内部には、下唇やオトガイ周囲の知覚に関係する下歯槽神経(inferior alveolar nerve)が走行しています。

この神経が通る下顎管の位置には個人差があります。

そのため、術前CTなどを用いて、

  • 下顎角・下顎体部の形態
  • 左右差
  • 骨の厚み
  • 下顎管の走行
  • オトガイ孔の位置
  • 希望する骨切りラインとの位置関係

などを評価します。

「美容的にどこを切りたいか」と「解剖学的にどこまで安全に切除できるか」の両方を考えて骨切りラインを決定することが重要です。


エラ削りの手術方法

一般的には口腔内から下顎骨へアプローチするため、顔の表面に大きな切開創を作らずに手術を行うことが可能です。骨切線や必要に応じて、皮膚側を切開するケースもあります。

術前に計画した骨切りラインを確認しながら下顎角へアプローチし、骨切りを行います。

当院では症例に応じて、骨切り・骨削りに超音波骨切削機器(ピエゾサージェリー)などを使用します。

突出した下顎角を切除した後は、切除断端や下顎体部との移行部を確認し、必要に応じて骨表面を整えます。

ここでも重要なのは、単純に骨を切り取ることではなく、最終的な下顎下縁のラインを確認しながら仕上げることです。


エラ削りのリスク・合併症

下顎角形成術は、下顎骨を直接切除する手術です。

そのため、腫れや内出血だけではなく、骨切り手術特有のリスクについても理解したうえで手術を検討する必要があります。

主なリスク・合併症として、

  • 腫れ
  • 内出血
  • 疼痛
  • 血腫
  • 感染
  • 左右差
  • 知覚鈍麻・しびれ
  • 下歯槽神経障害
  • 過矯正・低矯正
  • 骨切り部の段差
  • 軟部組織のたるみ

などの可能性があります。

特に下歯槽神経の位置と骨切りラインとの関係は重要であり、術前画像による評価が必要です。

また、顔の形は骨だけで決まるわけではありません。

骨を切除した後に、その上を覆う咬筋や皮膚・皮下組織(脂肪・筋肉)がどのように収縮するかも術後の輪郭に影響します。


自然なエラ削りのために大切なこと

エラ削りは、「エラの骨をできるだけ大きく切り取る手術」ではありません。

大切なのは、

突出している下顎角部を、適切な骨切りラインで正確に切除する。

ことです。

そして、下顎角だけではなく、下顎体部からオトガイまで続くフェイスライン全体を一つの輪郭として設計することが重要です。

当院では、診察やCT画像などから骨格、左右差、下顎管の走行、軟部組織の状態を評価し、一人ひとりに適した骨切りラインを検討しています。


福岡でエラ削り・下顎角形成術をご検討の方へ

パールスキンクリニック天神では、エラ削り(下顎角形成術)をはじめ、オトガイ形成術、頬骨形成術などの顔面輪郭形成を行っています。

エラ張りの原因は患者様によって異なるため、すべての方に同じ骨切りライン、同じ切除量が適しているわけではありません。

「どの骨を、どのラインで切除することがその方の輪郭に適しているか」。

骨格と軟部組織の両方を評価し、下顎角からオトガイまでのバランスを考えながら手術計画を立てることが、自然な輪郭形成には重要だと考えています。

エラの張りや下顔面の輪郭でお悩みの方は、診察時にご相談ください。

🏥 パールスキンクリニック天神
美容外科・美容皮膚科・形成外科
院長 山道 光作

🏅 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️ 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
🎖️ 医学博士

元 福岡山王病院 形成外科 医長
元 福岡大学医学部 臨床准教授

👨‍⚕️ パールスキンクリニック天神について

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)の院長が、カウンセリングから施術・アフターケアまで一貫して担当いたします。

解剖学的知見に基づき、お一人おひとりのお顔の構造や状態、バランスに合わせた最適な治療方針をご提案いたします。形成外科・口腔外科・矯正歯科による輪郭専門チームが対応いたします。

まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。

【執刀医・解説医師】
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

【山道医師の主な学術業績】 

🏆 スイスCrisalix社公式 Publications に本研究が収載され、3Dシミュレーション技術の臨床応用・発展への貢献が認められ『Crisalix 3D Expert Certificate(クリスタルトロフィー)』を授与されました。

📘 専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)にて「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究にて医学博士号を取得

⚠️ 【注意事項・リスク】 

※自由診療(保険適用外)。医師の診察により適応を判断します。 経過には個人差があります。

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オトガイ形成(顎形成術)とは?|適応・Eライン・顎が小さい/長い場合の治療を形成外科専門医が解説

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師(KOSAKU YAMAMICHI, MD, PhD)
(日本形成外科学会認定形成外科専門医(指導医)/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

「顎が小さい」「横顔のバランスが気になる」「口元が出て見える」「顔をもう少しすっきり見せたい」といったお悩みでは、鼻や口元だけでなく、オトガイ(あご先)の位置や形態が関係していることがあります。

オトガイは顔の最下部に位置し、正面から見た顔の長さや輪郭だけでなく、横顔のプロファイル、口唇との位置関係、フェイスラインなど、顔全体のバランスに影響する重要な解剖学的構造です。

オトガイ形成術(genioplasty)は、このオトガイ部の骨を骨切りし、前後・上下・左右などへ移動させることで、顔全体との調和を考えながら顎先の位置や形態を調整する手術です。

一般には「顎を前に出す手術」と認識されることが多いのですが、実際のオトガイ形成はそれだけではありません。

顎を前方へ移動する、短くする、長くする、後方へ移動する、左右差を調整する、幅を調整するなど、骨格に応じてさまざまなデザインが可能です。

そのため重要なのは、「何mm動かすか」だけではありません。

顔全体の骨格、咬合、下顎骨角部(エラ)を含めた下顎形態、軟部組織、下顎下縁との連続性まで含めて立体的に評価することが重要になります。

asymmetry chin before and after

オトガイ形成術(genioplasty)とは?

オトガイ形成術は、下顎骨の歯列より下方にあるオトガイ部を骨切りし、骨片を計画した位置へ移動させて固定する手術です。

代表的な術式がsliding genioplasty(スライディング・ジェニオプラスティ)です。

骨切りしたオトガイ骨片そのものを移動させるため、人工物を使用して顎先を形成する方法とは手術の考え方が異なります。

移動方向によって、主に以下のような調整が可能です。

顎の状態オトガイ形成で行う主な調整
顎が後退している前方移動(advancement)
顎が前に出ている後方移動(setback)
顎が長い垂直的短縮(vertical reduction)
顎が短い垂直的延長(vertical lengthening)
顎が左右にずれている左右方向への移動
顎先が広い幅・形態の調整
後退+長さなど複合的な問題前後・上下方向を組み合わせて調整
close up of surgery woman asymmetry chin before and after on the blue background

つまりオトガイ形成は、単純な「顎を出す手術」ではなく、下顔面の三次元的な骨格バランスを調整する手術と考えた方が正確です。


オトガイ形成が適しているのはどのような人?

1.顎が小さい・後退している

横顔を見たときに顎先が後方に位置している状態です。

医学的にはmicrogenia(小オトガイ症)やretrogenia(オトガイ後退)などと表現されます。

オトガイが後退すると、実際には上顎や口唇が著しく突出していなくても、相対的に口元が前に出て見えることがあります。

このような場合、鼻や口唇だけを見るのではなく、オトガイを含めて顔全体のプロファイルを評価することが重要です。

2.顎が長い

オトガイの垂直的な高さが大きい場合には、顔の下1/3が長く見えることがあります。

この場合、単純に顎先を削るだけではなく、骨切りによってオトガイの高さを短縮するreduction genioplasty / vertical reduction genioplastyが選択肢になります。

ただし、「顔が長い=オトガイが長い」とは限りません。

上顎の垂直的過成長、下顎骨全体の形態、咬合、下顔面軟部組織などによっても顔は長く見えます。

そのため、原因がオトガイ単独にあるのか、上下顎を含めた骨格にあるのかを区別する必要があります。上下顎の長いケースでは、2 jaw surgery(両顎手術)の適応になることもあります。

3.顎が短い

顎先の垂直的な高さが不足している場合には、顔の下1/3が短く見えることがあります。

必要に応じてオトガイ骨片を下方へ移動させ、垂直方向の長さを調整します。

ただし、垂直方向の移動では軟部組織の反応も考慮する必要があります。

骨を何mm動かしたら皮膚表面も同じだけ動く、という単純な関係ではありません。

4.顎先の左右差・顔面非対称

オトガイが顔面正中から左右に偏位している場合には、左右方向への骨片移動によって調整できることがあります。

ただし、顔面非対称ではオトガイだけが偏位しているとは限りません。

下顎骨全体の偏位、下顎角の左右差、咬合平面の傾斜、上顎の左右差などが関係していることもあります。

そのため、必要に応じて写真だけでなくCTなどを用いて、オトガイ単独の問題なのか、下顎骨あるいは上下顎全体の問題なのかを評価します。


Eラインだけでオトガイ形成の適応を決めるわけではありません

美容医療では横顔を評価する指標として、いわゆるE-line(esthetic line)がよく知られています。

Eラインは鼻尖とオトガイを結んだ線と口唇との位置関係を評価する方法で、横顔を考える際の一つの参考になります。

しかし、オトガイ形成のデザインをEラインだけで決定することは適切ではありません。

なぜなら顔貌には、鼻の高さ・長さ、上顎と下顎の位置、歯槽骨の突出、口唇の厚さ、オトガイの高さ、オトガイ軟部組織の厚さ、下顎下縁の形態など、多くの要素が関係するからです。

したがって、Eラインはあくまで評価項目の一つとして考え、顔全体のプロポーションの中でオトガイの位置を決定することが重要です。


オトガイ形成では「骨」と「軟部組織」の両方を考える

ここはオトガイ形成を理解するうえで非常に重要なポイントです。

私たちが実際に外から見ている「顎の形」は骨そのものではありません。

下顎骨の上には、骨膜、筋肉、皮下組織、脂肪、皮膚などの軟部組織が存在します。

したがって、

骨を5mm動かしたから、見た目も必ず5mm変化する

とは限りません。

オトガイ前方移動後の軟部組織反応については以前からセファロ分析が行われており、硬組織の移動量に対して軟部組織が一定割合で追従することが報告されています。

一方、その比率には研究間・患者間でばらつきがあり、特に垂直方向では予測性が低くなります。

つまり手術計画では、骨の移動量だけではなく、

「その骨移動に対して、軟部組織がどのように反応するか」

まで考える必要があります。


オトガイ形成と顎プロテーゼの違い

顎を前方へ出す方法には、大きく分けて、

① 骨を移動するオトガイ形成術
② シリコンなどのインプラントを挿入する方法

があります。

両者は同じ「顎を出す治療」でも、原理が異なります。

顎プロテーゼは骨を切らずにボリュームを追加できる一方、基本的には人工物によって前方へのprojectionを増加させる治療です。

これに対して骨切りによるオトガイ形成では、自分自身の下顎骨を移動させるため、前後方向だけでなく上下・左右方向を含めた三次元的な位置調整が可能です。

したがって、「どちらが絶対的に優れているか」ではなく、どの方向に、どの程度、どのような形態変化が必要なのかによって治療法を選択することが重要です。

また、顎プロテーゼは人工物であるため、感染のリスク、ずれるリスクなどがあるため、当院ではオトガイ形成術を第一選択としてご提案しています。


ヒアルロン酸とオトガイ形成はどう違う?

軽度のオトガイ後退であれば、ヒアルロン酸注入によって顎先のprojectionを補う方法もあります。

注入治療は骨切りを必要とせず、ダウンタイムが比較的短いという利点があります。

一方で、ヒアルロン酸はあくまで一時的な治療であり、1〜2年で吸収されてしまいます。さらに感染や血行障害などのリスクもゼロではありません。

軟部組織にvolumeを追加する治療であり、骨格そのものの位置を変えるわけではありません。

「下顎骨そのものの位置・高さ・左右差を修正したい」という場合では、オトガイ形成術(骨切り術)の適応となります。


オトガイ形成で重要なのは「顎先だけ」を見ないこと

オトガイ形成を行う際に重要なのが、下顎骨全体との連続性です。

オトガイ骨片を移動すると、移動量や方向によっては、骨片とその後方にある下顎体との間に段差(step)が生じます。

そのためオトガイ形成では、

「顎先が理想的な位置に来たか」

だけでは十分ではありません。

正面、斜位、側面から見たときに、オトガイから下顎体、さらに下顎角へ続く輪郭がどのようにつながるのかを評価する必要があります。


自然な仕上がりを重視した輪郭形成

輪郭形成では、単に骨を多く削るだけでは良い結果は得られません。
骨格だけでなく、その上に存在する筋肉・骨膜・皮下組織などの軟部組織も顔貌を構成しています。

したがって、骨格と軟部組織の双方を考慮し、適切な手術計画をたてる必要があります。


オトガイ形成でCT・セファロ分析が重要な理由

オトガイ形成では、正面・側面写真だけでは評価できない情報があります。

特に重要なのが、

  • オトガイの前後的位置
  • オトガイの垂直的高さ
  • 左右差
  • 下顎骨の幅
  • 下顎下縁の形態
  • 歯根との位置関係
  • mental foramen(オトガイ孔)の位置
  • 下顎管との位置関係
  • 上下顎骨の位置
  • 歯列・咬合
  • 口唇の状態

などです。

オトガイ神経は下顎骨内を走行する下歯槽神経から分岐し、オトガイ孔から出て下口唇・オトガイ周囲の知覚に関与します。

したがって、骨切り線を設定する際には、歯根やオトガイ孔などの重要な解剖学的構造との位置関係を確認する必要があります。

特に左右差を伴う症例や複雑な骨格形態では、三次元的なCT評価が有用です。


オトガイ形成だけでは治療できない場合もあります

ここも非常に重要です。

顎が小さく見える患者さんのすべてが、オトガイ形成の適応になるわけではありません。

例えば、下顎骨全体が後退しているmandibular retrognathiaでは、オトガイだけを前方へ移動しても、根本的な骨格・咬合の問題は改善しません。

反対咬合、上顎前突、下顎後退、顔面非対称など、上下顎骨と咬合に問題がある場合には、Le Fort I型骨切り術や下顎枝矢状分割術(SSRO)などの両顎手術(2 jaw surgery )・顎矯正手術(orthognathic surgery)を検討することがあります。

つまり、

オトガイ形成は「顎先」の位置を変える手術であり、「下顎骨全体」の位置を変える手術ではありません。

この適応判断は非常に重要です。


オトガイ形成の傷跡はどこにできますか?

一般的なオトガイ形成では、口腔内からアプローチします。

そのため、通常は顔の皮膚表面に大きな切開創を作る必要はありません。

口腔前庭部を切開して下顎骨へ到達し、計画した位置で骨切りを行います。

骨片を予定した位置へ移動した後、プレートやスクリューなどを用いて固定します。


オトガイ形成の主なリスク・合併症

オトガイ形成は確立された術式ですが、外科手術である以上、合併症の可能性があります。

代表的なものとして、

腫脹、疼痛、出血・血腫、感染、左右差、骨片の偏位、骨癒合不全、輪郭の不整、歯根損傷、知覚異常、オトガイ神経障害、プレート・スクリューに関連する問題、軟部組織の下垂

などが挙げられます。一般的には、感染や血腫、感染などは3~5%未満の比較的稀な合併症となります。

特に一時的な下口唇・オトガイ周囲の知覚変化は、人によっては半年〜1年ほど残ることがあり、内服薬での治療などで対処していきます。


Chin ptosis(顎先の軟部組織下垂)について

オトガイ形成では骨だけではなく、mentalis muscle(オトガイ筋)を含む軟部組織の扱いも重要です。

オトガイ部の軟部組織支持が不十分になると、骨格上の顎先に対して軟部組織が下垂する、いわゆるchin ptosisやwitch’s chin deformity(魔女顎)の原因となることがあります。

そのため、骨を理想的な位置へ移動させるだけでなく、軟部組織をどのように温存し、適切に再固定するかも手術結果を左右します。

オトガイ形成を「骨だけの手術」と考えないことが重要です。


オトガイ形成では何mm動かすのが正解ですか?

これは診察でよく聞かれる質問ですが、すべての患者さんに共通する「正解のmm数」はありません。

例えば同じ5mmの前方移動であっても、

鼻が高い人、鼻が低い人、口唇突出がある人、オトガイ軟部組織が厚い人、下顔面が長い人

では、術後の見え方が異なります。

さらに、前方移動量と軟部組織の変化量も完全な1:1ではありません。

したがって、単純に「○mm出せば美しい顎になる」と考えるのではなく、患者さんそれぞれの骨格と軟部組織に合わせて移動方向と移動量を設定することが重要です。


顎が小さい場合、オトガイだけを前に出せばよいとは限りません

オトガイ形成を検討する際には、「顎が小さい」という見た目だけから術式を決定しないことが重要です。

例えば、後退していて縦にも短い顎と、

後退しているが縦には長い顎では、同じ前方移動だけを行っても結果は異なります。

前者では前方+下方への調整が必要になる可能性がありますし、後者では前方移動と垂直的短縮を組み合わせた方が顔貌のバランスを整えやすいことがあります。

つまりオトガイ形成では、

「前に出すかどうか」ではなく、「三次元的にどこへ移動させるか」

を考えることが重要です。


オトガイ形成とVライン形成の違い

オトガイ形成とVライン形成は混同されることがありますが、同じ手術ではありません。

オトガイ形成は主として顎先の位置・高さ・幅・左右差を調整する手術です。

一方、いわゆるVライン形成では、オトガイだけでなく下顎体や下顎角を含めた下顔面全体の輪郭を調整することがあります。

重要なのは、すべての患者さんに広範囲な下顎骨切除が必要なわけではないという点です。

オトガイ形成単独で十分な場合もあれば、オトガイ周囲の限定的なcontouringを加えた方が自然な場合、さらに下顎角まで含めた輪郭形成が適している場合もあります。

必要な手術範囲は、患者さんの骨格によって異なります。

適応は医師が診察の上で判断し、治療プランをご提案させていただきます。


3Dシミュレーションを用いた術前イメージの共有

オトガイ形成では数mmの骨移動でも、横顔や下顔面の印象が変化します。

そのため、必要に応じてCT、レントゲン、顔貌写真、3Dシミュレーションなどを組み合わせて術前評価を行います。

3Dシミュレーションの重要な役割は、患者さんが希望する形態と、医師が医学的に実現可能と判断する形態を可視化し、術前に両者のイメージを共有することです。

「術後が完全にシミュレーション通りになる」と保証することではありません。

特にオトガイでは、前後方向だけでなく、垂直方向、正面から見た幅、鼻・口唇とのバランスを同時に確認することが重要です。


まとめ|オトガイ形成は「顎先だけを見る手術」ではありません

オトガイ形成術は、顎先の骨を移動させることで、顔の下1/3や横顔のバランスを調整する手術です。

前方移動だけでなく、短縮、延長、後方移動、左右差の調整など、骨格に応じた三次元的な治療が可能です。

一方で、美しいオトガイを形成するためには、顎先だけを見るのでは十分ではありません。

鼻・口唇・上下顎骨・咬合・下顎体・下顎角・軟部組織まで含め、顔全体との調和を評価することが重要です。

また、輪郭形成では「骨を多く削ること」が目的ではありません。

必要な部位を必要な量だけ調整し、下顎骨の自然な連続性と軟部組織の支持を可能な限り保ちながら、目的とする輪郭を形成することが重要です。

顎が小さい、長い、左右差がある、横顔のバランスが気になるといった場合には、まず原因がオトガイ単独にあるのか、それとも下顎骨・上下顎骨を含む骨格全体にあるのかを診断したうえで、オトガイ形成だけでよいのか、それとも両顎手術が必要なのか、適切な治療法を検討する必要があります。


参考文献

  1. Shaughnessy S, et al. Long-term skeletal and soft-tissue responses after advancement genioplasty. Am J Orthod Dentofacial Orthop. 2006.
  2. San Miguel Moragas J, et al. A systematic review on soft-to-hard tissue ratios in orthognathic surgery. Part II: Chin procedures. J Craniomaxillofac Surg. 2015.
  3. Kauke-Navarro M, et al. Implant-Based Chin Augmentation Vs Osseous Genioplasty: A Systematic Review of Indications and Outcomes. Aesthet Surg J Open Forum. 2025.

🏥 パールスキンクリニック天神
美容外科・美容皮膚科・形成外科
院長 山道 光作

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