原因から判断する正しいクマ取り治療|経結膜脱脂・裏ハムラ法・ハムラ法・フェイスリフト

クマ治療で大切なのは「どの手術が優れているか」ではなく適応判断です

監修:パールスキンクリニック天神 院長 山道光作 医師
(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)

近年、目の下の若返り治療を受けたいが、自分にはどの施術が合っているのかわからない。経結膜脱脂、裏ハムラ、表ハムラのどれがいいのかわからない。という方が増えています。そこで今回は、目の下のクマの原因、解剖(構造)、クマ取りの施術を受ける上で知っておくべき知識などについて、解説したいと思います。

目の下の老化の原因

目の下の老化は眼窩脂肪の突出だけで起こるわけではありません。

患者様によって、

・眼窩脂肪の突出
・tear trough(目の下の溝)
・皮膚のたるみ
・眼輪筋や支持靱帯の変化
・下眼瞼から連続する頬・フェイスライン、首までの下垂

など、原因は患者様によって異なります。

そのため「脱脂が良い」「裏ハムラが良い」という単純な比較ではなく、顔全体の加齢変化を診断することが重要です。


目の下のクマ取り:さまざまな手術方法

経結膜脱脂

経結膜脱脂は、下まぶたの裏側(結膜側)から眼窩脂肪を取り除く方法です。
基本的に当院では、若年層以外の患者様にこの方法を適用することはありません。この方法は結膜を数mm切開して、眼窩脂肪を取り出し切除する治療法であり、効果は限られています。それと同時に皮膚のたるみには効果がなく、取りすぎると年をとった時に凹んでしまうリスクがあります。当院では20〜30代前半の一部の患者様に適応することがあります。しかし、一部のクリニックでは、この方法が単純で難易度が低いため、患者様の年齢に関係なく、すべてのこの脱脂で行っているクリニックがあります。当院ではそのような患者様の修正を担当することも多いです。

経結膜脱脂術では、皮膚表面に傷を作らず、結膜側を切開して、眼窩脂肪の突出による膨らみを改善します。皮膚や眼輪筋に緩みがなく、突出の程度が比較的軽度の方では適応となります。

特に、

・若い年代
・皮膚のたるみが少ない
・脂肪突出が主な原因

の場合には適応となります。

一方で、脂肪を取り除く手術であるため、

・皮膚の余り
・頬との境界のくぼみ
・中顔面の下垂

そのものを改善する手術ではありません。

年齢による変化が進んだ場合には、別のアプローチが必要になることがあります。


裏ハムラ法とは?

裏ハムラ法は、目の裏を切開し(経結膜アプローチ)、突出した眼窩脂肪を単純に除去するのではなく、くぼみの部分へ移動させ下眼瞼の凹凸を改善する手術です。

眼窩脂肪を再配置することで、

・目袋の膨らみ
・tear troughの凹み
・下眼瞼〜頬の段差

をなだらかに整えることを目的とします。

脂肪を「減らす」よりも「配置を整える」という考え方です。
皮膚切除は行わないため、下眼瞼皮膚や筋肉の緩みのない方に適応となります。
経結膜脱脂術とは異なり、眼窩脂肪を配置しなおすことで凹みを是正するため、皮膚のたるみが出てくる年代までのつなぎとしてこの方法はよいと考えています。具体的には30歳〜50歳前半までは適応可能なケースがあります。ただ、皮膚のたるみ、目の下のシワが出ている症例では、慎重に適応を選ぶ必要があり、次に説明する皮膚切除を行う表ハムラ法を優先して適応すべきです。


ハムラ法(表ハムラ)が必要になる場合

加齢変化が進むと、問題は脂肪だけではありません。

下まぶたでは、

・皮膚のたるみ・下垂
・眼輪筋のゆるみ
・支持組織のゆるみ

が生じます。

このような場合、皮膚側からアプローチするハムラ法を選択することがあります。

皮膚・筋肉・脂肪を総合的に調整できるため、より進行した下眼瞼の加齢変化に対応できます。


さらに進むとフェイスリフトが必要になる理由

目元だけを治療しても改善に限界があるケースがあります。

顔の老化は連続して起こります。

下眼瞼



フェイスライン

というように、皮膚やSMAS(表在性筋膜)、広頚筋は、それぞれ別個でなく、連続しています。
また、深部には骨と脂肪、皮膚をつなげる支持組織(リガメント)も存在し、このリガメントにも加齢性変化による緩みが生じます。

下眼瞼のたるみ・膨らみを解消する前に、フェイスリフトで顔全体の支持構造を整えることを、先に優先した方がいいケースがあります。


当院では、日常的に切開SMASフェイスリフトを行っており、顔全体の老化現象の一部として下眼瞼の加齢性変化を診断し、トータルで土台からの若返りを目指すことが可能です。ハムラ法は形成外科医でありフェイスリフトのエキスパートであるハムラ医師によって開発された手術方法です。ハムラ法をご検討中の方は、フェイスリフトも行っているかを一つの判断としていただくのが良いと思います。


まとめ:クマ取り治療に大切なのは正しい適応判断

経結膜脱脂、裏ハムラ法、ハムラ法、フェイスリフト。それぞれ優劣があるのではなく、改善できる原因が異なります。大切なのは「何の手術をするか」ではなく、「なぜその変化が起きているのか」を、診断することです。

パールスキンクリニック天神では、形成外科・美容外科のダブル専門医としての解剖学的知識をもとに、目元だけでなく顔全体のバランスを考えた治療をご提案しています。

ダウンタイム・主なリスク

施術後は、個人差はありますが腫れや内出血を生じることが一般的です。また、結膜浮腫が生じることがあります。腫れのピークや消退の時期には個人差があるため、目安となる期間についてはカウンセリング時に詳しくご説明しています。

まれに、外反、左右差、感染、ドライアイ、老化現象による凹みの再発などのリスクも考えられます。当院では、丁寧な診察とアフターケアを通じて、リスクの説明と経過観察に努めています。気になる症状がある場合は、遠慮なく医師にご相談ください。

経験を積んだ形成外科・美容外科のダブル専門医による手術

当院院長の山道光作は、形成外科専門医・形成外科領域指導医であり、眼瞼下垂や二重まぶたの手術を中心に、これまで2,000例以上の眼瞼領域の診療に携わってきました。目の下の解剖学的な構造を理解した上での施術プランをご提案することを大切にしています。

下眼瞼だけでなく、上眼瞼の眼瞼下垂治療などと合わせて総合的にご提案することも可能です。

パールスキンクリニック天神について

当院では、日本形成外科学会認定専門医・日本美容外科学会(JSAPS)認定専門医が、カウンセリングから施術まで一貫して担当いたします。解剖学的知見に基づき、個々の鼻の構造に応じた対応方針を医師がご説明します。

3Dシミュレーションを活用し、術前に仕上がりのイメージを共有したうえで、患者様ご自身が納得して治療方針をお選びいただける環境を整えています。他院・海外での施術後のご相談も承っております。まずはカウンセリングにてお気軽にご相談ください。

執刀医 
パールスキンクリニック天神 院長 山道 光作 M.D., Ph.D

【専門性・資格】

🏅日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
🏅日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
🎖️米国形成外科学会 国際会員
🎖️医学博士(眼瞼手術の研究で博士号を取得しています)

【山道医師の学術業績】

📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得

🌏 オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が発刊する国際美容外科誌 Aesthetic Surgery Journal Open Forum に、鼻整形に関する研究論文が掲載されました。

https://academic.oup.com/asjopenforum/article/doi/10.1093/asjof/ojaf110/8249479

🏆 本研究はスイスCrisalix社公式Publicationsに収載され、同社の3Dシミュレーション技術の発展と臨床応用への貢献を評価され、クリスタルトロフィー(Crisalix 3D Expert Certificate)が授与されました。

https://www.crisalix.com/en/publications

料金

施術料金(税込)
ハムラ法/裏ハムラ法550,000円→440,000円(モニタープラン)
下眼瞼脱脂(クマ取り)両目330,000円
下眼瞼脱脂(クマ取り)片目198,000円
初診料3,300円

※料金は症状や術式の組み合わせにより変動する場合があります。詳細な料金はカウンセリング時にご確認ください。
※モニター条件:術前後の写真掲載が可能な方
※自由診療(保険適用外)。医師が適応判断します。経過には個人差があります。

カウンセリング予約はこちら

目の下のクマ治療の正しい施術の選択や適応は、お一人おひとりの状態によって異なります。
「自分にはどの方法が合っているのか」「裏ハムラと表ハムラで迷っている」
といった段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。無理に施術をおすすめすることはありません。診察のうえで、施術が適さない場合には正直にお伝えしています。

当院は完全予約制となっております。
WEB予約フォーム、LINE、お電話よりご予約が可能です。

(1) WEBから予約

(2) LINEから予約

パールスキンクリニック天神の公式LINE
QRコード

(3) 電話予約

092-401-0082

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目の下のクマ・たるみに「ハムラ法」という選択肢

鏡を見るたびに気になる、目の下の影やふくらみ。しっかり寝ても消えない「クマ」の正体は、実は色素沈着ではなく、加齢によって生じる脂肪のふくらみとその下の凹みが作る「影」であるケースが少なくありません。

このような目の下のたるみ・クマに対する治療法として、「ハムラ法」「裏ハムラ法」という選択肢があります。当院(パールスキンクリニック天神)でも、単純な脂肪除去では改善が難しいケースを中心にご相談をいただく施術です。今回は、その特徴や下眼瞼脱脂との違いについてご説明します。

※効果や経過には個人差があります。

そのクマ、脂肪除去だけでは解決しないとされるケースも

目の下のクマ・たるみは、主に次のような要因が組み合わさって生じると考えられています。

  • 眼窩脂肪(眼球を支えるクッションのような脂肪)が前方に突出することでできる「ふくらみ」
  • ふくらみの下にできる、脂肪が少なく凹んだ部分の「影」
  • 皮膚のハリの低下によるたるみ

このうち、ふくらみの原因である脂肪を取り除くだけの施術(下眼瞼脱脂)では、もともとあった凹みがより目立ってしまったり、頬との境目に段差が残ったりする可能性があるとされています。特に、ふくらみと凹みが両方存在するタイプの方では、脂肪を「取る」だけでなく「移動させる」アプローチが検討されることがあります。

ハムラ法とは

ハムラ法は、眼窩脂肪を除去するのではなく、凹んでいる部分(涙袋の下からゴルゴラインにかけて)に移動・固定することで、ふくらみと凹みを同時に整えることを目指す施術です。下眼瞼の睫毛のすぐ下を切開し、眼窩脂肪を移動・固定し、余った皮膚も切除し下眼瞼の皮膚にハリを取り戻します。

自身の脂肪を活かすため、フィラー(ヒアルロン酸)注入とは異なるアプローチであり、皮膚のたるみを伴うケースにも対応しやすいとされています。

裏ハムラ法との違い

「裏ハムラ法」は、まぶたの裏側(結膜)からアプローチする経結膜的な術式で、皮膚の切開を行わないことが特徴です。外側から見える傷跡が残りにくいという点で、皮膚のたるみが比較的軽度な方に選択されることが多い術式です。

一方で、皮膚のたるみが強い場合には、皮膚のアプローチを併用する術式が検討されることもあります。どちらが適しているかは、皮膚の状態や脂肪の量、凹みの深さによって異なるため、カウンセリングでの診断が重要になります。

下眼瞼脱脂(クマ取り)との違い

下眼瞼脱脂とハムラ法は、どちらも「目の下」を扱う施術ですが、目的とアプローチが異なります。

項目下眼瞼脱脂ハムラ法・裏ハムラ法
脂肪の扱い除去する移動・固定する
主な適応ふくらみが主体で、凹みが少ないタイプふくらみと凹みの両方があるタイプ
皮膚のたるみへの対応単独では対応しにくい皮膚アプローチの併用が可能な場合がある

ご自身がどちらのタイプに近いかは判断が難しいことも多いため、無理に自己判断せず、診察の上でご相談いただくことをおすすめしています。

当院では脂肪注入の併用も可能です

下眼瞼の状態によっては、脂肪注入の併用が有効となるケースがあります。
negative vectorという、下眼瞼〜頬が凹んでいるタイプでは、脂肪注入を併用し、ボリュームを増加させると、輪郭改善による若返り効果が増強されます。

こんなお悩みをお持ちの方に検討されることがあります

  • 下眼瞼脱脂を検討したが、脱脂だけでは凹みが残ると言われた方
  • 目の下のふくらみと影の両方が気になる方
  • 皮膚のたるみも併せて気になっている方
  • 他院で脱脂を受けたが、凹みが目立つようになった方(修正のご相談も承っております)

施術の流れ

  1. カウンセリング:目の下の状態を診察し、脂肪の量・凹みの深さ・皮膚の状態を確認します
  2. 施術:局所麻酔(必要に応じて静脈麻酔を併用)のうえ、経結膜または皮膚からアプローチし、脂肪を移動・固定します
  3. アフターケア:術後の腫れや内出血の経過に応じて、通院でのフォローを行います

ダウンタイム・主なリスク

施術後は、個人差はありますが腫れや内出血を生じることが一般的です。また、結膜浮腫が生じることがあります。腫れのピークや消退の時期には個人差があるため、目安となる期間についてはカウンセリング時に詳しくご説明しています。

まれに、外反、左右差、感染、ドライアイ、老化現象による凹みの再発などのリスクも考えられます。当院では、丁寧な診察とアフターケアを通じて、リスクの説明と経過観察に努めています。気になる症状がある場合は、遠慮なく医師にご相談ください。

経験を積んだ医師による診療体制

当院院長の山道光作は、形成外科専門医・形成外科領域指導医であり、眼瞼下垂や二重まぶたの手術を中心に、これまで2,000例以上の眼瞼領域の診療に携わってきました。目の下の解剖学的な構造を理解した上での施術プランをご提案することを大切にしています。

下眼瞼だけでなく、上眼瞼の眼瞼下垂治療などと合わせて総合的にご提案することも可能です。

料金の目安

施術料金(税込)
ハムラ法/裏ハムラ法550,000円→440,000円(モニタープラン)
下眼瞼脱脂(クマ取り)両目330,000円
下眼瞼脱脂(クマ取り)片目198,000円
初診料3,300円

※料金は症状や術式の組み合わせにより変動する場合があります。詳細な料金はカウンセリング時にご確認ください。
※モニター条件:術前後の写真掲載が可能な方
※自由診療(保険適用外)。医師が適応判断します。経過には個人差があります。

よくあるご質問

Q. 保険は適用されますか?
A. ハムラ法・裏ハムラ法は、美容目的の施術として自由診療となります。まぶたの機能に影響するような症状(視野が狭くなる等)がある場合は、保険診療の適応となる可能性もありますので、気になる方は診察時にご相談ください。

Q. 下眼瞼脱脂とどちらが向いているかわかりません。
A. ふくらみと凹みのバランスは人によって異なるため、実際に診察をした上でご提案しています。無料カウンセリングも承っておりますので、まずはご相談ください。

Q. 他院で脱脂手術を受けましたが、凹みが気になります。修正は可能ですか?
A. 症例により対応が異なりますが、他院修正のご相談も承っております。まずは現在の状態を診察させてください。

まとめ

目の下のクマ・たるみは、原因やタイプによって適した施術が異なります。「脂肪を取る」下眼瞼脱脂と、「脂肪を活かす」ハムラ法・裏ハムラ法、それぞれに向き・不向きがあるため、まずは専門医による診察でご自身の状態を把握することが、後悔のない選択につながります。

パールスキンクリニック天神では、形成外科専門医による診察のもと、お一人おひとりの目元の状態に合わせた施術をご提案しています。目の下のお悩みがある方は、お気軽にカウンセリングにお越しください。


【パールスキンクリニック天神】
福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F(地下鉄天神駅徒歩5分)
TEL:092-401-0082
診療時間:10:00〜19:00(水・日・祝休診、完全予約制)
WEB予約:https://www.pearl-skin.jp/contact

解説医師・ 山道光作(やまみち こうさく) 
パールスキンクリニック天神 院長 / MD, PhD

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 医学博士(眼瞼下垂に関する臨床研究により福岡大学より取得)
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員

コンタクトレンズによる眼瞼下垂——長期使用者は要注意|医学博士が解説する発症メカニズムと治療

コンタクトレンズの長期使用は眼瞼下垂の主要な原因のひとつです。メタ解析ではハードコンタクト装用者の眼瞼下垂リスクは非装用者の約17倍と報告されています。眼瞼下垂研究で医学博士を取得した形成外科専門医が、PubMed収載論文に基づき発症メカニズム・治療法まで詳しく解説します。


「コンタクトレンズを長年使っているうちに、まぶたが重くなってきた」 「若い頃より目が小さくなった気がする」 「二重の幅が広がって、三重のようになってしまった」

こうしたお悩みで当院を受診される患者様が、近年増えています。実はこれらの症状の背景に、長期間のコンタクトレンズ使用による眼瞼下垂が隠れていることが少なくありません。

パールスキンクリニック天神では、眼瞼下垂の臨床研究により福岡大学から医学博士号を取得した院長・山道光作が、診察から手術・アフターケアまで一貫して担当しています。眼瞼手術は累計2,000眼瞼以上の経験があり、コンタクトレンズ長期使用による腱膜性眼瞼下垂の症例も数多く手がけてきました。

このコラムでは、なぜコンタクトレンズが眼瞼下垂を引き起こすのか、そのメカニズムから治療のタイミングまで、PubMed収載の一次論文に基づく医学的エビデンスに沿って詳しく解説します。


目次

  1. コンタクトレンズと眼瞼下垂——メタ解析が示す明確なリスク
  2. なぜコンタクトレンズで眼瞼下垂が起こるのか——組織学的エビデンス
  3. ハードとソフト、どちらがリスクが高いのか
  4. こんな症状は要注意——セルフチェックリスト
  5. 治療せずに放置するとどうなるか
  6. 治療は「挙筋腱膜前転術」が基本
  7. コンタクトレンズ性眼瞼下垂手術の症例
  8. よくある質問
  9. まとめ

1. コンタクトレンズと眼瞼下垂——メタ解析が示す明確なリスク

コンタクトレンズ使用と眼瞼下垂の関係については、複数の質の高い研究が国際的な医学誌に発表されています。

✅ メタ解析による定量的な評価

**Hwang(2015年)**が Journal of Craniofacial Surgery に発表したシステマティックレビュー・メタ解析では、PubMedで393編の論文をスクリーニングし、最終的に5編の質の高い研究(総症例数 n=7,426)を統合解析しました。その結果:

ハードコンタクトレンズ装用者の眼瞼下垂リスクは、非装用者と比較してオッズ比 17.38(95%信頼区間 3.71〜81.29、P<0.00001)

さらに、ソフトコンタクトレンズ装用者についても:

ソフトコンタクトレンズ装用者の眼瞼下垂リスクは、非装用者と比較してオッズ比 8.12(95%信頼区間 2.68〜24.87、P<0.0002)

と、両者ともに統計学的に明確なリスク上昇が示されました(Hwang K, Kim JH. The Risk of Blepharoptosis in Contact Lens Wearers. J Craniofac Surg. 2015;26(5):e373-4)。

✅ 若年〜中年層の眼瞼下垂で最多の原因

**Kersten ら(1995年)**が Ophthalmology 誌に発表した研究では、15〜50歳の後天性眼瞼下垂患者91名を調査したところ、**コンタクトレンズ使用が眼瞼下垂の唯一の原因であった症例が47%**にのぼり、この年代における最多の原因であることが示されました(Kersten RC et al. Acquired ptosis in the young and middle-aged adult population. Ophthalmology. 1995;102(6):924-8)。

外傷(19%)を大きく引き離してのトップであり、中年に達する前に眼瞼下垂を発症する場合、その半数近くはコンタクトレンズが原因であるという事実は、多くの患者様にとって驚きの数字ではないでしょうか。

✅ ソフトコンタクトも安全ではない

**Reddy ら(2007年)**が Ophthalmology 誌に報告した研究では、35歳未満の若年層においては、ソフトコンタクトレンズ使用が眼瞼下垂の原因として29%を占め、外傷(16%)や重症筋無力症(12%)を上回る最多の原因でした(Reddy AK et al. Ptosis in young soft contact lens wearers. Ophthalmology. 2007;114(12):2370)。

「ソフトだから大丈夫」というのは、医学的には正しくありません。


2. なぜコンタクトレンズで眼瞼下垂が起こるのか——組織学的エビデンス

コンタクトレンズが眼瞼下垂を引き起こすメカニズムは、単なる推測ではなく、手術時の組織サンプルを用いた病理学的研究でも裏付けられています。

メカニズム①:挙筋腱膜の離開(disinsertion)

**van den Bosch と Lemij(1992年)**が Ophthalmology 誌に発表した先駆的研究では、10年以上ハードコンタクトレンズを装用してきた46名の患者様の上まぶたの位置が、コンタクトレンズを使用していない対照群と比べて平均0.5mm低いことが統計学的に有意に示されました(van den Bosch WA, Lemij HG. Blepharoptosis induced by prolonged hard contact lens wear. Ophthalmology. 1992;99(12):1759-65)。

さらに、この論文では、コンタクトレンズによる眼瞼下垂は、加齢による腱膜性眼瞼下垂(involutional levator disinsertion)と臨床的に極めて類似していることが述べられており、その機序として挙筋腱膜の離開が提唱されました。

Kersten らの1995年論文でも、手術時の観察において「大多数の症例で挙筋腱膜の離開が確認された」と報告されています。つまり、コンタクトレンズ着脱時に上まぶたを繰り返し引っ張ることで、挙筋腱膜が瞼板から徐々に剥がれていくというのが、現在最も広く受け入れられているメカニズムです。

メカニズム②:ミュラー筋の線維化

日本人の研究者から、さらに興味深い病理学的発見が報告されています。

**Watanabe ら(2006年)**が American Journal of Ophthalmology 誌に発表した研究では、平均25.4年(範囲12〜40年)にわたりハードコンタクトレンズを装用してきた15名の患者様のミュラー筋を組織学的に解析しました。その結果:

15名全員のミュラー筋に線維化(fibrosis)が認められた

一方、加齢性眼瞼下垂の対照群では、ミュラー筋の線維化は軽度で、代わりに脂肪変性が主体でした(Watanabe A et al. Histopathology of blepharoptosis induced by prolonged hard contact lens wear. Am J Ophthalmol. 2006;141(6):1092-6)。

これは、コンタクトレンズ性眼瞼下垂は加齢性眼瞼下垂とは異なる組織学的特徴を持ち、ミュラー筋の線維化という独自の病理を有することを示す重要な発見です。ミュラー筋はまぶたの微細な位置調整を担う平滑筋であり、線維化するとまぶたの繊細な動きが失われます。

メカニズム③:コンタクトレンズの着脱動作時の物理的負荷

上記の組織変化を引き起こす直接的な原因は、日々の着脱動作です。ハードコンタクトレンズを外す際、多くの方は上まぶたを指で引き上げます。この動作を1日2回、10年、20年と繰り返すことで、挙筋腱膜と瞼板の接合部が少しずつ引き離されていくのです。

Kerstenらの論文でも、この機序は “recurrent traction on the aponeurosis during rigid contact lens removal”(ハードコンタクト着脱時の腱膜への繰り返す牽引)と明記されています。


3. ハードとソフト、どちらがリスクが高いのか

前述のメタ解析(Hwang 2015)の数値を整理すると、以下のようになります。

種類眼瞼下垂リスク(非装用者との比較)エビデンスの強さ
ハードコンタクトレンズオッズ比 17.38(95%CI 3.71-81.29)メタ解析(n=7,426)
ソフトコンタクトレンズオッズ比 8.12(95%CI 2.68-24.87)単一研究(n=90)

ハードの方がリスクは明確に高いものの、ソフトコンタクトレンズも「安全」ではありません。特にRreddy 2007の報告のように、35歳未満の若年層ではソフトコンタクトが眼瞼下垂の最多原因となっているため、装用歴が長い方は年齢を問わず注意が必要です。

日本人はハードコンタクトレンズの使用率が海外と比較して高い傾向があり、特に近視矯正のために10代・20代からハードコンタクトを装用してきた40代・50代の患者様では、眼瞼下垂の発症率が顕著に高くなっています。


4. こんな症状は要注意——セルフチェックリスト

以下の項目のうち、3つ以上当てはまる方は、コンタクトレンズ性眼瞼下垂の可能性があります

  •  コンタクトレンズを10年以上使用している
  •  特にハードコンタクトレンズを使用している
  •  若い頃より目が小さくなった気がする
  •  二重の幅が広がった、または三重になった
  •  「眠そう」「疲れてる?」と言われることが増えた
  •  黒目が上まぶたに隠れるようになった
  •  夕方になるとまぶたが重い、目が開けにくい
  •  気づくと額に力を入れて目を開けている
  •  左右で目の開き方が違う
  •  慢性的な頭痛・肩こりがある

特に「二重幅の変化」は、コンタクトレンズ性眼瞼下垂の代表的な初期サインです。挙筋腱膜が緩むと、上まぶたの折れ込む位置が変化するため、元々一重だった方が二重になったり、二重の幅が広がって深くなるという現象が起こります。

「二重が広くなって嬉しい」と感じる方もいらっしゃいますが、これはまぶたを持ち上げる力が弱くなっているサインです。放置すると、まぶたはさらに下がっていきます。


5. 治療せずに放置するとどうなるか

「まぶたが少し下がっただけ」と軽視されがちですが、コンタクトレンズ性眼瞼下垂を放置すると、以下のような影響が生じます。

見た目への影響

  • 目がどんどん小さく見える
  • 老けた印象、疲れた印象が定着する
  • 左右差が拡大する
  • 二重の幅が不自然に広がる

機能面への影響

  • 視野の上方が狭くなる
  • 額の筋肉(前頭筋)で無理に目を開けようとするため、慢性的な頭痛・肩こりを引き起こす
  • 集中力の低下、眼精疲労の悪化

特に重要なのは、額を使って目を開ける代償動作です。まぶたを持ち上げる力が弱くなると、無意識に眉を持ち上げて視野を確保しようとします。この動作が長期間続くと、前頭筋の過緊張が生じ、緊張型頭痛や首肩のこりの原因となります。

当院院長・山道が発表した論文でも、眼瞼下垂手術後に頭痛・肩こりが改善する可能性が示唆されています(Yamamichi K, Takagi S, Eto A, Ohjimi H. Infrabrow excision blepharoplasty for dermatochalasis patients can improve headache and stiff neck as well as ptosis repair for aponeurotic blepharoptosis patients. Fukuoka Med Bull. 2020)。

「まぶたの問題」と思っていた症状が、実は全身の不調につながっているケースは決して珍しくありません。


6. 治療は「挙筋腱膜前転術」が基本

コンタクトレンズ性眼瞼下垂の原因が「挙筋腱膜の離開・菲薄化」および「ミュラー筋の線維化」である以上、根本的な治療は挙筋腱膜を正しい位置に固定し直す手術となります。これを**「挙筋腱膜前転術」**と呼びます。

手術の流れ

  1. 切開線のデザイン——自然な二重ラインに沿って切開
  2. 皮膚・眼輪筋の切開——余剰皮膚がある場合は同時に切除
  3. 挙筋腱膜の同定——伸展した、あるいは離開した腱膜を確認
  4. 腱膜を前転して瞼板に縫合固定——適切な位置・張力で再固定
  5. 開閉テスト——実際にまぶたを開閉し、左右差がないか確認
  6. 自然な二重ラインの形成——縫合して終了

Watanabeら(2006)の組織学的知見を踏まえると、コンタクトレンズ性眼瞼下垂ではミュラー筋にも変化が生じているため、挙筋腱膜の前転量を1mm単位で慎重に調整することが、自然な仕上がりを実現する鍵となります。

なぜ埋没法(プチ整形)では治らないのか

「埋没法で眼瞼下垂も治せる」と謳うクリニックもありますが、当院では埋没法は推奨していません。理由は明確で、埋没法は皮膚を糸で縫い留めるだけで、離開してしまった挙筋腱膜そのものを修復する術式ではないからです。

コンタクトレンズ性眼瞼下垂の本質は「腱膜の構造的な離開」ですので、構造そのものを修復しない治療は、根本解決にはならず、時間とともに元に戻ってしまう可能性が高いのです。


7. コンタクト眼瞼下垂の手術症例

私が執刀した、コンタクトレンズ長期装用による腱膜性眼瞼下垂の代表的な症例をご紹介します。

術前:瞳孔中央まで覆われる高度の眼瞼下垂を認めます。
術後1年:瞳孔がしっかりと露出し、見やすさが改善しました。頭痛・肩こりも改善しています。

【患者背景】50代女性
【コンタクトレンズ装用歴】ハードコンタクト30年
【お悩み】目が小さくなった、両側の瞼が下がり見にくくなった、眠そうに見える
【施術内容】両眼 眼瞼下垂手術(挙筋前転術)
【施術のポイント】伸展して瞼板から外れた挙筋腱膜を確認・同定。適切な位置に前転固定しました。
【料金の目安】528,000円〜660,000円(税込)

※保険適応(重度の視野障害があり、明らかに生活に障害となっているため)
※医師の診察により適応を判断します。効果・仕上がりには個人差があります。


8. よくある質問

Q:手術後もコンタクトレンズは使用できますか? 
A:可能です。ただし、術後2〜3週間は装用をお控えいただき、腫れが落ち着いてから再開いただきます。また、術後はソフトコンタクトレンズへの切り替えや、メガネとの併用をご検討いただくことをお勧めしています。

Q:手術しても、またコンタクトを使い続けたら再発しますか? 
A:可能性はゼロではありません。挙筋腱膜を強固に固定しますので通常は長期的に安定しますが、ハードコンタクトの継続使用はリスク要因であることに変わりありません。診察時に、術後のコンタクト使用についてもご相談させていただきます。

Q:保険は適用されますか? 
A:視野障害など機能的な症状が明確で、保険適用基準を満たす場合は保険診療の対象となることがあります。ただし、二重ラインのデザインや美容的改善を希望される場合は自由診療となります。診察時に、最適な選択肢をご説明いたします。

Q:ダウンタイムはどのくらいですか? 
A:腫れのピークは術後2〜3日で、7日間程度で落ち着いてきます。抜糸は術後7日前後、アイメイクは抜糸翌日から可能です。コンタクトレンズは抜糸後1〜2週間から装用可能です。

Q:福岡以外からでもカウンセリングを受けられますか?
A:はい、全国からのオンラインカウンセリングにも対応しております。遠方の方の事前相談もお気軽にご利用ください。


9. まとめ——コンタクトレンズユーザーへのメッセージ

コンタクトレンズによる眼瞼下垂は、“いつか”ではなく”じわじわと”進行する疾患です(急に発症・自覚することもあります)。国際的なメタ解析でも、ハードコンタクト装用者では非装用者の約17倍、ソフトコンタクト装用者でも約8倍の眼瞼下垂リスクが示されています。

特に10年以上コンタクトレンズを使用されている方は、症状の有無にかかわらず一度専門医の診察を受けることをお勧めします

パールスキンクリニック天神では:

  • 眼瞼下垂の臨床研究で医学博士号を取得した形成外科・美容外科ダブル専門医
  • 眼瞼手術累計2,000例以上の経験
  • 診察から手術・アフターケアまで院長が一貫担当
  • 他院修正・眼科医からの紹介症例にも対応
  • オンラインカウンセリングで全国から相談可能

「まぶたが下がってきたかも」と感じたら、その違和感を放置せず、まずは診察でまぶたの状態を正確に評価することが、最適な治療への第一歩です。


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当院は完全予約制です。WEB予約フォーム、LINE、お電話よりご予約可能です。


参考文献

  1. van den Bosch WA, Lemij HG. Blepharoptosis induced by prolonged hard contact lens wear. Ophthalmology. 1992;99(12):1759-65. [PMID: 1480390]
  2. Kersten RC, de Conciliis C, Kulwin DR. Acquired ptosis in the young and middle-aged adult population. Ophthalmology. 1995;102(6):924-8. [PMID: 7777300]
  3. Watanabe A, Araki B, Noso K, Kahara N, Kakizaki H. Histopathology of blepharoptosis induced by prolonged hard contact lens wear. Am J Ophthalmol. 2006;141(6):1092-6. [PMID: 16765678]
  4. Reddy AK, Foroozan R, Arat YO, Edmond JC, Yen MT. Ptosis in young soft contact lens wearers. Ophthalmology. 2007;114(12):2370. [PMID: 18054661]
  5. Hwang K, Kim JH. The Risk of Blepharoptosis in Contact Lens Wearers. J Craniofac Surg. 2015;26(5):e373-4. [PMID: 26102541]
  6. Yamamichi K, Takagi S, Eto A, Ohjimi H. Infrabrow excision blepharoplasty for dermatochalasis patients can improve headache and stiff neck as well as ptosis repair for aponeurotic blepharoptosis patients. Fukuoka Med Bull. 2020.

解説医師・ 山道光作(やまみち こうさく) 
パールスキンクリニック天神 院長 / MD, PhD

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医(指導医)
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 医学博士(眼瞼下垂に関する臨床研究により福岡大学より取得)
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員

埋没法が取れた・緩んだ方へ|二重埋没法の修正のタイミングと方法

「埋没法をしたのに二重の幅が狭くなった」「片方だけ取れてしまった」「奥二重に戻ってきた」—— このようなお悩みでご来院される方が福岡でも増えています。 本記事では、埋没法が不安定化する原因と、修正が必要なサインの見分け方、 そして再埋没・全切開・眼瞼下垂手術のどれを選ぶべきかの判断基準を、 当院の症例とあわせて解説します。

なぜ埋没法の二重は取れる・緩むのか

埋没法は糸で皮膚と瞼板(けんばん)または挙筋腱膜を連結させることで二重のラインを作る方法です。 切開を伴わないため腫れや傷跡が少なく人気の高い施術ですが、 皮膚のたるみ、まぶたの厚み、まばたきの繰り返しによる物理的な負荷などにより、 時間の経過とともに糸のかかりが緩んだり、結び目が外れたりすることがあります。

特に、もともと瞼が厚い方、脂肪が多い方、皮膚の弾力が低下してきた方は、 糸にかかる張力が大きくなりやすく、他の方より緩みが早く出る傾向があります。 また、他院での埋没法を複数回受けている場合、まぶたの組織そのものに 瘢痕(はんこん)や癒着が生じていることがあり、これが不自然な二重ラインや 左右差の原因になることもあります。

埋没法後に眼瞼下垂へ移行するケースがある

注意していただきたいのは、単に「二重の幅が狭くなる」だけでなく、 まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋)に負担がかかり続けることで、 目の開きそのものが悪くなる「眼瞼下垂」の状態に移行するケースがあることです。

これは埋没法という施術自体が直接的な原因になるとは限りませんが、 もともと軽度の下垂傾向があった方が、糸による負荷や複数回の施術を経て 症状が顕在化することがあります。「二重が安定しない」「目が開けづらい」 「おでこの筋肉を使って目を開けるようになった」といった変化がある場合は、 単純な二重の修正ではなく、眼瞼下垂の評価が必要な段階に入っている可能性があります。

修正を検討すべきタイミング

  • 片方だけ、あるいは左右で二重の幅に明らかな差が出てきた
  • 二重のラインが薄くなり、奥二重や一重に戻りかけている
  • まぶたの一部にたるみやくぼみができ、ラインが不自然になった
  • 目を開けるときにおでこや眉に力が入る、疲れやすくなった
  • 過去に2回以上埋没法を受けているが、その都度短期間で緩む

これらに当てはまる場合、再度の埋没法で対応できるケースと、 全切開や眼瞼下垂手術への切り替えが望ましいケースに分かれます。 判断には診察でのまぶたの厚み・皮膚のたるみ具合・挙筋機能の評価が必要です。

再埋没・全切開・眼瞼下垂手術、何を選ぶべきか

再埋没法が向いているケース

まぶたの厚みが薄く、皮膚のたるみが少ない方で、 単純に糸が外れた・緩んだだけの場合は再度の埋没法で対応できることがあります。 ただし、同じ組織に繰り返し糸をかけることになるため、 過去の施術回数が多い方には推奨しないこともあります。

全切開が向いているケース

皮膚のたるみや脂肪が多く、埋没法では糸の負荷に耐えられないと判断される場合や、 過去に複数回の埋没法歴があり組織の癒着が疑われる場合は、 皮膚を切開して余剰皮膚・脂肪を適切に処理したうえで、 瞼板やその周囲組織に直接固定する全切開のほうが安定したラインを作りやすくなります。

眼瞼下垂手術(挙筋前転など)が必要なケース

診察の結果、まぶたを開ける力(挙筋機能)そのものが低下していると判断された場合は、 二重のライン形成だけでなく、挙筋腱膜を短縮・前転して 目の開きを改善する処置を同時に行う必要があります。 当院では全切開と眼瞼下垂手術を組み合わせて対応することが多く、 これにより二重の安定性と目の開きの両方を同時に改善します。

症例紹介:他院での複数回の埋没法後の修正

他院で複数回の埋没法を受けられたものの二重が安定せず、 眼瞼下垂の状態になってしまっていた患者様です。 診察の結果、既存の糸を除去したうえで二重全切開と眼瞼下垂手術(挙筋前転)を行い、 安定した二重ラインの形成と、目の開きの改善を同時に行いました。 術後1ヶ月の時点で、視界の広がりと二重ラインの安定が確認できています。

※効果には個人差があります。※施術内容の適応は医師の診察により判断します。

執筆医師について

パールスキンクリニック天神 院長 山道光作(やまみち こうさく)

形成外科専門医・指導医、日本美容外科学会(JSAPS)専門医。 眼瞼下垂に関する研究で医学博士号を取得し、先天性眼瞼下垂の筋膜移植など専門性の高い症例にも対応しています。 埋没法・全切開・眼瞼下垂手術いずれについても、 術前のシミュレーションだけでなく、実際の手術経験に基づいた 仕上がり予測を重視した診療を行っています。

よくあるご質問

Q. 埋没法の修正は何回でもできますか?

A. 回数に明確な上限はありませんが、繰り返すほどまぶたの組織に負担がかかり、 癒着や左右差のリスクが高まります。2回以上、糸が外れたり緩んだりした場合は、 全切開への切り替えをおすすめすることが多いです。

Q. 前回の埋没法の糸はどうなりますか?

A. 修正の際は、状態に応じて既存の糸を除去したうえで新たな施術を行います。 糸の位置や本数によって除去の難易度が異なるため、診察でご説明します。

Q. 眼瞼下垂かどうかは自分で判断できますか?

A. 目の開きにくさや疲れやすさは自覚しやすい一方、 軽度の下垂は本人が気づきにくいこともあります。 二重の修正を検討される際は、下垂の有無も含めて診察を受けることをおすすめします。

施術情報

【施術内容】二重埋没法修正/二重切開/眼瞼下垂手術(挙筋前転)

【料金の目安】40万円~88万円(税込)※施術内容により異なります

【主なリスク・副作用】痛み・腫れ・内出血・感染・左右差・過矯正/低矯正など

【治療期間の目安】1ヶ月程度でダウンタイムの経過を確認

※自由診療(保険適用外)です。※効果・経過には個人差があります。 ※施術の適応については医師の診察の上で判断します。

カウンセリングのご案内

埋没法の緩み・二重の左右差・眼瞼下垂が疑われる症状でお悩みの方は、 まずはカウンセリングで状態をご確認ください。 当院では診察の上で、再埋没・全切開・眼瞼下垂手術のいずれが適しているかを 個別にご説明いたします。

エラ・顎の輪郭整形|自分に合うのは骨切り?脂肪吸引?専門医が解説

この記事の監修・解説

山道 光作(やまみち こうさく)
パールスキンクリニック天神 院長
日本形成外科学会認定形成外科専門医・形成外科指導医
日本美容外科学会(JSAPS)認定専門医
医学博士(MD, PhD)
ASPS(米国形成外科学会)国際会員

骨切りを含む輪郭形成手術を自ら数多く執刀。眼瞼下垂症の研究で博士号を取得し、学会発表・論文執筆を通じて臨床知見を発信し続けている。


「エラが張って見える」「顎がもたついている」というお悩みは、実は原因が一つではありません。骨格そのものが大きい場合咬筋(噛む筋肉)が発達している場合脂肪やたるみが原因の場合では、適した治療がまったく異なります。原因を誤って判断すると、効果が出なかったり、必要のない外科手術を受けてしまうことにもなりかねません。

この記事では、形成外科専門医の視点から、エラ・顎の輪郭整形における代表的な3つのアプローチ——骨切り(下顎角形成術)、咬筋へのボツリヌストキシン注射、脂肪吸引——の違いと、どう見極めるべきかを解説します。

まず確認すべきこと:原因は骨・筋肉・脂肪のどれか

カウンセリングで最初に行うべきは、視診・触診による原因の切り分けです。

  • 骨格性:顎を強く噛みしめても輪郭の張りが変わらない場合、下顎角(エラの骨)そのものが大きい、あるいは外側に張り出している可能性があります。CT撮影で骨の形状・厚みを確認します。
  • 筋肉性(咬筋肥大):噛みしめたときに明らかに張りが増す、食いしばりや歯ぎしりの自覚がある場合は、咬筋の発達が主な原因であることが多いです。
  • 脂肪・皮膚のたるみ:骨格にも筋肉にも大きな問題がなく、フェイスラインにもたつきが見られる場合は、皮下脂肪の蓄積や皮膚のたるみが影響していることがあります。

これらは併存していることも多く、診察とCTによる画像診断が欠かせません。

ここで重要なのは、輪郭全体をトータルで診察することです。エラだけ、顎だけと部分的に診るのではなく、顔全体を俯瞰して手がけてきた医師だからこそ、「この骨をこのラインで削ったら、顔全体のバランスはどう変わるか」という完成形まで予測した上で治療方針を組み立てることができます。骨は一度削ると元に戻せないため、削る前にどんな輪郭に仕上がるかを見通せるかどうかが、満足度を大きく左右します。

骨切り(下顎角形成術)が適しているケース

骨格そのものにエラの張りの原因がある場合、根本的に輪郭を変えられるのは骨切りだけです。下顎角形成術は、エラの骨(下顎角部)を切除・削合して輪郭を内側に整える外科手術ですが、一口に「骨切り」といっても術式にはいくつかの選択肢があります。

代表的なのが、骨の外側だけを薄く削る外板削りと、エラの角そのものを切除する下顎角形成術です。前者は下顎角部の厚みが原因のケース、後者は下顎骨(エラ)の張り出し自体が大きいケースに適応し、両方を行うケースもあります。CT画像で骨の厚みと張り出しを立体的に確認しなければ判断できません。

術前には、CTデータをもとに下歯槽神経の走行位置を把握し、削合・切除のラインを事前に計画します。

この術式選択とフェイスラインのデザインの精度は、知識として術式を知っているだけでは身につきません。実際に下顎角形成術を数多く執刀し、骨の厚みや神経の走行を熟知しているからこそ、CT画像だけでは見えてこない「この骨ならどこまで削って安全か」を判断できます。

咬筋ボツリヌストキシン注射

噛みしめで張りが増す筋肉性のケースには、咬筋にボツリヌストキシンを注射し、筋肉の使用を抑えて自然な萎縮を促す方法があります。手術を伴わずダウンタイムも少なめですが、効果は一時的(数ヶ月程度)で、持続には定期的な注射が必要です。骨格そのものには作用しないため、骨格性の張りには向きません。

一見シンプルな施術に見えますが、「この張りは本当に筋肉なのか」「ボトックスで筋肉を萎縮させた場合、骨格とのバランスはどう見えるか」まで見立てられるかどうかで、提案の質は変わります。輪郭全体をトータルで診ているからこそ、ボトックスのような低侵襲の治療でも、その先にある顔全体の仕上がりまで踏まえた注射(施術)ができます。

脂肪吸引

フェイスラインのもたつきが脂肪やたるみによる場合は、フェイスライン脂肪吸引やバッカルファット除去などが選択肢になります。骨や筋肉には作用しないため骨格性・筋肉性の張りの改善にはなりませんが、骨切りに比べるとダウンタイムが短い施術となります。ただし皮膚の弾力が不足していると、脂肪除去後にかえってたるみが目立つことがあるため、皮膚の状態を含めた評価も必要です。

輪郭形成を執刀する専門医だからこそできる見極め

エラ・顎の輪郭の悩みは、骨・筋肉・脂肪のいずれが主因か、あるいは複合的に関わっているかによって、最適な治療がまったく異なります。この切り分けは、教科書的な知識だけでは難しく、輪郭形成を実際に執刀しているからこそ、ボトックスや脂肪吸引でどの程度改善を期待できるのか、さらに輪郭形成を行うとどのようなフェイスラインを目指すことができるのかを、見立てた上で判断できます。

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医であり、自ら輪郭形成手術を執刀する院長が、本当に必要な治療は何かを見極めた上でご提案しています。

外科手術だけでなく、複数の選択肢を比較した上でご自身に合った治療を選んでいただくことが、満足のいく結果への一番の近道です。


※ 本記事で紹介した治療はいずれも自由診療であり、公的医療保険は適用されません。効果には個人差があります。また、いずれの施術にも出血・感染・神経損傷・左右差・腫れなどのリスク・副作用が伴う可能性があります。治療をご検討の際は、必ず医師による診察・カウンセリングを受けた上でご判断ください。

山道光作院長について

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医・形成外科領域指導医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
  • 医学博士(眼瞼下垂の研究で学位取得)
  • 元福岡山王病院 形成外科医長/元福岡大学医学部 臨床准教授

形成外科と美容外科、2つの専門医資格を併せ持ち、国際英文医学誌への論文掲載実績がある、日本でも数少ない美容外科医の一人です。


カウンセリングでCrisalix 3Dシミュレーションを体験

鼻整形をはじめ、当院では数多くの施術でCrisalixの3Dシミュレーションをご利用いただけます。

「鼻先をもう少し整えたい」「鼻筋のバランスを見てみたい」——そんなご相談も、3Dの実物大シミュレーションを見ながら、専門医と一緒にイメージをすり合わせていくことができます。

科学的な裏付けのある技術と、形成外科専門医としての確かな技術。その両方を兼ね備えたカウンセリングを、ぜひ一度体験してください。


福岡・天神からアクセス良好

〒810-0001 福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 地下鉄空港線「天神駅」徒歩約5分 TEL:092-401-0082 診療時間:10:00〜19:00(水・日・祝 休診)/完全予約制


まずは無料カウンセリングへ

「自分の鼻にはどんな仕上がりが合うのか、3Dで見てみたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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※施術内容・効果には個人差があります。詳細はカウンセリングにてご確認ください。

この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

自然な美しさを、医学的な視点から|パールスキンクリニック天神院長 山道光作

私は以前から、
美容外科を受けたのに、

✔️ その人本来の自然な印象が失われていたり
✔️ なんとなく整形感がある
✔️ 傷跡が目立つ

など、一部の美容整形のあり方に疑問を感じていました。

そこで私は、『自然な美しさ』をテーマに、
2020年にパールスキンクリニック天神を、福岡に開院しました。

自然な美しさを引き出し
皆様が本来持つ、その魅力を
より自然に引き出す美容医療、美容外科を目指してきました。

当院では年齢やライフスタイルによって変化する
さまざまな個別のお悩みに対し

肌質や骨格、表情のバランスまで
医師が丁寧に診察し、医学的根拠に基づいた
適正な美容医療をご提案します✨

目指すのは、その方が、その方らしく美しく輝けること🕊️

安心してご相談いただける環境と雰囲気。誠実で温かいサポート。
そして、形成外科・美容外科を基盤とする確かな技術を、
より高みへと昇華させ、それを国際誌へ発表しています。

丁寧なカウンセリングを通して、
患者様それぞれに寄り添う美容医療で

皆様の美しさをサポートしてまいります。

美容医療が初めての方もお気軽にお問い合わせください😊
ここ福岡・天神で、皆様とお会いできることを、楽しみにしております。

ご予約はプロフィールのリンクから📩

目覚めよ、私本来の美 🐚
Wake up, my beauty ☪️
_________________

🏥パールスキンクリニック天神
院長 山道 光作

【資格・専門性】
日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
日本形成外科学会認定 形成外科専門医・指導医
米国形成外科学会(ASPS)国際会員
医学博士

【山道医師の学術業績】
🌏 鼻整形に関する研究成果が、オックスフォード大学出版の国際美容外科学誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」に掲載されました。

🏆 本研究はスイスCrisalix社の公式Publicationsにも収載され、3Dシミュレーションの技術貢献に対してクリスタルトロフィーが授与されました。

📘 『外眼部アトラス』(総合医学社)
「眼瞼下垂/偽性眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」執筆

🎓 眼瞼下垂・眉下切開に関する臨床研究により医学博士号を取得
_________________

ご予約の際は、下記をお知らせください(可能な範囲で構いません。)
①ご希望の施術
②ご希望の日時
③お名前(フルネーム)
④ご連絡先
⑤ご年齢
_________________

🏥パールスキンクリニック天神
📍福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3階
⏰営業時間:10:00-19:00 休診日:水日祝
☎️ 092-401-0082
📩WEB予約24時間受付中
📱公式LINE https://lin.ee/9Ig6Gjl
_________________

※自由診療(保険適応外)。医師が診察の上で適応を判断します。経過には個人差があります。

#美容
#美容医療
#美容外科
#パールスキンクリニック

院長 山道光作が「Crisalix 3D Expert Certificate」を受賞しました|福岡・天神の鼻整形なら


パールスキンクリニック天神の院長・山道光作が、3Dシミュレーションシステムを開発するスイスのCrisalix社より、「Crisalix 3D Expert Certificate」を受賞しました。

クリニックには、記念のトロフィーが飾られています。


Crisalix社とは

Crisalix(クリサリクス)は、美容外科領域における3Dシミュレーション技術を提供するスイスの企業です。世界中の美容外科医に導入されており、患者様一人ひとりの骨格や皮膚の状態をもとに、施術後の仕上がりをリアルな3Dモデルで確認できるシステムを開発しています。

当院でも、鼻整形・二重整形などのカウンセリングで、このCrisalixの3Dシミュレーションを無料でご利用いただけます。

「実際にどう変わるのか、言葉だけでは想像しにくい」——そんな不安を解消するため、施術前にご自身の顔で立体的なイメージを確認していただけることが、当院がCrisalixを導入している理由です。


なぜこの賞を受賞したのか

今回の受賞の背景には、院長が発表した学術研究があります。

2025年、院長は鼻整形における3Dシミュレーションの精度と患者満足度に関する研究を、国際的な美容外科専門誌「Aesthetic Surgery Journal Open Forum」(オックスフォード大学出版)に発表しました。

この論文は、Crisalixの3Dシミュレーションが実際の手術結果とどれだけ一致するか、そして患者様の満足度にどのように関わっているかを科学的に検証したものです。

論文情報

  • タイトル:Three-Dimensional Simulation Accuracy and Patient Satisfaction With Rhinoplasty
  • 著者:Kosaku Yamamichi, MD, PhD; Yuji Nakanishi, MD, PhD; Chien Ying Chen, MD
  • 掲載誌:Aesthetic Surgery Journal Open Forum(オックスフォード大学出版)2025年
  • DOI:10.1093/asjof/ojaf110

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41048375

鼻整形を受けた38名の患者様を対象に、Crisalixによる術前3Dシミュレーションと実際の術後の鼻の形状を比較分析した研究です。シミュレーションの再現精度が高いほど、患者様の術後満足度も高い傾向にあることが統計的に示され、3Dシミュレーションが「期待と結果のズレ」を防ぐ有効なツールであることを裏付ける結果となりました。

こうした研究活動・技術貢献が評価され、Crisalix社から「Expert Certificate」として正式に表彰されました。


症例数だけでなく、「検証」を大切にする姿勢

美容外科の世界では「症例数の多さ」がよく強調されますが、院長が大切にしているのはそれだけではありません。

積み重ねた経験を客観的なデータとして検証し、論文や学会という場で他の専門医からの評価を受けることで、初めて再現性のある医学的知見になる——これが院長の一貫した考え方です。

今回の受賞も、単に「症例をたくさんこなした」結果ではなく、経験を科学的に検証し続けてきたプロセスが認められたものといえます。


山道光作院長について

  • 日本形成外科学会認定 形成外科専門医・形成外科領域指導医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
  • 米国形成外科学会(ASPS)国際会員
  • 医学博士(眼瞼下垂の研究で学位取得)
  • 元福岡山王病院 形成外科医長/元福岡大学医学部 臨床准教授

形成外科と美容外科、2つの専門医資格を併せ持ち、国際英文医学誌への論文掲載実績がある、日本でも数少ない美容外科医の一人です。


カウンセリングでCrisalix 3Dシミュレーションを体験

鼻整形をはじめ、当院では数多くの施術でCrisalixの3Dシミュレーションをご利用いただけます。

「鼻先をもう少し整えたい」「鼻筋のバランスを見てみたい」——そんなご相談も、3Dの実物大シミュレーションを見ながら、専門医と一緒にイメージをすり合わせていくことができます。

科学的な裏付けのある技術と、形成外科専門医としての確かな技術。その両方を兼ね備えたカウンセリングを、ぜひ一度体験してください。


福岡・天神からアクセス良好

〒810-0001 福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F 地下鉄空港線「天神駅」徒歩約5分 TEL:092-401-0082 診療時間:10:00〜19:00(水・日・祝 休診)/完全予約制


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当院は完全予約制となっております。
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※施術内容・効果には個人差があります。詳細はカウンセリングにてご確認ください。

この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

埋没法は何回までできる?繰り返す前に知っておきたい注意点を形成外科専門医が解説

この記事の監修・執筆:院長 山道 光作【日本形成外科学会認定専門医(指導医)・日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)】https://www.pearl-skin.jp/doctors/

「埋没法は何回までできますか?」

カウンセリングでよくいただく質問の一つです。

結論から申し上げると、

「何回まで」と一律に決められるものではありません。

まぶたの状態やこれまでの手術歴によって異なりますが、私は埋没法を何度も繰り返すことは積極的にはおすすめしていません。

その理由を解説します。


埋没法は何度でもできるわけではありません

埋没法は皮膚を切らずに二重を作る方法ですが、糸を留める際には、

  • 瞼板
  • 挙筋腱膜
  • 瞼板前組織

などを通過させます。

そのため、埋没法を繰り返すことで、これらの組織に徐々に負担が蓄積する可能性があります。

もちろん、1回の埋没法で大きな問題が生じることは多くありません。

しかし、何度も同じ部位に糸をかけ直すことで、組織の癒着や瘢痕形成が起こり、将来の修正手術や切開法が難しくなることがあります[1]。

参考文献
1. Wang Y, et al. Cause and Management of Suture-related Ocular Complications After Buried-suture Double-eyelid Blepharoplasty. Aesthetic Plastic Surgery. 2021.

そのため、私は「取れたら何度でも埋没法を繰り返す」という考え方には慎重であるべきだと考えています。


埋没法が取れる原因はさまざまです

埋没法が緩む原因には、

  • まぶたの皮膚が厚い
  • 眼窩脂肪が多く腫れぼったい瞼
  • 希望する二重幅が広すぎる
  • 皮膚のたるみがある
  • 強く目をこする習慣がある
  • 加齢性変化

などが考えられます。

「糸が弱かったから、糸の締め方が不十分だったから」という単純な手術手技上の問題ではなく、「まぶたの構造に関係する適応上の問題がなかったか」が重要です。

症例紹介

こちらの患者様は、他院で3回にわたって埋没法を受けられましたが。二重ラインが安定せずに当院を受診されました。診察時、明らかな眼瞼下垂を併発しており、患者様の主訴は「瞼が重く開けにくい」「三重瞼になって見た目が変」で、「安定した二重になりたい」と希望されました。そのため、二重切開法と同時に眼瞼下垂手術を施行しました。結果的に安定した二重瞼が作成でき、ご満足いただくことができました。

施術内容:二重切開、眼瞼下垂手術(挙筋前転)、埋没法の糸除去
料金の目安:40万円〜80万円
主なリスク・起こり得る合併症:痛み、腫れ、内出血、血腫、創離開、感染、予定外重瞼線、左右差、浮腫みの遷延、ドライアイ症状、将来的な加齢性変化など

※自由診療(保険適用外)
※医師の診察により適応を判断します
※効果・仕上がりには個人差があります

埋没法を繰り返すより、眼瞼下垂が隠れていないか確認することも大切です

埋没法が何度も取れる方の中には、

眼瞼下垂を合併しているケースがあります。

眼瞼下垂では、まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋腱膜)の機能が低下しているため、糸だけで二重ラインを維持しようとしても安定しないことがあります。

このような場合、再び埋没法を行っても十分な改善が得られない可能性があります。

私は、眼瞼下垂が原因と判断した場合には、埋没法ではなく、切開法による眼瞼下垂手術(挙筋腱膜修復)を行うことが根本的な治療につながると考えています。

まぶたの開きを改善しながら二重ラインを形成することで、より安定した結果が期待できます。


将来のことまで考えるなら、切開法が適している場合があります

患者様の中には、

「何度でも埋没法で対応したい」

と希望される方もいらっしゃいます。

一方で、ダウンタイムをある程度確保できるのであれば、私は将来的な変化まで見据えた治療をご提案することがあります。

年齢とともに、

  • 皮膚のたるみ
  • 皮膚の弛緩
  • 二重ラインの変化

は誰にでも起こります。

そのような変化を考慮すると、適応のある方では切開法によって皮膚や眼窩脂肪などを適切に処理でき、比較的長期的に安定する二重切開法を選択することが、長期的にはメリットが大きい場合があります。

もちろん、すべての方に切開法を勧めるわけではありません。

大切なのは、現在のまぶたの状態だけでなく、数年後、10年後の見た目と眼瞼機能まで見据えて、方法(術式)を選択することです。

切開法ができない非専門医が埋没法だけを量産しているクリニックにはご注意を

実は、埋没法の適応ではない患者様に、切開法ができない未習熟な非専門医が、全ての患者に二重埋没法を適応し、外れてもまた埋没法を適応しているクリニックが存在します。しかも、美容クリニックに入職したての医師が担当し、高額で行われているケースがあるようです。当院の切開法以上に高額の金額で埋没法を提供していたりします。そのようなクリニックには皆様、お気をつけください。一応患者様の方でも、埋没法の平均的な相場感(10万円〜30万円前後)を把握していただき、美容医療サービスを選択する側の知識を養っていただくほうが、ご自身を守るために必要と思われます。換えのきかない、大切な瞼ですから、お気をつけください。


パールスキンクリニック天神の考え方

当院では、

  • 埋没法を何回受けているか
  • 現在の二重ライン
  • まぶたの厚み
  • 皮膚のたるみ
  • 眼瞼下垂の有無
  • 将来的な加齢変化

まで総合的に評価したうえで術式をご提案しています。

「埋没法をもう一度受けるべきか、それとも切開法へ移行すべきか」

その判断は、単純に回数だけで決まるものではありません。

患者様一人ひとりのまぶたの状態を診察し、長期的な視点から適切な治療をご提案しています。


よくあるご質問

Q. 埋没法は3回、4回と繰り返しても大丈夫ですか?

回数だけで判断することはできません。しかし、複数回の埋没法は組織への負担が蓄積する可能性があるため、慎重に適応を判断する必要があります。

Q. 埋没法が何度も取れる場合はどうすればよいですか?

まぶたの構造や眼瞼下垂の有無を評価することが重要です。原因によっては、切開法や眼瞼下垂手術が適している場合があります。

Q. 切開法の方が長持ちしますか?

一般的に、切開法が最も二重ラインが安定しやすい術式です。ただし、術式の選択はまぶたの状態やご希望、ライフスタイルなど総合的に勘案して適応判断する必要があります。ご希望に応じてご提案できますので、カウンセリングでお気軽にご相談ください。


まとめ

「埋没法は何回までできるか」という問いに、画一的な回数の答えはありません。

しかし、埋没法を何度も繰り返すことには、組織への負担や将来の老化や修正手術への影響を考慮する必要があります。

また、埋没法が繰り返し取れる背景には眼瞼下垂が隠れていることもあり、その場合は切開法による眼瞼下垂手術が根本的な解決につながることがあります。

パールスキンクリニック天神では、お一人おひとりの瞼の状態を診察し、開瞼度などの機能や将来的な加齢性変化まで見据えながら、患者様それぞれに適した術式をご提案しています。

眼瞼下垂手術の専門性について

当院院長・山道光作は、眼瞼下垂に関する研究により医学博士号を取得しており、形成外科・美容外科・眼科領域にまたがる眼瞼手術を専門としてきました。
また、眼科・形成外科領域の専門書『外眼部アトラス』(総合医学社)において、「眼瞼下垂/偽眼瞼下垂(眼瞼皮膚弛緩症)」の項を執筆しています。解剖学的知見に基づき、視機能の改善と審美的バランスの双方を考慮した眼瞼下垂手術を行っています。

<二重整形のリスク・注意点>

二重整形は医療行為であり、以下のようなリスクや注意点があります。
・腫れ・内出血が一定期間生じることがあります
・出血・血腫を生じるリスクがあります
・左右差や二重ラインの変化が生じる可能性があります
・埋没法では糸が緩んだり、二重が取れることがあります
・感染や糸のアレルギーが生じる可能性があります
・予想した結果と若干異なる可能性があります
これらのリスクについては、診察時にまぶたの状態を十分に確認したうえで、術式ごとの特徴や回復経過を含め、丁寧にご説明しています。ご不明な点がございましたら、カウンセリング時に遠慮なくご質問ください。

執刀医
🏥 パールスキンクリニック天神 
院長 山道光作(KOSAKU YAMAMICHI) MD, PhD

【資格・専門性】
・日本形成外科学会認定 形成外科専門医
・日本形成外科学会認定 形成外科領域指導医
・日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
・皮膚腫瘍外科指導専門医
・日本創傷外科学会認定専門医
・厚生労働省臨床研修指導医
・医学博士


形成外科専門医とJSAPS美容外科専門医の双方を取得しています。
形成外科の解剖学的知識と再建技術を基盤としながら、美容外科専門のトレーニングを
受けた資格構成は、高難度症例や他院修正症例において大きな強みとなっています。


所属している学術・専門団体

・米国形成外科学会(ASPS)国際会員
・日本頭蓋顎顔面外科学会会員
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会会員
・日本抗加齢医学会会員

山道院長の経歴

・ラ・サール高等学校卒業
・福岡大学医学部卒業
・福岡大学病院形成外科 入局
・麻酔科・救急救命センター・外科・整形外科・皮膚科で研修
・横浜・銀座の美容外科クリニックおよび関連病院形成外科に勤務
・2014〜2020年 福岡山王病院形成外科 医長
・2017〜2020年 福岡大学医学部 臨床准教授
・2020年4月 パールスキンクリニック天神 開院

当院の二重整形が選ばれる理由

パールスキンクリニック天神(福岡)の院長・山道光作は、日本形成外科学会認定 形成外科専門医および 日本美容外科学会認定 美容外科専門医(JSAPS) のダブルライセンスを有しています。
また、院長は顔貌評価や術後結果に関する研究を、国際的英文医学誌 Aesthetic Surgery Journal(Oxford University Press)に発表しており、美容医療を「感覚」ではなく「学術的に検証すべき美容医療」と捉えています。
その考え方を二重整形にも応用し、解剖学的評価・長期安定性・将来の修正リスクまで見据えた手術プラン・デザインを行っています。

よくある質問

Q : どの術式を選べばいいかわかりません

A : 診察で適応を評価し、形成外科的見地から最適な施術をご提案します。

Q : 埋没と切開で迷っています

A : 瞼の形態、ご希望の二重の形などを丁寧に診察し、最適な施術をご提案します。

Q : 眼瞼下垂があっても埋没法はできますか?

A : 眼瞼下垂またはその傾向がある患者様には二重埋没法はおすすめしておりません。埋没法で眼瞼下垂が悪化する可能性があるからです。眼瞼下垂の予備軍の患者様についても、埋没法の適応は慎重に判断する必要があります。

Q : 他院修正でも相談できますか?

A : 当院では数多くの他院修正を担当し、実績も豊富です。複数回の修正では、修正手術の難易度が高くなるため、一度、カウンセリングにご来院ください。

カウンセリング予約はこちら

当院は完全予約制となっております。
WEB予約フォーム、LINE、お電話よりご予約が可能です。

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(3) 電話予約

092-401-0082

※料金は全て税込です。

【海外での鼻整形後のトラブル|その実態と修正対応について】

近年、費用の安さや独自のデザインを求めて、海外で鼻整形を受ける方が増えています。一方で、帰国後に「仕上がりが想定と異なる」「痛みや腫れが長く続く」「感染症が起きた」といったトラブルを抱えて来院される方も、当院では少なくありません。

本記事では、海外での鼻整形に多いトラブルの種類と、修正が必要になった際に何を確認すべきかについて、形成外科専門医の立場からご説明します。

この記事でわかること

  • 海外の鼻整形でよく起こるトラブルの種類
  • 帰国後に症状が出やすいタイミングと理由
  • 日本で修正手術を受ける際の注意点
  • 当院(パールスキンクリニック天神)での対応内容

海外での鼻整形でよく見られるトラブル

帰国後に修正を希望される方の症例を通じて見えてくる、代表的なトラブルをご紹介します。

① 寄贈肋軟骨の吸収・感染

寄贈軟骨の感染、生着不良による吸収で鼻の形が期待通りにならないケースがあります。

② プロテーゼのずれ

鼻筋を高くする手術では、シリコンプロテーゼを鼻骨上に挿入します。海外で行われた手術の場合、術後の安静が十分にできず(術後に移動などがあるため)、プロテーゼがわずかにずれたり、皮膚の薄い部分から透けて見えたりするケースがあります。

特に鼻先にプロテーゼを入れるL型プロテーゼは、長期的に鼻先の皮膚を圧迫し続けるリスクがあり、日本の形成外科学会では使用を推奨しない傾向があります。

③ 感染・炎症の遷延

手術後の感染は、どの国でも起こりうる合併症ですが、術後管理(アフターケア)が不十分な場合や、処方された抗生剤を正しく使用できなかった場合にリスクが高まります。海外での手術後は帰国のスケジュールが影響し、術後の通院が難しいケースもあります。

感染が慢性化すると、プロテーゼの抜去が必要になることがあります。抜去後の鼻は、一時的に形態が変化しますが、状態が安定してから再建を検討することが可能です。

④ 傷跡・瘢痕の問題

鼻の手術では、鼻柱(左右の鼻の穴の間)や鼻の内側に切開を入れることがあります。縫合の方法や術後のケアによっては、傷跡が目立ったり、瘢痕拘縮(きずが引きつる状態)が生じることがあります。

⑤脂肪吸引後の皮膚壊死

脂肪吸引やペリカン手術後に感染や皮膚壊死となったケース

⑥ヒアルロン過剰注入

額に過剰なヒアルロン酸注入を受け、不自然なおでこになり、溶解を行ったケース

⑦ヒアルロン酸注入後の塞栓による皮膚障害

ヒアルロン注入後に動脈系の塞栓が起こり、複視となった症例

トラブルが「帰国後」に顕在化しやすい理由

海外で手術を受けた直後は大きな問題がなくても、帰国後しばらくしてから不具合に気づくケースがあります。その理由としては以下が挙げられます。

  • 腫れが引いた後に左右差や形の問題が明確になる
  • 術後の経過観察や処置ができないまま長期経過する
  • 言語の壁により、手術の内容や使用素材の詳細が不明のまま
  • 術後に異常があっても現地医師への連絡が難しい

帰国後に何らかの症状や違和感を感じた場合は、自己判断せず、形成外科または美容外科専門医への受診を早めにご検討ください。

修正手術を受ける際に知っておくべきこと

まず「状態の正確な把握」が最優先

修正手術は、初回手術よりも技術的難易度が高くなります。癒着・瘢痕・残存している素材の状態によって対応が大きく異なるため、まず術前の診察・画像診断(CTなど)による現状把握が必要になります。

「すぐに修正できますか?」というご相談をいただくことがありますが、炎症や感染が残っている状態での手術は再トラブルのリスクが高く、感染管理・炎症鎮静を先に行う場合があります。

使用された素材の情報をできる限り準備する

修正手術を安全に行うためには、前回の手術で何が行われたかを把握することが重要です。手術記録・使用素材のメモ・術前術後の写真などがあれば、持参するようにしてください。海外の医療機関の資料であっても、紹介状をご持参いただけると、診察の精度が上がります。

「安さ」を優先した再修正は慎重に

修正手術をさらに安価な施設で再度受けるという選択肢もありますが、修正を重ねるほど組織の状態は複雑になり、最終的な仕上がりと安全性の確保が難しくなります。修正手術については、形成外科的な知識・技術のバックグラウンドを持つ医師による対応が、より重要になります。

当院(パールスキンクリニック天神)での対応について

パールスキンクリニック天神では、院長・山道光作(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医、日本美容外科学会認定美容外科専門医〔JSAPS〕、医学博士)が、他院および海外での手術後の修正相談に対応しています。

対応例(一部)

  • 海外でのプロテーゼ挿入後のずれ・突出に対する抜去・入れ替え
  • 鼻先への軟骨移植(耳介軟骨・肋軟骨)による形態改善
  • 傷跡修正・瘢痕の治療

初診では、まず現在の状態を詳しく確認したうえで、修正の方針・リスク・回復期間についてご説明します。手術を前提とした診察ではなく、現状の整理と情報提供を目的としたご相談も承っています。

※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。個別の症状・状態については、必ず医師にご相談ください。

海外での手術後にお悩みの方へ

症状が気になる方、修正の可能性について知りたい方は、お気軽に当院へご相談ください。診察のご予約は、公式サイトのお問い合わせフォームまたはお電話にて承っております。

監修:山道 光作(パールスキンクリニック天神 院長)

日本形成外科学会認定専門医・指導医 / 日本美容外科学会認定専門医(JSAPS)/ 医学博士

眼瞼下垂を中心とした形成外科的基盤のもと、鼻整形・輪郭形成など幅広い美容外科手術に携わる。他院・海外手術後の修正対応も行っている。

【パールスキンクリニック天神 山道院長の眉下切開(上眼瞼リフト)】まぶたのたるみを自然に改善する治療

監修:山道光作 医師
(日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医/日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医/医学博士)


目次

  1. 眉下切開(上眼瞼リフト)とは
  2. こんなお悩みはありませんか?
  3. 眉下切開が適している方
  4. 手術方法について
  5. 当院の眉下切開の特徴
  6. 頭痛や肩こりとの関係
  7. ダウンタイム・術後経過
  8. リスク・合併症
  9. 料金
  10. まとめ

1. 眉下切開(上眼瞼リフト)とは

眉下切開(上眼瞼リフト)は、眉毛の下のラインに沿って余分な皮膚を切除し、上まぶたのたるみを改善する手術です。

年齢とともに上まぶたの皮膚は徐々に伸び、たるみが生じます。

すると、

  • 目が小さく見える
  • 二重のラインが狭くなる
  • アイメイクがしにくくなる
  • まぶたが重く感じる
  • 額に力を入れて目を開けるようになる

といった症状が現れます。

眉下切開は、この余分な皮膚を直接取り除くことで、自然な若返りを目指す治療です。


2. こんなお悩みはありませんか?

✓ 上まぶたがたるんできた

✓ 二重のラインが見えにくくなった

✓ 以前より目が小さく見える

✓ まぶたが重たい

✓ 眠そうに見られる

✓ アイラインが描きにくい

✓ 額にしわを寄せて目を開けている

このようなお悩みがある方は、上まぶたの皮膚のたるみが原因となっている可能性があります。


3. 眉下切開が適している方

眉下切開は特に、

上まぶたが厚い方

腫れぼったいまぶたの方

皮膚のたるみが強い方

に適しています。

もともと眉毛の下の組織が厚い方では、二重のラインで全切開法を行っても腫れぼったさが十分改善しないことがあります。

このような場合には、二重切開よりも眉下切開の方が適しているケースがあります。

また、

  • 二重ラインは大きく変えたくない
  • 自然な若返りを希望している

という方にも適応があります。


4. 手術方法について

眉下切開では、眉毛の下のラインに沿ってデザインを行います。

余剰皮膚を切除した後、

瞼縁側(まつ毛側)の皮膚を頭側へリフトアップし、

  • 真皮縫合
  • 表面縫合

を丁寧に行います。

余分な皮膚が除去されることで、

  • まぶたが軽くなる
  • 二重ラインが見えやすくなる
  • 目元が若々しくなる

といった効果が期待できます。


5. 当院の眉下切開の特徴

眉下切開は単純に皮膚を切除するだけの手術ではありません。

重要なのは、

どの程度切除するか

どの方向へ皮膚を移動させるか

左右差をどう調整するか

です。

また、傷跡を残さない縫合法にも、数百例の経験から得た重要なポイントがあります。

当院では、

  • まぶたの厚み
  • 皮膚のたるみ量
  • 眉毛の位置
  • 二重ラインとの関係
  • 開眼機能

を総合的に評価したうえでデザインを行っています。

私は形成外科専門医・美容外科専門医として診療を行うとともに、

眉下切開を含む眼瞼手術の研究で医学博士を取得しています。

解剖学的な知見と臨床経験の両面から、一人ひとりに適した治療をご提案しています。


6. 頭痛や肩こりとの関係

まぶたのたるみが強くなると、無意識に額の筋肉を使って目を開けるようになります。

この状態が続くと、

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 眼精疲労

などにつながることがあります。

私たちが行った研究では、

眉下切開後に頭痛や肩こりが改善する可能性が示唆されました。

(Yamamichi K et. al, Fukuoka Med Bull.2020)

もちろん全ての方に改善がみられるわけではありませんが、見た目だけでなく機能面の改善を実感される患者様も少なくありません。


7. ダウンタイム・術後経過

手術時間

60〜90分程度

麻酔

極細針による局所麻酔を使用します。

十分に麻酔が効いた状態で手術を行うため、手術中の痛みはほとんどありません。

腫れ・内出血

術後1週間程度は腫れや内出血が生じることがあります。

個人差はありますが、多くの方は2〜3日後から軽い仕事に復帰されています。

洗顔・シャワー

  • シャワー:翌日から可能
  • 洗顔:2日目から可能

メイク

抜糸後翌日から可能です。

注意事項

術後1週間程度は、

  • サウナ
  • 温泉
  • ヨガ
  • 激しい運動

を控えていただきます。


8. リスク・合併症

眉下切開には以下のリスクがあります。

  • 痛み
  • 腫れ
  • 内出血
  • 出血
  • 血腫
  • 感染
  • 創離開
  • 傷跡
  • 軽度のしびれ感
  • 左右差
  • 印象の変化

また、脂肪が厚い方では、

  • ROOF(眼輪筋下脂肪)の切除

を併用する場合があります。

適応は診察時に詳しくご説明いたします。


9. 料金

眉下切開(上眼瞼リフト)

両側:440,000円(税込)

片側:264,000円(税込)

※自由診療
※他院修正の場合は、状態や難易度に応じて10〜20%程度の料金加算が生じる場合があります。


10. まとめ

眉下切開(上眼瞼リフト)は、上まぶたのたるみを改善し、自然な若返りを目指す治療です。

  • 二重ラインを大きく変えたくない
  • まぶたの重さを改善したい
  • 上まぶたのたるみが気になる
  • 目元を自然に若返らせたい

という方に適しています。

パールスキンクリニック天神では、形成外科専門医・美容外科専門医であり、眉下切開を含む眼瞼手術の研究で医学博士を取得した山道院長が診察・治療を担当しています。

まぶたのたるみでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。


パールスキンクリニック天神
院長 山道光作
日本形成外科学会認定形成外科専門医・指導医
日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医
医学博士
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神3-5-13 山道歯科医院ビル3F
TEL:092-401-0082
WEB予約・LINE予約受付中

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